オーストリア、世界遺産巡りと湖水地方の旅　９日目　ハルシュタット

2018/10/12 - 2018/10/12

　2018年10月4日（木）～16日（火）ユーラシア旅行社主催
「オーストリア、世界遺産巡りと湖水地方の旅　13日間」に参加しました。数年前、初めての中欧で、古い町並みやその雰囲気のすばらしさに取りつかれたのが、私のヨーロッパ病の始まり。以来一国ずつ訪問しています。今回は特に大好きなオーストリアだけを13日で回るツアーです。ユーラシア旅行社はお土産物屋には連れていかないことを謳っている旅行会社で、その点でも評価が高いです。小さな国ですが、13日間自然を、音楽を、食べ物を満喫しました。
主な行程は以下の通りです。
１日目　4日（木） オーストリア航空直行便にて　ウィーンへ　
　　　　　　　　 バスにてアイゼンシュタットへ
２日目　5日（金） アイゼンシュタット市内観光　セメリンク鉄道乗車　
グラーツへ
３日目　6日（土） グラーツ市内観光　ハイリゲンブルートへ
４日目　7日（日） ツェル・アム・ゼー　アルプス山岳鉄道　
フランツヨーゼフヘーエ展望台 ツェル・アム・ゼー泊
５日目　8日（月） ゲルロス・パス街道経由マイヤーホーフェン　
ＳＬ列車乗車 インスブルック泊
６日目　9日（火） インスブルック市内観光　アルプバッハ　
ザルツブルク２連泊
７日目　10日（水）ザルツブルク観光
８日目　11日（木）ザツルカンマーグート地方へ　ザンクトギルゲン　
　　　　 ハルシュタット２連泊
９日目　12日（金） ハルシュタット観光
10日目 13日（土）メルクへ　ドナウクルーズ　バスにてウィーンへ
　　　　 モーツアルト・コンサート　ウィーン２連泊
11日目 14日（日）ウィーン市内観光　シェーンブルン宮殿、
シュテファン寺院
12日目 15日（月）ウィーン市内にてショッピング　
　　　　 オーストリア航空直行便にてＯＳ５１便にて帰国
13日目 16日（火）成田着

エリア ハルシュタット(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

2018年10月12日（金）旅行9日目
8：30　ホテル出発　バスは使いません。徒歩にてケーブルカー発着所へ、そして塩坑を目指します。
　山は紅葉し美しいです。ケーブルカーが朝の試運転中。9時からしか動きません。

　ケーブルカー乗車、そして下車。15分ほどハイキング。途中、ガイドフォーンを通じて説明を聞きます。
　ザルツカンマングートには岩塩の産地が幾つかありますが、もっとも名高いのはハルシュタットのあるプラッセンの塩山です。19世紀中頃に塩山監督官をしていたヨハン・ラムサウアーが研究を始めました。遺体が見つかったこと。副葬品も見つかったこと、それらが「未知の古代文化の所産」であることが分かりました。

副葬品

サンタバーバラの像

入場チケット

ハルシュタット塩坑 史跡・遺跡

　皆さん着替えます。色は紫か緑、係りの方が、体型を一目見て、洋服を選んでくれます。袖が長いですが、ウェストや足の長さはぴったり。足首はボタンでしっかり留めます。お尻にアップリケ。後で滑り台に乗るので、安全のため。
　皆さんお互いの格好を見て「囚人服」と笑いあっています。

　説明の係りの若い女性
19個のボタンの付いた洋服を着ています。

昔の作業員たちの働く様子

こうやって運んでいます。

　1719年に開かれたクリスティーナ坑（マリアテレジアの母の名前）を350m歩いて行きます。時の皇帝カール6世の時に造られました。並んだ人たちは囚人の群れのよう。

　中はひんやり。

　1回目の小さな滑り台。後で長い滑り台を滑るので、その練習。手や足でブレーキをかけずに、2列で滑ります。

赤は鉄分、黄色はマグネシウムが多く含まれた岩塩。

　ハルシュタット文明のビデオを鑑賞。

岩塩層ができるまでの流れの学習

　隆起・沈降・温められ・冷やされ、塩はできて行ったというようなお話でした。
64mの長い滑り台を時速30ｋｍ弱で滑りました！地底塩湖でショーを見ました。

塩坑の坑夫「ヨーゼフ」の塩の男のビデオを見ました。
現在と過去の採掘機械を見比べました。

遺体が塩漬けになっていたという説明も聞きました。

遺体が履いていた靴

見学を終え、長い滑り台も滑り終え、これに乗り地上へ。

　お土産はこの小さなお塩
ボールペンとの背比べ。

上からの眺め

　世界遺産展望橋
　橋とは違うけど

世界遺産展望橋 建造物

張り出した展望台

世界遺産展望橋 建造物

紅葉も美しい。

雪を頂いた山々を見ました。

ケーブルカーの発着所から見る地層が面白い。

パンフレット

　パンフレット

　ここの売店は新しく綺麗で、塩の種類が多く、じっくり見て選びたかったけれど、ＴＤはレストランへ急ぎました。時間に余裕のある方、是非この売店でじっくり見て決めて下さい。

