2018.8ギリシアザキントス島，ペロポネソス半島ドライブ旅行３‐古代コリントス遺跡，博物館

2018/08/15 - 2018/08/15

今回の旅行の最初の遺跡　ギリシアの遺跡はアテネ以外ではクノッソスとクレタ島，あとはキプロス島とトルコのエフェソスを見ている．クノッソスはすごかったが，ここは遺跡としてはあまり多くは残っていなかった．しかし博物館にはコリントス式の陶器がすばらしい．一部撮影禁止の場所があったのが惜しい．遺跡はなんといってもアポロン神殿がランドマーク．しかし私は3本の柱が残るオクタビアヌスの神殿の方が印象的だった．真夏の遺跡めぐりは暑い暑い！暑さの中でローマ時代の音楽堂に行くのを忘れてしまった

エリア コリントス(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

1219 古代コリントス遺跡に入場

古代ギリシアにおいてコリントス[2]は、アテナイやスパルタと並ぶ主要な都市国家（ポリス）のひとつであり、アクロポリス（アクロコリントス）には遺跡が残る。古代ローマ時代には属州アカエアの州都として繁栄し、キリスト教文化においてはパウロ書簡の宛先としても知られている。Wikipedia

古代コリントスはぺロポスネソス半島の玄関口、現在のコリントス市より内陸に約８Km入ったところにあり、古くから航路の要地として重要な役割を果たし商業都市として大きく発展した。紀元前７世紀には最盛期をむかえたが紀元前2世紀頃に衰退し、その後紀元前４４年、ローマのカエサル（シーザー）によって再建された。遺跡は古代からローマ時代に建てられたものだが、現在残るのはピレーネの泉やエウリクレスの大浴場をはじめ、柱廊、アゴラ、音楽堂など大部分がローマ時代のもの。その中でも紀元前6世紀の中頃にできたとされるアポロン神殿はギリシャに残る神殿の中でも最も古いもののひとつで遺跡の見どころになっている。https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/western_europe/hellenic_republic/CKQ/123740/index.html

グラウケの泉はアルカイック時代に建設された。西側斜面の岩肌を削ってできたものである。この遺跡はアポロン神殿とともに古代コリントス遺跡の中では古いものである。https://lemonodaso.exblog.jp/iv/detail/?s=26662813&i=201705%2F15%2F96%2Fc0010496_19323082.jpg
グラウケというのはギリシャ神話に出てくる女性で、コリントス王クレオンの娘である。クレオンはイアーソンとグラウケを結婚させたいと思った。すると妻である魔女のメディアは花嫁衣裳を送った。グラウケがその花嫁衣裳を着ると火が噴出して燃え上がり、助けようとしたクレオンとともに、泉に飛び込み死んでしまった。その泉からは二人の涙が留まることなく泉から湧いてくるという。

古代コリントス遺跡の俯瞰図

博物館に入る

豊穣の女神Demeterとゼウス　　紀元後1世紀

Hermes the Ram-Bearer 羊をささげるヘルメス　ローマ時代

ギリシャ人とアマゾネスとの闘い　ローマ時代

角度を変えて撮影

ギリシャ人とアマゾネスとの闘い

紀元前4世紀　夫人の頭像　テラコッタ

ラテン文字の石碑

中庭に出る　残念ながらもっとも至宝に満ちた部屋は撮影禁止
http://www.corinth-museum.gr/en/museum/exhibition-areas/corinth-a-powerful-city-state/の立像が素晴らしい　またスフィンクスもなかなか

Augustus皇帝像　27BC-AD14 ローマ時代

シーザー像　20ＢＣ－ＡＤ４

Phrygian 　フリゲ人の捕虜　2世紀中ごろー3世紀前半　ローマ時代

御棺だったようだ　同年代

ローマ時代のものは撮影できるが古代コリントスの精華は撮影できない

モザイクの床　2世紀末ー3世紀初め　ローマ時代　こういうモザイク，キプロスでたくさん見たね

ローマ地代のVillaの床

田園風景のモザイク　いずれも同年代

夫人の頭部　ローマ時代

BC1300-1180 のころの壺　コリントスの陶器は有名だ

1300‐1180ＢＣの踊る女　これはミケーネ文化に通じるような特徴的な女性像だ

紀元前1200‐1100年のひとと牛像

そしてコリントスといえば　lekythos だ

紀元前5世紀前後のもの

5世紀中葉のLekithoi ,油の貯蔵に使われた古代ギリシアの陶器の特にオリーブ油を貯蔵した。レキュトスは主に亡くなった未婚男性の遺体に油を塗布するのに使われ、墓から出土するものが多い。レキュトスには日常生活や儀式を描いたものが多い。Wikipedia

紀元前6世紀

紀元前6世紀　それぞれすごいねえ

紀元前5世紀

裏口から外へ

柱が展示されている

神殿跡　オクタビアヌスの神殿　3本の柱が美しい

神殿のかつての姿を説明

南ストアの跡

紀元前4世紀には商店街があったというが，今のものはローマ時代のもの

東へ

ここからのアポロン神殿

ローマ時代のアゴラの説明

ここからのアーチ状の柱廊が印象的だ　かつては大きな中央の大きな屋根の骨格だったようだ

このあたり聖パウロが演説をした演壇があったのだろうか

このあたり古代コリントス初期の聖域との事

ここのようだ

またアポロン神殿を見る

このあたり大きなローマンアゴラがあった

東の店舗群にあたるようだ

道の説明　今から考えるとローマ時代の音楽堂，古代劇場を見損なった

もう一度アポロン神殿に戻る　直接上がる道がないため，博物館近くまで戻らなければならない

7本の柱が残っている　紀元前6世紀

先ほどのアーチ形の柱廊を裏側から見る

レカイオン通りの方向を見る

出口側

海抜575mのアクロコリントス山　と南西側の商店街

角度をちがえて撮影

かつてはこんな姿だったんだねえ　やっぱすごいや

再度東側のレカイオン通りへ

レカイオン通りの説明

今も道になっている

公会堂の方向

ピレーネの泉

エウリクレスの大浴場

1323　出口に向かう　とても暑かった

同僚はさっそく目星をつけていたお土産屋に

コリントス遺跡の入場券8ユーロ

パンフレット　残念ながら遺跡に関するいい本は売っていなかった