2018/08/05 - 2018/08/05
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旅人のくまさんさん
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長野県の佐久市にある『龍岡城五稜郭』は、江戸時代末期に造られましたが、完成することは出来ませんでした。明治の廃城令で、残った建物は『御台所櫓』だけでした。普段は閉まっているその内部も見学できました。
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『龍岡城五稜郭』に残る、唯一残された建物の遺物、『御台所櫓』の内部光景です。この部屋には、『料理方詰所』の表示がありました。藩主やその家族の食事を賄う炊事施設と家臣の詰め所を兼ねた建物でした。
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同じく、『御台所櫓』の土間の光景です。雰囲気を出すためか、荷車が『三和土(たたき)』に置かれていました。荷車は、紀元前3000年頃のインダス文明の都市遺跡から荷車の土器が発掘されていることから、インド発祥と推定されています。
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展示品の表示は見当たらなかったようですが、質感や文様から判断して、『縄文土器』のようです。複数の中型から大型の容器の破片のようでした。筋模様が多くみられました。
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イチオシ
先程の複数の中型から大型の容器の破片と似たような質感と文様の破片群です。やはり、縄文土器のように見えましたが、容器以外の造りかも知れません。
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縄文土器の破片のような展示の紹介が続きます。中央付近の破片には、同心円ではなく、渦巻き模様が、そのほかの破片には櫛形模様や波模様などがありました。
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イチオシ
『弥生式土器』の表示があった周りの展示品の光景です。土器の表面に出土に纏わる情報や寄贈者が墨書されていました。表示の左側の赤っぽい土器片には、『昭和29年2月、田口村田口、妙法寺出土』の文字と寄贈者の名前が記されていました。大きな容器の破片らしい緩やかな曲面を持っていた破片です。弥生時代は、紀元前10世紀から紀元後3世紀頃の時代です。
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こちらの出土品も、質的には『弥生式土器』のように見えました。破片の断面も、縄文式土器よりは薄く仕上がっているように見えました。
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はっきりとは確認できませんでしたが、『弥生式土器』の展示の一部のように見えました。赤い色は、釉薬ではなく地肌の色のように見えました。
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同じく、『弥生土器』らしい破片群です。こちらも、比較的容易に元の形が再現できそうな破片群でした。左端の破片には、出土場所の『田口村田口、妙法寺』らしい墨書が見えました。
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左端付近に『すえ器』の表示があった周りの展示品の光景です。先程の『弥生式土器』が赤っぽい色をしていたのに対し、こちらはグレー色でした。手前の3個の破片は、同じ容器が幾つかに割れたような雰囲気が残っていました。その奥の7個の破片も、同じ容器が割れたような形と材質でした。須恵器は、古墳時代から平安時代まで製作された陶質土器です。
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時代区分がはっきりしませんでしたが、質感的には、『須恵器(すえき)』の出土品のようです。容器類らしい破片群でした。
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こちらの容器らしい破片群も、質感的には、『須恵器(すえき)』の出土品のようです。必要な予算があれば、復元できそうな破片群でした。
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この破片群は、『須恵器(すえき)』か『弥生式土器』か判断が付きませんでした。中央から右側が、グレーから黒に近い色、左側が薄いグレーか薄茶色でした。照明の具合で、はっきりとは分かりませんでした。
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同じく、細かく割れた焼者の破片群の展示光景です。こちらも『須恵器(すえき)』か『弥生式土器』か判断が付きませんでした。『縄文土器』ではないようです。
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『打製石斧(だせいせきふ)』の札が掛けられた、ガラス製の展示棚の光景です。『打製石斧』は、石斧型をした縄文時代の一般的な石器です。伐採具、木工具、土掘具など種々の機能が考えられています。一部は、弥生時代にまで残ったとされます。
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『打製石斧(だせいせきふ)』の展示光景です。大型から小型のものまで、大きさも形も様々でした。中央付近に見える19番の黒い石製品は、黒曜石を使った刃物かも知れません。打製石斧は、手斧(ちょうな)のように用いる『直刃(すぐは)斧』と、土掘具であるその他の打製石斧とに二大別されるようです。
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整然と並べられたこちらの石製品も『打製石斧』の展示の一部のようでした。こちらは、右下の2個だけが周りより一回りも2周りも大きな造りでした。
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イチオシ
『打製石斧』の展示の紹介が続きます。縄文時代の製品のようです。縄文時代は、紀元前1万4千年~紀元前4世紀の頃とされます。縄文時代の文明が脚光を浴びたのは、岡本太郎(1911~1996年)さんの功績が絶大です。近年も、縄文ブームが起きています。
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同じく、『打製石斧』の展示の紹介が続きます。地元で出土した品ばかりのようですが、かなりの数にのぼるようでした。
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『打製石斧』の展示の紹介の最後です。文字が逆さまになりましたが、右端に『打製石斧、石を打ち欠いてつくる』との説明書きがありました。
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表面にたくさんの小さな窪みが付けられた石器の展示です。陽を起こすのに使われた『凹石(くぼみいし)』と紹介されていました。別名が、『あまだれ石』とも説明されていました。
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『石皿』等の破片のように見えましたが、表示はなかったようです。縁に小さな窪みが並んだものもありましたが、装飾のようにも見えました。
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『石皿のいろいろ』の表示があった展示品の光景です。『木の実、草の実を粉にしたり、動物の肉などを細かにするのに使ったもの』との説明文も添えられていました。使い古したらしい窪みが石の中央に残っていました。
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『たたき石』の表示があった石製品の展示です。『石皿の上で木の実などを叩きつぶししたり、摺りつぶしに使った物』との説明文が添えてありました。時代は表示されていませんでしたが、縄文時代当たりの品でしょうか。石皿と一緒に出土しなければ石製品とは判別しにくいように見えました。
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『多凹石』の表示があった石製品の一群です。大小の石の表面に、複数、もしくは多数の小さな窪みが付けられた石器です。ネット検索しても、はっきりとした定義や使用目的は分かりませんでした。大きいものは、先に紹介した『凹石』にも似ていましたが、石皿の変種のようにも見えました。
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石材の破片の展示ですが、元の形を想像できませんでした。中央夫君に見える破片には中央部分に孔があり、全体が円形をしているようですから、石臼の類にも見えました。縄文時代などの古い時代の遺物ではないようです。
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ここからは年代が新しくなるようです。右側の石材には、『板碑』の表示がありました。鎌倉時代の石塔と説明されていました。石材は緑泥片岩で、秩父地方から運ばれたものと解説されていました。左側の展示は、鎧などに使われた銅環や、弓や馬具の一部などです。
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右側の品には、『朝鮮わらじ』の表示がありました。麻または藁で造られた、朝鮮(韓国)の履き物と紹介されていました。左側の二つの展示品は、『木履(ぽくり』の表示がありました。女性用の下駄のことです。
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藁で編んだ、草履や雪ぐつの展示です。『雪靴』には、まだゴム靴が造られなかった時代、雪の日や冬の寒い時に保温のために履いた靴と紹介されていました。柔らかくした藁で造ってあるとも説明されていました。
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比較的最近まで使われていたような品々の展示です。太鼓や蓄音機など様々です。後ろには、表札らしい木札が立て掛けられていました。
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