2018/08/14 - 2018/08/14
135位(同エリア1114件中)
ぴろろんさん
私自身は飛行機に乗るのは好きだけど、飛行機、航空機そのものに興味があるわけではありません。
でもここ、航空博物館Museum of Flightには是非行きたいという、主人のたっての希望で行くことになりました。規模的に考えて3時間も覧ればいいかな?と思っています。
航空博物館は、シアトルの玄関口であるシアトル・タコマ国際空港の北約8.5マイル(約14キロ)、シアトルの中心地であるダウンタウン・シアトルの南約7マイル(約11キロ)にあるKing Country International Airport別名ボーイングフィールドに隣接しています。米国西海岸では最大かつ最も完成度の高い航空機を所蔵していることで有名らしい。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
博物館の入り口に、どーんと展示されているのは、アメリカ合衆国の航空機メーカー・ロッキード社が開発・製造した、「コンステレーション」。通称”コニー”の愛称で親しまれたらしい。1940年代~50年代、レシプロエンジン旅客機の歴史の掉尾を飾った存在としても有名なのだとか。
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この機体はTCA(Trans-Canada Airlines)の旅客機として1954年に製造されたそうです。納品時のモデルは1049Cというモデルでしたが、その後1049Gにアップグレードされ、1963年まで旅客機として運行していました。その後貨物機として運用され、一時期トロントでカフェとして利用されたこともあるようですが、2009年にここシアトルにやって来た、と。
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という説明書きがされています
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さて、館内へと入りましょう。
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入場料は大人一人24ドルでした。
館内は無料のエリアもあったりするので、入場券は手首に巻くバンドです。 -
館内に入るとすぐにホールには大きな飛行機が天井からつり下げられています。
これは、エトリッヒ・タウベ(またはルンプラー・タウベ)で、オーストリアなどでつくられた初期の航空機です。また、第一次世界大戦初期の軍用機のひとつ。
館内は幾つかのエリアに分かれていますがまずは広いスペースに沢山の飛行機が展示されているグレートギャラリーの方へ -
グレートギャラリーの前に
まずはスペース・ギャラリー (Space Gallery)
宇宙関係の充実したコレクション。実際にスペースシャトル内に入れる「NASA Full Fuselage Trainer」ほか、「SpaceX」や「Blue Origin」など再利用可能なロケット開発についての展示もあります。 -
ちょっと古めかしい感じの展示物も多いのですが、歴史的に価値のあるものが多く展示されています。
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さて、グレートギャラリーです。
数多くの航空機、戦闘機が並べられ、つり下げられています。 -
ど真ん中で一番目立っているのは
ロッキード製のアメリカの戦闘機 Black bird M-21
この戦闘機はマッハ3以上の速度で巡航し、高度85,000フィート(25,500m)以上飛行します。50年以上前(1963年)に作られたにもかかわらず、現在においても、今までに造られた中で最速かつ最高の航空機です。
また、この機体の背中には1966年に作られたD21Bというドローンが搭載されています。いわゆる無人の偵察機でこのM-21から打ち上げられ、無人機は敵の空域の奥深くで高解像度写真カメラを予めプログラムされた経路上に搭載し、カメラモジュールを空中に解放し、自爆するように設計されていたらしい。
ここの博物館のM-21は1963年に建設され、そのタイプの唯一の残っている個体です。
また、この航空機は米国空軍の国立博物館から貸与中とのこと。 -
ベトナム戦争の時に使用された戦闘機
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ボーイング社の戦闘機
1920年代くらいのもの -
左側がMIG-21
有名すぎるソ連の戦闘機
第二次世界大戦以降、たくさん造られたらしい。
右側はロッキード製の戦闘機SR-71A -
たくさんの飛行機が展示されていますが、ひとつひとつまで細かくは見ていません。
なんだかどれも同じように見えてきてしまう( ;∀;) -
ベルUH-1Hイロコイ(Huey)
ベトナム戦争中に有名な多目的ユーティリティヘリコプター。
ベトナム戦争を題材にした映画、例えば「プラトーン」なんかでよく出てきていたヘリですね。 -
じつに沢山の飛行機。
このエリアがこの博物館の一番の見所だと思います -
ここはアポロ・エグジビット (Apollo Exhibit)
アポロ計画に関する展示コーナー
展示されている大型ロケット・エンジン「F-1 Engine」は、地元アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOが多額の資金を援助し、海底約4,267メートル から探索され引き上げられたもの。 -
次のエリアは戦闘機の展示エリア
まずは日本の戦闘機から -
日本の戦闘機 はやぶさ
1941年後半から1945年8月まで5919機も生産されたのだとか。主に第二次世界大戦で活躍。なんだか私にしてみたら「ゼロ戦」のほうが馴染みがあるんだけどなぁ
これはゼロ戦ではないようです。 -
広島に原爆を投下したのも戦闘機でした
その時の記事と写真
他にも各国の戦闘機が沢山ありましたが、あまり写真は撮りませんでした。 -
本館からの渡り廊下を進みます。
この渡り廊下は道路をまたぐように作られています。 -
アビエーション・パビリオン (Aviation Pavilion)
次のエリアは比較的新しく、2016年の6月にオープンしました。
それまで野外で展示されていた飛行機の屋内展示場という感じ。
