![ずっと前からやってみたかった、廃線跡を自転車で走る「レールバイク」。<br />ずっと前から乗ってみたかった、黒部峡谷を走る「黒部峡谷鉄道のトロッコ列車」。<br /><br />どちらも家から遠いので、そんな簡単には行けません。でも、大型連休なら...<br /><br />と言うことで、今年のゴールデンウィーク旅行は、この2つのアトラクションをメインにすえた旅となりました。<br /><br />それをなんとか前後編の2編の旅行記におさめようとしましたが...旅行中に撮った写真はなんと約5,000枚!<br /><br />写真を厳選しているうちに力果ててしまい、とうとう10編の大長編となっていまいました。<br /><br />アホみたいに長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。<br /><br />《総走行距離:989.9km》 <br /><br />[こちらは 10-7 です]](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/35/93/650x_11359304.jpg?updated_at=1526847085)
2018/05/03 - 2018/05/06
152位(同エリア684件中)
れおんさん
ずっと前からやってみたかった、廃線跡を自転車で走る「レールバイク」。
ずっと前から乗ってみたかった、黒部峡谷を走る「黒部峡谷鉄道のトロッコ列車」。
どちらも家から遠いので、そんな簡単には行けません。でも、大型連休なら...
と言うことで、今年のゴールデンウィーク旅行は、この2つのアトラクションをメインにすえた旅となりました。
それをなんとか前後編の2編の旅行記におさめようとしましたが...旅行中に撮った写真はなんと約5,000枚!
写真を厳選しているうちに力果ててしまい、とうとう10編の大長編となっていまいました。
アホみたいに長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
《総走行距離:989.9km》
[こちらは 10-7 です]
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[これより前は 10-6 をご覧ください]
宿泊した魚津マンテンホテルから「道の駅うなづき」での小休止を入れて車で1時間、《宇奈月温泉》に到着。
ちょうど富山地方鉄道の「宇奈月温泉駅」に、新塗装のモハ14760形が入線してきたところでした。宇奈月温泉 温泉
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噴水の湧き出る《宇奈月温泉駅》。朝7時前なので、まだ誰もいません。
宇奈月温泉駅 駅
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僕「ん?なんか湯気が出てる...」
と思って触ってみると
僕「あっつ!」
なんと温泉でした。
妻「温泉噴水って書いますよー」 -
一度、宇奈月への送湯が断たれたことがあったそうです。
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周囲のお店もまだ閉まっていて、温泉街は閑散としています。
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少し先に進み、《黒部峡谷鉄道》の宇奈月駅の駐車場に車を駐車。
ここも朝早いため、駐車場はガラガラです。 -
先に行ってみたい場所があるので、駅へは向かわず、駐車場奥の坂道を上ります。
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振り返ると宇奈月駅。
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その場所と言うのが、駐車場の一番奥にある「やまびこ展望台」。
やまびこ展望台 名所・史跡
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ここからは、《山彦橋》を渡るトロッコ列車を眺められますが、まだ始発前なので走っていません。
ここへはまた後で来ることにします。
ちなみに、厳密に言えばこの橋は「新山彦橋」で、写真には写ってませんが、左側にも「旧山彦橋」というもうひとつの鉄橋があります。新山彦橋 名所・史跡
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展望台付近から見た宇奈月駅。
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駅の近くにあった遊歩道の案内図。
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今日は時間がないので遊歩はできないけど、ちょっとだけ見てみようかな。
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そしたら、歩道橋からさっそくナイスな眺めが目の前に。
手前にトロッコの軌道を見ながら、右奥の鉄橋はさっきの「新山彦橋」、真ん中の鉄橋が「旧山彦橋」。
以前はこの旧山彦橋にトロッコ列車が走ってたようで、今は遊歩道になっています。山彦橋 名所・史跡
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軌道と鉄橋2つを見たら満足しちゃったので、そろそろ宇奈月駅へ。
こちらは駅前にある《黒部川電気記念館》。まだ閉まってるので、ここへはまた後で来ます。黒部川電気記念館 美術館・博物館
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黒部峡谷鉄道のトロッコ列車の起点《宇奈月駅》です。
駅周辺には、まだほとんど人がいません。宇奈月駅 駅
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と思って中に入ると、切符売場の前に少しだけ人だかり。
