2018/07/02 - 2018/07/02
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motogenさん
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光前寺の早太郎伝説と、磐田見付の悉平太郎(しっぺいたろう)伝説が、同一の伝説だということで、駒ケ根市と磐田市は友好都市となっている。
なのに、いまだ私たちは光前寺を見たことがない。
磐田市の住人として光前寺参りはしておくべきだと、意気揚々と光前寺に向かった。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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-
光善寺は、こまくさ橋のすぐ近くで、
-
駐車場はあちこちにあったが、
寺の前の駐車場もガラガラで、桜や紅葉の時期がはずれると、やって来る人は少ないようだ。 -
駐車場から少し歩けば、目の前に小さな仁王門。
両脇に仁王様がいたけど、かまわずに先に進むと、 -
石畳の参道には「ヒカリゴケ」の案内板。
「えっ、どれがそうなの?」
「光ってるものなんて、どこにもないよ・・」
右往左往するが、ヒカリゴケらしきものは見つからず、 -
参道の左側にお堂を見つけ、
-
近づけば、大講堂と呼ばれるお堂だった。
坊さんたちが修行したお堂か・・・
と外から鑑賞して引き返し、 -
大木が並ぶ参道に戻ると、
-
右側の林の中に苔絨毯の道。
苔は見慣れているが、こんなフワフワした苔はめったに見られるものじゃない。 色良し、厚さ良し、弾力性良し、美しさは最高。
案内板に「苔の道」と書いてある。
昨今は苔ブームで、収集マニアも増えて、商売も活発だとかで、
この苔、盗難にあわないか?
と心配してあげる。 -
苔の上は歩行禁止。
横に工事現場の資材で作った歩道ができています。
歩くとフンワフンワとたわんで、気持ちが良い。
-
その先に客殿と本坊があり、庭園は有料で、
修復工事中でもあるので、さっと引き返す。 -
参道を進むと、杉の間に見えるは三門で、
さすが光前寺。
信仰心の薄い私にも、何かを感じさせる霊力を放っています。 -
近づけば、『新日本風土記』の中に入り込み、
「風の中に・・土の匂いに・・もう一度見つける・・日本の・・」
そんな声が聞こえてくるようです。
二層の屋根と長いひさしを支える木組みを観察します。 -
う~ん・・と、うなって見つめますが、正直良く分かりません。
これらの価値や美しさを感じる感性は、歴史や伝統や建築などの知識に比例するもので、
『ブラタモリ』のように、要点をつくテーマがあり、各方面の専門家や郷土研究家たちの助けがあれば、桁違いにレベルの上がった鑑賞ができると思うのだが、私たちにはとても無理です。 -
右側に経蔵がありました。
小汚い蔵のように見えたものの、 -
立札読むと、
私たちの郷土、見付の天満宮から奉納された般若経の他、多数の宝物が、この中に秘蔵されていると記してある。
それも600年も前の話です。
そんな大昔から、見付の宿場町と駒ヶ根はつながっていたことに、驚愕し、
小汚い蔵が、宝物庫に変わりました。 -
本堂です。
それほど大きなものではなく、威張っている感じもなくて、素直な気持ちで眺めます。
ど素人ですが、この古びた質感に、日本の良さを感じるようになってきました。 -
これらの彫り物をした職人たちの時代に舞い戻り、時代の空気を吸ってみたいものだ・・と、
現代人とは、根本的なところで違っていた人々の暮らしや心に、興味が湧き上がります。 -
女房は、お賽銭を投げ入れてお参りし、
-
樹齢700年といわれる三本杉を見つめ、
-
本堂の横に回ると、木漏れ日で黄金色に輝く塔が建っていました。
三重の塔。
杉木立の中に建つ、こじんまりとしたその端正な姿に、思わず立ち止まり、 -
近づこうとすると、早太郎の墓。
誰が作ったんだろう?