主な展示飛行機は、初代のエアフォースワンとコンコルド
いづれも内部の見学可能なのでワクワクします。 -
まずはスペースシャトルがお出迎え
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つぎにこのような展示場へ
沢山の飛行機が並べられていています -
アメリカの戦闘機ボーイングB-17F
これは1943年製ということですが、この型では、世界に残っている唯一飛行可能な機体だそうです。 -
あまりにも有名なボーイングB-29
第二次世界大戦で「スーパー爆撃機」として活躍し、広島と長崎に原爆を投下した戦闘機です。
なんだか複雑です
説明書きには「原爆を投下することによって戦争を終結させることができた」と。 -
コンコルドです
私は乗ったことも間近で見たこともありません
中に入ってみましょう -
コンコルドは1966年から1979年まで20機製造され、2000年頃まで運航されていた。
音速の2倍以上の速さで飛び、ニューヨークとロンドンを3時間20分で結んでいたそうです。
でも騒音問題、危険性の問題から採算が合わず運航されなくなったということです。
全席ファーストクラスの運賃だったらしいですが、シートはエコノミーと変わらない感じです。 -
コンコルドのトイレ
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コンコルドの座席
全席ファーストクラスですが、せいぜいこれくらいの前後幅しかありません -
コンコルドのコックピット
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望遠で計器を撮りました。
この機体の免許を持った人、何人くらいいたんだろう -
次は大統領機 エアフォースワンです
ボーイングVC-137B
ここに展示されている大統領機は、米国初の大統領専用機「Air Force One Boeing VC-137B」。1959年からアイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソンが使用したそうです。
早速中に入ります -
エアフォースワンのトイレ
このトイレは大統領が使うトイレではありません -
この機体は米軍から借りて展示しているのだとか
ここが大統領の執務室 -
執務室を反対側から
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こっちのバスルームが大統領専用みたいです
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通信室
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座席は広いところややや狭いところなどありました。
乗る人の役職などによって違うのでしょう -
通信室
米国政府とのやり取りなどをするところ -
エアフォースワンのコックピット
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ボーイング727型機
これはユナイテッド航空が旅客機として使っていたもの -
ボーイング727は世界の古典航空機の一つで、経済的な低高度、高速巡航能力を提供するために開発されました。 1963年から1984年に生産が終了するまで、1832機も製造されたそうです。
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この壁の模様
なんとも懐かしい。
私たちがユナイテッドのマイラーになった当時の模様だわ -
次はボーイング747型機
いわゆる「ジャンボジェット」ですね。
今も旅客機として飛ばしている航空会社はいくつかあります。
最大で550人も乗れる旅客機はこれ以降造られていません。
約30年前の日航機123便墜落事故はこの747型機でしたね。
だから、飛行機の単独事故としては最大人数の犠牲者数になったのです。 -
ここの博物館のこの747航空機は、最初に作られた747機で、シリアル番号001です。なので、主には飛行テストに使われました。
そのため機内には座席はおろか内装が施されていません。 -
グラマンF-14A Tomcat
トムキャットと言えば「トップガン」ですね。
トムクルーズ演じるマーベリックが乗っていた戦闘機です。
1990年には退役しているそうで、この機体は国立海軍航空博物館からの借り物だそう。
また、トムキャットと聞けば、同名の歌手を思い出してしまいます(>_<) -
これはボーイングの最新旅客機787型機
「ドリームライナー」です
一応中を見ますが、今回往路も復路もこれに乗ってきたからなぁ -
そうそう、こんな配置でした。ビジネスクラス
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787型機のコックピット
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さてお昼時にはかなり混んでいたカフェも空いてきたので、遅めの昼食とします
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ホットドックとビール(^_^)v
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昼食の後はお土産物を買います
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オリジナルの商品も沢山あるので、ここで結構お土産を買いました
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時刻は2時半くらい。
そろそろ切り上げて次の目的地へと向かいましょう。 -
ここから約2時間半のドライブで、オリンピック国立公園へと向かいます
本日は海岸沿いのカラロックビーチにある、カラロックロッジに宿泊です。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- GuteReiseさん 2018/09/12 22:34:56
- 旅行記参考になりました、また行きたいと思いました。
- ぴろろんさん、
旅行記、興味深く、読ませていただきました。
同じ日に、訪問したのに、なるほど、なるほど、....