僕たちは、今年分の切符発売開始の4/1午前9時にネット予約済みです。 -
手前が当日券カウンター、奥が前売・ネット予約やクーポン引換カウンター。
ネット予約済みの僕たちは、一番奥のカウンターに並びます。
でも電光掲示板をよく見ると、ちょくちょく空席が。今日はゴールデンウィーク真っ只中、絶対に全車満席だと思ってたので意外でした。 -
車両の案内。雨天だった時のことを心配し、屋根・窓つきのリラックス車両を予約していました。
結果的に晴天なので、吹きざらしの開放型車両でもよかったですけどね。 -
切符売場の横にある改札口。僕たちは7:57発の始発に乗り、終点の「欅平」まで行きます。
入札は出発10分前の7:45過ぎからとのことなので、駅構内でちょっと時間つぶし。 -
釣鐘駅と欅平駅周辺の案内図。まだ全部の場所へ行けるわけではなく、駅周辺に限られるようです。
どっちにしてもそんなに長く滞在できないので、僕たちは特に問題ないですが。 -
ちょっと2階へ上がってみます。
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休憩コーナーと、トロッコ列車に関する展示コーナーがありました。
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そこにはジオラマも。
ストラクチャーにトミックスの複線機関庫を使ってるのに、なぜか車両はペーパークラフトでした。 -
黒部峡谷鉄道の歴史とトロッコ列車。
こう言うのを読んでから乗車すると、さらに旅が楽しくなります。 -
7:30を過ぎたので下へ降りてみると、すでにたくさんの人が!15分前と全然違います。
おまけにTVクルーもいて、なんだか大賑わい。
そう言えば、今年の終点の欅平までの全区間運行は、今日が初日でした。
僕「やっぱり持ってる男ry」
妻「シャラップ!」 -
7:45に入札開始。
駅員A「座席分しか販売してませんので、全員の方が座れます」
駅員B「あわてず、ゆっくりと進んでください」
のアナウンスに従い、あわてず、ゆっくり進みます。
でも気持ちは焦ってます。必ず座れますが、自由席だから。 -
乗ってからモタモタしないよう、あらかじめ妻と、
・景色の良い進行方向の右側を確保
・2名席がいっぱいなら1名席を縦に座る
と決めておき、指定されていた8号車に乗車。 -
右側2名席はすでにいっぱいだったので、後方の右側1名席を縦に並んで確保。
2人とも窓際に座れて存分に車窓を眺められたので、結果的にこの座り方にして正解でした。 -
とりあえず席を確保できたので、妻を残し僕だけ再びホームへ。
電気機関車EDR形が、重連(2両繋いで)で牽引します。 -
下り列車の編成は、前方が開放型車両、後方がリラックス車両です。
リラックス車両はほぼ満席ですが、開放型車両は空きがいっぱいありました。 -
7:47、定刻どおりトロッコ列車が発車。
リラックス車両の座席配置ですが、車両の真ん中にドアがあり、その前方の配置は左が1名席で右が2名席、ドア後方の配置はその逆です。 -
窓も開けられますので、開放型のように風やマイナスイオンを感じつつも、トンネルなどの寒い場所では窓を閉められます。
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路線案内図。
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出発してすぐに「新山彦橋」を通過。
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少し進むと右手に《宇奈月ダム》が現れました。
黒部川をせき止める、典型的な重力式コンクリートダムです。宇奈月ダム 名所・史跡
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そのダム湖《うなづき湖》の向こうには「湖面橋」が見えます。
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おっと、通り過ぎてから看板ですかい。
と思ったけど、上り列車用の看板でした。 -
今度は古城のような建物が見えてきました。
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《新柳河原発電所》です。
石造りの建物に、線路が吸い込まれるように続いてます。車両に乗ったまま入ってみたいなあ。新柳河原発電所 名所・史跡
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《柳橋駅》では、観光客の乗り降りはできません。
柳橋駅 駅
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車内アナウンスにつられ湖の対岸を見ると、日帰り温泉施設の《とちの湯》が見えました。
ちなみに、車内アナウンスの明るい声の主は、富山県出身の女優、室井滋さんです。とちの湯 グルメ・レストラン
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右に大きくカーブしながら、渓流沿いを上っていきます。
この辺りからだんだん渓谷っぽくなり、まさに《黒部峡谷》へキター!って感じです。黒部峡谷 紅葉
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もうすぐ「引湯管」と「サル橋」が見えます。
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妻「あの橋、幅せまっ!」
そりゃ猿専用だもん。
真ん中の橋がサル橋で、左奥が引湯管です。 -
今度は「仏石」。仏様の形をした石らしいです。
仏石 名所・史跡
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あの赤い服を着たのが仏石ですが、遠くてよくわかりましぇん。
