2017/09/28 - 2017/10/17
80位(同エリア274件中)
skyeさん
ふと、「ロンドンとパリ行こ。」
最後の海外旅行は3年前の同じくロンドンとパリ。
今回は行動範囲狭めたゆるっと旅にしました。
今年は好きな作家の一人ジェーン・オースティン没後200年記念の年。
9月には彼女の肖像入り紙幣発行もあったとのこと。
ロンドン滞在の他に、彼女ゆかりのバース滞在も入れることに。
最強パワースポットの町グラストンベリーからバースへ。
その途中の小さな町にちょっと寄り道も。
イギリス滞在の内訳は、グラストンベリー(1泊)~バース(2泊)~ロンドン(7泊)
円換算はクレジットカード請求時(クレジット会社の事務手数料等込)£1=約¥154でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
グラストンベリーからバースへは、一旦ブリストルに出なくてはと思っていたところ、B&Bの女主人さんから、ブリストルまで行かなくてもグラストンベリーからバスで約20分のウエルズ(Wells)に行けば、バース行あるとのこと。
しかも、グラストンベリー~ウエルズ、ウエルズ~バースのバス本数はいずれも多く便利とのこと。
早速、グラストンベリー修道院前のバス停から先ずはウエルズへ向かいました。
(「ウエルズ行」の他、他の行先でも途中ウエルズに停車するバスは多いよう)
ウエルズのバス乗り場は小さいながらも、様々な行先のバスがあり、この地域のバス便のハブのようです。
グラストンベリーから到着後10分程の待ち合わせのバース行バスを待つ間、ふとウエルズの町のPR看板が目にとまり...
「イングランド最小のシティ」で、立派な大聖堂や司教の宮殿がある歴史都市とのこと....これは寄らない訳にはいきません。
余談ですが、そもそも和訳ではどちらも「まち」のcityとtownの違いについて、イギリス人英語教師に尋ねたところ、大聖堂(cathedral)があるのがcityで、教会(church)はあっても大聖堂がないのはtownとのこと...。
私の勝手な解釈では、シティーというと「都会」で、タウンは「郊外の小さい町」とだけ思っていたのですが...大聖堂の有無が違いとは^^;
さて、バス乗り場から市中心(city centre)迄は徒歩5分程。
ウエルズは小さい町で、見どころは中心地に集中しているようです。
画像は町の中心地の広場。
フードマーケットが開催されていました。
15時過ぎ、残念ながら、店じまいが始まってました。 -
マーケットで賑わう広場奥の石造りの門を入ると芝生の先に画像のWells Bishop's Palace & Gardensの中世さながらの城門が見えてきます。
http://www.wellssomerset.com/view-item.php?sid=6effacb407e30727eb2d44ded76c9dfc&itemid=1133 -
残念ながら、この日は既に館内見学終了してました。
司教の宮殿というか住居だったところで、庭園も含めて広大で立派なようです。
この景色が目の前のカフェはまだ営業中で賑わってました。 -
そして司教の宮殿のすぐ近くに見なきゃ損!のWells Cathedralがあります。
http://www.wellscathedral.org.uk/
日本のガイドブックに載ってない小さな町ですが、日本語パンフレットありました。 -
聖堂内は明るく、天井を見上げるとかわいい連続模様が!
-
赤いハート柄!
荘厳で重厚な外観とのギャップがすごい!
大聖堂でこんなかわいい天井の模様を見たのは初めてでした。
小さな町からは想像もしない立派な大聖堂の、更に想像しない内部の装飾。 -
大聖堂見学を終え、街なかをぶらぶら。
土曜日、多くの人出で賑わっていました。
アジア系観光客は見ませんでしたが、きっと人気の街なのかと。
歴史的建物並ぶ街並みながら、入っているお店はチェーン展開のコーヒーショップや洋服屋さんと至って現代的です。
大好きなファッジ専門店をみつけました。
ヌガーやキャラメルとは似ているようで異なる食感、虫歯なら絶対しみる激甘伝統菓子ですが、ブラックの紅茶やコーヒーと絶妙でクセになります^^
日本でもオーソドックスなメープルやミルク味はカルディで入手できますが、画像のようなミントチョコ、オレンジ、ストロベリー他バラエティの豊さはイギリスならではです。 -
さて、2時間弱のウエルズ寄り道後、バスで40分位でバースへやってきました。
18時過ぎ、冷たい小雨降りだし、とにかく温かいものが食べたく、バスターミナル隣接のこちらへ。
激辛好きにはウインドーの店名の字面が嬉しく。
イートインテーブル7卓位の小さな店ですが、テイクアウエイに数人行列もできていて、まずまずな味の店と思い...。
でも後で気づいたのですが、画像で中央に見える青い衝立ての裏にはチップ制自動改札付公衆トイレへのドアが!