あぁ、ここ見逃したとか、また行きたいと思いました。
昨年の日食に続いて2年連続のシアトルでしたが、
旅から戻ったばかりなのに、またシアトル経由アラスカ計画しないと、
考えています。
いつか、アラスカで、お会いするかも知れませんね。
グ~テ・ライゼ
- ぴろろんさん からの返信 2018/09/13 07:42:26
- RE: 旅行記参考になりました、また行きたいと思いました。
- ぐ〜て・らいぜさん、おはようございます。
コメントありがとうございました。
本当に不思議なご縁ですね。私も昨年日食の頃に偶然旅行していたものですから。
まぁ、その時はカリフォルニアの北の方で、残念ながら日食は98%という中途半端な場所での観測となりましたが、おかげで日食というものは100%でなければ意味がない。という学習ができました。笑
航空博物館の旅行記は、コメントを入力するのに苦労しました。
なにせ、あんまりしらなかったもので。。。。
もうちょっと勉強してから行ってたらもっと感慨深いものになったかも知れません。
帰ってきてから知ったことも多かったです。
アラスカ
また行きたいです!でも移動に時間がかかるし、私の短い夏休みではなかなか難しいかも、と思っています。
もう少し長めに休みがとれる環境に異動したら、その時はまた私も計画したいなぁ。
早く日が来ますように。
アラスカのオンシーズンは限られていますから、またお会いするかもしれませんね!
ぴろろん
-
- olive kenjiさん 2018/09/04 08:03:11
- ハロー コニーちゃん
- ぴろろんさん ご無沙汰しております。
また今回もいい所へ行かれていますね。
この航空博物館はミリタリーフアンの私としても知らなかったので、拝見出来てとってもラッキーでした。
コニーちゃんからご対面とは泣けてきますね。なんとドレッシーでお洒落な飛行機でしようか。最新式がデザイン最高と思ってはいません、その当時その時代の最高傑作デザインがあったと思います。
まるでモボ・モガの洋服がお洒落であったかのように。
コニーはまさに、最高傑作機だったと思います。
ここの博物館は、飛行機数、種類、それに保管状態が凄くよく出来ていると写真からも見てとれます。
シアトル方面やオレゴンコーストへ行けるのはいつのことか分かりませんが、行った時にはここに是非寄りたいと思うばかりです。
ご主人さまは3時間の見学でご満足なさっていましたか。もう少し見たかったのでは・・・・
台風がもうすぐ我が島にもやって来ます olive kenji
- ぴろろんさん からの返信 2018/09/04 11:41:58
- Re: ハロー コニーちゃん
- 私も大阪市内で仕事中ですが、そろそろ台風が来そうです。
仕事をしながら通り過ぎるのを待とうかと思っています。
さて、航空博物館ですが、これはやはり男性には魅力的なのでしょうね。
わたしなんて「ふ~ん」と言いながらいちおうカメラに納めていく、という程度でどんどん先へ進んで行ってました。
「コニーちゃん」と言われても何の感慨も感動もなく。。。笑
強いて言えば、コンコルドとエアフォースワンぐらいだったでしょうか。
きっと主人はもっとゆっくり見たかったと思います。
よく飛行機に関する本を読んでいるみたいですから。
そういえば隣であれこれ解説してましたね(^_^;)
olive kenjiさんにも是非、行く機会が訪れますように。
ご訪問、ありがとうございました。
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