呑兵衛のGW。横浜のセンベロツアーと高尾山軟弱登山と昼間の怪談

2018/04/29 - 2018/04/29

「GW、何してる？」
と知人からメール。
「例年通りハワイですよ。」
「嘘をつくな。相手してやる。」
と、
GW初日に昼酒へと拉致された。

4トラの皆さんは今頃あちらこちらで休日を満喫されているに違いない、と思いながら飲む酒は結構苦い。

すると、別な知人から明日、高尾山へ行かないか？とお誘いメール。
この知人も、晴天の下、取引先の人と飲んでいてばからしくなったらしい。

はい、即決。
ということで、飲んで登ってまた飲んで、という酔っ払い紀行となりました。

エリア 高尾・八王子(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: JRローカル 私鉄

スタートは横浜15時。
開店と同時に、狸小路のみなと刺身専門店へ飛び込むと既に先客が居て驚く。
生ビールでスタート。

みなと刺身専門店 グルメ・レストラン

鯖と刺身をつつきながら近況報告を行う。

ここみなと刺身専門店は、15時オープンの刺身立ち飲み。
0次会に最適。

ちびりちびり飲っていると、男性が一人蒼い顔してやってきて、しきりに昨晩の事を誤っている。
大虎になって暴れたかな？

凄く混んで来たので場所を変えることに。

洲崎大神の前を通って目指すはみのかん。

洲崎大神 寺・神社・教会

こちら、市民酒場と呼ばれる、
朝10時オープンの名店なのだが、都合によりお休みと。

あらら~

みのかん グルメ・レストラン

仕方ないので横浜駅まで取って返して横浜商店へ

16時過ぎというのにこれだ。
最近の若者はお酒を飲まないっていうのは嘘じゃないかな。

立ち飲みってサクッとさっさと次へ移動すべき場所なんだけれど皆さん長っ尻。

横浜商店 グルメ・レストラン

なんだか店内の熱気が凄すぎてこちらもそうそうに退散。

流石GW初日、2軒の居酒屋に振られてたどり着いたのが綱島の満天酒場。

ここで、高尾山へ行こうと連絡が入る。

満天酒場 綱島店 グルメ・レストラン

店外で打ち合わせをして席に戻ると、大量の食べ物とお酒が注文されていた。

もういいって・・・

この日はこれで早めに退散。

で、翌日の9時に高尾山口集合とした。

ちょっと遅めなのは、酒が残っていることを考慮したからだ。

高尾山口駅 駅

絵にかいたようなピーカンである。

今年はシャガがきれいだ。

まさに新緑。
緑のトンネルをケーブルカーが滑って行く。

我々は6号路を。
稲荷山コースがお気に入りだが、一番楽だと思われる6号路を選んだのは、本日の相棒がひどい二日酔いだったからだ。

高尾山ハイキングコース 公園・植物園

琵琶滝

こちらは早々に切り上げたが、抜けられなかったらしい。

ぜいぜい、歩いていると、

左手の藪から何かが飛び出した。
見るとコジュケイ。
真剣に逃げる気配が無いところを見ると、
疑傷かな。
以前雷鳥の疑傷を見たことはあるがコジュケイでは初めてだ。近くに雛か卵があるんだろう。

