2018/05/03 - 2018/05/06
10位(同エリア99件中)
れおんさん
ずっと前からやってみたかった、廃線跡を自転車で走る「レールバイク」。
ずっと前から乗ってみたかった、黒部峡谷を走る「黒部峡谷鉄道のトロッコ列車」。
どちらも家から遠いので、そんな簡単には行けません。でも、大型連休なら...
と言うことで、今年のゴールデンウィーク旅行は、この2つのアトラクションをメインにすえた旅となりました。
それをなんとか前後編の2編の旅行記におさめようとしましたが...旅行中に撮った写真はなんと約5,000枚!
写真を厳選しているうちに力果ててしまい、とうとう10編の大長編となっていまいました。
アホみたいに長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
《総走行距離:989.9km》
[こちらは 10-10 です]
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[これより前は 10-9 をご覧ください]
夕食は18:15から。
時間になったので会場へ向かいます。緑霞山宿 藤井荘 宿・ホテル
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簾で仕切られた、大広間の御簾(みす)席へ案内されます。
うーん、気分は平安貴族。 -
テーブルには、あまり見かけない形状の鍋が。
この宿名物「ぽんぽん鍋」。後ほど宿の方が調理してくれるそうです。 -
食前酒は「鳴龍梅酒」。
軽く胃を火照らせ、食欲をわきたてます。 -
前菜は左上から時計回りに「ほたるいか、筍、蕗のとう味噌」「じゅんさい」「よもぎ豆腐」「青菜のおひたし」。
どれも初夏を感じさせる逸品、やっぱりほたるいかは美味いなあ。 -
僕の相棒たちを忘れてはいけません。
今夜のお相手は、利き酒で気に入った「水尾」、それに「大信州」です。
「水尾」はどちらかと言うと少し甘めでデザートワインに近いのに、どうしてこんなに飯に合うのだろう、というくらいグイグイと進んでしまいます。 -
土瓶蒸しに火が入りました。
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具材は「かにふかし」「巻き湯葉」「水菜」「平茸」。
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出来上がった土瓶蒸しの出汁にすだちを1滴...
たまらん、たまらなく美味い!汁物なのに酒が進んでしまう! -
いよいよ鍋に火が入りました。
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具材は、左から「たらの芽」「うど」「こごみ」「海老しんじょう」「稚鮎」「蕗のとう信州ポーク巻」。
旬の食材だらけ! -
宿の方が調理に来てくれました。
鍋に入っているのは油。そこへ具材を入れて揚げていきます。
「ぽんぽん鍋」とは、要するに「オイルフォンデュ」です(衣を付けてるので串揚げっぽいけど)。 -
最初に揚がったのは「たらの芽」。
揚げる時に独特な音がします。 -
このホクホクした食感と、奥に潜んでる苦味がたまんない!
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次は「うど」。
僕「うまーい!あまのくーん!」
妻「?」
宿の人「?」 -
宿の方が僕たちの食べ具合を見計らって、手際よく揚げてくれます。
揚がったのは「こごみ」と「蕗のとう信州ポーク巻」。 -
最後は「海老しんじょう」と「稚鮎」。
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「海老しんじょう」は、サクサクの衣を噛むと、中から海老の旨みが口いっぱいに広がります。
海老の形をしてないのに、味はまんま海老です。 -
ぽんぽん鍋の最後を締めくくるのは「稚鮎」。
おとといの川金の鮎の塩焼きも絶品でしたが、これもなかなかのお味。
僕はやっぱり大きい鮎より、骨まで食べられる小さい鮎の方が好きだな。
妻「骨取るのが面倒だからでしょ」
図星... -
刺身は「岩魚とレタス」「本鮪」「鯛の焼き霜」。
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鯛の焼き霜は、皮の裏の脂身の甘さ、身の旨さとしゃっきり感を同時に味わえます。
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大根おろしを添えた信州そばで凌いだあとは...
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おっさんの永遠の贅沢、すき焼き!
信州プレミアム牛を使用、しかも卵は贅沢に黄身だけを2個!
すき焼きを食べるとき、僕は卵をほとんど溶きません。
濃厚な黄身を肉にまとわせたいから。
でもここは黄身だけ!黄身だけに!
僕「黄身だけにー♪黄身だけにー♪」
妻「...」 -
その昔「すき焼きはなぜ溶き卵につけるんだろう?」と思ってました。
「味か濃いから薄めるためかな」とも思いました。
でも、大人になってから気がつきました。
「溶き卵につけるからこそ、すき焼きなんだ」と。
「家に帰るまでが遠足」のように、最後に溶き卵につけてすき焼きが完成する。
全てを優しく濃厚に包み込む、黄身だけの溶き卵。口に入れた瞬間、その濃厚な黄身の奥から、肉の旨味、割り下の甘味と風味が口の中でシュビドゥバ!(意味わからん) -
お食事は、山菜の釜炊き御飯と赤出汁、香の物。
よく見ると、敷き物には島崎藤村の歌が。
僕もこれを読み、もう一度酒を飲みながらしばし心を慰みました。 -
デザートは「うぐいす豆腐」「小豆」「あられ」、そして水菓子は「西瓜」と「さくらんぼ」。
季節を存分に味わえた、とっても美味しい夕食でした。 -
夕食の後は、1人で温泉街を散歩(正しくは徘徊)。
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宿入口の提灯が立派です。
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再び宿の大浴場へ。
誰もいないのをいいことに、内風呂の大窓を豪快に開けてみた。
そしたら目の前にライトアップされた竹林が! -
まるでおとぎ話にでも出てきそうな、夢のような空間。
でもそれは、目の前にはっきりと存在しています。 -
これを眺めながら湯につかると...
