飛騨高山・古川旅行記(ブログ) 一覧に戻る
《2018.Oct》Capter Ⅱ,15th 2days driving of visit to Post Office in GIFU,without sightseeing.<br /><br />先月の4連休は台風の影響によって遠出を諦めました。ならば~ということでオヤジ殿の趣味に付き合おうかと行程を組みました。しか~し1日かけて行程を組み上げたにも関わらず前日23:00に歯医者を忘れていたとドタキャン(怒)。結局何処へも行けずじまいでした。<br /><br />今月度のシフトでは行事予定の絡みで3連休がやっと。しかし台風24号の来襲で9月30日が出勤停止となり、まさかの4連休と相成りました。勿論台風の中出かけるはずもなく1泊2日で前回の行程+αの新たな行程を組み上げました。岐阜県の中津川市・東白川村・白川町・下呂市の観光無しで郵便局を回るルートは凡そ830km。1日あたり400kmを走るものが出来上がりました。<br /><br />台風の被害を受けられた方には申し訳ないとは思いつつ、コースプランニングの途中に気付いた〝土砂災害〟の影響で通行止めとなっている区間があると言う事実。ドライブという目的の者が言うのもおかしな話ですが、実際にどれだけの影響があるのか実感する貴重な経験を積むため敢えて出発を決めました。前回同様前日になって出発時刻をずらさないといけない目にもあいながら、台風一過の南淡海の国を出発しました。<br /><br />2日目は時間切れで回れなかった下呂市の8局を巡った後高山市へ移動し、残り時間を利用してデータすら持っていなかった飛騨市の郵便局迄足を延ばすことになりました。<br /><br />自分の趣味ながらプランニングは私任せの我が儘満載のオヤジ殿に振り回されながら辿る旅路はどんなものだったのやら?それでは2日目の旅路が始まります。<br /><br />平成30(2018)年10月3日水曜日<br />今朝は目覚ましに7:00に起こされました。ちなみにオヤジ殿は既に起きており、温泉に浸かりに行っていました。以前川湯温泉に宿泊した時に私だけ朝風呂に入りに行ったことからずっと言っていました。その思いがやっと叶ったようです(笑)。私は今日もドライバーとしての任務があるため、食事前に温まって眠気を催すと事なので遠慮しておきます。<br /><br />そして昨晩同様広間で朝食を頂きます。時間の希望なしに7:30となるのは、温泉宿の特徴かも知れません。皆さん今日は今日でそれぞれ行程があるようで全てがお揃いでした。飛騨名産朴葉味噌があるのはご当地ならではですが、なぜか温泉がゆとご飯が別になっています。この辺りは選択ができるとの配慮かも知れませんが、最も若いお客が私であることから、敢えてご飯を用意する必要もないのではと思います。そして二人とも飛騨の朝食を完食し、二日目の行程につくべく荷物を作ります。<br /><br />昨日朝の出発が遅れたために回り切れなかった局からのリカバーのため、8:30出発とはしていたもののやはり暫く遅れてしまいます。<br /><br />山の中ゆえ少し肌寒く感じるものの、空気は澄んで青空が広がっています。最近外出する度にイマイチの天気が続いていたため、必然的にテンションも高まります。そして予定より数分遅れて出発し、一路下呂市街へと再び走ることになりました。<br /><br />当初の予定では中呂局まで先に戻ってからスタートするはずでしたが、9:00を過ぎたことと右折が続き効率が悪いことから一部行程を変更します。上呂局からスタートし、萩原局を経て中呂局迄南下した後、離れた集落にある馬瀬・山之口簡易局をクリアして再び一度走ってきた道へと戻り、飛騨宮田簡易を済ませてローソン下呂小坂店で一服を入れます。そして小坂・小坂落合局でやっと昨日の予定を消化しましたが、既に2時間が過ぎていました。おまけに区間によっては2往復4回走っているところもあったりし、効率は良くはないですがそこはご愛嬌。そして宿に向かうには右折ルートをとる交差点を左折し、いよいよ新たなエリアを進んで行くことになります。