2018/09/07 - 2018/09/09
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planalyさん
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無事に青森につきましたので、早速観光。
当初は竜飛岬へと行く予定だったのですが、はやぶさ車内でバスの時刻表を読み間違えていて、竜飛岬に1時間弱しか滞在できない事に気づいてしまいました。なんてこったい。
竜飛岬と青函トンネル記念館(具体的には館内のケーブルカー)合わせると、ちょっと1時間ではみてまわれないので竜飛岬はまた今度とスッパリ、いや泣く泣く諦めて青森市内の観光です。
まずは三内丸山遺跡へ。
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上にも書きましたように、当初の予定は竜飛岬再訪でした。夏の竜飛岬! 階段国道! 遊歩道に青函トンネル記念館!
旅行に出かける前日、9/6早朝に起きた北海道胆振東部地震の影響も心配しつつ、家を出発。もしも余震の影響を受けたら龍飛側は北海道に近いしさらに海岸沿いだから万が一余震で津波注意報・警報とか出たら避難も大変だし交通機関は止まるし……云々。
色々と考えつつも青森にやってきたんですが、東北新幹線に乗りながら、龍飛へ行っても大丈夫そうかな~と、時刻表を改めて見てみると。あら、三厩ー龍飛のバス接続の関係で、竜飛岬に行っても1時間しか滞在できないということに気づいてしまいました。つまり時刻表を読み違えていたのです。これは旅行プランナーとして失格だなあ。あおもりシャトルdeルートバス (ねぶたん号) 乗り物
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竜飛岬と青函トンネル記念館(具体的には館内のケーブルカー)合わせると、ちょっと1時間ではみてまわれない!
そんなわけで今回は別の所へ行こうと、急遽予定変更。
新青森駅からねぶたん号でやってきたのは……あおもりシャトルdeルートバス (ねぶたん号) 乗り物
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三内丸山遺跡です。
縄文時遊館 公園・植物園
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まずは帰りのバス時刻表をチェック(って、新青森駅の観光案内所で、バス時刻表もらっているんですけどね)
青森駅行きの青森市営バス。 -
そしてこちらがねぶたん号のバス時刻表。
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それでは三内丸山遺跡へ。
しかしまあなんと立派な建物。縄文時遊館 公園・植物園
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入ったらこんなものが。
ITガイドの貸出なんてやっているんですね。
使わなかったんですが、思えばさんまるミュージアムの鑑賞時に使用すればよかったなあ。 -
エントランスホールの展示
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この付近、縄文時代の遺跡がいっぱいですね。
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モニュメント
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記念スタンプ
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縄文シアターの様子。
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シアターでは2種類の映像を流していました。
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三内丸山遺跡全体のジオラマ。
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それでは遺跡見学に出発です。
ここからは無料のガイドツアーに参加して解説を聞きながらまわります。
こちらのツアー、参加して大当たり。
一人で見て回ると、建物や看板の説明だけ読んであっさりと流してしまいそうなところなのですが、丁寧に解説してくださって、この遺跡が栄えていた当時は一体どんな様子だったのか、色々と思い巡らしながら遺跡をまわることができました。
私のような、ぼけーっとしてあまり考えていない人にはおすすめ(笑)。 -
さて、遺跡へと向かうただの道……のように見えるのですが、この道も縄文時代に整備されていた跡を復元したものだそうで。(本当の道路の遺跡は、調査後に埋め戻されており、この真下だそう。)
周囲より掘り下げられた土木技術、歩行者しかいないのにこの道幅。
当時の三内丸山はどれほどの賑わいを持ったムラ(都市?)だったのでしょうね。 -
道路沿いにあった墓
こちらの墓は、上部に石が載せてあったり、数が少なかったり(北側に石が載せていないタイプの墓が多く見つかっているそうです)。
縄文時代でも身分・階級差があったのかもしれませんね。 -
一緒にまわってくださったガイドさん。
色々とご説明いただきました。
大勢の人数を引き連れて、テンポよく解説していかれます・ -
あちらは以前の管理センター、いや展示棟かな?
現在はあれほど立派なビジターセンターが建ったので、こちらは来客者用トイレとして使われている他に、それ以外のスペースは発掘物を収納する倉庫として使われていて、立ち入ると警報がなるのだとか。 -
それでは遺跡の復元エリアへ。
特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡
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まずはこちらの南盛土へ。
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南盛土の入口。
屋根がかけられて、保護されているみたい。 -
案内板の前で、ガイドさんより南盛土の解説。
つまり昔のゴミ捨て場とのこと。貝塚的な感じ?
