飛騨・富山・長野を周遊 (10-9) 信州高山温泉郷 山田温泉 緑霞山宿 藤井荘

2018/05/03 - 2018/05/06

ずっと前からやってみたかった、廃線跡を自転車で走る「レールバイク」。
ずっと前から乗ってみたかった、黒部峡谷を走る「黒部峡谷鉄道のトロッコ列車」。

どちらも家から遠いので、そんな簡単には行けません。でも、大型連休なら．．．

と言うことで、今年のゴールデンウィーク旅行は、この2つのアトラクションをメインにすえた旅となりました。

それをなんとか前後編の2編の旅行記におさめようとしましたが．．．旅行中に撮った写真はなんと約5,000枚！

写真を厳選しているうちに力果ててしまい、とうとう10編の大長編となっていまいました。

アホみたいに長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。

《総走行距離:989.9km》

［こちらは 10-9 です］

エリア 信州高山(長野)

[これより前は 10-8 をご覧ください]

上信越道を南下し、信州中野ICからは県道を東へ。

14時半過ぎには本日の宿、長野県 信州高山村温泉郷 山田温泉の《緑霞山宿 藤井荘》に着きました。

明日のゴールデンウィーク最終日のUターンラッシュを避けるため、今のうちに少しでも首都圏に近づいておこうという算段です。

緑霞山宿　藤井荘 宿・ホテル

江戸時代から続く、老舗の旅館。

かつては長野県を代表する名旅館として名を馳せたものの、一時期は経営危機に。

それが経営改革を断行し、再び名旅館のし上がった実力のある宿です。

宿の方と大きな提灯に迎えられ、館内へ入ります。

フロントは畳敷き。

車の運転で疲れた足が癒されます。

人形もお出迎え。

奥へ行くと、個性的なペンダントライトが印象的な大きなロビーラウンジ。

吹き抜けで開放感がのある空間です。

案内されたのは、大きな窓のあるカウンターテーブル。

こちらでチェックインを済ませます。

入室できる15時まではまだ時間があるので、ロビーラウンジでしばらく待つことに。

吹き抜けを見下ろすと、竹を中心に据えた落ち着いた空間が広がっています。

吹き抜けの向こう側には、琴を奏でるスペース。

下へおりてみました。

このフロアーは食事処のようです。

ロビーラウンジに戻り、ウェルカムドリンクの抹茶と和菓子をいただきます。

今度はフリードリンク。

飲みなれていない、ましてや自分で淹れたこともない「ハーブティー」に挑戦。

鼻を優しくなでてくれる、このハーブの香りがいい。

妻「癒されるねー」

飲み散らかしたカウンターまで写ってしまいましたが、大きな窓から松川渓谷を眺めながら、ゆっくりとした時間をすごしました。

15時になると部屋の案内が開始。

この宿には本館「三喬亭」と離れ家「鳳山亭」がありますが、僕たちは鳳山亭の方へ通されます。

上品な調度品でしつらえた、落ち着いた雰囲気の館内。

水のある風景に癒されます。

本日の部屋は、この階段の上にあります。

吊るし飾り。

案内されたのは和洋室の広い部屋。

妻「広ーい！」

和室のこの広さだけでも充分。

でも最終日なので、贅沢に洋室も付けちゃった。

使わなかったですが、応接セットもあります。

おい、ケツが．．．

1人に2着の浴衣、手提げ籠、2つの部屋の鍵など、かゆいところに手が届くサービスが嬉しいです。

洗面所周りのアメニティ。

首から下の僕が写ってしまいましたが．．．

館内の案内図。

目の錯覚だろうか？右上の「たちべりカフェ」に、「利き酒」という夢のような3文字が見えます。

さてと、荷物を整理して早速お風呂へ行ってみます。

大浴場の入口。

灯篭の手前が女風呂、奥が男風呂です。

大浴場玄関の前。

目立たないところにまで調度品が行き届いています。

タオルは、部屋ではなく脱衣場に置いてあります。

渓流を眺める洗面台。

今日は端午の節句5月5日、菖蒲湯の内風呂です。

こういう季節感のある演出や配慮って、本当に印象に残りますね。