<br /><br />落合の集落を外れるとすぐに鈴蘭スカイラインなる〝山道〟を走ります。岐阜県道◯◯◯号線と書いているものもあるようですが、鈴蘭スカイラインは岐阜県道441号線の濁河温泉への分岐点迄と高山市秋神集落で合流する岐阜県道435号線を結ぶ路線としか書いておらず、一体管轄がどこなのかわからない路線のようでした。確かにスカイライン中腹にある鈴蘭高原展望台からの景色は絶景であり、乗鞍岳と御岳、そして戦前の女工哀史として知られている野麦峠が望めるロケーションではありました。その近辺には高原別荘地があり、さらっと見る限りでは建物数はあるようには見えましたが、沿道のすずらん高原スキー場は数年前に閉鎖されており、あまり活気のある場所のようには見えませんでした。今回は下呂市小坂から高山市秋神という集落間の移動の最短距離という理由で通りはしましたが、別荘に用事がなければ利用することもない道であることは一目瞭然で、その不便さ故にスキー場も閉鎖されたことも頷けます。なので次に訪れる機会もないかな~という気持ちを持ちながら、展望台からの景色を目とカメラに焼きつけて、次の目的地を目指します。40km程の道を快走し、次の集落にある秋神局にたどり着いた時にちょうど正午のサイレンが聞こえて来ました。<br /><br />秋神局をクリアした後一旦岐阜県道435号線を走り、国道361号線を右折し木曽方面へと走る途中に道の駅飛騨たかね工房があったため一息入れます。なにか小腹が空いたように思い、テイクアウトを見てみると五平餅というメニューが目に入ります。迷わず注文しようとしたらここでもまさかのネタ切れ。ならば~ということで牛串焼きを注文。飛騨牛なのかどうかはわかりませんが、結構美味しかったのは確かです。<br /><br />再び走り出し高根局に到着してミッションを達成すると一路高山の市街へと向かいます。次の目的地である朝日局の手前にあった道の駅ひだ朝日村に立ち寄るもこちらは店休日とのことでトイレ休憩と一服だけをし、朝日局を経て久々野・宮村局と国道41号線沿いの郵便局を巡った後高山市街へと入って行きます。<br /><br />ザ・観光地の高山ですが今回の目的はまた他のこと。高山山王・高山名田・高山岡本・高山緑ヶ丘・高山連合橋・高山松之木簡易局を回ると、次の目的地に向かうと時間切れになることがわかり、仕方なしに近場の局を回ることに変更します。国府局迄は高山市のため所在地はすぐにわかるものの、その後は飛騨市になるため、すぐに局名が出てきません(汗)。でも今の時代〝Siri〟という便利なものがあり、最寄りの局を教えて貰います。その結果飛騨古川・飛騨細江の2局を回ることができたところでタイムアップ。容量が悪いなりに実績が残せた15回目の郵便局巡りの旅の主目的はここで終わりを告げました。<br /><br />いつもならば所用を済ませれば帰るだけですが、せっかく飛騨市まで来たので古川の街並みを少し見学します。公営の無料駐車場である飛騨古川駅前に車を停めて歩き始めました。黒壁の残る街並みには水路があり、錦鯉が優雅に泳いでいました。川の流れに逆らうように泳ぐ様は、テリトリーを人為的に作ってはいるもののそれ程違和感はありませんでした。餌としている麩は一袋100円で販売されており、鯉の健康維持のためにエサの量を加減しているとのことでした。まあ実際にエサを購入する方が多いようには見えず本当に適当な量が与えられているのかは疑問ですが、錦鯉に興味を持ったオヤジ殿が楽しそうにエサを与えている姿を見て、旅の楽しみとしてはありかな~なんて思いながらその姿をカメラに収めていました。<br /><br />山の中の街ゆえ日暮れも早く、弁財天や円光寺に立ち寄るとあたりも暗くなり始めます。車を停めた飛騨古川駅は名古屋・大阪からの特急ひだの終着駅となっており、国鉄時代からの要所駅でもあります。子供の頃に走っていた記憶の残る急行たかやま、最寄り駅に停車する数少ない急行列車でしたが、どうやら国鉄民営化の際には残ったものの平成11(1999)年12月4日に廃止されました。