ランチはここ「gasthof bergfried」にて

メニューはスープ

紅茶は2ユーロ（268円）

　マスのグリル　ジャガイモ添え
ＭＹポン酢、醤油が活躍。皆さんで美味しく頂きました。

ヨーグルト、ベリージャム乗せ

店内の様子

店の入り口

　ビジネスカード

　食べ終わって２0分弱時間があったので、そうです。スーパー。レストランの前にある「ｓｐａｒ」へ

　夕食になりそうな食べ物たち。今日も自由夕食です。
こちらの方がホテルの前のスーパーより品数・種類が多かったです。
　残念ながらお塩類は売り切れていました。多分、同じレストランで一緒だった、日本人観光客の団体がお買い上げ？他の観光客かも？
　私はヨーグルトだけ買いました。0.79ユーロ（106円）カード不可、現金のみ。
勿論情報は他の方にもお伝えしました。

　午後は自由ですが、皆さん全員ハルシュタット湖クルーズへ。
チケットは団体で9.5ユーロ（1273円）現金のみ。

　またまたクルーズです。何回目になるのだか、飽きません。というか、ずーっと座っているだけで楽ちんですから。晴れて暖かいし、気持ちが良かったです。
　14:01 クルーズ出航　50分間のクルーズです。

ハルシュタット湖連絡船 船系

　ハルシュタットの街並み
　どれが私たちの宿泊しているホテル？と同じツアー客に尋ね、教えて頂きました。緑の右隣だそうです。なるほど。こういう方達はちゃんと地図が読めて、ホテルの特徴などもつかんでいるのでしょう。私にはさっぱりですが。

木々は黄葉してます。

ハルシュタット湖 滝・河川・湖

　こちらの方は逆光ではなくはっきり、黄葉が見えます。中央の白いつまようじみたいなのが、先ほど乗っていた展望台。「世界遺産展望橋」というのが正式名称でした。ずいぶん高い所にいたのね。

世界遺産展望橋 建造物

　絵葉書になりそうな美しい景色。
晴れて青い空、白い教会ととがった屋根、緑と黄葉した山、青い湖、

　こんな所に二宮金次郎！
　皆さん、このジョークが分かる年代の方ばかりでした。

旗を翻して船は進む。

湖は澄んでいて、木々を映し出す。

これは別のホテル

　鉄道が走る。スピードが遅い。
　
　ハルシュタット湖は表面積　8.55平方キロメートル（ＴＤはいつもキロヘイホウと読むので？でした）最大水深125m、湖畔に23ｋｍのハイキングコースあり。
水源はトラウン川

　教会が見える。
14:57 乗り場到着

　カトリック教会へ
ステンドグラスが美しい

カトリック教会 (ハルシュタット) 寺院・教会

祭壇

　絵画も美しい。
扉が閉められるけれど、閉まっているのは見たことがありません。

フラワーアレンジ

尖塔が素敵

　納骨堂　1.5ユーロ（200円）
　狭い土地ハルシュタットでは、埋葬後十年ほど経つと掘り出し、次の遺体を埋めたそうです。取り出した遺骨を納めたのがバインハウス。骸骨には没年とバラの花飾りや葉が描かれています。写真撮影可。

納骨堂バインハウス 史跡・遺跡

　日本語の説明文も貸してくれました。

バインハウス外観

カトリック教会付近からの眺め

　本日のＭＹディナー。お部屋で一人。
　以前パリに行った際「何が一番美味しかった？」聞かれ、「京うどん！」と答えた記憶があります。それ以来海外旅行のお伴。優しい、関西風の醤油味がたまりません。オリーブオイルだのチーズだの、こってり生クリームだのはもう結構。リンゴやナシやキーウイなどフルーツがたっぷり。これにヨーグルトがあれば完璧。ヨーロッパへ、電気ポットは常に持参。勿論お箸も、ミネラルウォーターも当座用として２リットル。

　朝食ブッフェ。
機械でいれたホットミルクも、ポットティーも。紅茶は美味しいです。