20年ぶりに訪れた秋のウィーン①（リングシュトラーセ、ハウス・デア・ムジーク）

2017/09/11 - 2017/09/14

2017年少し遅めの夏休み。

ヘルシンキから移動したのは、卒業旅行以来実に22年ぶりのウイーン。
卒業旅行では滞在僅か1日、リングの近くの大学の食堂で学食を食べたぐらいの記憶しかありません（笑）

初日は実質初ウィーンになるので、観光地の多いリングを中心にめぐり、街の全体像を知ることにしました。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

ヘルシンキから2時間半、ウイーン国際空港に到着しました。

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

どんな空港かと思っていたのですが、標識も非常にわかりやすく、明るい感じの空港でした。空港内にもお店が色々と並んでます。

ウイーン国際空港から街中までのアクセスは、電車では2通り。

CATというウイーン・ミッテ駅に向かう直通列車か、OBB（オーストリア国鉄）の中距離列車でウイーン中央駅・ウイーンマイドリング駅に出るか。

こちらはCAT（City Airport Transit）の電車ですが・・・

ウイーンのすぐ近くに宿泊の予定だったので、ウイーン本駅に向かうOBBの列車に乗りました。だいたい15分で4.5ユーロぐらいだったかな。

宿泊は、駅前のスターイン・ホテル・プレミアム・ウイーンHbf。

1泊1万円を切るぐらいで、新しくきれいなホテルに泊まれました。
中心部のリングに直結するトラムのD線の駅が徒歩2分ぐらいで、中央駅もさることながら、D線をつないこなして旅を楽しみました。

Star Inn Hotel Premium Wien Hauptbahnhof ホテル

最初にまず、予め探しておいたT-Mobileのお店に行き、15GBで15ユーロのプリペイドSIMを購入しました。

ウイーン本駅から地下鉄で1駅南、Keplerplatz駅あたりの繁華街です。

15分ぐらい待たされましたが、SIMカード自体は挿入して中に入っていたPINコード（カードの裏面をスクラッチで削ると出てくる）をスマホに入れるだけで使えました。

今は、ユーロ圏でローミングフィー無料化が進んでいるので、このカードを持ち続ければ以後のプラハ・パリでカードを買う必要はなかったのですね。
（パリでは、プラハで買ったカードを使い続けましたが）

ウイーンの観光地区・リングをまずはぶらぶらして、ウイーンの街の地理を掴むことに。ウイーンは20年ぶりで、シェーンブルンしか覚えてません。

まずは環状道路で、恐らくはかつてのウイーン城壁、リングに出ました。
リングにはトラムも走っていて、歩行者・自転車の走る道も整備されていました。
（自転車専用道を歩かないように注意が必要です）

リングシュトラーセ 散歩・街歩き

ウイーンの国会議事堂です。

今はリノベーション期間中で、暫くは内部の観光はできないとのことです。

ウイーンの市庁舎です。

このあたりで、もうリング周辺の建物にメロメロのわたくし。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

