南スペイン一人旅2017（6）ヒブラルファロ城からの眺めは最高！ しかし、意外と広くて…

2017/11/10 - 2017/11/10

2017年11月6日から11月16日までスペインへ行ってきましたが、出発二ヶ月前に帯状疱疹を発症。

以来、ひどい倦怠感に悩まされ続け、旅行はキャンセルしようかと悩みました。でも、私は飛行機に乗ると、体調が良くなる体質（？）なので、最悪、マラガで連泊できるようにと旅程を組みました。

ですので、あちこち効率よく見れるルートではありません。けれど、連泊したおかげで、同じ場所でも日時が変わると、違う景色になる。そう実感できる旅となりました。

以下、旅行の日程で、ここでは11月10日（前半）の様子をまとめました。

11月6日　エアフラの夜便で羽田を出発
11月7日　パリ経由でお昼過ぎにマラガ到着（マラガ泊）
11月8日　マラガからネルハへバス移動、午後はネルハ洞窟 観光（ネルハ泊）
11月9日　ネルハから日帰りでフリヒリアナ 観光（ネルハ泊）
11月10日　ネルハからマラガへ移動、午後はヒブラルファロ城などマラガ観光（マラガ泊）
11月11日　マラガからロンダへ移動（ロンダ泊）
11月12日　ロンダ観光（ロンダ泊）
11月13日　ロンダから日帰りでセテニル観光（ロンダ泊）
11月14日　ロンダからマラガへ、午後はマラガ観光（マラガ泊）
11月15日　マラガからパリ経由で成田へ（成田着は11月16日）


さて、今回、旅の友は旅行歴7年となる「トーニャ」です。
アイルランド旅行記に出てきた「プーニャ」が長兄。ポーランド旅行記の「ポーニャ」は、プーニャとは双子の女の子。そして、ハワイ旅行記の「コニャニャ」は二人の妹で、「トーニャ」は末っ子の男の子です（という設定にしています）。

4人を並べてみると、大きさが小さくなっていきます。旅行に持って行きやすいにした結果なのですが、トーニャは平べったくしすぎて、ちょっとヘタレ キャラになってしまいました…。

エリア マラガ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルにチェックインを済ませ、しばし休憩。その後、疲労感を感じながらもマラガの散策へ出かけました。

まず目指したのは、ヒブラルファロ城（Castillo Gibralfaro）。
ホテルから歩いて1時間ほどの高台にあり、マラガを一望できる場所です。いつもの私なら歩いていく距離ですが、今回は体力温存のためバスを利用しました。

バス停 Avda. Auroraまでは、ホテル ラス アメリカから徒歩6分。思っていたより早めに着いてしまって、現在、時刻は13時。

ベンチに座って待っていると、他のバスが次々やって来るのに、ヒブラルファロ城行きの35番は、予定時刻の13時25分になっても現れません。

そして、その数分後。
前方に停車していたバスがバックしてきました。

なんと、それが35番バス（＠＠

あなた、ずいぶん前からそこにいたよね!?
なんで、時間に遅れるの?

おまけに先頭部分に、行き先表示も出ていません。
あやうく乗りそこなうところでした （写真は、バスチケット。片道1.3ユーロでした）。

ようやく発車したバスですが、道路は渋滞。どうやら有名人が宿泊しているようで、とあるホテル周辺には交通規制がひかれ、ホテルの前はご覧の通りの人だかり。

誰がいたのか気になりますが、スペイン語ができないのでまわりの人に聞くこともできず（＾＾；。

そうこうしているうちにバスは混雑を抜け、急坂を登り、ヒブラルファロ城に到着。
入場料は、単独チケットが、2.2ユーロ。
アル カサバとの共通券が、3.55ユーロ。
各々で買うより0.85ユーロ安くなります。

現在、時刻は14時。
ヒブラルファロ城の観光に要する時間は、1時間ほど。
一方のアルカサバは17時まで入場可能。

うん、余裕で見て回れるはずと、共通券を購入しました。

ヒブラルファロ城 城・宮殿

しかし、とんでもない落とし穴が…(-_-)　。
そうとも知らず、いざ、観光へ出発！

この階段を登ると、

マラガの港と市街が一望＼(^。^)／
ちょうど日が傾きかけ、観光するには理想的な時間帯でしょうか。しかし、11月だというのに日射しがきつく、日焼けしそうです。

マラガの市街地とは反対側へ目を向けると、Playa de la Caletaの町やネルハ方面が見えます。

目を凝らすと、カラフルな集合住宅。小さな牛乳パックを並べたみたい。

北側にも展望台があり、

港とは反対側の、山の景色も眺められます。

この開放感ある眺めを満喫しながら階段を下りて、

振り返ると、さっきまでいた場所は、あの上です。

ここで下におりて、博物館を見学。

ヒブラルファロ城とアルカサバ、そしてマラガのかつての様子を、

図や模型などを使って現し、

ボタンを押すと、その位置が光るような懐かしい展示もありました。

また、無敵艦隊スペインを描いた切手も興味深かったです。

14時15分、再び城壁の上に上がり、同じ場所をうろうろ。

ぴょこんと飛び出ているのは、大聖堂。

上空を飛んでいくカモメ。

ネルハ方面の海と山。

床に描かれている模様は、何を現しているのかな？
などと考えながら、のんびりしていました。

そして、到着から1時間が経過。
そろそろアルカサバへ行こうかと歩いていって、城壁はまだ続いていることに気づいたのです(ﾟﾛﾟ)

