飛騨・富山・長野を周遊 (10-6) 美味しんぼでも紹介された深海の珍味

2018/05/03 - 2018/05/06

ずっと前からやってみたかった、廃線跡を自転車で走る「レールバイク」。
ずっと前から乗ってみたかった、黒部峡谷を走る「黒部峡谷鉄道のトロッコ列車」。

どちらも家から遠いので、そんな簡単には行けません。でも、大型連休なら．．．

と言うことで、今年のゴールデンウィーク旅行は、この2つのアトラクションをメインにすえた旅となりました。

それをなんとか前後編の2編の旅行記におさめようとしましたが．．．旅行中に撮った写真はなんと約5,000枚！

写真を厳選しているうちに力果ててしまい、とうとう10編の大長編となっていまいました。

アホみたいに長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。

《総走行距離:989.9km》

［こちらは 10-6 です］

エリア 魚津(富山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

[これより前は 10-5 をご覧ください]

魚津埋没林博物館から車ですぐ、《海の駅蜃気楼》に到着。博物館の目と鼻の先にあります。

海の駅蜃気楼 道の駅

中に入ると、提灯を吊るした帆に見立てた立派な柱が。

「たてもん」と呼ばれ、市内の諏訪神社で開催される「たてもん祭り」に使用されるそうです。

魚市場がありますが、すでに夕方なので品数は少なめでした。

土産物も充実。

富山のうまいもんがいっぱい！

入れ代わり立ち代り、たくさんの人が訪れていました。

ブラックラーメンの関連商品。

《はまちょう》は、朝早くからやっている食事処。

めん処 はまちょう グルメ・レストラン

地の物がいただけます。

この時間は空いてました。

今夜の宿へ行く前に、もう1ヶ所。

道の駅蜃気楼から車で10分、《尾崎かまぼこ館》に到着。

尾崎かまぼこ館 専門店

まんまですが、かまぼこのお店で、工場を併設しています。

ここにもかわいい細工かまぼこが。

妻が、娘の弁当にと、カレー味のさきかまを購入。

一切れ試食しましたが、本当にカレーの風味がして美味しかったです。

ついでに白えびかまぼこも。

ついつい買いすぎちゃいました。

かまぼこ工場の見学ができるので、ちょっと2階へ上がってみます。

と言っても、工場はすでに終わってました。

人が近づくと、ライトが灯り浮かび上がる人形。

かまぼこ作りを再現しています。

すぐ消えるので、何度も行ったり来たりして見てましたが、その姿は不審者そのもの。

こちらも、昔のかまぼこ作りのミニチュア。

使用する道具は進化していますが、基本的な作り方は今も昔もあまり変わりません。

関東に住んでいると、かまぼこと言えば小田原ですが、こうやって見ると全国で作られているものなんですね。

かまぼこの材料は色々です。

こちらは見本ですが、実際にこれを細工かまぼことして製作して品評会に出展したそうです。

うーん、すごい．．．

尾崎かまぼこ館から走ること10分、ちょうど17時に本日の宿《魚津マンテンホテル駅前》に到着。

魚津駅のすぐ近くにあります。僕たちは車だから関係ないけど。

魚津マンテンホテル駅前 宿・ホテル

小綺麗なエントランス。

中に入ると、

妻「あら、綺麗。ビジネスホテルって言うから、もっと(以下、略)」

探せば、こう言う綺麗なところもあるんだよ。

チェックインを済ませ鍵を受け取ると、早速部屋へ。

本日は禁煙ダブルの部屋。

大きくはありませんが、コンパクトにまとまった、快適な部屋です。

妻「あ、朝食バイキング美味しそう！」
僕「残念！明日の出発は開店前の朝6時だよ」
妻「ええ！朝ごはん食べないとお腹空いちゃうよ！」

朝食を食べないと妻が暴れることは百も承知。部屋に荷物を置いたら、そそくさと外出します。

そして徒歩で《魚津駅》に来ました。

魚津駅 駅

お目当ては「魚源商店」。ここは、ますのすし源が経営している売店です。

目的は、明日トロッコ列車で食べる朝食の弁当を買いに。

ここで「ますとぶりの小箱」と「ますのすし小丸」を購入しました。

