2018/05/03 - 2018/05/06
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entetsuさん
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この旅行記のスケジュール
2018/05/05
この旅行記スケジュールを元に
豊かな自然と美しい風景、美味しい山海の食べ物、大らかで飾らない人々の気質、伝統を守る祭りの数々などに惹かれ、富山にどっぷりはまっておりまして、今年もGWは富山観光、通算9回目でした。
ANAの「旅作」で、往復航空機、ホテルはJR富山駅に程近い「富山地鉄ホテル」3泊・朝食付きで@43,900円とお得なプランで出かけました。
5月5日、午前から午後は、射水市新湊~小矢部~福光と回って来ました。この後いよいよ城端の曳山祭り(本祭り)です。昨年、朝からたっぷり見学しましたが、夜まで体力が持たなかったので、今年は夜・提灯山に絞って楽しみます。
(1)まずは伏木神社、気多神社、高瀬神社に参拝。
(2)井波八幡宮と瑞泉寺、夜は銀八鮨!
(3)射水市新湊~高岡市と観光しました。
(4)城端曳山祭りの宵祭り!
(5)新湊大橋と帆船海王丸の展帆!
★(6)今年の城端曳山祭りは提灯山を堪能!
(7)ますのすし作り体験と常虹の滝、越中八尾の散策!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ANAセールス
PR
-
福光から城端は近く、20分も走ればもうJR城端駅です。
城端の街は、曳山祭り開催中は交通規制され、車両進入禁止エリアがあります。
南砺市観光協会の今年の曳山祭りのパンフレットです。
曳山の巡行順路、駐車場、交通規制区間などが載っています。
http://www.tabi-nanto.jp/images/jyunkou%20%EF%BD%8D%EF%BD%81%EF%BD%90.pdf城端駅 駅
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城端小学校横のグランドに車を停めます。
もう夕方ですので、朝から来ていた人が帰ったのかスペースには余裕があります。
無料。 -
善徳寺前の参道です。
午前、午後と2回こちらを曳山が通りましたが、もうこの後ここを通ることはなく、静かになっています。
出店が幾つか出店していますが、城端の曳山祭りで屋台が出るのは、ここと、ここを真っ直ぐ進んだ善徳寺の並びの通りだけで、その他の街中には出ません。
従って、雄大な曳山と、庵屋台から聞こえる雅な庵唄を堪能できるという訳です。 -
時刻は19:00少し前。
曳山巡航は、ちょうど夕食休憩の時間帯です。 -
イチオシ
町にある灯篭にもそろそろ灯が灯り始めます。
メイン通りの国道304号線に各町の曳山と庵屋台が縦に並んでいる時間帯でもあります。この夕食の時間を利用して、曳山と庵屋台には提灯が飾られ、灯が入り提灯山になります。
昨年の曳山祭りは、朝からたっぷり見学しましたが、夜まで体力が持たなかったので、今年は夜・提灯山に絞って楽しむことにします。
昼間の様子はこの通りです。宜しければご覧ください。
2017年の様子
https://4travel.jp/travelogue/11240574
2015年の様子
https://4travel.jp/travelogue/11007975
https://4travel.jp/travelogue/11007978城端曳山祭 祭り・イベント
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今年の一番山、大工町の庵屋台。
既に提灯に飾られ、灯も入っていました。 -
大工町の曳山です。
まだ、灯は入っていないようですね。 -
「千枚分銅山(せんまいぶんどうやま)」と呼ばれています。
神像は関羽・周倉で、1796年(寛政8年)に荒木和助が製作しました。 -
胴の部分の見事な彫刻。
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車輪は、輻車(やぐるま)と呼ばれる形式(スポーク状、32本)で、透し彫金具も美しい。
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二番山、西上町の庵屋台。
京都祇園の一力茶屋を模したものと伝えられます。 -
西上町の曳山、「竹田山(たけだやま)」と呼ばれています。
神像は恵比寿で、1795年(寛政7年)に荒木和助が製作しました。 -
三番山、東下町の庵屋台。
平屋建て二棟構えの数寄屋造りになっています。 -
東下町の曳山、「東耀山(とうようやま)」と呼ばれています。
神像は大黒天で、1774年(安永3年)に荒木和助(通称:唐津屋)が製作しました。 -
四番山、出丸町の庵屋台。
平屋建て二棟構えの数寄屋造りです。 -
出丸町の曳山、「唐子山(からこやま)」と呼ばれています。
神像は布袋で、1762年(宝暦12年)に荒木和助が製作し、1846年(弘化3年)小原治五右衛門が改作しました。 -
車輪。
2010年に黒漆塗りに新調されました。 -
五番山、西下町の庵屋台。
数寄屋造りの2階建となっており、主屋・離れ二棟の京都・祇園の料亭を模したものと言われます。
灯が入っていました。
この時期の南砺市の日没時間は、およそ18:50頃ですので、まだ薄明るい状態です。 -
西下町の曳山、「諌鼓山(かんこやま)」と呼ばれています。