入口でもらった案内図を見もしなかった自分を反省
（*_*;）☆＼（-_-メ）。

アル カサバへ行く時間あるかな｡･ﾟ(´□｀)ﾟ･｡

急がなくちゃいけないのに、キャノンとシグマのカメラで撮り比べ。
この画像は、シグマのDP2 Merrillで撮影。
その上の写真は、キャノンのs120で撮影。
Merrillは扱いづらく、気難しいお姫様のようなカメラです。それでも、シグマ独自のセンサーによる描写力は、フィルムカメラのようで、ついつい撮影に熱中。

視線を移せば、ポンピドゥーセンター マラガも見えました。あそこへも行きたいけれど、時間が足りないかも。

いや、その前に、体力がもちそうもない(´Д` ;)

城壁はまだ続いています（ゝ＿ゝ；）

さらに、北側へも伸びている!!

北へ向かって進むと、

またレンガで綺麗な模様。何のマークなんだろうと気になりつつ、

まだ先があるので、急ぎます。

と思ったら、左手に分かれ道が出現。

時間ないけど、覗いてみます。

入ってすぐ右に階段がありました。のぼりきった所でカメラを下に向けて撮ったのが、この写真。いかに急な階段だったかが、わかるでしょうか。

その階段を疲れた体に鞭打ってのぼったというのに、待っていたのは、こんなに小さな見張り台(・_・)

木が多すぎて、眺めもパッとしません。

立ち寄らなくても良かった。
さっきのルートへ戻ります。急げ～～～～　　ヘ(；^^)ノ

（この続きは　7）マラガのアルカサバ -細やかな美の結晶-　https://4travel.jp/travelogue/11330977　へ）

------------------------------
また、この旅行のこれまでの様子は、下記で公開中です：

1）体調最悪で、ことごとくクローズだった初日のマラガ（T_T)
https://4travel.jp/travelogue/11320431

2）鍾乳洞を独り占めできる!? ネルハ洞窟
https://4travel.jp/travelogue/11320673

3）さえぎるもののない絶景 ヨーロッパのバルコニーの日没
https://4travel.jp/travelogue/11320682

4）スペインで一番美しい村「フリヒリアナ」を散策…
　するはずが、なぜか山登り!?
https://4travel.jp/travelogue/11329080

5）ようやくフリヒリアナの散策開始…と思いきや、黒雲現る
https://4travel.jp/travelogue/11329145

この旅行記へのコメント （8）

• soraさん 2018/04/07 16:58:32

  はじめまして。

  kiyo様
  
  私のスペイン旅行記読んでいただき、ありがとうございました。
  実はkiyo様の旅行記は以前に読ませていただいていて、いいねだけ押させていただきました。コメントも書かず申し訳ありませんでした。
  
  マラガのヒブラルファロ城、私も今回のツアーで行きました。ツアーなのでガイドさんに連れられて回っただけですが、
  kiyo様は体調がお悪い中、お一人でバスに乗って行かれたのですね。すごいです。
  憧れます。私には一生無理そうですが。
  写真もとてもきれいで、行った時を思い出しました。
  ほかの旅行記もゆっくり読ませていただきますね。
  
  sora
  
  
  

  kiyoさん からの返信 2018/04/08 08:33:37

  RE: はじめまして。

  sora様、はじめまして。
  こちらこそ私の旅行記にいいねしていただき、ありがとうございました。
  
  soraさんも、ヒブラルファロ城に行かれたのですね。
  ああした場所は、ひとりで行っても、
  眺めがきれいだなで終わってしまうので、
  ガイドさんの案内で巡ったほうが正解だと思います。
  
  私もツアーだったら、
  まだこの先が続いていたのかと気づかない、
  そんな失敗はしなかったと思います（〜〜
  
  soraさんの旅行記にもまたお邪魔させていただきますね。
  kiyo

• ohanaさん 2018/03/24 22:23:29

  良い感じの風景

  ALOHA
  Kiyo様
  
  万里の長城のような道と行っても行ったことがないのですが～(>_<)
  凄いですね～
  スペインをツアーではなく個人旅行！
  英語がやっとなので英語圏以外は自信がないです。
  
