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 光前寺の早太郎伝説と、磐田見付の悉平太郎(しっぺいたろう)伝説が、同一の伝説だということで、駒ケ根市と磐田市は友好都市となっている。<br /> なのに、いまだ私たちは光前寺を見たことがない。<br /> 磐田市の住人として光前寺参りはしておくべきだと、意気揚々と光前寺に向かった。

ドローン持参で長野で車中泊 (7/8)早太郎伝説の光前寺、伊那まで足を伸ばしてみはらしファーム

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2018/07/02 - 2018/07/02

268位(同エリア646件中)

motogen

motogenさん

 光前寺の早太郎伝説と、磐田見付の悉平太郎(しっぺいたろう)伝説が、同一の伝説だということで、駒ケ根市と磐田市は友好都市となっている。
 なのに、いまだ私たちは光前寺を見たことがない。
 磐田市の住人として光前寺参りはしておくべきだと、意気揚々と光前寺に向かった。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車

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  •  光善寺は、こまくさ橋のすぐ近くで、

     光善寺は、こまくさ橋のすぐ近くで、

  •  駐車場はあちこちにあったが、<br /> 寺の前の駐車場もガラガラで、桜や紅葉の時期がはずれると、やって来る人は少ないようだ。

     駐車場はあちこちにあったが、
     寺の前の駐車場もガラガラで、桜や紅葉の時期がはずれると、やって来る人は少ないようだ。

  •  駐車場から少し歩けば、目の前に小さな仁王門。<br /> 両脇に仁王様がいたけど、かまわずに先に進むと、

     駐車場から少し歩けば、目の前に小さな仁王門。
     両脇に仁王様がいたけど、かまわずに先に進むと、

  •  石畳の参道には「ヒカリゴケ」の案内板。<br /> 「えっ、どれがそうなの?」<br /> 「光ってるものなんて、どこにもないよ・・」 <br /> 右往左往するが、ヒカリゴケらしきものは見つからず、

     石畳の参道には「ヒカリゴケ」の案内板。
     「えっ、どれがそうなの?」
     「光ってるものなんて、どこにもないよ・・」
     右往左往するが、ヒカリゴケらしきものは見つからず、

  •  参道の左側にお堂を見つけ、

     参道の左側にお堂を見つけ、

  •  近づけば、大講堂と呼ばれるお堂だった。<br /> 坊さんたちが修行したお堂か・・・<br /> と外から鑑賞して引き返し、

     近づけば、大講堂と呼ばれるお堂だった。
     坊さんたちが修行したお堂か・・・
     と外から鑑賞して引き返し、

  •  大木が並ぶ参道に戻ると、

     大木が並ぶ参道に戻ると、

  •  右側の林の中に苔絨毯の道。<br /> 苔は見慣れているが、こんなフワフワした苔はめったに見られるものじゃない。 色良し、厚さ良し、弾力性良し、美しさは最高。<br /> 案内板に「苔の道」と書いてある。<br /> 昨今は苔ブームで、収集マニアも増えて、商売も活発だとかで、<br /> この苔、盗難にあわないか?<br /> と心配してあげる。

     右側の林の中に苔絨毯の道。
     苔は見慣れているが、こんなフワフワした苔はめったに見られるものじゃない。 色良し、厚さ良し、弾力性良し、美しさは最高。
     案内板に「苔の道」と書いてある。
     昨今は苔ブームで、収集マニアも増えて、商売も活発だとかで、
     この苔、盗難にあわないか?
     と心配してあげる。

  •  苔の上は歩行禁止。<br /> 横に工事現場の資材で作った歩道ができています。<br /> 歩くとフンワフンワとたわんで、気持ちが良い。<br /> <br /> 

     苔の上は歩行禁止。
     横に工事現場の資材で作った歩道ができています。
     歩くとフンワフンワとたわんで、気持ちが良い。
     
     