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ますます山深くなってきました。
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《黒薙温泉》のある「黒薙駅」に到着。
乗り降りする人はいませんでした。黒薙駅 駅
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黒薙駅を出ると、すぐに「後曳橋」を渡ります。
後曳橋 名所・史跡
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僕「ひええっ!」
断崖絶壁の鉄橋です。 -
妻「お腹空いたっ!」
分かったから黙って食え。
昨日、魚津駅で買った、妻の「ますとぶりの小箱」です。 -
ますとぶりが3切れずつだけ。朝食にはちょうど良い量です。
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絶景を眺めならがパクつく妻。
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しばらく進むと《出し平ダム》が登場。
豪快に放流しています。出し平ダム 名所・史跡
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これも重力式コンクリートダムです。
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《出平駅》も観光客の乗り降り不可。
路線の中で、観光客が乗り降りできる駅は限られています。出平駅 駅
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どんどん山が深くなっていきます。
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遠くに見える穴は、ダムの放流口だったかな?
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「ねすみ返しの岸壁」と呼ばれる大岩壁です。
大きくて圧巻!ねずみ返しの岩壁 自然・景勝地
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「黒部川第二発電所」が見えてきました。
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こんな山奥にまで発電所が...
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猫又駅に運転停車(業務上の停車で乗客の乗降は不可)です。
列車が長すぎて、ほとんどの車両がホームからはみ出しています。猫又駅 駅
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山深いですが、黒部川の流れは緩やかになってきました。
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定刻通り8:50に鐘釣温泉のある《鐘釣駅》に到着。
宇奈月駅を出て1時間経ちますが、この駅に着くまでの絶景は全て進行方向の右側にありましたので、やはり下り列車は進行方向の右側の席がおすすめです。鐘釣駅 駅
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この駅で半数近い人が下車。
ここも見どころの多い場所のようです。 -
鐘釣駅を出発。
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するとすぐ左側に《黒部の万年雪》。
下層にある雪は、昨年の雪だそうです。 -
終点の欅平まであと15分。
今の間に僕も朝食で「ますのすし小丸」をいただきます。 -
「小丸」が何かと言うと、小さいんです。普通サイズよりも一回りくらい。
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トンネルに入り、さあ食べようかと思ったら、次の見どころのアナウンス。
うーん、ゆっくり食べてるヒマがない。 -
その見どころが小屋平駅にある「小屋平ダム」。
この駅を通過すると、もうすぐ欅平駅です。小屋平駅 駅
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ダムを過ぎると、緩やかな流れの黒部川が見えました。
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最後に長いトンネルを走り抜けます。
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そのトンネルを抜けてたどり着いたのは、終点の《欅平駅》。
時刻は9:12。約1時間20分の乗車ですが、「え!もう着いちゃった!?」って感じ。
巡りめく絶景の車窓を眺めていると、本当に時間が経つのを忘れてしまいました。欅平駅 駅
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列車はえらく長いホームの前方のほうに停車。
でも改札はホームの後方なので、みんなでぞろぞろ歩きます。 -
途中で、上りトロッコ列車の連結作業に遭遇。
ナローゲージ(軽便鉄道)でよく見かける、ピン・リンク式です。 -
妻「そろそろ行こうよー」
熱心に連結作業を眺めてたため、気がつけば誰もいない... -
改札が見えてきました。
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駅構内の売店です。始発が着いたばかりなので、お店はまだ空いています。
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外に出てみました。駅前の広場です。
[続きはを 10-8 をご覧ください]
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