2023/10/03 - 2023/10/04
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美味しいたまごさん
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いつも紅葉を見に行くのは近畿圏ばかりなので、たまには遠くの絶景を見ようということで予定を立てました。当初の計画では1日目は道中いろいろ見ながらのんびり駒ヶ根まで行って温泉に浸かり、翌日早朝から千畳敷カールに行く予定でしたが、天気予報を見ると2日目がどうも雨になっている。雨だと行っても仕方ないなあということで急遽予定を変更、1日目の早朝に自宅を出発することに。これが大当たり。午前中の晴天の中、千畳敷カールの雄大な姿を見ることができ、普段は低い山を年に1~2回しか登らない登山初心者でもなんとか上まで登ることができました。午後は雲が出てきて大分景色が変わりましたが、当初の目的を果たすことができ満足です。夜は温泉に浸かって美味しいお料理を食べた後、慣れない山歩きで疲れていたのかすぐ寝てしまいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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午前4時半に出発、名神高速道路を名古屋方面へ走ります。伊吹山を過ぎたあたりから昇ってくる太陽が眩しく、サングラスをかけても前が良く見えません。ちょっと天気が良すぎるー。速度を落として養老サービスエリアで一休み。
養老サービスエリア 道の駅
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何でマヨネーズを売ってるの?と思ったらプリンでした。 岐阜県垂井町のソレイユブランというケーキ屋さんで作っているらしいです。味はとてもおいしいプリン!最後まで絞って食べても容器にちょっとだけ残ってしまうのが難点かな。
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愛知の小牧ジャンクションで中央自動車道に乗り北上、駒ヶ根インターに着きました。とてもいい天気です。
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インターから10分ほど車で走ると菅の台バスセンターに到着しました。大きな駐車場があるのですが午前9時半ともなるとすでに満車。誘導された違う駐車場に車を停めることに。
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ここから先は一般車両通行禁止のため路線バスとロープウエイを乗り継いで千畳敷カールに向かいます。まずは券売所で乗車券を買いましょう。往復一人4450円也。昨日は激混みで長い行列ができていたそうですが、今日はラッキーなことに数人しか並んでいません。
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バスもひどい時は2時間待ちとかあるそうですが、臨時便が出ていることもあって15分ほどで乗ることができました。
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バスは全員が着席できる人数ごとに、順番に乗って行きます。
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さあ、いよいよ千畳敷カールへ出発。くねくねした坂道を進んで行きます。
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駒ヶ岳ロープウエイのしらび平駅に到着しました。
しらび平駅 乗り物
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最後の方にバスを降りたらすでに長い行列が出来ている・・・。ロープウエイは30分に1本なのでしばらく待つことにしましょう。本格的な登山装備の人から普段着の人までいろんな人がいます。私達も今日は靴を含めある程度の登山用の準備をしてきました。
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駅内にはお土産コーナーがありました。
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ようやくロープウエイに乗り込む順番が来ました。
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満員電車の中みたいですね。ロープウエイで吊革につかまるとは思いませんでした。
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かなり速いロープウエイです。進行方向の左側を見ていると、千畳敷駅に近づくにつれ絶景の予感がします。
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一気に標高2612mの千畳敷駅まで上がって来ました。日本で最も高い所にある駅です。今日登る予定の中岳が標高2925m、木曽駒ケ岳が2956mですから、残すところ300mほどの地点まで来たのですね。これはすごい。
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駅にはホテル千畳敷が隣接しています。
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ホテル千畳敷のフロントだけでなく、売店やレストランもあり。外の景色を見ながらコーヒーなどを飲めるカウンター席もありました。ホテル千畳敷は泊まりたいですがなかなか予約の取れないホテル。フロントの人に聞くと、部屋数が少なくネット予約で早くから埋まってしまうのと、とりあえず3~4日ほど予約を押さえておいて後から何日分かをキャンセルする人もいるらしいので、こまめにHPを覗くしかなさそうです。
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登山計画書を初めて書きました。ほーっ、こういう書類なんですね。
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それを登山ポストに投函します。ドキドキ。
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駅の窓からはロープウエイの赤い支柱と駒ヶ根市街が見えます。うん?上の方だけちょっと飛び出ている山が。富士山だー。
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千畳敷駅を降りてデッキに出るといきなり大パノラマの絶景が広がりました!!思わず「わっー」って声が出ました。広い。絶景。この感動は写真では伝わらないと思います。百聞は一見にしかず。ぜひその目で実物の感動を味わっていただきたいです。
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大パノラマの左端から見ていきましょう。左端①。真ん中の三角にとんがった所はサギダルの頭と呼ばれる場所です。例年、紅葉の見頃は9月下旬~10月上旬らしいのですが、今年は彩が今一つで、10月3日頃から落葉も始まりだしたとのこと。もう少し早い時期に来た方が良かったのかな。
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左端②。右側に見える三角にとがった山は宝剣岳です。
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ここはちょうど中央部分で雑誌やネットの写真とかでよく出てくる景色ですね。カールは山肌が氷河に侵食されてできた地形で、山の斜面をスプーンでえぐったような形になります。下の方の平らな底の部分が「カール底」、むき出しになった裸岩壁が「カール壁」です。
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右側①。
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右側②。右端です。
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デッキにあるこの看板の前で多くの人達が記念撮影をします。
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ここから近くの山へ登るルートの案内板です。地形の特徴とか楽しみ方なんかも書いてます。
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デッキから遊歩道に降りて進んでみましょう。遊歩道でカール底に当たる部分を一周できます。
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歩き出すとすぐに駒ケ岳神社があります。平成21年に強風で倒壊したらしく、その後再建されたものだそうです。
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少し下って来ました。駅を振り返るとデッキにはたくさんの人が休んでいます。赤いのはヒョウタンボクの実でしょうか?