  いずれ妻にイタリアを約束しているので行こうと思っていますが絶対にツアーでしょう。
  
  話は変わりお連れのトーニャご活躍ですね。
  Hawaiiのコニャニャ兄弟がいて良い感じです。
  
  お写真見ていて風景の素朴な感じが良いです。
  飾りっ気がないが何か奥深さを感じる風景
  新鮮さを感じます。
  
  また、お邪魔させていただきます。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　MAHALO

  kiyoさん からの返信 2018/03/25 15:39:14

  RE: 良い感じの風景

  ohana様、こんにちは。
  いつも私の旅行記に投票していただき、ありがとうございます。
  
  スペインは、言葉がさっぱりわからないので
  最初は、かなり緊張しました。
  
  事前に、使いそうなフレーズをメモしておいて、
  現地では、それを見せて筆談。
  あとは、ひたすらジェスチャー頼みの旅でした（＾＾
  
  イタリアは、ずいぶん昔に行きました。
  
  初めて旅した時は、私もツアーを利用。
  北イタリアの小さな街を巡る10日間の旅で、
  ツアーならではの効率のよさで、
  あちこち見れて楽しかったです。
  
  食事も毎日、前菜がパスタでしたが、
  その街によって、味付けも種類も違うので
  飽きずに毎日、ぱくぱく。
  ついパスタを食べ過ぎて、
  その後のメインが入らないなんてこともありました。
  
  イタリアは食事もおいしいし、
  風光明媚なところも多いし、
  私も大好きです。
  kiyo

• ﾃﾂさん 2018/03/07 11:43:07

  5月にアンダルシア地方へ。

  5月6日かから、12日間のコルドバ→グラナダ→フリヒリアナ→マラガの旅に出かけます。女性一人旅、貴女の行動力に感心するとともに、旅の写真を堪能しました。写真テクニックただ者ではないとお見受けします。今回の一番の楽しみは、フリヒリアナで一泊し写真撮影が出来ることです。当方、気弱な者男三人組です。英会話も出来ず、不安が一杯で、出発日が近ずくのが怖い感じです。情けない。

  kiyoさん からの返信 2018/03/10 07:32:40

  RE: 5月にアンダルシア地方へ。

  ﾃﾂさん、はじめまして。
  写真のことを誉めていただいて、嬉しいです。
  ありがとうございます!!
  
  5月にスペインに行かれるとの事。
  楽しみですね。
  
  私も今回、マラガの旅に出かける前は不安でいっぱいでした。
  スペイン語もわからないし、
  最近、スペインに行った友人はスリにあったと言うし、
  ああ、どうしよう（＠＠
  と良くないことばかり思い浮かびました。
  
  でも、行ってみたら、そんな心配もどこへやら。
  
  できるだけ、お金は持ってないよという格好をしてみたり
  道を歩く時や、電車の中では
  周囲に変な人がいないか注意を払ったり、
  すきを見せないよう、最低限のことをしていれば
  あまりビクビクすることもありませんでした。
  
  言葉も、英語は通じないこともあったので
  事前に使いそうな言葉をメモしておいて筆談したり、
  あとはジェスチャー、
  体で表現（＾＾；
  
  スペインの人はそれほど愛想のある感じではなかったですが、
  ぶっきらぼうでも、親切な人はたくさんいました。
  
  ﾃﾂさんの旅が楽しいものになるよう祈っています。
  kiyo

• ラクパグさん 2018/03/02 13:34:24

  ヒブラルファロ城からの　眺望　美しいですね！！

  kiyoさん　ヒブラルファロ城　　体調良くないのに
  良く　歩かれましたね。石畳は　身体にこたえますね。
  ヒブラルファロ城からの　海・山　両方見れて
  ステキでした～　イチオシ　道と　眺望　綺麗に撮られていて
  最高です。
  キャノンとシグマのカメラで撮り比べ　大変　興味そそられました。
  落ち着いた　雰囲気もいいですね。
  １人で　落ち着いて　観光　理想です。　ラクパグ

  kiyoさん からの返信 2018/03/03 13:06:43

  RE: ヒブラルファロ城からの　眺望　美しいですね！！

  ラクパグさん、こんにちは。
  いつも私の旅行記と口コミに投票していただき、
  ありがとうございます。
  
  ヒブラルファロ城は体調があまり良くないので
  さっと見て帰ろうと思っていたのです。
  でも、その場に行ったら、
  すっかりテンションがあがり、
  気づけば何時間、歩いたことか。
  
  それでも、お天気も良く、
  開放感に溢れる景色だったので
  忘れられない思い出になりました。
  
  カメラでの撮り比べは、おもしろいです。
  私はカメラと言えば、キャノンばかり買っていて、
  他社のカメラは、フジフィルムと、このシグマしか使ったことがないのですが、
  色味など描写がずいぶん違うので、比べるとおもしろいです。
  
  特にシグマのMerillは、拡大してみると、違いがはっきりわかります。
  キャノンなどは、画像を最大まで拡大すると、
  小さな点（ドット）の集まりになるのですが、
  シグマのMerillは最大まで拡大しても、
  ドットにはならず、なめらかです。
  
  シグマは独自のセンサーを使っているからなのですが、
  そんな微細な違いを、
  人間の目は、はっきりと捉え、
  「他社のカメラと違う、美しいな」と感じる。
  そうした事も、シグマのカメラを買って気づかされました。
  kiyo