2018/07/01 - 2018/07/01
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佐倉城址に置かれている、国立歴史民俗博物館・くらしの植物苑の展示紹介の続きです。その後、佐倉城址公園の城址を見学しました。
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六つのテーマで展示された、『くらしの植物苑』の草木の紹介の続きです。左側の写真パネルには、3月に咲いたアブラチャンの雌株の花、右側のパネルには4月に咲いたアブラチャンの雄株の花が紹介されていました。『アブラチャン(油瀝青)』は、クスノキ科クロモジ属の落葉低木で、雌雄異株です。
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『シロダモ(白だも)』名札があった樹木の光景です。宮城・山形県から沖縄の暖地の山野の比較的湿潤なところに生える樹木で、高さ10~15メートルになる常緑高木です。葉は互生、枝の先に集まって付きます。長楕円形または卵状長楕円形の葉です。
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『シロダモ(白だも)』表示があった説明パネルの光景です。クスノキ科シロダモ属の常緑高木です。シロタブやタマガヤの別名を持ちます。 雌雄別株です。
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草花から、大木までを見ることができる、『くらしの植物苑』の苑内光景です。他に見学する人がいなく、貸し切り状態での見学でした。ただし、閉館までは30分ほどの時間でした。
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斑入りの葉が目を引いた、『フイリスダジイ(斑入りすだじい)』の光景です。日本植木協会のHPからの紹介です。『日当りから半日陰まで、土質は選ばないようですが、成長は遅い』ようです。また、『スダジイの美しい外斑の代表種、斑は四季を通じて鮮明』とも紹介されていました。
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『フイリスダジイ(斑入りすだじい)』の葉のズームアップ光景です。ブナ科シダジイ属の常緑高木です。樹形は卵形から広卵形で、3~6メートルに成長するようです。
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新緑が鮮やかだった、イロハモミジの大木の光景です。『イロハモミジ(いろは紅葉)』は、ムクロジ科カエデ属の落葉 高木で、『イロハカエデ(いろは楓)』とも呼ばれます。日本では最もよく見られるカエデ属の植物です。
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大きな幹に取り付けられていた『イロハモミジ』の名札の光景です。『ムクロジ科』の表示もありました。現在主流のAPG植物分類体系では、旧分類のムクロジ科(約140属2000種)のほか、カエデ科(約2属150種)とトチノキ科(約3属15種)もムクロジ科に含められました。
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『ケヤキ(欅)』の大木の根元付近の光景です。高さ20~ 25メートルの大木になり、40メートルを超す個体もあります。木材としては、中心部の赤身といわれる部分が主に使われ、周囲の白太は捨てられますから、よほど太い原木でないと立派な柱は得られません。
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『ケヤキ(欅)』の表示があった説明パネルの光景です。ニレ科ケヤキ属の落葉高木で、『ツキ(槻)』とも呼ばれます。雌雄同株で、雌雄異花です。建築材や彫刻材として優れていることなどが紹介されていました。
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『オミナエシ』の表示と写真があった説明パネルの光景です。写真の花には、6月の表示がありました。『オミナエシ(女郎花)』は、秋の七草の一つに数えられる、オミナエシ科オミナエシ属の多年草です。山上憶良が詠んだ秋の七草は、『萩の花尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花』です。朝貌(あさがお)は、『桔梗(ききょう)』のことと推測されています。
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イチオシ
近代建築のようですが、和風のクラシックな造りの休憩所兼、展示室の建物光景です。暑い日になりましたので、休憩所に置いてあった自販機のお世話になりました。
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温室のようでしたが、赤いカラーコーンが置かれていましたので、中に入っての見学は出来ないようでした。見学できそうになかったので、少し離れた場所からのズームアップでの撮影です。
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栽培中の瓢箪の鉢植え光景です。百成ヒョウタン、大だるまヒョウタン、大ヒョウタンやイボ瓢等の名札がありました。さらに大きくなれば、棚のある場所に移されるのかも知れません。ネット検索しましたら、千成ヒョウタン、徳大ヒョウタン、上州ヒョウタンや大長ヒョウタンなど、まだまだ多くの種類がありました。
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『治す』の表示があった説明パネルの光景です。薬として利用する、ナンテン(南天)などの常緑樹、イチョウ(公孫樹)等の落葉樹、ドクダミなどの草本類が紹介されていました。