もっとも、なんでも適当に山積みにしていたわけではなく、出てくるのは石器・土器等の燃えないごみ系。層ができていることから、地面を均しながら捨てていったようです。 -
それでは中へ。
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中は、このように発掘された状態で観察することができるようになっています。
あー、本当だ、綺麗に地層みたいになっていますね、適当に山積みで捨ててたわけじゃあないんだ。 -
発掘面から覗いている石のような出っ張り一つ一つが、はるか昔の縄文時代に使われていた土器や石器のかけらだと思うと……。
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さて、つぎは竪穴式住居へ。
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竪穴式住居といえばこういった形を想像するのですが。
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発掘されるのは柱の跡とかまどの跡。
つまり、建物の形はすべて想像によるものと言われて、納得。
そういえばそうですよね。恐竜の化石から、どんな色だったかがわからないのと同じか。 -
そういったわけで、ここ三内丸山遺跡では数種類のパターンの竪穴式住居の想像模型が再現されています。
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竪穴式住居の解説。
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中の様子。
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これが、実際に発掘される竪穴式住居の跡(の復元。実物はこの真下に埋め戻されているとのこと)。
確かに、これだけの情報からはどんな建物が建っていたのかなんてわからないですね。 -
実際には、発掘されているものよりも数十倍からそれ以上の規模で住居が並んでいたとのこと。
圧巻だったでしょうねえ。 -
せっかくなので、一軒のお家へ。
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入った家。
こちらは大きい、長老サイズ(ガイドさん独自基準)の家とのこと。 -
中はこんな感じ。
三内丸山遺跡の一戸建て住宅の中では大きい部類にはいるだけあり、中はこんな感じで広々としていました。 -
集落の北側には大人の墓が。
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こちらは南側にあった石が載せてあったタイプとは別の、もっと簡素なタイプのお墓とのこと。
ガラス越しに見えるようになっています。 -
続いて掘立柱建物
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炉の跡がないので、おそらく高床式の倉庫だったのではないか? とのこと。
もちろん、他の可能性もありますよー、皆さん、想像力を働かせてみてくださいねー。とのガイドさんのおことば。 -
このあたりは昔は湿地帯。そしてちょっと先が海岸線だったそうですね。
海に面したムラだったのか。 -
続いて、北盛土。
南と同じような感じですが、展示方法が違うとのこと。 -
南盛土が縦に掘っていて断面が見れたのに対して、今度は地面の表層を剥ぎ取った感じ。平面的に観察することができます。
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次にまわったのは子どもの墓。
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ドームに覆われて、このように発掘跡が見れるようにされていました。
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こうして発掘跡が直接見れるようにされているといいですね。
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三内丸山遺跡がムラだった当時、このあたりに多かったであろう、ドングリなどの落葉広葉樹林。
史跡整備の際に植えられたそうです。 -
大型掘立柱建物……のまずは跡から。
この建物だけは、実際の跡地とは別の場所に復元されているということで、こうして発掘跡を見ることができますが……
柱の巨大さ、建っていた建物の大きさがこの柱の跡からでもわかろうというもの。 -
そして。
ついに三内丸山遺跡のシンボルとも言える、この巨大櫓、大型掘立柱建物(復元)へ。 -
イチオシ
わーでかい。
ちなみに、こちらの建物も、柱を支えていた穴の跡からの推定復元ですが、柱が建物の内側に傾くように作られていることや、穴から推定される柱のサイズから、建物の重さを予想して……みたいな話をされていました。 -
本当にこの形だったかは今となってはわからないわけですが……
ロマンがありますねえ。
しかし、下から見上げると本当に高い。 -
最後に案内されたのは、大型竪穴住居。
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中はこの広さ。
小さな個人向け住居がいっぱいある中で、この建物はなにに使われていたんでしょうねえ。 -
イチオシ
やはり集会場みたいな使われ方をされていたんでしょうか? それとも……?
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これで1時間ほどのガイドツアーは終わり。
ボランティアさんからの説明、本当に色々と勉強になりました。あとは、そもそもこの遺跡跡が発掘された経緯は、野球場の建設だったなどという話も伺うことができました。 -
イチオシ
最後に、ガイドさんおすすめ三内丸山遺跡イチオシのベストフォトスポットを紹介していただき(ココ!)ガイドツアー終了しました。
ありがとうございました! -
では縄文時空館へと戻りましょうか。
こんな本州最北端にもマムシが出るのか……。 -
最後に遺跡全景を。
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では次は、時空館にあるさんまるミュージアムへ。
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いざ。
縄文時遊館 公園・植物園
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こちらでは三内丸山遺跡で発掘された様々なものが展示されています。
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木
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土偶
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その他色々。
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色々と展示されております。
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真鯛の骨。
ココから推測される、このマダイの体調は1m……ってデカイ! -
骨やらなにやら。
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ブリとかタイとか、やはり釣りとか網とかで獲ってたのかなあ。
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イチオシ
ずらりと並ぶ、縄文土器。
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土偶大集合
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一部拡大
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これはお墓の復元
最初に見たやつですね。 -
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こちらは三内丸山遺跡保存・整備の歴史紹介。
野球場建設工事から遺跡発掘・建設計画中止となった経緯を紹介する新聞記事。
本当に野球場なんかにしなくてよかったと思います。当時の県知事の英断に感謝。 -
歴代パンフレット。
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なかなか色々展示されていました。
こちらも無料ガイドがあるので、時間を合わせて見学すると、よりわかりやすいかも。 -
体験工房もあるようなので、興味あるとやってみるといいかもしれないですね。
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思いのほか遺跡を満喫することができました。
はるか彼方の縄文時代に思いを寄せての遺跡散策。楽しかったです。
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