身体まで緑色に染まりそうだ。

この日は本当に気持ちの良い日で、長年高尾山へ来ているがこんな気分の良い高尾登山は初めてかもしれない。

昨日のアルコールと都会の毒素が抜けて行くように感じる。

この日の6号路は一方通行。
上から下りてくる人はいない。

どの山も頂上付近が急なのはお約束。

まあ、覚悟はしていたが頂上へ向かう道は人だらけ。

高尾山は頂上下に立派なトイレがありますが、ビジターセンターのトイレが穴場。
靴を脱がなきゃならないけれど。

高尾ビジターセンター 美術館・博物館

すっこーん、と富士山。

今日は箱根辺りも良いだろうねえ、数日後向かう予定だけれど大荒れ予報。

天気もいいので陣馬まで、と言いかけたところで出されたのがビールだ。

蕎麦でも手繰って下山しようという意見に渋々従う。

しかし、山で飲むビールはうまいな。どんな高級店も適うまい。

続々と人が登って来て頂上は、小学校の運動会の昼食時間のようになってきたので早々に下山。

薬王院を抜けて下山するのが好きだ。

薬王院 寺・神社・教会

昔は目に留まらなかったんだけどねえ、花なんて。

秋はこの屋根を落葉が彩り、
冬は雪が積もる。

ところで、高尾に金運をUPするとされる福徳弁財天が祀られていることを知る人は多くない。

場所は大本坊の裏あたり

弁財天へはこんな小径を抜けていく。

オクトパス、置くとパス・・・
まるほどね、受験にご利益あるそうだ。

勇ましい天狗の像を見ていたら変なことを思い出した。

10年ほど前の話しだ。

三門の中の天狗の面

あれ？もみじやさん改装中？

ここでお昼を頂こうと思っていたので激しく相棒のテンションダウン。

山門前 もみじや グルメ・レストラン

単なる改築とおもいきや、思いっきり解体していました。
改装なのか廃業なのかは不明。

都会の毒素が抜けて元気になった相棒がしきりに空腹を訴える。

リフトで下って何かお腹に入れたいとのご要望だ。

仕方ない。

高尾山の杉並木 自然・景勝地

男坂

高尾山浄心門

相棒が空腹を訴え続けるので、気を紛らわせるために昔体験した天狗にからかわれた話をすることにした。

高尾山浄心門 寺・神社・教会

天狗にからかわれたというとちょっと語弊があるが、以前ここ高尾山で時間がずれたことがある。
大げさにいえばタイムスリップというヤツだ。

話しはこの十一丁目茶屋から始まる。
その日は2人で稲荷山コースを登り、11時に十一丁目茶屋に入りお銚子を1本と蕎麦を食べた。
同行者は一滴も飲めない。

十一丁目茶屋 グルメ・レストラン

その日は1号路を下った。

高尾山エコーリフト 乗り物

十一丁目茶屋から、高尾山口まで徒歩で約1時間というところだろうか。

余程の事が無い限り、ケーブルカーやリフトは利用しない主義だ。

急ぐことも無く普通に下った。

駅についてあれっ？
と言い出したのは、飲んでいない相棒の方だった。

駅の時計を指差し不思議そうな顔をしている。
駅の時計が示していたのは11時。
正確には11時10分であったと記憶している。

十一丁目茶屋に入ったのが確か11時。
店の開店は10時30分のようなので仮にその時間に入店したとしてもお酒を1本飲んでそばを食べて30分で徒歩で高尾山口へ戻るのは不可能だ。

そんな話をしながら、空腹を紛らわせて分倍河原へ向かった。


酔ってたんじゃないのぉ？
と今日の相棒が当然の質問をする。

肉汁餃子のダンダダン 分倍河原店 グルメ・レストラン

お銚子1本で酔うはずない。
しかも、時間が変だって気が付いたのは飲んでいない同行者だ。

そういや、京都でも以前変な体験をしたぞ。
今日の相棒は以前京都に暮らしていたことがある。

もう少し詳しく話を聞かせろよ。
ということで、場所移動。

京都で経験した不思議な出来事を二つ披露した。

一つは、河原町通りを歩いていた時ふと手を見たら両手の手のひらがペンキでも塗られたように真っ青になっていたという話。

もう一つは、ある事件が起こる3日前にそのニュースをテレビで見たという話しだ。

手の青い色は、手を洗うためにホテルオークラのトイレに入った時には消えており、
テレビで見たニュースは、その3日後に事件が起こり号外が出た。

勘違いじゃないかって？

そう思いたいけれどどちらの出来事にも高尾山同様、同行者がいた。
青い手も見ているし、テレビのニュースも知っている。

まあ、でも場所が京都なら分からないでも無いな。
でも高尾山が天狗のイタズラだとすれば、京都の出来事は誰のイタズラなんだ？
と相棒が首をかしげる。

誰だろうねえ。
今のとこと特に実害はないし、不思議だねえとしか言いようがないな。

京都にはもっと怖いものが居るからねえ、と我々の意見は一致した。

こんなバカ話をしながら、
呑兵衛の休日はこれにて終了。

その後何度も訪れているけれど、それ以来高尾山でも京都でも不思議な経験をしたことはない。無論毎回ちょっと期待しながら歩いてはいる。


GW中、高尾山は非常に混み合うと思いますが少し早目に出発すると本当に気持ちの良い時間そ過ごすことができます。頂上を含め茶屋はどこも並んでいるのでお弁当持参がお勧め。

JR南武線 乗り物