神像は堯王(ぎょうおう)で、1716年(享保元年)に木屋仙人が製作しました。 -
六番山、東上町の庵屋台です。
庵部分は、江戸の料亭を模したもので新吉原の「大文字屋」「鶴屋」「扇屋」「玉屋」の暖簾が入り口にかけてあります。 -
東上町の曳山、「鶴舞山(つるまいやま)」と呼ばれています。
神像は寿老人で、1773年(安永2年)に荒木和助が製作しました。
ということで、6町の曳山と庵屋台をざっと見てきました。
日も暮れて、そろそろ全ての提灯に灯が灯るようです。 -
イチオシ
この後先頭の大工町から巡行を開始しますが、後ろの町はまだ時間があるので、待機中です。
西上町は神像の恵比寿にちなみ、法被は、背中が「赤色の鯛」、腰が「水波」文様となっています。
なんか、ほっこりしますね。
祭りは朝の9:30から始まっており、この後22:30頃まで続きます。
まだまだ、もう一踏ん張りです。
曳山を引く方は主に50歳過ぎの年配方が多く、若い人は庵屋台に入って笛や三味線を奏で、庵唄を歌っている人が多いように感じます。 -
全部が提灯山になりました。
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イチオシ
西上町の曳山(竹田山)。
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出丸町の曳山(唐子山)。
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西下町の曳山(諌鼓山)です。
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東上町の曳山(鶴舞山)。
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出丸町の法被。
背中が「軍配(扇)」、腰が「唐子」文様となっています。 -
まったり待ってます。
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動き始めたようです。
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曳山は、高さが 6~7メートル、総重量が約7~8トンあります。
動き始めや、方向転換、カーブなどは特に大変です。 -
城端の曳山巡行では、「庵唄所望」と書かれた家々(所望宿)の前に止まり、若連中が庵唄を披露していきます。
若連中は、この水引き幕の中に入り、笛・三味線などを奏でながら庵唄を歌います。 -
大工町の法被。
背中が「分銅に漢字の「組」」、腰が「水波」文様となっています。 -
西上町の庵屋台が所望宿を回っています。
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西上町の庵屋台。
大きくカーブ。 -
イチオシ
続いて曳山を動かします。
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庵唄を披露している間は、しばし休憩です。
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東下町の庵屋台が来ました。
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東下町の曳山です。
大黒天が見えます。 -
西下町の庵屋台。
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西下町の法被。
背中が「龍神」となっています。
いいですねぇ。 -
東上町の法被。
背中に「右三つ巴紋」、腰が「鶴に水波」文様となっています。 -
さて、20:40からは曳山会館前の特設桟敷席で「庵唄」披露を鑑賞です。
事前にFAXで観光協会に申込み、当日18:30頃から料金(@1000円)を支払って席を確保してありました。
前方3列は所望宿の方々。
私たちは直ぐ後ろの4列目を確保できました。
解説付きでゆっくり観賞できます。
最初は、大工町の庵屋台。
庵唄は「玉川」です。
「玉川」
玉川の 水にさらせし 雪の肌 積もる口説の その中に 解けし 島田のもつれ髪 思い出さずに 忘れずに また来る春を待つぞえ -
続いて、大工町の曳山「千枚分銅山」がやって来ました。
特別桟敷席がいいのは、椅子に座って庵唄をじっくり聴くことができる事と、曳山が左から来て正面に方向転換してくれることです。
その際に、ギューギューと軋む音がして、城端の曳山らしい「ギュウ山」を居ながらにして楽しむことが出来ます。 -
また、曳山を正面から見ることもできます。
この間、マイクで丁寧な解説も付くのでじくり楽しめます。
大工町の挽山は、6台ある城端の曳山の中でも屋根の四方が唐破風になっているという特徴があります。
胴回りの彫刻も見事。
車輪は、輻車(やぐるま)と呼ばれる形式(スポーク状、32本)で、宝草華文様高肉透し彫の金具も美しい。 -
続いて、西上町の庵屋台が来ました。
京都祇園の一力茶屋を模したものと伝えられます。
上半分が朱色の水引幕も綺麗です。
庵唄は、「五月雨」でした。
「五月雨」
五月雨に 池のまこもに 水増して いずれかあやめ かきつばた さだかにそれと
吉原へ ほど遠からぬ 水神の 離れ座敷の夕映えに ちょっと見交す 富士筑波 -
祭りには和服が似合う・・・。
-
西上町の曳山「竹田山」です。
-
イチオシ
四方一文字屋根の屋根の形が特徴的です。
胴回りの恵比寿の紋「蔓柏」が美しい。