キハ58+キハ28の編成はその後〝それなりのカラー〟に再塗装され、シートも中古品集めでリニューアルしたようですが、大阪~高山を5時間近くかけての~んびりと走る気動車急行は時代の流れにはついていけなかったようです…。そんな急行たかやまの終着駅だった飛騨古川駅、昔は吉城郡古川町だったものが今では飛騨市…。平成の大合併であったにしろ天領であった時期もあったこの街が、飛騨市の中心となっても昔ながらの景色を残し続けていることは嬉しい限りです。今回の予定に飛騨市は入っていなかったため〝雑〟な回り方しかできませんでしたが、次回は目的を持って改めて訪れたいと思います。<br /><br />帰路に着く高校生たちの数が増えてきたこともあり、駅舎散策はこれ位にして駅裏の観光客用無料駐車場に停めていた車へと戻って出発することにします。夕暮れの古川の町を後にして、益田街道国道41号線を南下します。飛騨市に向かう際に通った道を戻るように走り、高山市を通り過ぎて下呂市の小坂まで走ったところで給油します。うちのオヤジ殿は〝出光贔屓〟なので、旅先での給油はいつも出光を利用します。頭から高速で帰るのであれば高山の市街地を迂回するバイパスを走り、そのまま清見インターチェンジから東海北陸道を走れば良いのですが、この道を選択する前に給油してから高速に入ることになっており、高山の市街地にもあるようですが〝回り道〟をするように走るため、目的地に近付いていると思ってひたすら国道41号線を走り続けました。結局は下呂市の小坂まで戻って来てから給油したため、ほぼ1時間〝スタンド探し〟で一般道を走っていたことになります…。まあ旅は何かあるから面白い…ということにして走ったことを正当化するたかティムでした(笑)。<br /><br />すっかり暗くはなったものの車も満腹になったため快調に走りだします。4回目となった小坂~上呂の区間を再び走り、岐阜県道88号線を走って馬瀬へと向かいます。これだけだだっ広い飛騨の地で、一度走った道を同じ旅で数回走るっていうことも普通の旅ではないことでしょう。まあオヤジ殿に付き添いの旅路では当たり前にはなってきていますが(笑)。途中災害による通行止めがあったりして迂回を余儀なくされたものの、スマホナビで迂回路を即検索。結果それ程ロスなく走ることができました。馬瀬から清見の集落に入ると。東海北陸自動車道の清見インターチェンジのイメージがあるので戻っているように錯覚はするものの、これまた大きな集落であり、オヤジ殿が以前に訪れていたことから立ち寄り地点から外した飛騨大原局で局舎の写真だけ撮影し、しばらく進むと道の駅パスカル清見の表示が目に入ります。キャンプ施設もある大きな道の駅ですが、19:30では自動販売機位のもの。トイレ休憩を兼ねて飲み物を買って一服し先へと進みます。<br /><br />高山市から郡上市にに入ると記憶のある場所を通ります。道の駅明宝、昨年12月に走ったエリアを走ります。こういう記憶は私の場合凄く記憶力が良いようで、即座にここらになにがあって…ということになります。しかし暗闇の中助手席に座っているだけのオヤジ殿も疲れている様子だったのでそのまま走り続けます。そして道の駅パスカル清見を出てから40分程でインター手前のファミリーマート郡上インター店に立ち寄って再び一服タイムを取ります。そしてこの前はここで高速下りたよな~と思い出しながら東海北陸自動車道郡上八幡インターから高速走行を開始します。<br /><br />愛知県一宮から富山県砺波市までの185kmを結ぶ東海北陸自動車道は、中部圏内の太平洋側と日本海側を最短距離で結ぶルートとして作られました。急峻な飛騨山地を通り抜けるには国道41号線や156号線など整備の遅れている幹線道路を通過するしかなかったものの、冬季に於ける降雪などによって通行止めになることも多いのが事実です。またローカル線でありながらやはり東海と北陸を結ぶルートである高山本線は、大雨の影響で不通になることがあり、それが長期化してしまう悪循環も抱えています。