2018/03/08 - 2018/03/13
11位(同エリア42件中)
kiyoさん
2018年3月9日の夕方、ワイマールからDBを乗り継いでデッサウに到着。デッサウは大都市ではないものの、美しい町並みでした。
バウハウスは1919年にワイマールで設立されたものの政治的な圧力や弾圧などがあって1925年にデッサウへ移転して活動をすることになりました。その際、デッサウ市から校舎の設計をグロピウスが任されたこともあって、この町が近代建築の聖地として後生にまでその名を残す歴史となったわけです。
近代建築を学ぶ学生にとってバウハウスは必ず通るマイルストーンでもあり、その後工業化建築や芸術との融合においてバウハウスが目指したものが広く世界に浸透していきました。それは、ナチスによってバウハウスが迫害を受け1932年には閉校となりますが、それによってバウハウスの講師陣やその教育を受けた建築家が世界各地でバウハウスの建築ポリシーを広げていったという結果に繋がりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ANAセールス
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夕方、無事デッサウ駅に到着しました。この列車がローカル列車です
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ホームから地下通路に下りてきました。この地下通路、DBでは改札がないため一般の人の駅の通り抜け用にも利用されています
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駅舎の地下通路へ下りていくところにある掲示板。日本のように、”上り””下り””はありません
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バウハウス・デッサウ校の影響なのか、駅舎の壁には工業デザインを象徴するようなアート
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駅前はだだっ広い空間で、広場になっています。日本ならいろいろなお店がひしめいている所でしょうが、ゆったりとした雰囲気
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トラムが入ってきているだけでした。ぐるりと回って郊外へ出て行きます
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この日の宿は、デッサウ駅前の街区にあるラディソン・ブルー・フュルスト・レオポルトというホテル。
どうも3階建てっぽいですね。お値段は日本のネット予約で○横インくらいだったので、どんなところかちょっぴり不安を感じながらだったのですが、杞憂でした -
全く素晴らしい印象。
デッサウでは、あと1軒のホテルがネット検索で出てくるくらいで、あまり選択の余地はありません。レストランもあって、安心して泊まれます -
予定変更はキャンセル料がかかりますが、早期予約ではかなりお得でした
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水回りもとてもきれいです。
ここでは朝食付だったので、レストランで午前6時から食事をして出発の準備をします -
朝出発するときのホテル前。
ドイツ車ばかりだあ、と一瞬思ってしまいましたが、当たり前でした。
チェックアウトが正午なので、それまでに観光から帰ってくるつもりで、午前7時前から荷物をホテルにおいてバウハウスへ向かいます -
ホテルの横を、デッサウ中央駅行きのトラムが走っていました。近くなので乗る必要も無いのですが、デッサウ市庁舎などを見るとなると利用価値があります
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デッサウ駅から南東方向にある、市庁舎方向。
グロピウスがバウハウスをデッサウへ移転したからこそ、こうやってこの町を訪れるのですが、それに興味がある人以外の見るべきスポットがあまりないためかガイドブックにもバウハウス以外あまり取り上げられていなくて、事前情報が殆どありません。
もちろん、バウハウスを見るためにやってきたので文句はないのですが、町並みもきれいでもっともっと違うところも見てみたい気がする町でした -
ホテル横からデッサウ駅を見る。とても近い!!
この建物の2階の窓が見えますが、その辺りが夕べの宿泊した部屋でした -
駅前のトラムのロータリーの軌道。その右側の一角のビルの中にホテルはありました。
しかし、看板などが殆ど無いのと案内板も見つけられず、なんとかすぐにホテルは見つかるだろう、と高をくくっていましたが、駅のすぐ近くの割にはうろうろしてやっと見つかったという感じでした -
デッサウ中央駅
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今回は、この駅の地下道を使わせていただき、駅の裏側(西側)へ出るためにやってきました
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地下通路を抜けて、デッサウ中央駅の西側出口を出たところです
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確かに、デッサウ中央駅という看板は上がっていますが、正面口と比べると随分と質素
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ドイツ人はやたらと落書きをしたがる人がいるのでしょうか?落書きはあちこちにあるのが残念でした
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デッサウ中央駅裏(西側)のラーテナウ通り
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ラーテナウ通りの先にある職業センター(職安か?)