  •  その先に客殿と本坊があり、庭園は有料で、<br /> 修復工事中でもあるので、さっと引き返す。

     その先に客殿と本坊があり、庭園は有料で、
     修復工事中でもあるので、さっと引き返す。

  •  参道を進むと、杉の間に見えるは三門で、<br /> さすが光前寺。<br /> 信仰心の薄い私にも、何かを感じさせる霊力を放っています。

     参道を進むと、杉の間に見えるは三門で、
     さすが光前寺。
     信仰心の薄い私にも、何かを感じさせる霊力を放っています。

  •  近づけば、『新日本風土記』の中に入り込み、<br /> 「風の中に・・土の匂いに・・もう一度見つける・・日本の・・」<br /> そんな声が聞こえてくるようです。<br /><br /> 二層の屋根と長いひさしを支える木組みを観察します。

     近づけば、『新日本風土記』の中に入り込み、
     「風の中に・・土の匂いに・・もう一度見つける・・日本の・・」
     そんな声が聞こえてくるようです。

     二層の屋根と長いひさしを支える木組みを観察します。

  •  う~ん・・と、うなって見つめますが、正直良く分かりません。<br /> これらの価値や美しさを感じる感性は、歴史や伝統や建築などの知識に比例するもので、 <br /> 『ブラタモリ』のように、要点をつくテーマがあり、各方面の専門家や郷土研究家たちの助けがあれば、桁違いにレベルの上がった鑑賞ができると思うのだが、私たちにはとても無理です。

     う~ん・・と、うなって見つめますが、正直良く分かりません。
     これらの価値や美しさを感じる感性は、歴史や伝統や建築などの知識に比例するもので、 
     『ブラタモリ』のように、要点をつくテーマがあり、各方面の専門家や郷土研究家たちの助けがあれば、桁違いにレベルの上がった鑑賞ができると思うのだが、私たちにはとても無理です。

  •  右側に経蔵がありました。<br /> 小汚い蔵のように見えたものの、

     右側に経蔵がありました。
     小汚い蔵のように見えたものの、

  •  立札読むと、<br /> 私たちの郷土、見付の天満宮から奉納された般若経の他、多数の宝物が、この中に秘蔵されていると記してある。<br /> それも600年も前の話です。<br /> そんな大昔から、見付の宿場町と駒ヶ根はつながっていたことに、驚愕し、<br /> 小汚い蔵が、宝物庫に変わりました。

     立札読むと、
     私たちの郷土、見付の天満宮から奉納された般若経の他、多数の宝物が、この中に秘蔵されていると記してある。
     それも600年も前の話です。
     そんな大昔から、見付の宿場町と駒ヶ根はつながっていたことに、驚愕し、
     小汚い蔵が、宝物庫に変わりました。

  •  本堂です。<br /> それほど大きなものではなく、威張っている感じもなくて、素直な気持ちで眺めます。<br /> ど素人ですが、この古びた質感に、日本の良さを感じるようになってきました。

     本堂です。
     それほど大きなものではなく、威張っている感じもなくて、素直な気持ちで眺めます。
     ど素人ですが、この古びた質感に、日本の良さを感じるようになってきました。

  •  これらの彫り物をした職人たちの時代に舞い戻り、時代の空気を吸ってみたいものだ・・と、<br /> 現代人とは、根本的なところで違っていた人々の暮らしや心に、興味が湧き上がります。

     これらの彫り物をした職人たちの時代に舞い戻り、時代の空気を吸ってみたいものだ・・と、
     現代人とは、根本的なところで違っていた人々の暮らしや心に、興味が湧き上がります。

  •  女房は、お賽銭を投げ入れてお参りし、

     女房は、お賽銭を投げ入れてお参りし、

  •  樹齢700年といわれる三本杉を見つめ、

     樹齢700年といわれる三本杉を見つめ、

  •  本堂の横に回ると、木漏れ日で黄金色に輝く塔が建っていました。<br /> 三重の塔。<br /> 杉木立の中に建つ、こじんまりとしたその端正な姿に、思わず立ち止まり、<br />

     本堂の横に回ると、木漏れ日で黄金色に輝く塔が建っていました。
     三重の塔。
     杉木立の中に建つ、こじんまりとしたその端正な姿に、思わず立ち止まり、