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遊歩道をどんどん進んで行きます。整備された歩きやすい道で良かった。
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周囲には迫力のあるむき出しになった岩がたくさんあり非日常的な光景です。
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遊歩道の途中では多くの人が休憩してお茶を飲んだり、おにぎりを食べたり。しばらく歩くと道が二股に分かれ、登山道が現れました。
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ここが「心臓破りの坂」とも呼ばれる八丁坂の始まりですね。何か岩がごろごろしてガレ場になってます。登れるかなあ・・ちょっと心配。
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最初は丸太で階段状に整備された緩い坂を登って行きます。この辺は楽勝。
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だんだん足場の悪いガレ場が増えてきて勾配も急になって来ました。足元は悪いけれどもまだ大丈夫。
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かなり急なガレ場の坂を、時々休みながらジグザグによっこらしょと登って行きます。ちょっときつくなってきたかな? 降りてくる人とのすれ違いも結構あり、本来登り優先ですがあまり関係なくどんどん下りてきます。遠くに階段が見えてきました。
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振り返ると駅がだいぶ下の方に見えるようになりました。2/3位登って来たでしょうか。右端には変な形の岩が見えます。オットセイ岩というそうで、まあそういう風に見えなくもないですね。
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ここからは階段が多くなってきます。勾配がかなり急で登りではこの辺りが一番きつかった。しかしこんな所にしっかりとした足場をよく組んだものです。
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もう一息。
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疲れも吹き飛ぶ到着寸前。
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山の稜線にある乗越浄土(のっこしじょうど)に到着です。ヤッター。標高2,870m。幸い高所の酸欠症状はなくもう少し先に進めそうです。
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乗越浄土から東を見ると伊那前岳が見えます(上写真)。一番高い所は和合山で伊那前岳九合目とも言うそうです。
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南側にはごつごつした宝剣岳がそそり立っています。
宝剣岳 自然・景勝地
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ここから山々を見ていると、東南方向にまたまた富士山のてっぺんが見えました。
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目の前には宝剣山荘が。食堂とか宿泊施設があります。やはりここまで登るとかなり涼しく少し肌寒い位です。山荘前のテーブルでは多くの人が休憩中です。
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お腹が空いたので中に入ってみると、ガーン、食堂は13時で終わりとのこと。今は13時14分。
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大きな厨房があってメニューもたくさんあります。
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仕方ないのぜんざいを頼んで厨房まで取りに行ったら、運良く最後の焼きそばが二つ残っているとのこと。二つ返事でこれも買いました。ボリュームがありお腹がふくれて幸せ。
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木曽駒ケ岳を目指して宝剣山荘の裏を通り北へ歩いていきます。奥様はその間、山荘の前のテーブルでしばしの休憩タイム。
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ごつごつした宝剣岳は登るのが大変そう。登山中級以上の山みたいです。あれっ、右端に変わった形の岩が見えるぞ。
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これは誰が名付けたか「天狗岩」という岩です。これは天狗に見えますね。
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宝剣岳をたくさんの人が登っています。鎖をつかんで登る所もたくさんあってかなりハードな山みたいですが、体力のあるうちに登ってみたいなあ。今回は勇気がなくて見るだけです。
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まずは標高2,925mの中岳が見えてきました。緩やかな坂に見えます。右手に見える赤い屋根の建物は宿泊専用の天狗荘です。
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少し歩くとケルンが見えてきました。道が二股に分かれています。木標に左は中岳の巻き道(迂回路)で難所ありと書いてあります。怖いもの見たさで少し進んでみましたが、やっぱり無理。右側の一般道に戻ってまた歩き始めます。後でYouTubeを見たら片側が切れ落ちた崖ですごい道だったのですね。
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中岳の山頂が見えてきました。途中からは大きな岩の連続で少し苦労しましたが無事登頂。
中岳 自然・景勝地
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嬉しくてテンションが上がります。
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さあ、ここから見えるのはいよいよ木曽駒ケ岳。もう少し頑張ろう。と思いきや、何か雲行きが怪しく急に寒くなってきた。何かあって最終17時のロープウエイに間に合わなくなっても困るし、しばらく考えた後、後ろ髪を引かれる思いでここで引き返すことにしました。