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なんとなくバウハウスデザインのポリシーを引き継いでいる感じの職業センター
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職安と言うより、職業学校なのでしょうか
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ゼミナール広場にあるアンハルト大学の施設。ドイツらしい建物です。
リジウム、というらしい。こちら側は裏のようです -
ゼミナール広場からバウハウス通りを通って、バウハウスを目指します
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リジウム、の側面ファサード
ここは、デザイン関連の校舎。ただ美しい建物というわけではなく、大学キャンパスの一翼を担っていたのでした -
ゼミナール広場から、アンハルト大学の校舎があるエリアに放射状に道が延びていました
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リヒター・ハウス、というアンハルト大学の校舎。
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リヒター・ハウスの右がバウハウス通り
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リヒターハウスも中世の美しい建物が残されている、というわけではなく、木工芸・写真・グラフィック研究所などの大学機能がある建物でした
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ゼミナール広場の北側は、職業センター
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ゼミナール広場の西側は、アンハルト大学デッサウ校舎の講義棟。通りで、バウハウスデザインを踏襲するような近代的な建物が並んでいるわけです
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ゼミナール広場からバウハウス通りは始まります
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バウハウス通りにもリヒターハウスは面しています
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リヒターハウスは、結構大きな建物なので、バウハウス通りの3分の1くらいを占めているかもしれません
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リヒターハウスとバウハウス通りを挟んで、アンハルト大学の講義棟
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大学の講義棟エリア。
要するに、デッサウの裏口(西側)はバウハウスまでの間、大まかにはアンハルト大学キャンパスとなっていました。それに隣接して、職業センターなどのような公共建物が配置されていたのでした。 -
バウハウス通りの突き当たりには、バウハウスの建物が見えてきました。というか、すぐそこがバウハウスのようです
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ビル・ハウス。
講義棟、ということですが、セミナースペース、スタジオなどがあるということです -
ビル・ハウス側面ファサード
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ビル・ハウスは、同じアンハルト大学のキャンパスでありながらリヒターハウスとはちがって、バウハウスと目指す工業化建築を表しているようで、芸術と建築の融合を象徴しているのか、問いかけられているような気がします
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ビルハウスからバウハウスへと続く、アンハルト大学の施設
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このバウハウス通りを歩いていたときには、ここがアンハルト大学の校舎だとはわからなかったので(帰国してから知った)、なんでこのような建物がデッサウにあるのか、民間企業ではありえないような贅沢な配置とデザインなので、不思議な気持ちでした
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ひょっとしたら、バウハウスとその関連施設群が世界遺産になったので、それを保存するための施設かと思ったりしましたが、このエリア一帯がとてもよく整備されて理想的な目を引く建物が続いていました
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さらに、バウハウスへ向かって進みます
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アルテ・ハウス。
大学の主な校舎としては紹介されていませんが、これもきっと大学施設の一部でしょう。 -
バウハウス通りを歩いて行って、”ああ、ついにバウハウスへやってきたかあ”としみじみ思い、感慨無量。
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学生寮も見えてきました
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アウディ マックス、という建築関係の施設。セミナーホールやスタジオなどがあるそう。まさか、車のアウディが関係している?のかなあ、と思ったり
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アウディ マックスはガラス張りの近代的な建物。イベントなどが行われているような感じ
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建物に張り出してある写真のようなもの。建築家なのかなあ、と思っていましたが、デッサウ出身のドイツの有名な作曲家クルト・ヴァイル
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エキスポ・ワーム。直訳すると、万博いも虫、といったところでしょうか
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エキスポ・ワームは、アンハルト大学の施設なので、建築関係の実験住宅であるようです
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エキスポ・ワームの椅子。コンクリート製のように見えますが、こんなに薄くて大丈夫かと思ってしまう
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簡素な基礎
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イメージは芋虫ですね
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この中で、最小限の暮らしをする実験住宅だということを聞いたような気がするのですが、内部には入れなくて、確認できませんでした
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のぼりの旗が上がっていたので、何かイベントでもあるのかと期待したのですが、作曲家のクルト・ヴァイル フェスタのことのようでした
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このアウディ マックスも結構大きな低層の建物で、バウハウスの隣に位置していて、デッサウらしさを主張していました
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建物をガラス箱でつなぎ合わせたような造りです
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このファサードは、バウハウスのカーテンウォールを意識しているのではないか、と思ってしまいます
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この通りは、建物に小さくその名前が書いてありますが、とても上品で景観重視という感じです。この看板がなければ、大学だとは気付きません。
ワイマールもそうでしたが、大学キャンパスが塀に囲まれているというのではないため、どこからどこまでが大学で、どこから町並みなのか、全く意識されない感じでした -
アンハルト大学、という控えめな看板
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バウハウス通りの終点。
ゼミナール広場から二百メートルくらいで終点となり、ここから先がバウハウス
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