もちろんにおう訳でもなく、店内はしごく清潔...にしても...
建物端っこにとってつけたような店とは思ったのですが^^;
「ま、見なかったことにしよう。」
↑この心の持ちよう、特にお手頃旅行者の私には大切です^^; -
スパイシー焼きそば£6位。
ピリ辛で馴染みある醤油味にほっ。
この後、バスターミナル前のスーパーSainsbury'sでリンゴ、ヨーグルト買い、B&Bへ向かいました。 -
バースで2泊するOldfields House。
http://www.oldfields.co.uk/
B&Bと言っても、家族運営の民宿版というよりは、規模からはホテルに近い感じ。
ビクトリア様式の建物。
でも建物の大きさの割に小さい玄関で、はじめ裏口かと勘違い。
(緑色のオーニング下が玄関)
斜め天井の屋根裏部屋、専用シャワーとトイレ付シングルで、2泊フルイングリッシュブレックファースト、部屋にミネラルウオーター込で約¥17000とお手頃。
バスターミナルからは早足徒歩15分強、往きは登り坂です。
住宅沿いの道は夜、人通りなく、15m位とはいえ一部地下道も通らざるを得ず。
でも交通量ある道沿いの歩道で、近隣の家並みからはある程度富裕層エリアと思われ、スタスタ歩けば全く怖い思いはしなかったです。
市内観光の合間に荷物置きに戻るには不便で不向きながら、高台の住宅街だけに落ち着いた環境で、スタッフも皆親切、リピートしたいです。 -
優雅な朝食室。
昨晩のトイレ横中華さんとのギャップが^^;旅行はメリハリ大事です~
8時~朝食に一番乗りでいっぱい撮影してしまいました。 -
こじんまりと朝から居心地いい。
糊がきいた真っ白テーブルクロスが清々しい。 -
窓からは緑の中に点在する住宅と市街が...高台だからこその眺め。
薄くカリっと焼いたトーストはイギリス名物トーストラックに。
(このラック、以前気に入り買ったのですが、自宅で使うにはパン屑がテーブルに落ちるし、下に皿をしくのも何だか野暮で...結局お蔵入りに...^^;) -
ドライフルーツ数種。
フルーツサラダは日本のビジネスホテルにありがちな缶詰ものでなく、メロン、ブルーベリー、ラズベリー、イチゴ、スイカ、ブドウ、パイン、リンゴ、洋ナシ...と全部フレッシュのカット。
(私が宿泊するようなお手頃価格ホテルでも、ここ以外にもフランス含め、朝食のカットフルーツは、ロンドンで一度だけ缶詰黄桃だった以外はどこもフレッシュで手抜きなしに感心...) -
シリアルの選択肢多いとうれしいです^^
-
モダンで上品な盛り付けのフルイングリッシュブレックファースト。
卵はポーチドエッグを選択。
枝付ミニトマトのソテーがおしゃれ。 -
朝食後、先ずは定番観光。
ローマンバスへ。
B&Bのキーに付いていたバースの観光施設やショッピング、レストランが割引になる小さなカードを提示(すれば割引になるとフロントさんに言われ)したら、ちょっと割引になりました。日本語オーディオガイド付£13.95。 -
ローマ人仮装のスタッフ。
面白かったのは、公衆浴場だけに入浴中に身に着けていたものが盗難にあうことも多かったようで、被害にあった人の「スリス ミネルバ様(ここに祀られていたローマの女神)、私の浴衣を盗んだ者に天罰を」といった恨み言(呪い?)が彫られた錫や鉛の小さな板(curse tablets)の展示。
お気軽わら人形というところでしょうか^^; -
ローマンバスの後、ジェーンオースチンセンターへ。
途中の商店のウインドウに絵になる猫ちゃん。 -
ジェーンオースチンセンターでもB&Bのカードでちょっと割引。£10.00
館内の内容は、オースチンに興味なければ、たぶんつまらないかと...。
私は愛読者なのでもちろん楽しめました^^
特に6代表作のお金についての部分を引用し、当時の貨幣価値の比較をまとめた展示が面白く、読み入ってしまいました。(私の他に、欧米系おじさんもここに食いついていて、彼はこの展示文を撮影までしてました^^)
作品のところどころにでてくるお金の話題は、シニカルで、オースチン作品の面白いところです。
他にも最初に観るオースチン紹介ビデオのプレゼンターがウイッカム演じた俳優さんだったのも、わかる人には面白く...