高山本線自体は管理するJR東海も高速化を前面に出して最新の振り子式車両を投入したりはしているものの、やはり不通には勝てません。そんなエリアを活性化するべく作られたのが東海北陸自動車道ではありますが、投入した莫大な費用に見合う利用があるかどうかは、なし崩し的に作られた他の自動車道と同じように疑問視されていることも事実です。実際に走行してみると確かに下呂・高山という観光地に向かうにあたり時間短縮は間違いなく恩恵として被ることができます。しかし自動車専用道としてはアップダウンとトンネルが多く、おまけに照明も暗いため走行するのに疲れるようにいつも思ってしまいます。郡上八幡インターチェンジから一宮ジャンクション間で約1時間ですが、やはりそういう思いも今回も持ってしまいました。まあ地域の活性化について一観光客が口出すことではないのかも知れませんか・・・。<br /><br />走りにくいとはいえ高速道路には違いないため20分程走ると関サービスエリアに到着します。いつもならば下道で帰るため、適当な時間に帰り道から外れないように選ぶのですがやはり飛騨は遠いこともあり、サービスエリアで夕食を摂るようになりました。何度も利用している関サービスエリアですが、レストランの利用は初めてなのでウキウキしたところもありました。しか~しレストランの利用客は多くないようで、オーダーストップは20:30となっており利用できませんでした(泣)。なのでフードコートを利用することとなり、高山ラーメン関亭でオーダーをします。珍しくオヤジ殿と食べたいものが合致し決まりましたが、好み自体は変わることなくオヤジ殿は味噌ラーメン、私は醤油ラーメンのセットを注文します。それに加えて唐揚げを1人前頼んで2人で分け分けして食べると丁度良い具合にお腹が膨れます。サービスエリアのフードコートというと、それだけで嫌がる方もいるようですが、ここのお店はなかなかでした♪<br /><br />程良くお腹が膨れたので再び帰路に着きます。小牧ジャンクションまでは混雑することもなく快調に走行できましたが、流石に名神高速道路に入ると通行量がまったく異なりなかなかマイペースでは走りません。飛ばし続けるのも疲れるので適度に追い越しをかけながら走って行きます。だいたい1時間間隔で一息入れますが、せっかくなので利用したことのないパーキングエリアを選びます。<br /><br />それが湖東三山パーキングエリアになりました。元々秦荘パーキングエリアという名前でしたが、その名の通り湖東三山の観光拠点となる場所でもあるため、改称後にスマートICが設けられました。そういう意味では利用価値が高いようにも聞こえますが、パーキングエリアとしてはトイレしかありません。おまけにトラックの休憩所と化しておりエンジンをかけっぱなしにして休んでいるため騒音が本当に酷い場所でした。急を要する時等はともかく、休憩所としてはあまり使いたくない場所のように感じました。<br /><br />そんなこともあり、トイレと一服を済ませるとさっさと出発することにします。瀬田東インターチェンジまでは約30分の道のりなのでもう一息です。程良く飛ばしながら走っていると道路情報に京滋バイパス通行止の表示が出ていました。翌日ニュースで知ったのですが、トラックが横転し、積荷の界面活性剤が道路に多量にばら撒かれたとのこと。そんな状態では通行できないわな~なんて思いながら走っていると、意外にも通行止めを知らずに京滋バイパスへのゲートへと向かって立ち往生している車もあるようでした。そんな車を尻目に側道へと下りて行き、なんとか日が変わる前に無事自宅に到着できました。<br /><br />2日間の総走行距離は850km、紀伊半島一周に匹敵する距離を走り切り、やはり飛騨は遠いと改めて感じた今回の旅は無事終了しました。<br /><br />あ~ぁ・・・明日も仕事だ・・・。<br /><br />これで〝《2018.Oct》Capter Ⅱ,15th 2day driving of visit to Post Office in GIFU,without sightseeing.〟は何事もなく無事終了です♪<br />

