2018年　シアトル周辺⑦オリンピック国立公園　Ruby BeachとHoh Rainforest

2018/08/15 - 2018/08/15

8/14からの３日間をオリンピック国立公園で過ごしました。

今日は前回も行った、ルビービーチとホーレインフォレスト。
両方とも印象深い場所だったので、再訪を決めました。

オリンピック国立公園は、奈良県と同じくらいの面積を持つ大きな公園です。公園の西側には2670ｍの山脈があり、太平洋から湿った暖かい風が吹くことで、特異な気候が生まれています。
この針葉樹のレインフォレスト（温帯雨林）は世界遺産に指定されているほど。木膚を緑の苔やヒカケノカズラに覆われたこの温帯雨林は北半球では唯一のもので、オリンピック国立公園の目玉の1つ。

日本で苔はどこに生えてる？、と考えてみると、庭園に絨毯のように苔が生え、その上に木が生えてるよなぁ。
ここの苔は大きな針葉樹の幹や枝に苔が生え、垂れ下がってる。木の根元はシダに覆われているので、同じ「苔」でも全然景色が違うし印象も違うんですよね。

エリア オリンピック国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず午前中の早い時間にルビービーチに行きます

霧で霞むビーチは幻想的

ビーチには打ち上げられた流木がたくさんあり、雰囲気を醸し出す

ビーチにはちらほら散歩する人がいます

ここも昨日までのカラロックビーチのようにとても広い海岸
そしてとても長い

大きな岩がこの素敵な風景を作っている

この時間引き潮で遠くまで遠浅

うっすらと残っている海水が鏡のように景色を写しだしています

少し肌寒いですが、とても気持ちがいい

あんなに遠くまで歩けるみたい

その向こうは波が高い

きれいにリフレクションしてる

静かで幻想的で素敵な時間

10時頃までルビービーチで過ごした後、ホーレインフォレストに向かいます。

入園料をまだ払っていなかったので、ここで払います。
そうそう、マウントレーニエでは払わずに終わっています(^_^;)

まずはビジターセンター

今年に入ってから雨量が減っているのだとか。
苔にも影響あるんだろうなぁ

ここから2つのトレイルを歩きます。

両方で3ｋｍ程度の短いトレイルです。

まずはThe Hall of Mosses Trail (0.8 miles / 1.2km)
「苔の殿堂 トレイル」と呼ばれているショート・トレイル。

最初のこの辺りはまだ苔はなく針葉樹の森林が広がっている素敵な散歩道、といったところ。
海岸はあんなに霧で霞んでいたのに、ここはとても良い天気

針葉樹にたくさんの苔

これが世界で唯一の針葉樹の温帯雨林の風景かぁ

日本で「苔」のイメージは盆栽とか清流の近くの苔
このように針葉樹の大木に生える迫力ある苔ではなく、苔は絨毯のように生えているもの、というイメージがある

大木が倒れてトンネルを作っている

この辺りは高い針葉樹と、足元にうっそうと生えるシダが不思議な空間を作っている

こんな森は見たことがない

針葉樹にびっしりの苔

苔といえば庭園だからなぁ、日本では。

海外で苔を愛でる習慣ってあるのかな

これも凄い

巨木の幹と枝にびっしりの苔
垂れ下がるくらいうっそうと苔が生えている

苔が根元に絨毯のように広がっているのではなく、根元はシダ
苔は木の幹や枝に生えてる

う～ん
不思議な景色
苔の重みで枝が曲がった？

倒れた巨木に根を生やし、複雑に絡まっている木の根っこ達
その上に苔が生えている
不思議だけど美しい

このトンネル、もっと苔がたれ下がっていたら、もっと綺麗だろうなぁ

うわぁ
ここも凄い
そしてすごい迫力
どこもかしこも目を奪われます

短いトレイルだけど、足を止めることが多くて時間がかかります

カメラの設定を変えて何枚も撮ってしまいますね

これはもうほとんど芸術の域

木の幹に生えている苔はこんな感じ

触ってみたけど、今年は雨が少ないせいか、なんとなく乾いている

これまた絵になる風景の苔むした大木達

人を一緒に映り込ませると、木の大きさが伝わるでしょうか

1.2ｋｍの短いトレイルですが、こういった風景がずっと続きます

このトレイル、きっとこの公園のなかで一番人気があるんじゃないかと思う。
午前中なのに駐車場がいっぱいだったし。

歩いている人も多かった

次にThe Spruce Nature Trail (1.2 miles / 1.9km)を歩きます。
ホー川の畔まで歩くショート・トレイル。新しい雨林から古い雨林まで見ることが出来ます。