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乗越浄土に引き返す途中雲がかかってきました。すごいスピードです。10秒ほどで何も見えない状態に。慣れてないので、えっ、なんかやばいんじゃないの?とかなりびっくりしました。
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何とか雲もなくなりさあ下っていきましょう。
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ちょっと足にきてますが階段は楽勝。
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ところが、バランス感覚の悪い私はガレ場の下りがとても苦手。若者はとっとことっとこ降りて行きますが、なかなかそういう訳にいきません。今回はトレッキングポールを持ってこなかったので少し後悔しました(まあ、変に頼り過ぎない方が良いという説もありますが)。谷側にこけないよう慎重に下って行きます。
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オットセイ岩を横目に見ながら。
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下の方は雲が下りてきてまた何も見えない。
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雲もなくなりようやく遊歩道に戻って来ました。ほっと思いきや、この辺りで体にトラブル発生。足は大丈夫なのに腰が・・・痛い。
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今度は反対側の遊歩道を。仕方ないのでゆっくりと歩いていきましょう。
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山の色付きがきれいです。
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途中広場があり、ここも撮影スポットかな?
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剣ヶ池にはほとんど水がありません。
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振り返ると八丁坂から山頂は雲に覆われて全く見えません。やっぱり午前中に来てよかった。
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千畳敷駅までもう少し。最後の階段も結構急で、腰をかばいながら国会でもないのに牛歩戦術で上りました。最終ロープウエイに間に合うのか?
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千畳敷駅に到着しました。木彫りのライチョウが可愛い。
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最終のロープウエイに間に合いました。進行方向の左にきれいな川と滝、紅葉が見えます。標高がだいぶ下がったこの辺りでは、これから紅葉がピークを迎えるようですね。
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またバスに乗って帰ります。
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バスセンターから少し移動します。車も少なく静かでストレスフリー。
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今夜はほど近い早太郎温泉の「二人静」に投宿です。割と大きな温泉ホテル。
山野草の宿 二人静 宿・ホテル
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美しいエントランス。
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落ち着いたいい部屋です。仲居さんが丁寧な接客でお茶と冷えたゼリーを用意してくれました。
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2階の食事処へ移動です。
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夕食のお品書きを紹介。
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おいしかったー①
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おいしかったー②。地元のマルスウイスキーの水割りもExcellent。
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早太郎温泉はアルカリ性単純温泉で、美人の湯とも呼ばれているそう。ポカポカ温まりました。なぜ早太郎なのか?その謎は2日目に。
(2日目その1に続く→ https://4travel.jp/travelogue/11860017)
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぴろろんさん 2023/10/20 08:27:00
- 一度行ってみたい場所
- おはようございます、美味しいたまごさん
千畳敷カールは、写真で何度か見ていて、一度行きたいと思っている場所ですが、まだチャンスがありません。
この旅行記を見ていて、やっぱり行きたいなーって再確認しました。
そして、私も頂上まで歩いてみたいです。
でも山の天気って、すぐに変わるので用心が必要ですね。あんなに午前中は晴れていたのにーって思いました。
ぴろろん
- 美味しいたまごさん からの返信 2023/10/20 12:44:10
- RE: 一度行ってみたい場所
- メッセージありがとうございました。
いつもいいねをいただき大変有難うございます。
駅を降りていきなり広がる景色は本当にびっくりします。ぜひ訪ねてみて下さい。
シーズン中の土日祝は激混みみたいなので、今回は本当にラッキーでした
山は気温が上がると雲が出てきやすくなるので、良い景色を見ようと思うと夏は
早朝、それ以外の季節でも午前中早い時間帯に訪れるのが良いと思います。
山登りは少々きついですが、私でも登れたので何とかなると思います。
ぜひ良いお旅を。
今後ともよろしくお願いいたします。
美味しいたまご
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