《2018.Oct》CapⅡ,15th 2days driving to P.O. in GIFU,without sightseeing.

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2018/10/03 - 2018/10/03

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

《2018.Oct》Capter Ⅱ,15th 2days driving of visit to Post Office in GIFU,without sightseeing.

先月の4連休は台風の影響によって遠出を諦めました。ならば~ということでオヤジ殿の趣味に付き合おうかと行程を組みました。しか~し1日かけて行程を組み上げたにも関わらず前日23:00に歯医者を忘れていたとドタキャン(怒)。結局何処へも行けずじまいでした。

今月度のシフトでは行事予定の絡みで3連休がやっと。しかし台風24号の来襲で9月30日が出勤停止となり、まさかの4連休と相成りました。勿論台風の中出かけるはずもなく1泊2日で前回の行程+αの新たな行程を組み上げました。岐阜県の中津川市・東白川村・白川町・下呂市の観光無しで郵便局を回るルートは凡そ830km。1日あたり400kmを走るものが出来上がりました。

台風の被害を受けられた方には申し訳ないとは思いつつ、コースプランニングの途中に気付いた〝土砂災害〟の影響で通行止めとなっている区間があると言う事実。ドライブという目的の者が言うのもおかしな話ですが、実際にどれだけの影響があるのか実感する貴重な経験を積むため敢えて出発を決めました。前回同様前日になって出発時刻をずらさないといけない目にもあいながら、台風一過の南淡海の国を出発しました。

2日目は時間切れで回れなかった下呂市の8局を巡った後高山市へ移動し、残り時間を利用してデータすら持っていなかった飛騨市の郵便局迄足を延ばすことになりました。

自分の趣味ながらプランニングは私任せの我が儘満載のオヤジ殿に振り回されながら辿る旅路はどんなものだったのやら?それでは2日目の旅路が始まります。

平成30(2018)年10月3日水曜日
今朝は目覚ましに7:00に起こされました。ちなみにオヤジ殿は既に起きており、温泉に浸かりに行っていました。以前川湯温泉に宿泊した時に私だけ朝風呂に入りに行ったことからずっと言っていました。その思いがやっと叶ったようです(笑)。私は今日もドライバーとしての任務があるため、食事前に温まって眠気を催すと事なので遠慮しておきます。

そして昨晩同様広間で朝食を頂きます。時間の希望なしに7:30となるのは、温泉宿の特徴かも知れません。皆さん今日は今日でそれぞれ行程があるようで全てがお揃いでした。飛騨名産朴葉味噌があるのはご当地ならではですが、なぜか温泉がゆとご飯が別になっています。この辺りは選択ができるとの配慮かも知れませんが、最も若いお客が私であることから、敢えてご飯を用意する必要もないのではと思います。そして二人とも飛騨の朝食を完食し、二日目の行程につくべく荷物を作ります。

昨日朝の出発が遅れたために回り切れなかった局からのリカバーのため、8:30出発とはしていたもののやはり暫く遅れてしまいます。

山の中ゆえ少し肌寒く感じるものの、空気は澄んで青空が広がっています。最近外出する度にイマイチの天気が続いていたため、必然的にテンションも高まります。そして予定より数分遅れて出発し、一路下呂市街へと再び走ることになりました。

当初の予定では中呂局まで先に戻ってからスタートするはずでしたが、9:00を過ぎたことと右折が続き効率が悪いことから一部行程を変更します。上呂局からスタートし、萩原局を経て中呂局迄南下した後、離れた集落にある馬瀬・山之口簡易局をクリアして再び一度走ってきた道へと戻り、飛騨宮田簡易を済ませてローソン下呂小坂店で一服を入れます。そして小坂・小坂落合局でやっと昨日の予定を消化しましたが、既に2時間が過ぎていました。おまけに区間によっては2往復4回走っているところもあったりし、効率は良くはないですがそこはご愛嬌。そして宿に向かうには右折ルートをとる交差点を左折し、いよいよ新たなエリアを進んで行くことになります。