  •  近づこうとすると、早太郎の墓。<br /> 誰が作ったんだろう?<br /> 早太郎(疾風太郎)伝説は、単なるつくり話とも思えず、<br /> といって、実際にこんな犬がいたはずもなく・・<br /> 一体何だったんだろうと、思考をめぐらします。<br /> 真実は、怪物は盗賊団で、犬は『七人の侍』のような雇われ用心棒で・・<br /> 話におひれが付き、大衆が喜ぶ話に変わっていったのでなかろうか。<br /> <br /> しかしこうした聖犬の伝説は、日本各地にあるようで、そこに出てくる共通点は<br /> 1:怪物に人身御供を差し出す村がある<br /> 2:怪物が自分の弱点(犬)を自ら洩らしてしまう<br /> 3:犬が怪物を退治する<br /> というものだ。

     近づこうとすると、早太郎の墓。
     誰が作ったんだろう?
     早太郎(疾風太郎)伝説は、単なるつくり話とも思えず、
     といって、実際にこんな犬がいたはずもなく・・
     一体何だったんだろうと、思考をめぐらします。
     真実は、怪物は盗賊団で、犬は『七人の侍』のような雇われ用心棒で・・
     話におひれが付き、大衆が喜ぶ話に変わっていったのでなかろうか。
     
     しかしこうした聖犬の伝説は、日本各地にあるようで、そこに出てくる共通点は
     1:怪物に人身御供を差し出す村がある
     2:怪物が自分の弱点(犬)を自ら洩らしてしまう
     3:犬が怪物を退治する
     というものだ。

  •  早太郎の墓の隣には、武将たちの墓があり、<br /> 大阪冬の陣・夏の陣で真田配下として戦った、郷土の英雄(農家の次男や三男)11人の共同墓地だ。<br /> これは伝説ではなく、現実の墓に違いない。

     早太郎の墓の隣には、武将たちの墓があり、
     大阪冬の陣・夏の陣で真田配下として戦った、郷土の英雄(農家の次男や三男)11人の共同墓地だ。
     これは伝説ではなく、現実の墓に違いない。

  •  境内はそんなに広いものではなく、三門近くに戻って来ると、<br /> 鐘楼がありましたが、鐘は傷がついていて使用禁止。<br /> 

     境内はそんなに広いものではなく、三門近くに戻って来ると、
     鐘楼がありましたが、鐘は傷がついていて使用禁止。
     

  •  光前寺の見学を終え、<br /> 少し離れた駐車場からドローンを飛ばし、光前寺の全景を撮影しようと試みるが、<br /> 光前寺の本堂や三重の塔などは、樹木におおわれて、空からは見えませんでした。<br /> 残念。<br /> それでも周囲の様子が撮れました。<br /><br /> https://youtu.be/aOoD5ZG3Bkk

     光前寺の見学を終え、
     少し離れた駐車場からドローンを飛ばし、光前寺の全景を撮影しようと試みるが、
     光前寺の本堂や三重の塔などは、樹木におおわれて、空からは見えませんでした。
     残念。
     それでも周囲の様子が撮れました。

     https://youtu.be/aOoD5ZG3Bkk

  •  念願の光前寺を見ることができたが、このまま帰るのはもったいなく、<br /> 伊那市まで足を伸ばします。<br /> 伊那には何があるの?<br /> 調べると「みはらしファーム」が良さそうだ。

     念願の光前寺を見ることができたが、このまま帰るのはもったいなく、
     伊那市まで足を伸ばします。
     伊那には何があるの?
     調べると「みはらしファーム」が良さそうだ。

  •  伊那市までの幹線道路、標識を見ると国道153号線。<br /> 「あれっ、151号線じゃなかったのか?」<br /> 私たちが飯田までやって来た151号は、飯田が終点のようで、飯田から伊那へは153号線となっている。<br /> 道路の右側は、幅50mにも満たない天竜川。

     伊那市までの幹線道路、標識を見ると国道153号線。
     「あれっ、151号線じゃなかったのか?」
     私たちが飯田までやって来た151号は、飯田が終点のようで、飯田から伊那へは153号線となっている。
     道路の右側は、幅50mにも満たない天竜川。

  •  飯田の町中で、左折して西に向かい、

     飯田の町中で、左折して西に向かい、

  •  信州大学農学部の横を通過すると、森となって、勾配のある坂道だ。<br /> 「ファームは平地じゃないんだ・・」<br /> 予想外。

     信州大学農学部の横を通過すると、森となって、勾配のある坂道だ。
     「ファームは平地じゃないんだ・・」
     予想外。

  •  森が切れた斜面に、みはらしファームの看板が立っていた。<br /> 「えっ、ここ?」<br /> 何もないように見えるが・・?