内風呂から続く露天風呂。

それほど大きくはありませんが、この大きさで充分。

のんびりつかる湯船の目の前には、目に優しい緑の竹林。

湯浴みで身体が癒されつつ、風が吹くたびに耳までも癒されます。

そして大浴場の大窓を開けると、内湯から露天風呂の先に竹林が。

絶景です。

湯浴みを楽しんだ後は、「たちべりカフェ」へ。

デトックスウォーターを飲んでくつろぎます。

「柚子みつジュース」なのですが、これが本当に美味しくてびっくり！

妻が宿の方にどこで売ってるのか聞いてましたが、自家製とのことでした。

カフェにはたくさんのパンフレットも。

柚子みつジュースを飲みながら、色々と読み漁ります。

宿の近くを散歩がてら、外湯にも入ろうかな。

ということで、妻と二人で外出。《山田温泉》の温泉街をブラブラしてみることに。

まずは宿の目の前にある「滝の湯」へ。

ここは地元専用の共同浴場ですが、旅館の宿泊者も利用できます。

熱い湯でしたが、とても気持ち良かったです。

山田温泉 温泉

温泉街の中心地へ行ってみます。

足湯のある広場にあった「幸せの鐘」。

「鐘があったら突いてみる」が座右の銘の妻は、ここでも鐘を鳴らします(どんだけ好きやねん)。

ついでに僕も．．．

僕「幸せになれますように．．．」
妻「え？今幸せじゃないの！？」

しもうた。「いや、猫のれおん君が」って言っときました。

ここにも共同浴場の《大湯》があります。

日帰り客も利用できる有料の施設ですが、宿で無料の入浴券をいただいたので、こちらの風呂も堪能しました。

せっかくなので広場の足湯にもチャポン。

妻のカモシカのような足(うそつけ、毛だらけやんけ)

広場の近くにあった《スパ・ワインセンター》。

中ではワインや地元の特産品が売られています。

そして《信州高山温泉郷観光協会》も併設。

店内を物色します。

ワインだけじゃなく日本酒も。

地元で採れた野菜も売ってましたが、安い！

のはいいのですが、関西弁のおばちゃん客がさらに値切ってました(こんな所でまでやめてくれよう)

ここにも足湯がありました。

ワインを飲みながら足湯、って天国じゃん！

向かいにある《渓谷美の風景館》も、前々から行ってみたいなあと思ってた宿。

渓流沿いの露天風呂が名物です。

信州高山温泉郷　仙人露天岩風呂と渓谷美の宿　風景館 宿・ホテル

お店もいくつかあるので、ちょっとのぞいて見ます。

地酒が中心の「平野商店」。

《恵豆倉商店》にも入ってみます。

うーん、見てるとあれもこれも欲しくなってしまう．．．

待ちに待った17時、宿の「たちべりカフェ」へ戻ってきました。

すでに利き酒選手権は始まっています。

妻「選手権ちゃうよー」

本日の選手はこの4名酒。

どれも激戦を勝ち抜いた、名だたる名酒たちです。

いやーたまらん。こんなにも旨い酒たちが飲み放題だなんて。

妻「飲み放題じゃないって。利き酒だって」

分かってるけどねー、でもねー、そだねー。

妻「もう酔ってるし」

この4名酒のうち、マイチャンピオンに輝いたのは．．．

僕「豊賀選手ー！」
妻「声に出てるって」

なめらかなのど越しとフルーティーな味わいが、とっても気に入りました。

こっちついでに。

館内から渓谷へ続く散策路があるようなので、ちょっと行ってみます。

妻「熊除けの鈴だって！」

こらこら、早とちりするな。熊なんてどこにも書いていません。

それにしても、虫除けスプレーがあるのは嬉しいです。

階段を下っていきます。

途中で休憩小屋がありました。

なおも下っていくと．．．

《松川渓谷》の渓流まできました。

川のせせらぎが、心を癒してくれます。

松川渓谷 紅葉

ここにも休憩小屋がありました。

妻が、そこに杖があるのをすかさず発見！

杖を拝借して階段を上って戻ります。

この後は再び大浴場へ。たっぷりと湯浴みを満喫し、夕食までの時間をのんびりと過ごしました。

夕食は18:15から。

時間になったので会場へ向かいます。

[続きは 10-10 をご覧ください]