落合の集落を外れるとすぐに鈴蘭スカイラインなる〝山道〟を走ります。岐阜県道◯◯◯号線と書いているものもあるようですが、鈴蘭スカイラインは岐阜県道441号線の濁河温泉への分岐点迄と高山市秋神集落で合流する岐阜県道435号線を結ぶ路線としか書いておらず、一体管轄がどこなのかわからない路線のようでした。確かにスカイライン中腹にある鈴蘭高原展望台からの景色は絶景であり、乗鞍岳と御岳、そして戦前の女工哀史として知られている野麦峠が望めるロケーションではありました。その近辺には高原別荘地があり、さらっと見る限りでは建物数はあるようには見えましたが、沿道のすずらん高原スキー場は数年前に閉鎖されており、あまり活気のある場所のようには見えませんでした。今回は下呂市小坂から高山市秋神という集落間の移動の最短距離という理由で通りはしましたが、別荘に用事がなければ利用することもない道であることは一目瞭然で、その不便さ故にスキー場も閉鎖されたことも頷けます。なので次に訪れる機会もないかな~という気持ちを持ちながら、展望台からの景色を目とカメラに焼きつけて、次の目的地を目指します。40km程の道を快走し、次の集落にある秋神局にたどり着いた時にちょうど正午のサイレンが聞こえて来ました。

秋神局をクリアした後一旦岐阜県道435号線を走り、国道361号線を右折し木曽方面へと走る途中に道の駅飛騨たかね工房があったため一息入れます。なにか小腹が空いたように思い、テイクアウトを見てみると五平餅というメニューが目に入ります。迷わず注文しようとしたらここでもまさかのネタ切れ。ならば~ということで牛串焼きを注文。飛騨牛なのかどうかはわかりませんが、結構美味しかったのは確かです。

再び走り出し高根局に到着してミッションを達成すると一路高山の市街へと向かいます。次の目的地である朝日局の手前にあった道の駅ひだ朝日村に立ち寄るもこちらは店休日とのことでトイレ休憩と一服だけをし、朝日局を経て久々野・宮村局と国道41号線沿いの郵便局を巡った後高山市街へと入って行きます。

ザ・観光地の高山ですが今回の目的はまた他のこと。高山山王・高山名田・高山岡本・高山緑ヶ丘・高山連合橋・高山松之木簡易局を回ると、次の目的地に向かうと時間切れになることがわかり、仕方なしに近場の局を回ることに変更します。国府局迄は高山市のため所在地はすぐにわかるものの、その後は飛騨市になるため、すぐに局名が出てきません(汗)。でも今の時代〝Siri〟という便利なものがあり、最寄りの局を教えて貰います。その結果飛騨古川・飛騨細江の2局を回ることができたところでタイムアップ。容量が悪いなりに実績が残せた15回目の郵便局巡りの旅の主目的はここで終わりを告げました。

いつもならば所用を済ませれば帰るだけですが、せっかく飛騨市まで来たので古川の街並みを少し見学します。公営の無料駐車場である飛騨古川駅前に車を停めて歩き始めました。黒壁の残る街並みには水路があり、錦鯉が優雅に泳いでいました。川の流れに逆らうように泳ぐ様は、テリトリーを人為的に作ってはいるもののそれ程違和感はありませんでした。餌としている麩は一袋100円で販売されており、鯉の健康維持のためにエサの量を加減しているとのことでした。まあ実際にエサを購入する方が多いようには見えず本当に適当な量が与えられているのかは疑問ですが、錦鯉に興味を持ったオヤジ殿が楽しそうにエサを与えている姿を見て、旅の楽しみとしてはありかな~なんて思いながらその姿をカメラに収めていました。