車輪は板車となっていて、水紋に鯛・柏の三つ葉などが飾り金具のデザインになっています。
綺麗ですね~。 -
東下町の庵屋台です。
平屋建て二棟構えの数寄屋造りです。
他町の5台の庵屋台は胴回りが水引幕で囲われているのに対して、東下町の庵屋台だけが格子造り構造の胴回りとなっています。
庵唄は、「空ほの」でした。
「空ほの」
空ほの 暗き 東雲に 木の間がくれの ほととぎす 鬢のほつれを 掻きあぐる
櫛の雫か 雫が露か 濡れてうれしき 今朝の雨 -
イチオシ
東下町の曳山「東耀山」です。
神像は大黒天で目立ちます。
屋根は、前後唐破風・左右一文字屋根で、天井は金箔の格子天井となっています。 -
ギューと鳴らしながら方向転換して行きました。
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出丸町の庵屋台です。
平屋建て二棟構えの数寄屋造り。
庵唄は、「秋草」でした。
「秋草」
秋草や花のひも解く 夜半の鐘 かたぶく月の露時雨れ 濡れたふりして そむきてみても いつか尾花が 穂にい出て 人に話せぬ 仲じゃぞえ -
イチオシ
出丸町の曳山「唐子山」です。
神像は布袋で、胸を大きくはだけていて目立ちます。
黒漆塗りに金ぴかの金具が美しい車輪です。 -
ギュウーと方向転換しています。
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真横にしたら進んで行きます。
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西下町の庵屋台です。
数寄屋造りの2階建となっており、主屋・離れ二棟の京都・祇園の料亭を模したものと言われます。
庵唄は、「書き送る」でした。
「書き送る」
書き送る 文もしどなき 仮名書きの 抱いて寝よとの 沖超えて 岩にせかれて
散る波の 雪かみぞれか みぞれが雪か とけて浪路のふたつ文字 夫を恋しと
慕うてくらすえ -
西下町の曳山「諌鼓山」です。
-
屋根は、三方唐破風屋根で、6台ある城端の曳山の中でも屋根が三方唐破風となっているのは西下町の曳山だけです。
神像は堯王(ぎょうおう)です。 -
最後は、東上町の庵屋台です。
庵部分は、江戸の料亭を模したもので新吉原の「大文字屋」「鶴屋」「扇屋」「玉屋」の暖簾が入り口にかけてあります。
水引幕は、鶴に水波のデザインで、鶴の舞う背景(空)は紫色になっています。
庵唄は、「夏は蛍」でした。
「夏は蛍」
夏は蛍の ともしびに 短き 夜半を くよくよと 泣きあかしたる ほととぎす
あおげば 顔にばらばらと アレ 村雨が 袖うち ぬれて よいよい よいよい よいやさ -
最後の東上町の曳山「鶴舞山」です。
高さが 6.52メートル、総重量が約8トンあり、城端曳山の中では高さ・重量ともに最大の曳山です。
また、屋根は、千鳥・唐破風2層屋根で、6基ある城端の曳山の中でも2層屋根は東上町だけです。 -
大工町の路地を通る際、城端の曳山が通過するときは屋根の軒部分を折り上げて通ります。
こちらの二層屋根がそろって折り上げた様子を披露してくれました。 -
イチオシ
これが完成形です。
胴回りの右三つ巴紋、上壇・下壇の彫刻もボリュームがあって見事です。
以上、約2時間特別桟敷席での披露を堪能しました。
今日は朝から一日中強風で、海王丸の総帆展帆は一部分だけの展帆になったりしました。曳山巡行も大変だったかと思いますが、日が落ちる頃には風も弱まり無事巡行できました。
この後「帰り山」と呼ばれる「南砺市役所城端庁舎前」にて曳山・庵屋台がUターンをした後、それぞれの町内へと帰って行きますが、そろそろ城端を後にします。
たっぷり、提灯山を堪能しました。 -
城端から車で飛ばし、11時少し過ぎにホテルに着きました。
ホテル前の「九州鶏七輪焼 近江屋」に来ました。
こんな時間から食っていいのか?
普段ならとっくに寝てる時間です・・・。 -
お通しのキャベツ。
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和牛3種盛り。
鶏焼・焼肉・七輪焼 近江屋 グルメ・レストラン
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ホルモン、テッチャン3種盛り。
両方とも思った以上に量が多くて、やや困惑。
「ここは東京じゃない」ことを痛感。 -
アルコールはワインにしました。
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炭火七輪焼きです。
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エイヒレもこれで炙る仕組み。
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煙は全部吸い込みます。
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忘れた頃にやって来たのは、鶏の何とか焼き(大名焼きだったか・・・)。
注文しすぎた~。
総じて味、サービスとも満足行くものでした。
12:30ラストオーダーです。
いよいよ明日が最終日です。飛行機は夕方ですので、一日遊べます。
(7)に続く。
https://4travel.jp/travelogue/11356856
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