最後は、館内にあるティールームでアフタヌーンティーを。
名物ミスターダーシーズ アフタヌーンティーです^^
喉乾いてミネラルウオーターも付けたので£20.50。
温かいスコーン、3種のミニケーキ、サンドイッチと、数種から選択可のお茶。
ウエイトレスさんもオースチン作品時代の衣装です。オースチンファンならおすすめ by skyeさんジェーン オースティン センター 博物館・美術館・ギャラリー
-
ロイヤル・クレッセント。
優雅に美しく弧を描く建物は圧巻です。
オースチンのpersuasionのドラマにも登場しました。
この壮大な住居の内、1番地のみ博物館として一般公開されていて、1700年後半の貴族の住居内部を見られます。入場料£10.00
http://no1royalcrescent.org.uk/
小さい博物館で、さほど期待しなかったのですが、これが思いの外、入って正解でした!
いくつかの部屋には初老のご婦人ガイドがいらして、気軽に質問できます。
資料館にありがちな通り一遍な部屋の説明展示だけでなく、好奇心くすぐるツボがそこかしこに。
例えば、食事をとるダイニングルーム。
ダウントンアビーのような「一軒家」でなく、一応「集合住宅」なので、決して広々空間ではないのですが内装や銀器並ぶテーブルセッティングはもちろん豪華。
ところが、広くない部屋の隅に装飾画描かれた重厚な革張りの衝立て(Leather Folding Screen) があり...ここで着替えでもしたのかしら?と思いきや....
なんと衝立ての向こうで用を足していたとのこと...要はトイレ...
(昨晩の中華屋といい、イギリスでは衝立の向こうは...^^;)
よりによって食事する部屋で...
でもガイドのご婦人によれば、「ジョージアン時代の紳士は用足しの為にいちいち退室はしなかったの。200年以上も前のことなんだから!それにここで飲んで食べてるんだから便利でしょ」
貴族の優雅な生活エリア以外にも、使用人の作業場所の展示も興味深いです。
アイロンがけをした作業室。
実際に手に取れるレプリカの当時のアイロンのあまりの重さに唖然...
毎日この作業したら、肩こりどころじゃない...
時代設定は違いますが、カズオ・イシグロ原作アンソニー・ホプキンス主演「日の名残り」で、執事が主人の読む新聞にアイロンがけするシーンを思い出しました。
洋服やリネン類その他をきっちり整えるのに、貴族の館でアイロンは大切な道具だったのでしょうね。
当時の使用人のヒエラルキーの説明も興味深い...
同映画のエマ・トンプソン演じる「女中頭」の位置付けを知ると、A・ホプキンス演じる執事が尊敬する元執事の父親を彼女がファーストネームで呼んだ(目下として)理由が理解できます。
調理器具が並ぶキッチン。
鍋を火にかける調理用暖炉の傍には、小型犬の模型が入った、現代のペットのハムスターの運動用回し車を大きくしたような車が天井からぶら下がっていて。
これは、犬が車の中で走るのを動力に肉を焼く棒を回転させていたそうで。
現在は動物愛護の国イギリスらしく、「残酷な方法でしたが...」ということわりの一文が。でも今でも人間を背中にのせて走らされてる馬の立場は...。
因みに、別途検索したところ、この用途向け犬種もいたようです↓
https://en.wikipedia.org/wiki/Turnspit_dog
ここに限らず、私の旅では、ついつい見入ってしまったところは、写真撮影し忘れてしまい、文章の説明だけですみません...。 -
クレセントの中には個人のお住まいも?羨ましい...。
-
パルトニー橋。
別腹の余地なく断念しましたが、橋の上には美味しそうなメレンゲケーキ並ぶティールームが。 -
途中またしても小雨に降られ寒さひとしお...
今晩の夕食もスパイシー中華に。
昨晩の中華屋さんの斜め向かいのHong Kong Bistro。
昨晩よりずっとちゃんとした店内^^;
麻辣麺?みたいな名前だったかと...
注文時、店の人に「激辛よ、Are you sure?ホントに大丈夫?」と念押され...
確かにピリ辛どころじゃなく激激激辛でした><£8.95 -
翌朝チェックアウト後、バース寺院(Bath Abbey)へ。
扇状の天井模様が美しい。 -
Wells大聖堂と異なり、荘厳な外観から想像できる通りの天井でした。
-
バース寺院外観。
-
同じくバース寺院、正面西側に有名な「天国への梯子を上る天使」。
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