山の中の街ゆえ日暮れも早く、弁財天や円光寺に立ち寄るとあたりも暗くなり始めます。車を停めた飛騨古川駅は名古屋・大阪からの特急ひだの終着駅となっており、国鉄時代からの要所駅でもあります。子供の頃に走っていた記憶の残る急行たかやま、最寄り駅に停車する数少ない急行列車でしたが、どうやら国鉄民営化の際には残ったものの平成11(1999)年12月4日に廃止されました。キハ58+キハ28の編成はその後〝それなりのカラー〟に再塗装され、シートも中古品集めでリニューアルしたようですが、大阪~高山を5時間近くかけての~んびりと走る気動車急行は時代の流れにはついていけなかったようです…。そんな急行たかやまの終着駅だった飛騨古川駅、昔は吉城郡古川町だったものが今では飛騨市…。平成の大合併であったにしろ天領であった時期もあったこの街が、飛騨市の中心となっても昔ながらの景色を残し続けていることは嬉しい限りです。今回の予定に飛騨市は入っていなかったため〝雑〟な回り方しかできませんでしたが、次回は目的を持って改めて訪れたいと思います。

帰路に着く高校生たちの数が増えてきたこともあり、駅舎散策はこれ位にして駅裏の観光客用無料駐車場に停めていた車へと戻って出発することにします。夕暮れの古川の町を後にして、益田街道国道41号線を南下します。飛騨市に向かう際に通った道を戻るように走り、高山市を通り過ぎて下呂市の小坂まで走ったところで給油します。うちのオヤジ殿は〝出光贔屓〟なので、旅先での給油はいつも出光を利用します。頭から高速で帰るのであれば高山の市街地を迂回するバイパスを走り、そのまま清見インターチェンジから東海北陸道を走れば良いのですが、この道を選択する前に給油してから高速に入ることになっており、高山の市街地にもあるようですが〝回り道〟をするように走るため、目的地に近付いていると思ってひたすら国道41号線を走り続けました。結局は下呂市の小坂まで戻って来てから給油したため、ほぼ1時間〝スタンド探し〟で一般道を走っていたことになります…。まあ旅は何かあるから面白い…ということにして走ったことを正当化するたかティムでした(笑)。

すっかり暗くはなったものの車も満腹になったため快調に走りだします。4回目となった小坂~上呂の区間を再び走り、岐阜県道88号線を走って馬瀬へと向かいます。これだけだだっ広い飛騨の地で、一度走った道を同じ旅で数回走るっていうことも普通の旅ではないことでしょう。まあオヤジ殿に付き添いの旅路では当たり前にはなってきていますが(笑)。途中災害による通行止めがあったりして迂回を余儀なくされたものの、スマホナビで迂回路を即検索。結果それ程ロスなく走ることができました。馬瀬から清見の集落に入ると。東海北陸自動車道の清見インターチェンジのイメージがあるので戻っているように錯覚はするものの、これまた大きな集落であり、オヤジ殿が以前に訪れていたことから立ち寄り地点から外した飛騨大原局で局舎の写真だけ撮影し、しばらく進むと道の駅パスカル清見の表示が目に入ります。キャンプ施設もある大きな道の駅ですが、19:30では自動販売機位のもの。トイレ休憩を兼ねて飲み物を買って一服し先へと進みます。

高山市から郡上市にに入ると記憶のある場所を通ります。道の駅明宝、昨年12月に走ったエリアを走ります。こういう記憶は私の場合凄く記憶力が良いようで、即座にここらになにがあって…ということになります。しかし暗闇の中助手席に座っているだけのオヤジ殿も疲れている様子だったのでそのまま走り続けます。そして道の駅パスカル清見を出てから40分程でインター手前のファミリーマート郡上インター店に立ち寄って再び一服タイムを取ります。そしてこの前はここで高速下りたよな~と思い出しながら東海北陸自動車道郡上八幡インターから高速走行を開始します。