その足で、駅前にある《海風亭》へ。地の物がいただける日本料理の人気店です。

17時半の開店と同時に入店しました。

海風亭 グルメ・レストラン

あっと言う間に満席となり、すぐに待ち客も発生。

予想以上の人気ぶりです。

カウンターに案内されました。

お刺身もいろいろ。

どれも食べたいし、これは迷うなあ。

富山の地の物がたくさん。

ご飯ものも充実。

この店は美味しんぼの84巻「日本全県味巡り 富山編」のP155～P157に、「ゲンゲの竜田揚げ」とともに店舗と店主が実名のままで登場しています。

僕も言われてみて思い出し、読み返すとほんとに載ってました。

そしてもうひとつの名物は、ほたるいか料理。

日本酒は「立山」を注文(またかよ！)。

お通しは「わらびの昆布和え」。

最初に運ばれてきたのは、美味しんぼでも紹介された「ゲンゲの竜田揚げ」。ポン酢をつけていただきます。

ゲンゲとは、富山湾に住むぬめぬめした深海魚だそうです。

妻がさっそく一口。サクッといい音がします。

妻「あ！美味しい！」

僕も一口．．．

お！白身でしっとりした身だけど、そのしっとり感がのどぐろのように脂っこくなくて、さっぱりしている。

初めて食べますが、これは美味しい！

北陸の地の物で外せないのはバイ貝、「小ばいのうま煮」です。

爪楊枝で身をくるっと。

身の旨味とワタの苦味を一緒に味わい、余韻をわざと日本酒で洗い流す。

すると、また次が欲しくなる。

これやると、止まらなくなっちゃうんだよね。

3品目は富山の海の幸の王様「白えびの刺身」。

身の甘さは天下一品！1匹ずつ手作業で殻を剥く、おばあちゃんたちの愛情がこもっています。

他にもまだまだ美味しそうな品がたくさんありますが、ここまで。

今日はハシゴします。

なぜハシゴするのかっちゅーと、肉が食べたくなったから。

珍しい、焼肉と中華料理を提供する《食堂園》です。

楽しみにしながら店内に入ると．．．ゴールデンウィークのゴールデンタイムなのに、客が誰もいない。

2階の個室に入ったけど、お世辞にも綺麗とは言えない。

なんかイヤな予感．．．

出てきたタレをなめると．．．市販のタレに少し手を加えただけの感じ。

そして注文して出てきた肉は．．．げっ！ホルモンも赤肉も全部一緒の皿！下ごしらえも下味も違うので、普通は別々の皿で出てくるものなのに．．．。食べてみると、家でやる焼肉みたいな感じ。

妻は入店時から何かを感じとったのか、全く手をつけません。

でもそれで正解。今回の旅行で、唯一「はずれた」と思った場所でした。

ごめんね。

気を取り直し、ホテルの大浴場へ。

脱衣場。大きくはありませんが、必要なものはそろっています。

ビジネスホテルでこの大浴場は嬉しい。

露天風呂も気持ちよかったです。

風呂上りに、館内をちょっと探索。

綺麗な湯上り処です。

こちらは1階のカフェスペース。無料のPCもあります。

このホテルは、他にも北陸にいくつか展開しています。

21時半から1時間だけ、ラーメンの無料サービスがあります。

湯上り処の奥にあるカウンターで注文。

嬉しいことに、1人前とハーフがあります。

左は僕のハーフ、右は夕食をあまり食べなかった妻の1人前です。

オーソドックスのラーメンですが、腹ごなしにはちょうどよいお夜食でした。

さて、夜食の後は早々に就寝です。

【3日目】

翌朝は6時にホテルを出発。途中に北陸新幹線の《黒部宇奈月温泉駅》があったので寄ってみましたが、まだ開いていませんでした。

黒部宇奈月温泉駅 駅

その後しばらく走り、6時半過ぎには《道の駅うなづき》に来ました。

これから宇奈月へ行って念願のトロッコ列車に乗車しますが、少し時間が早いので、ここで小休止です。

道の駅 うなづき 道の駅

敷地内の食事処《うなづき食菜館》は、当然ですが朝早すぎて閉まっています。

近隣の案内図。

下のレバーを回し自家発電すると、音声ガイドが聞けます。

隣には《うなづき友学館》。

開いてたらここで勉強するんだけどなあ(うそつけ)

宿泊した魚津マンテンホテルから「道の駅うなづき」での小休止を入れて車で1時間、《宇奈月温泉》に到着。

[続きはを 10-7 をご覧ください]