2018/04/08 - 2018/04/08
82位(同エリア154件中)
まうさん
日光街道歩き、5回目は栗橋から古河まで歩きました。寝坊してスタートが昼くらいになったので、距離は10km程度。栗橋では遅咲きの静桜、利根川沿いの菜の花、古河では街路樹のハナミズキなど、花がたくさん見れて良かったです。
参考:
古河市HP 古河市観光ガイドマップ「てくてく観光マップ」
https://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/lifetop/soshiki/kanko/2/1056.html
旧街道紹介サイト「人力」 日光街道
https://www.jinriki.info/kaidolist/nikkokaido/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
PR
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うっかり寝坊して11時半ころに栗橋駅到着。スタートが遅くなったので古河までの約10kmをのんびり歩くことにした。
まずは駅から徒歩10分弱の「蛇の目屋」というお蕎麦屋さんでランチ。蛇の目屋 グルメ・レストラン
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最初に小鉢のサラダが出てきた。天ぷらはじゃがいも。無料だったのでサービスみたい。
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天ざる1,300円。美味しかった~。
駅から少し離れている住宅街の中にあるんだけど、人気店のようで、出るころにはほぼ満席になっていた。 -
駅に戻り、静御前の墓へ。前回はまだ蕾だった静桜が咲いている♪
静御前の墓 名所・史跡
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ここ数日、風が強いので散っちゃうかな~と不安だったけど、大丈夫だった。
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イチオシ
5枚の花弁の中に、おしべが花びらのように変化した旗弁(はたべん)が混じる、特殊な咲き方だという。八重桜よりは花びら少なくて、半八重くらいの風情のある花だ。
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栗橋宿は前回散策したので、まっすぐ利根川へ向かう。橋を渡って埼玉県から茨城県へ。
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イチオシ
河川敷には菜の花が咲いている。
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土手にも菜の花。
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「房川渡(ぼうせんのわたし)と中田関所跡」の説明版。古くて色褪せているけど、なんとか読めた。
ここは日光街道の要所で、渡し舟と関所があった。なぜ「房川」というのかは不明。関所はのちに中田から対岸の栗橋に移ったので、栗橋にも「栗橋関所跡の碑」がある。 -
中田宿の説明版。江戸時代の中田宿は、今の利根川の河川敷にあった。利根川の改修工事で町ごと移転したそうだ。
説明板の下の小さな箱は何か分からなかったんだけど、ネットで調べたらスタンプ台らしい。古河でもちょこちょこ見かけたので、次回中を覗いてみようかな。 -
鶴峯八幡宮。源頼朝が、鎌倉の鶴岡八幡宮から勧請したという由緒ある神社。奥州征伐のときも立ち寄って、勝利を祈願。徳川将軍も日光社参のときは立ち寄って、旅の安全を祈願したそうだ。
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神楽殿もあって良い雰囲気。
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社務所のあたりには花木が植えられている。梅の木に、青い小さな実がついている。
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鶴峯八幡宮のすぐ隣は光了寺。もともとは高柳寺という名で、栗橋の静御前の墓の場所にあった。
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よく手入れされた庭。
宝物殿には静御前の遺品があるそうだ。天皇から授かった蛙蟆龍(あまりょう)の衣や源義経の形見の懐刀など。でも境内には特に静御前関係のものは見当たらなかった。 -
茶屋新田あたりの県道228号線は、昔は風光明媚な松並木があったところ。今も街路樹は松。
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公園の脇に「奥州日光街道茶屋新田」の立て札。背後の建物に説明板もある。
松並木は永井尚政が古河城主だったときに植えたもの。永井尚政は2代将軍秀忠の近習で、大阪の陣で活躍したそうだ。 -
古河第二高校の前に、十九夜塔。
この十九夜塔の向かい側、高校の校庭の隅の、こんもりしたところに木が植えてあって、どうやらそれが一里塚跡らしい。でも校庭なので勝手に入れないし、説明板もない。 -
住宅街にあった石碑。「史蹟 祭禮道 原町口」と書いてある。後で調べてみると、古河の雀神社の祭礼のときに、混雑による地元民とのトラブル回避のため、旅人はこちらの道を通って迂回したそうだ。
「東京帝国大学文学博士 藤懸静也書」とあって、この方の母方の曽祖父が鷹見泉石。古河で鷹見泉石記念館に寄ったので、ちょっと感慨深い。 -
「日光街道 古河宿」とある。古河は2年前、桃まつりの時期に来たことがある。
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古河の街路樹はハナミズキ。ちょうど花が咲いていて綺麗だ。植え込みにはピンクのシャクナゲ。
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レトロな文房具屋さんの脇に、「古河城御茶屋口」の碑。日光社参のとき、将軍はここを入って古河城御成門へ行き、古河城に宿泊したという。
私もここを入って、古河歴史博物館へ向かう。 -
途中、すごく立派なお店を見かけた。鮒甘露煮のぬた屋。
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イチオシ
古河文学館近く。白壁にハナミズキの花がきれいだ。
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真ん中がモコモコしてて、花びらの先端が少し紫色。可愛い花だ。
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日陰にはシャガの花。
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鷹見泉石記念館。前に来た時に入ったけど、無料なので今回も寄る。
鷹見泉石は幕末の古河藩の家老で、蘭学者。隠居後はこの武家屋敷に住んだ。鷹見泉石記念館(歴史的建造物) 名所・史跡
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ドウダンツツジの白い花がきれい。まだお雛様が飾ってあった。
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日当たりの良いところは、もうツツジが咲いている。
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古河歴史博物館。散った桜の花びらが池に浮いてピンク色。前に来た時は入らなかったので、今回は入ってみる。大人400円。
書画や調度品、古河宿の模型など色々あったけど、鷹見泉石が遺した資料が良かった。オランダがナポレオンに占領されたことを出島のオランダ人が隠していて、その情報をロシア経由で入手したことなどが興味深かった。古河歴史博物館 美術館・博物館
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日光街道へ戻る途中、福法寺。この門が、旧古河城乾門。古河城の二の丸御殿の入り口にあった。明治時代に城が取り壊されるとき、福法寺の檀家が払い下げを受けて、寺に寄進したそうだ。
福法寺 寺・神社・教会
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イチオシ
昔は酒問屋だったという建物。国の登録有形文化財。今は坂長というお土産屋さんやカフェ、ギャラリーになっている。この辺は肴町といって、古河城へ食料品を供給する道だったそうで、城下町の面影が残っている。
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日光街道沿い、商店の前に「古河城下本陣址」の碑。「子爵 土井利孝書」とある。土井利孝は古河藩最後の藩主、土井利与の息子で、土井家宗家15代。明治維新がなければ古河藩主になっていたであろう方。
前回の歩きで見た栗橋関所跡の碑は徳川家宗家16代の書だったし、こういう石碑の文字って、ゆかりのある名士が書いているんだな。誰が書いたのか調べてみるのも面白い。 -
16:10くらいに古河駅に到着。
土井家の墓がある正定寺や雀神社は次回寄ることにして、今回はこれでウォーキング終了。 -
電車に乗る前に、駅ビル1Fのヴィ・ド・フランスで一服。桜あんぱん170円とコーヒー300円。桜あんぱんは中身が桜あんで美味しかった。
次回は寝坊しないようにして、もう少し先に進みたい。
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