市庁舎とはリングを挟んで反対側、ブルク劇場です。

ブルク劇場 劇場・ホール・ショー

昼食時を少し過ぎていたので、市役所に併設の「ヴィーナー ラートハウスケラー」で食事をしました。

ヴィーナー ラートハウスケラー 地元の料理

ウイーン名物・子牛のカツレツ（シュニッツェル）を楽しみました。

あ、勿論麦茶もです。

レストランの中は、ウイーンの中世の建物そのままの豪華な造りでした。

14時過ぎとはいえ、何故客がいないｗ

美味しかったですよ。

市役所から見えた、2本の塔が美しい教会、ヴォーティフ教会。

ヴォティーフ教会 寺院・教会

ウイーン大学。

ここには、物理学の有名人の胸像が多数存在しています。

ウィーン大学 現代・近代建築

ローレンツさん。

電磁場中で運動する荷電粒子が受ける力を発見した物理学者です。
電気系学科で電磁気学の赤点を生み出した歴史的人物　その１。

ドップラーさん。

波（音波・電磁波等）の発生源と観測者との間の相対的な速度によって、波の周波数が異なって観測される現象を発見した物理学者。

救急車が近づいて去っていく時に、音が変わったように聞こえるのが分かりやすい例です。

真ん中あたりに、シュレーディンガーさんがいらっしゃいます。

波動力学・シュレーディンガーの方程式で有名です。
電気系学科で電磁気学の赤点を生み出した歴史的人物　その２。

この人のお陰で、電磁気を嫌いになった人も多いはず（笑）

国会議事堂の南側、リングを挟んで王宮の反対側。

女帝・マリア・テレジアの像です。
この像を中心に、2つの大きな建物が建っています。

マリア テレジア広場 広場・公園

ウイーン自然史博物館。

もう一つ、像を挟んで立っているのが、美術史博物館です。

自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ブルク門です。

この先に王宮があります。

Heldenplatz 広場・公園

オイゲン フランツ フォン ザヴォイエン像。

先に見えるのは新王宮で、パピルス博物館になっています。

オイゲン フランツ フォン ザヴォイエン像 モニュメント・記念碑

カール フォン エスターライヒ像。

カール フォン エスターライヒ像 モニュメント・記念碑

王宮広場のフランツ2世像。

フランツ2世像 モニュメント・記念碑

王宮です。

中には王宮の調度品や、エリザベート皇后（シシィ）の博物館がありますが、そこはまた後で訪問し、街歩きを優先します。

王宮広場 広場・公園

ミヒャエル広場。

馬車がたくさん並んでいて、この馬車でウイーン観光ができるようになってます。

ミヒャエル広場 広場・公園

かつての王宮の跡が一部保存されています。

王宮の裏手側の景色です。

聖ミヒャエル教会です。

聖ミヒャエル教会 寺院・教会

繁華街のグラーベン通りに出てきました。

ペーター教会です。

教会の中に入ります。

聖ペーター教会 寺院・教会

教会内の様子。

出口側のパイプオルガンが見えます。

こちらは、正面の祭壇側。

天井画も見逃さずに！

グラーベン通りはショッピングの宝庫でした。

例えばロンシャン。

公休時計のオメガもありました。

ペスト記念塔。

1670年代、ヨーロッパ中をペストが襲い、ウィーンでの死者も10万人を越えたといわれています。その終焉を記念して、記念柱の上に「父と子と聖霊」を象徴する三位一体像が輝いているこの塔が、皇帝レオポルド１世によって建てられました。

ペスト記念柱 建造物

ウイーンの中心となる寺院、シュテファン寺院です。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

寺院の中は自由に歩くことができます。

また来る予定だったので、いったん写真はこの程度。

天才作曲家・モーツァルトの足跡も追いたいなと思ってウイーンに来ました。
高校の頃から、音楽の授業で良く取り上げられていたので。
映画「アマデウス」は何度見たことか。

ということで、ハウス・デア・ムジーク（音楽の家）です。
モーツァルトの家のチケットとセットで買いました。

音楽の家 博物館・美術館・ギャラリー

ウイーンフィル交響楽団の演奏のビデオが見られます。

さいころを2つ転がし、出た目を基にワルツを作ってくれます。
最後に、実際に作ったワルツを聴くこともできます。

モーツァルトなどの音楽家も、こういう遊びをしていたのだそうです。

モーツァルトとその嫁です。
ウイーンにゆかりのある大作曲家のコーナーが続きます。

モーツァルトの歴史については、モーツァルトの家に行くと飽きるほど説明があります。天才作曲家の短い生涯。

ハイドンに認められてうれしかった展示は、ここだったかな。

ここでも、作曲のコーナーがあったりします。

好きな題名を入れて曲を作りましょう。

ベートーベン様です。

展示にすると少し地味。

ヨハン・シュトラウスの足跡が展示されています。

自分の指揮に合わせてオーケストラが演奏してくれるアトラクションです。

指揮棒を速く振ると面白いかも。

リンクシュトラーセン ガレリエン。

デパート的なものが少ないウイーンにおいて、色々なお店が揃っている数少ない場所です。

リンクシュトラーセン ガレリエン ショッピングセンター

ソビエト戦勝記念碑前の噴水。

夜になると様々な色にライトアップされていきます。
トラムから見えて、反射的にトラムを降りてしまいました。

Hochstrahlbrunnen 史跡・遺跡

国立オペラ座の夜景です。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

ウイーン初日の夕食は、どこでも食べれるサブウエイ。

お昼に子牛のカツレツを食べてしまったので、軽めお手軽でいいかと思い。

ウイーンのサブウエイは、ものすごく安かったです。

6インチのサンドイッチにポテトチップとドリンクを付けて、6ユーロを切ってました。毎日通おうかと思ってしまったほどです。

夜も凄く遅いわけではなかったので、少しお散歩。

ブルクガルテンのモーツァルトの像。

王宮庭園 広場・公園

ウイーンの市庁舎です。

東南アジアの宮殿みたいに、照明の関係で見えてしまいますが。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

ヴォーティフ教会。

工事が終わると、教会の全景が見えるようになるのでしょうか。

ヴォティーフ教会 寺院・教会

ウイーン中央駅の南側にスーパーがあります。
日本にも一時期進出していた「SPAR」。

インターシュパー (ウィーン中央駅) スーパー・コンビニ

このお店、いろんな意味で値段がおかしいです。

アップルワインやビールが平気で1ユーロぐらい。
ドーナツ40セントとかもありました。

ウイーン本駅近辺に宿泊する場合には、朝食や夜のおつまみの調達に非常に重宝するはずです。23時までの営業でした。