愛知県一宮から富山県砺波市までの185kmを結ぶ東海北陸自動車道は、中部圏内の太平洋側と日本海側を最短距離で結ぶルートとして作られました。急峻な飛騨山地を通り抜けるには国道41号線や156号線など整備の遅れている幹線道路を通過するしかなかったものの、冬季に於ける降雪などによって通行止めになることも多いのが事実です。またローカル線でありながらやはり東海と北陸を結ぶルートである高山本線は、大雨の影響で不通になることがあり、それが長期化してしまう悪循環も抱えています。高山本線自体は管理するJR東海も高速化を前面に出して最新の振り子式車両を投入したりはしているものの、やはり不通には勝てません。そんなエリアを活性化するべく作られたのが東海北陸自動車道ではありますが、投入した莫大な費用に見合う利用があるかどうかは、なし崩し的に作られた他の自動車道と同じように疑問視されていることも事実です。実際に走行してみると確かに下呂・高山という観光地に向かうにあたり時間短縮は間違いなく恩恵として被ることができます。しかし自動車専用道としてはアップダウンとトンネルが多く、おまけに照明も暗いため走行するのに疲れるようにいつも思ってしまいます。郡上八幡インターチェンジから一宮ジャンクション間で約1時間ですが、やはりそういう思いも今回も持ってしまいました。まあ地域の活性化について一観光客が口出すことではないのかも知れませんか・・・。

走りにくいとはいえ高速道路には違いないため20分程走ると関サービスエリアに到着します。いつもならば下道で帰るため、適当な時間に帰り道から外れないように選ぶのですがやはり飛騨は遠いこともあり、サービスエリアで夕食を摂るようになりました。何度も利用している関サービスエリアですが、レストランの利用は初めてなのでウキウキしたところもありました。しか~しレストランの利用客は多くないようで、オーダーストップは20:30となっており利用できませんでした(泣)。なのでフードコートを利用することとなり、高山ラーメン関亭でオーダーをします。珍しくオヤジ殿と食べたいものが合致し決まりましたが、好み自体は変わることなくオヤジ殿は味噌ラーメン、私は醤油ラーメンのセットを注文します。それに加えて唐揚げを1人前頼んで2人で分け分けして食べると丁度良い具合にお腹が膨れます。サービスエリアのフードコートというと、それだけで嫌がる方もいるようですが、ここのお店はなかなかでした♪

程良くお腹が膨れたので再び帰路に着きます。小牧ジャンクションまでは混雑することもなく快調に走行できましたが、流石に名神高速道路に入ると通行量がまったく異なりなかなかマイペースでは走りません。飛ばし続けるのも疲れるので適度に追い越しをかけながら走って行きます。だいたい1時間間隔で一息入れますが、せっかくなので利用したことのないパーキングエリアを選びます。

それが湖東三山パーキングエリアになりました。元々秦荘パーキングエリアという名前でしたが、その名の通り湖東三山の観光拠点となる場所でもあるため、改称後にスマートICが設けられました。そういう意味では利用価値が高いようにも聞こえますが、パーキングエリアとしてはトイレしかありません。おまけにトラックの休憩所と化しておりエンジンをかけっぱなしにして休んでいるため騒音が本当に酷い場所でした。急を要する時等はともかく、休憩所としてはあまり使いたくない場所のように感じました。

そんなこともあり、トイレと一服を済ませるとさっさと出発することにします。瀬田東インターチェンジまでは約30分の道のりなのでもう一息です。程良く飛ばしながら走っていると道路情報に京滋バイパス通行止の表示が出ていました。翌日ニュースで知ったのですが、トラックが横転し、積荷の界面活性剤が道路に多量にばら撒かれたとのこと。そんな状態では通行できないわな~なんて思いながら走っていると、意外にも通行止めを知らずに京滋バイパスへのゲートへと向かって立ち往生している車もあるようでした。そんな車を尻目に側道へと下りて行き、なんとか日が変わる前に無事自宅に到着できました。

2日間の総走行距離は850km、紀伊半島一周に匹敵する距離を走り切り、やはり飛騨は遠いと改めて感じた今回の旅は無事終了しました。

あ~ぁ・・・明日も仕事だ・・・。

これで〝《2018.Oct》Capter Ⅱ,15th 2day driving of visit to Post Office in GIFU,without sightseeing.〟は何事もなく無事終了です♪

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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