こっちのトレイルにももちろん苔が生えた木はありますが、こちらには大きな檜の木が多そう

そしてトレイルの途中には大きな川もあります
ホーリバー

深い森の中にいたので、少しほっとする瞬間

またまた木のトンネル

あ、あれは一体何だろう
壁？

真横から見ると、倒れた巨木の根っこの裏側でした

変わった形の木
なんでこんな風に生えるのかな

この辺りの針葉樹は木に派生したり、何本もの木が一つになったりして形が個性的なものが多い

相変わらず足元にはシダが生い茂っている

なんだかジュラシックパークっぽい。
恐竜が出てきそう

手前の説明書きには
Together they Stand
とあります。

みんな一緒に立っている、って感じですかね

これには
All in a Row
と、ありました。
倒れた木の上に沿って根を張って、一直線に木が並んで生えてる

いやぁ、短いトレイルだけど、見応え十分
なんだか野外の博物館か美術館みたいでした。
満足のいく超個性的なトレイルでした(^_^)v

この旅行記へのコメント （4）

• hirootaniさん 2018/09/17 22:54:10

  私もここ行きました

  ぴろろんさん、こんにちは。
  
  オリンピック国立公園は面白いところですね。ジュラシックパークのようですね。私も実は２０１５年の８月にここを訪れました。その当時の写真の整理がまだできていなくて、まだ旅行記に書けていませんので、ぴろろんさんの旅行記を参考にしつつ、いつか旅行記としてアップできればと思っています。他にもまだ眠っている写真があるので、暇を見つけて整理したいと思っています。いろいろなところに行きすぎて、過去のものを整理する暇が今はないのですが・・・
  
  今後もぴろろんさんの旅行記を楽しみにしています。
  
  hirootani

  ぴろろんさん からの返信 2018/09/18 07:52:23

  Re: 私もここ行きました

  hirootaniさんも行ったのですね！
  オリンピック国立公園は二度目なのですが、ここの風景は本当に不思議だとつくづく感じました。
  これだけの狭い地域の中に様々な気候を持ち合わせていることを目で見て体で感じてることが出来る場所って、他にはないと思います。
  
  私はhirootaniさんがどのような写真をここで撮られたのかに非常に興味があります。できるだけ早い時期にアップされることを願っています。
  
  こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。
  
  ぴろろん
  

• とろろんさん 2018/09/14 13:52:34

  苔の芸術

  ぴろろんさん、こんにちは～
  
  オリンピック国立公園は、精霊がいそうな雰囲気ですよね。
  清々しい気持ちになります。
  オリンピック国立公園は訪れた事はありますが
  自然は毎日違うし、さらに時間によって違うし
  新鮮で自分もトレイルを歩いている気持ちで拝読させていただきました。
  苔はもう芸術ですよね。
  
  行った事がないのですが、ルビービーチの幻想的な景色。
  心が和む～
  あの世の景色のよう～（知らないけど）
  
  日本でもアメリカでも、いや世界中
  天災が次々と襲っています。
  この美しい地球がずっと平和で美しい世界である事を願いますよね～
  
  とろろん
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  

  ぴろろんさん からの返信 2018/09/14 19:38:20

  RE: 苔の芸術

  とろろんさん、こんばんは
  
  毎回のご訪問、ありがとうございます。
  
  スペインの旅行記も欠かさず見ていますよ〜
  毎回、白ワインが登場するので、どこで出てくるのか楽しみにしています　笑
  
  
  オリンピック国立公園は二度目ですが、やっぱり行って良かったです。
  ちょうど11年前にオリンピック国立公園に初めて行ったのですが、その頃はまだアメリカの国立公園にはあんまり行ってなかったから、ここの素晴らしさを意識出来なかったんだと思う。
  ここの気候と景色は本当にほぼ芸術ですよね〜
  それにこれだけの範囲に様々な気候が混在しているのは不思議。
  日本でももっと有名になっていいように思う。
  
  グランドキャニオンは一回行けば気が済んだけど、ここはまた行きたいなぁと思ってしまいます。
  
  ルビービーチは、前回の時は天気が良かったから、雰囲気が違いました。
  天気の良いルビービーチももちろん素敵ですが、こういう幻想的な景色の方が個性があって私は好きです。
  
  あの世の景色に例えるとろろんさんには笑けました。
  
  ぴろろん