     森が切れた斜面に、みはらしファームの看板が立っていた。
     「えっ、ここ?」
     何もないように見えるが・・?

  •  ファームと聞き、北海道富良野のラベンダーの花咲く広~い丘畑、<br />はたまた朝霧高原まかいの牧場の体験遊園地をイメージしていましたが、ここはどうも違うようだ。<br /> ふれあい市場の駐車場に車を停めて、

     ファームと聞き、北海道富良野のラベンダーの花咲く広~い丘畑、
    はたまた朝霧高原まかいの牧場の体験遊園地をイメージしていましたが、ここはどうも違うようだ。
     ふれあい市場の駐車場に車を停めて、

    はびろ農業公園みはらしファーム テーマパーク

  •  体験案内を見ると、<br /> この季節、ブルーベリー狩りしかできないようだ。<br /> 真夏の暑さで、炎天下を歩き回る気分になれず、

     体験案内を見ると、
     この季節、ブルーベリー狩りしかできないようだ。
     真夏の暑さで、炎天下を歩き回る気分になれず、

  •  農産物を眺めながら、<br /> 「ブルーベリー、買っていく?」<br /> 「うちの近くの農家も、ブルーベリー作っていて、無人販売してるよ。」<br /> 「じゃ、そっちにする?」<br /> そんなこんなで、フルーツゼリーとリンゴケーキを買うことなりました。

     農産物を眺めながら、
     「ブルーベリー、買っていく?」
     「うちの近くの農家も、ブルーベリー作っていて、無人販売してるよ。」
     「じゃ、そっちにする?」
     そんなこんなで、フルーツゼリーとリンゴケーキを買うことなりました。

  •  時間は早いけど、ここで昼食。<br /> 名物の山菜そばを注文して、

     時間は早いけど、ここで昼食。
     名物の山菜そばを注文して、

  •  外に出ると、ダチョウの卵ショーが開かれていた。<br /> バスでやって来たツアー客用の料理ショーです。<br /> ダチョウの卵は分厚い殻で、電動ドリルと電動カッターで卵に穴を開け、

     外に出ると、ダチョウの卵ショーが開かれていた。
     バスでやって来たツアー客用の料理ショーです。
     ダチョウの卵は分厚い殻で、電動ドリルと電動カッターで卵に穴を開け、

  •  ドボ~ンと中身をボールに入れると、<br /> 「ああ・・ヒナじゃなくて、良かった・・」<br /> との声がもれ、笑い声と共に胸をなでおろす客たち。

     ドボ~ンと中身をボールに入れると、
     「ああ・・ヒナじゃなくて、良かった・・」
     との声がもれ、笑い声と共に胸をなでおろす客たち。

  •  ホットプレートで卵焼きにして試食会が始まるが、私たちは紛れ込んでいる侵入者なので、そっと退散。

     ホットプレートで卵焼きにして試食会が始まるが、私たちは紛れ込んでいる侵入者なので、そっと退散。

  •  この卵、1個3000円もします。<br /> ダチョウ園がありますが、今はなぜか、ダチョウはいないんだそうです。<br /> じゃ、この卵はどうしたの?

     この卵、1個3000円もします。
     ダチョウ園がありますが、今はなぜか、ダチョウはいないんだそうです。
     じゃ、この卵はどうしたの?

  •  みはらしファームと言うからには、さぞかしみはらしが良いだろう、<br /> と坂道を登って行くと、『みはらしの湯』があり、

     みはらしファームと言うからには、さぞかしみはらしが良いだろう、
     と坂道を登って行くと、『みはらしの湯』があり、

    羽広温泉みはらしの湯 温泉

  •  駐車場があって、まずまずの景色が見られますが、やはりドローンです。

     駐車場があって、まずまずの景色が見られますが、やはりドローンです。

  •  ドローンを飛ばすことができたし、ダチョウの卵ショーも見た、ここはこれで満足して、高遠城址に移動します。<br /><br /> https://youtu.be/mMtYljNeoEk<br />

     ドローンを飛ばすことができたし、ダチョウの卵ショーも見た、ここはこれで満足して、高遠城址に移動します。

     https://youtu.be/mMtYljNeoEk

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