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苑内光景です。利用案内図には、こちら方面には『治す』に関連する薬草類が栽培されているようでした。ビニールハウスも見えていました。
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葉の間から顔を覗かせた名札には、『リュウキュウアイ』の文字がありました。『リュウキュウアイ(琉球藍)』は、タデアイとともに青色系の染色に使用される植物です。キツネノマゴ科の多年草です。
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黄色の花が咲き揃った、『サクラオグルマ(佐倉小車)』です。植物界の泰斗、牧野富太郎博士がこの地で発見した宿物です。牧野博士は、高知県高岡郡佐川町出身で、『日本の植物学の父』と呼ばれ、多数の新種を発見し命名も行った、近代植物分類学の権威でした。その研究成果は、50万点もの標本や観察記録や著作として残されました。
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『サクラオグルマ』の説明パネルの光景です。佐倉市に因む花の名前は、牧野富太郎(1862~1957年)博士が、この地で発見して付けたものと紹介されていました。オグルマと、ホソバオグルマの自然交配種と推定されていることが紹介されていました。まだ、正式な学名が認められていないようです。
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植物界の泰斗、牧野富太郎博士がこの地で発見した、『サクラオグルマ』の2株の光景です。小学校中退でありながら理学博士の学位も得て、彼が生まれた4月24日は、『植物学の日』に制定されました。
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初めて目にする植物のようです。『センノウ(仙翁)』の名札がありました。ナデシコ科センノウ属の多年草です。日本には、鎌倉時代の末から室町時代の初め頃、中国から渡来したとされます。ナデシコの仲間としての展示だったようです。中国から伝来し、京都嵯峨の仙翁寺に伝わったことが名前の由来と紹介されていました。
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優美な姿の『カワラナデシコ(河原撫子)』でしたから、帰りにもう一度、ズームアップしたその花を紹介しておきます。三段に咲いた白い花の光景です。松阪の松阪(伊勢)撫子保存会のネット情報では、『仕立て方は、3本の天地人作りとし、1本に5花、計15を基本』と紹介されていました。菊の仕立てに類似しているようでした。
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ズームアップしたピンク色の花の光景です。松阪の松阪(伊勢)撫子保存会のネット情報では、『花色 は、白、濃淡ピンク、藤、紅、赤など多彩で、ぼかしや絞り模様も出現する』と紹介されていました。
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イチオシ
『くらしの植物苑』の見学を終え、ここからは『佐倉城址公園』の紹介です。どちらも佐倉城址に造られた施設ですが、『佐倉城址公園』は、城址を紹介するのが主な目的の施設のようでした。
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ズームアップで紹介する、『佐倉城址公園』の平面図です。右側の図面には、大正6年(1917年)に発行された、『佐倉御城実測図』のタイトルがありました。屋敷名なども細かく記されていました。
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ズームアップで紹介する、『佐倉城址公園』の平面図です。こちらには、『佐倉城址公園案内図』のタイトルがありました。城跡を中心とした、見所の紹介文が左上にありました。
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『空堀(からぼり)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。縄張図を参照しますと、かつての三の丸の東側方面の守りのようでした。ただし、空堀を挟んで、左側(東側)には『三の丸御殿』があったようです。
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イチオシ
北側から眺めた『三の丸の空堀』の光景です。空堀の右手(西側)が『三の丸跡』、左手(東側)が、自由公園方面になります。縄張図には、自由公園側に『三の丸御殿』が記されていました。
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『佐倉城址公園』の表示があった施設表示板の光景です。佐倉市のHPには、臼井城址公園と佐倉城址公園の2箇所が、『歴史公園』に分類されていました。
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『三の門跡(さんのもんあと)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。木造、本瓦葺きの二階造りで、規模は梁間三間、桁間六間と紹介されていました。右上が現在の付近の平面図、左上が明治初めの写真、その下が佐倉城大絵図です。門内の三の丸には、家老屋敷が置かれていたことも紹介されていました。
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