もう現実世界に戻れない。夢なら覚めないで欲しい。
この景色と湯浴みを何度も何度も楽しみながら、最後の夜を堪能しました。 -
【4日目】
翌朝は5時に起床、そのまま大浴場へ直行。 -
少し肌寒い露天風呂、朝はこれが気持ちいい!
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湯上りさっぱりの身体で、妻とロビーラウンジへ。
目覚めのコーヒー一杯をいただきます。 -
「たちべりカフェ」に行ってみると、新しいドリンクがセット。
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「サンふじ りんごジュース」と
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阿智村の露地トマト「しゅうほう」と使った「飲むトマト」。
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左がりんごジュース、右が飲むトマトですが、このトマトがすごい!
がっつりトマトです。 -
ちなみに、どちらもこの宿の売店で売ってました。
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朝食は8時からでまだ時間があるので、ちょっと朝のお散歩へ。
山田温泉の中心地、大湯です。山田温泉 温泉
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そう言えば、信州高山村温泉郷ではちょうどこの日まで《信州高山桜まつり》を開催。
大湯の近くにあった水車小屋にも、桜が咲いていました。 -
朝の藤井荘。
そろそろ朝食の8時です。 -
朝食は昨夜と同じ御簾席でいただきます。
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シンプルだけど、ゆえに白飯が進む品々が勢ぞろい。
米が美味い! -
大きな蒸篭もセットされています。
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中はこんな感じ。
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椎茸、かぼちゃ、鮭、蕪に、鶏肉の朴葉味噌。
これらを塩か出汁醤油につけていただきます。
食べ過ぎないように注意しながら、結局美味しくて食べすぎちゃいました。 -
食べ終わって部屋に戻ったら、実はデザートもあったようで、宿の方がわざわざ持ってきてくれました(すいません)。
こちらのお宿について、部屋、風呂、料理そしておもてなしのいずれも及第点で良かったです。
さて、そろそろ時間なので、出発したいと思います。 -
宿から車で10分、《八滝もみじ亭》に到着。
八滝もみじ亭 お土産屋・直売所・特産品
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お店は閉まっていますが、駐車場をお借ります。
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目的地は、ここから近い《八滝》。
八滝 自然・景勝地
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あの展望台から眺められるようですが...
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え!熊!?
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妻「よくわかんない」
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確かに周囲に木が生い茂ってて、滝がよく見えません。
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もみじ亭に戻ってみると、屋上へ上がれる案内が。
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ここからの方がまだよく見えます。
名所と言うにはちょっと厳しいかな、という印象でした。 -
八滝からさらに5分ほど進み、雷滝に来ました。
こちらの《雷滝 ごろごろ亭》の駐車場に駐車。雷滝ごろごろ亭 お土産屋・直売所・特産品
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おばあちゃんが切り盛りしている土産物屋です。
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僕「ここは別名、うらみの滝って言うんだよ」
妻「恨みの滝?なんか物騒...」
滝へはここから下っていきます。 -
妻「ひええ、また下りかあ」
僕「だからと言って、僕のことの恨むなよ」
妻「こりゃ恨みの滝だわ」 -
下っていくにつれ、滝の轟音が聞こえてきます。
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妻「なんか見えてきた!」
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妻「すごーい!滝の裏だ!」
雷滝 自然・景勝地
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だから裏見の滝です。
妻「なんだよ!だましたな!」 -
音がすごい!
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滝の先には展望台があります。
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すごい勢いで流れ落ちる滝。
この迫力は他に例えようがないです。 -
縦の構図で撮影。
それほど大きくはありませんが、間近で見れるので、音や水飛沫がすごいです。 -
滝の裏に回ると、その迫力に思わず見とれてしまいます。
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でも、服がビシャビシャ。
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帰りは上り階段。がんばれ!
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雷滝の案内板です。
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雷滝から高速へ向かう途中《高井橋》がありました。
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撮影していたら、ちょうど藤井荘の送迎バスが通過。
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橋の上からは松川渓谷が眺められます。
松川渓谷 紅葉
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そろそろ帰路へ向け、出発するかな。
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須坂長野東ICから上信越道に乗り、 しばらくして《東部湯の丸サービスエリア上り線》に到着。
東部湯の丸サービスエリア 道の駅
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六文銭は真田の証。
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売店では長野県の名産が販売。
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真田家関連の商品もあります。
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フードコートは大混雑。
それほどお腹が空いてるわけでなはいので、早々に出発。 -
行き先ごとの経路図がありましたが、非常に見にくかったです。
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東部湯の丸SAを出てしばらく走り、今度は《佐久平パーキングエリア上り店》にも立ち寄り。
長いエスカレーターが気になってしまいました。佐久平パーキングエリア 道の駅
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どうやらPAの上にある温泉施設へ行くためのエスカレーターのようです。
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途中ダラダラした渋滞につかまりつつ、13時過ぎには《高坂SA》に着きました。
高坂サービスエリア 道の駅
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何か食べようかとフードコートに行きましたが、ものすごい大混雑。
手軽に食べられる屋台で食べようと言うことで、こちらで「メガとんドッグ」を購入。
ソースはノーマルで注文し、どんなんだろうと期待しましたが...
なんてことはない、ただの豚肉炒めをパンではさんだだけのもの。はさむ必要なしいし、はさむとかえってまずくない?って感じでした。
さて、今回の飛騨・富山・長野旅行ですが、ずっとあこがれていたアトラクションを体験できて、とても楽しかったです。それに鮎の塩焼きが忘れらない...
あの鮎の塩焼きを食べるためだけに、また川金へ行ってしまうかも。
さあてと、Uターンラッシュが始まる前に帰るかな。明日からまた仕事がんばろうっと!
10編に渡る長い長い旅行記でしたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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