早太郎(疾風太郎)伝説は、単なるつくり話とも思えず、
といって、実際にこんな犬がいたはずもなく・・
一体何だったんだろうと、思考をめぐらします。
真実は、怪物は盗賊団で、犬は『七人の侍』のような雇われ用心棒で・・
話におひれが付き、大衆が喜ぶ話に変わっていったのでなかろうか。
しかしこうした聖犬の伝説は、日本各地にあるようで、そこに出てくる共通点は
1:怪物に人身御供を差し出す村がある
2:怪物が自分の弱点(犬)を自ら洩らしてしまう
3:犬が怪物を退治する
というものだ。 -
早太郎の墓の隣には、武将たちの墓があり、
大阪冬の陣・夏の陣で真田配下として戦った、郷土の英雄(農家の次男や三男)11人の共同墓地だ。
これは伝説ではなく、現実の墓に違いない。 -
境内はそんなに広いものではなく、三門近くに戻って来ると、
鐘楼がありましたが、鐘は傷がついていて使用禁止。
-
光前寺の見学を終え、
少し離れた駐車場からドローンを飛ばし、光前寺の全景を撮影しようと試みるが、
光前寺の本堂や三重の塔などは、樹木におおわれて、空からは見えませんでした。
残念。
それでも周囲の様子が撮れました。
https://youtu.be/aOoD5ZG3Bkk -
念願の光前寺を見ることができたが、このまま帰るのはもったいなく、
伊那市まで足を伸ばします。
伊那には何があるの?
調べると「みはらしファーム」が良さそうだ。 -
伊那市までの幹線道路、標識を見ると国道153号線。
「あれっ、151号線じゃなかったのか?」
私たちが飯田までやって来た151号は、飯田が終点のようで、飯田から伊那へは153号線となっている。
道路の右側は、幅50mにも満たない天竜川。 -
飯田の町中で、左折して西に向かい、
-
信州大学農学部の横を通過すると、森となって、勾配のある坂道だ。
「ファームは平地じゃないんだ・・」
予想外。 -
森が切れた斜面に、みはらしファームの看板が立っていた。
「えっ、ここ?」
何もないように見えるが・・? -
ファームと聞き、北海道富良野のラベンダーの花咲く広~い丘畑、
はたまた朝霧高原まかいの牧場の体験遊園地をイメージしていましたが、ここはどうも違うようだ。
ふれあい市場の駐車場に車を停めて、はびろ農業公園みはらしファーム テーマパーク
-
体験案内を見ると、
この季節、ブルーベリー狩りしかできないようだ。
真夏の暑さで、炎天下を歩き回る気分になれず、 -
農産物を眺めながら、
「ブルーベリー、買っていく?」
「うちの近くの農家も、ブルーベリー作っていて、無人販売してるよ。」
「じゃ、そっちにする?」
そんなこんなで、フルーツゼリーとリンゴケーキを買うことなりました。 -
時間は早いけど、ここで昼食。
名物の山菜そばを注文して、 -
外に出ると、ダチョウの卵ショーが開かれていた。
バスでやって来たツアー客用の料理ショーです。
ダチョウの卵は分厚い殻で、電動ドリルと電動カッターで卵に穴を開け、 -
ドボ~ンと中身をボールに入れると、
「ああ・・ヒナじゃなくて、良かった・・」
との声がもれ、笑い声と共に胸をなでおろす客たち。 -
ホットプレートで卵焼きにして試食会が始まるが、私たちは紛れ込んでいる侵入者なので、そっと退散。
-
この卵、1個3000円もします。
ダチョウ園がありますが、今はなぜか、ダチョウはいないんだそうです。
じゃ、この卵はどうしたの? -
みはらしファームと言うからには、さぞかしみはらしが良いだろう、
と坂道を登って行くと、『みはらしの湯』があり、羽広温泉みはらしの湯 温泉
-
駐車場があって、まずまずの景色が見られますが、やはりドローンです。
-
ドローンを飛ばすことができたし、ダチョウの卵ショーも見た、ここはこれで満足して、高遠城址に移動します。
https://youtu.be/mMtYljNeoEk
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