ラオス(9)約束のビアラオを／ビエンチャン

2018/05/02 - 2018/05/03

あと一か国訪問でＡＳＥＡＮコンプリートじゃないか！と気付き、旅立つ事に。目的地まではバンコク経由なので、ではその前に…２か月前の初ラオス、ぶらっと入った路地裏の香草サウナで意気投合し、「次は一緒にビアラオ飲もうぜ」と指切りげんまんした陽気なブンティを驚かそうと、本当にただビールを酌み交わすためだけにビエンチャンへ一瞬舞い戻りました。

実質ラオス滞在はほぼ半日。それでも飲んで食って笑って、マッサージして街歩きで汗かいて、サウナでもまた汗かいて。いろいろ出来るものです。そしてまた程なくラオスが恋しくなる予感が、既に。

エリア ビエンチャン(ラオス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: エアアジア バンコクエアウェイズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

転勤を前に、当座はこれが最後の長旅。昨今は社食のように大混雑のサクララウンジへ別れを告げに。

マイルと積み立てた旅行券の合わせ技で。巨漢の欧米人には窮屈そうなこのシートも、自分にはすっぽり包容感。かくれんぼ気分で大好きでした。

６時間強の我が城。どうせなら半日ほど居座りたい。

赤組自体しばらく乗れないかも…と思い出に、前から目を付けていたヒコーキ柄の機内限定販売ネクタイを。今では、ここぞ！という日に登板する勝負ネクタイです。

次の転勤先には愛するＪＡＬは就航していません。次はいつ乗れるのか。さめざめと泣きながら大切に味わいます。

炊き立てのご飯を最初に機上で提供し始めたのは、我らがＪＡＬです。

スワンナプームでＪＡＬと仲良しバンコクエアウェイズに乗り継ぎます。荷物はちゃんと終着地までスルー。

ビエンチャンまではたったの１時間ながら、機内食。

ワッタイ空港は2か月前とずいぶん様子が変わっていました。沖止めの機材から降りると、お姉さんに率いられ右往左往開始。

前回も絶賛大改装中だった空港、まだ皆さま不慣れなようで、ぞろぞろ辿り着いた入り口が一向に開きません。

自身のＩＤカードが認証されず、お姉さんはその辺にいる空港スタッフを手当たり次第よんできて押したり叩いたり。

最終的には内側に救いの神が現れて事なきを。アバウト、ラオス。良い良い。

渡航直前に、ブンティに「じゃビール飲みに行くしよろしく！」宣言。空港まで愛車で迎えに来てくれました。

前回、地元の人も御用達の香草サウナで隣り合って「今度は一緒に飲もう！」と約束したからには。まず、バーンチャンタブリーサウナのそばに駐車し、再びレモングラスの蒸気の中で限界まで汗を流して臨戦態勢に。

干からびた身体に、キンキンに冷えたビアラオ！

メコン近くの露店で、熱々のパッタイと共に。一男一女の父ブンティ、美人妻に「今日は遅くなる」の電話を。コプチャイ！（ありがとう）

恰幅の良いちびっ子スタッフ、お父さんが作った料理の配膳から最後の勘定まで一手に引き受けて、実質店長です。

二軒目はいつもの（まだ二度目だけど）コースで、メコンの河川敷へ。

相変わらず大音量の音楽とは全くシンクロせず勝手気ままに出たり止まったり光ったりする噴水を愛でながら（少々濡れながら）ビアラオ、アンコール。次に会う時は家族も一緒に、とかバンビエンまで遠出しようか、なんて作戦会議しちゃったので、きっと近い内にまた。

ほろ酔いでぐっすり眠って、翌朝は午後いちのフライトまで散歩日和。といっても安定の強い日差しと蒸し暑さです。

朝からちゃんと勤勉、ラオスの人たち。

ブンティお墨付きのマッサージ屋さんへ。

一番乗り、お店貸切で至福のひと時を。リーズナブルで確かな技、ホワイトロータス２（本店はナンプの近くに）。

最近までブンティが勤めていた、ビエンチャンを代表する老舗ラオプラザホテル。時間が自由に使えるし、いろんな人と出逢えるしさ、と潔くタクシードライバーに転職したブンティは、いつも大切な愛車をピッカピカに磨き上げています。

折角ラオスに舞い戻ったからには、とソウルフードをテイクアウトしに。前回初めてカオチーパーテを食べたお店です。ラオスのフランスパンはモッチモチのパッリパリで外れナシ、安いのに。

具沢山のカオチーパーテが手際よく作られるのを待つ間に、店の前の青空。ラオスでは、行き交う人もバイクも流れる雲も、みんな長閑です。

元・都バスたちも健在、大活躍。

2か月前に泊まったバヤコーンイン。前を通ると当時毎日話してたフロントの若い男子スタッフたちが「え？！」、びっくりしながら「サバイディ！」手を振ってくれました。

カオチーパーテをテイクアウトしてきて正解です。前回はルアンパバーンまで国内線でしたが、国際線ビルも案の定ほとんど飲食店は見当たらず。バンコクへ戻るエアアジアのカウンターは絶望的な超脱の列で時間もなくなり、忙しなくカオチーパーテで腹ごしらえ。

国際線とは言えども、改装中の影響か、日本の地方空港並みの規模です。自分の便がどのゲートにつくのかちゃんと明示されず、ちょっとしたカオスのラオス。

見所満載のバンコク素通りで、世界一退屈な首都と名高いビエンチャンへ弾丸トラベル敢行！一体何しに？と問われれば、ただ友情を確かめに。近い将来、アジア屈指のビアラオでまたダムッ！（乾杯）