ラオス(5)疾走漆黒…洞窟へ／ルアンパバーン

2018/02/18 - 2018/02/23

古都の魅力は町中だけに非ず。早速メコン川を遡り、数多の仏像が納められた洞窟へ。多くの人がガイドブックでよく見る崖っぷちのタムティンルムを訪ねますが、更に急な階段を登り詰め、完全漆黒の横穴タムティントゥンを忘れずに。灯りが無いと歩けない本気の真っ暗闇でした。

帰りに地酒も楽しんで大満足の半日トリップ、パークウ洞窟です。

エリア ルアンプラバン(ラオス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿で申し込んだ日帰りツアーは９万kip。朝８時に宿へバンがピックアップに来て、各地で参加者を積んだらメコン川のスローボート乗り場へ。

乗合ボートは勿論自由席。行き交う船を見ると、木製の椅子から車の座席みたいなものまでまちまち。

寝そべって移動できる特等席、しかし景色は見辛いかも。

メコンには水上ホテルも浮かんでいました。但しボートから室内、丸見えです。

川を遡るせいか速度は程々で、風景もあまり変わり映えせず、じきに皆さん昼寝モードに。しかし案外川風が冷たく、貸出ブランケットの争奪戦が。

ちょうど２時間でパークウ洞窟に。

絶壁がくり抜かれたような空間へと向かいます。入場料の2万kipはツアー（＝往復ボート代）と別料金です。

ぎっしり所狭しと仏像仏像仏像。

地域の人が願いを込めて納める像は今も増え続けているようで、朽ち果てたものからピカピカのものまで色や形も夫々に。

「どないしてそこ置いてん」的な場所にも。壁から天井近くまで見渡す限り仏像です。

整然と並んだ京都の千本釈迦堂とも違うし、タカラヅカの大階段でもないし。

少し上がった所から俯瞰できます。仏像の数、今や4千体とも。

こちらで満足してボートへ戻る人もいましたが…

船着き場へ下るのと反対側にひっそり狭い階段が。

急傾斜を汗だくになって10分弱のぼると、別の洞窟発見！

明るい最初の洞窟と違って、ひんやり冷たい横穴タムティントゥンです。

侮っていました。内部は完全まっ暗闇！入り口から照らされた箇所以外はスマホの明かりだけが頼りです。

漆黒を照らせばここにも仏像。どこまでも仏像。

下の洞窟ほど林立していないものの、結構な数が佇んでいます。

暗すぎて探り探りゆっくり歩くしか。さほど広くはありません。下と比べれば訪ねる人も少ないので、静かな暗闇で瞑想気分を味わったら入り口の光めざして帰りましょう。

下りは流れに乗ってスピードアップ。お昼近くになって上ってくるボートも相次ぎ、振り返れば洞窟は団体さんだらけ。早めの出発が吉か。

洞窟を発った船は程なく対岸のバーンサンハイ村に寄り道。地酒ラオラーオ（米焼酎）で知られる集落です。

赤米で作ったお酒は甘くてデザートワインのよう。やって来る旅行者相手におじさん短期決戦、がんがん試飲させてくれます。

昔ながらの蒸留の様子も。

ハブ酒みたいな状態のもあったけど、冷やして飲めば一層美味しそうな赤米ラオラーオをお買い上げ。割高な小瓶でなく大瓶で。

地酒コーナーの周りには実演販売の織物コーナーも。

ほろ酔いでウトウトしながらメコンを一気に下ります。

船着き場の手前に見えてきた大階段の先には、かつての王宮＝国立博物館です。半日洞窟アドベンチャーを終えたら、古都の町中散策タイム。もちろん船を降りたらビアラオ補給をいの一番に。