2017/08/10 - 2017/08/10
303位(同エリア16398件中)
+mo2さん
北フランスの旅6日目の午後は、自由行動でここでたっぷり美術館めぐりをしました、まずはオランジュリー美術館へ。
世界最大級の美術館で、元はルーヴル宮殿だったルーヴル美術館。オルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルであったオルセー美術館に比べるとオレンジの温室(=オランジュリー)だったオランジュリー美術館は、規模は小さいですが、印象派後期からエコール・ド・パリの傑作が展示されており、日本でも何回かオランジュリー美術館展開催されており、訪問を楽しみにしていました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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オランジュリー美術館ではまず1階のモネの睡蓮の部屋に入りました。
ここオランジュリー美術館は、モネの「睡蓮」のために作られた美術館とも言いえます。オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館1階の二つの楕円形をした大きな部屋の壁に、8点の巨大なモネの『睡蓮』が飾られています。
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オランジュリーを代表する作品である「睡蓮」は、クロード・モネの最後にして最大の作品です。
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クロード・モネが、人生最後に計画したのが、「睡蓮」の壁画で四方を飾った美術館を設立すること。そのために、死去する直前まで、8連作もの睡蓮画を描き続けています。
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「睡蓮」は、モネが住んでいたパリ近郊の村・ジヴェルニーの自宅にあった「水の庭」からインスピレーションを得て描かれたもの。モネは光の変化とリズムによってこの庭を表現することに没頭し、1886年からその生涯を終える1926年までのあいだに200点以上の「睡蓮」を制作しています。
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中央のベンチから360度見渡すことができます。自然光をとりいれた明るい部屋。
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モネは、浮世絵などジャポニズムの影響を受けた画家としても有名ですが、オランジュリー美術館の一連の睡蓮からは、屏風画や障壁画のイメージが広がります・・・
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印象派というより西洋画は一瞬を切り取る画とすると、これらの作品からは上下左右様々な視点からの構図や季節や1日の時間の流れが、日本の障壁画のように一つの作品として流れています。
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京都の寺院の襖を飾っていても違和感ありません。
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タイトルは、睡蓮(沈む太陽)
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無造作に描かれているようで近づくと細かいタッチで丁寧に描かれていることがわかります。
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長谷川等伯の「松林図屏風」の世界観・・・
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クロード・モネ「アルジャントゥイユ」1875年
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クロード・モネ「アルジャントゥイユの洪水」1872-73年
ここからの5作品は「TOKYO-PARIS ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展」として展示されていた石橋財団コレクションになります。 -
クロード・モネ「雨のベリール」1886年
ここからの5作品は「TOKYO-PARIS ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展」として展示されていた石橋財団コレクションになります。 -
クロード・モネ「睡蓮」1903年
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クロード・モネ「睡蓮の池」1907年
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クロード・モネ「黄昏、ヴェネツィア」1908年頃
1908年10月、モネは知人の誘いで妻アリスとともにヴェネツィアを訪れましたが、その時の作品。 -
オランジュリー美術館地下の展示室に入ると最初に目にするのが、アンドレ・ドランによる「ポール・ギョームの肖像」(1919年)です。
オランジュリー美術館の収蔵品は、ジャン・ヴァルテル&ポール・ギヨームコレクションが中心ですが、セザンヌ、ルノワール、ルソー、マティス、ピカソ、ドラン、ユトリロ、モディリアーニなど印象派から1930年までのフランス画家とフランスで活躍した外国人画家の主要作144点からなるこのコレクションを築いたのは、画商兼美術収集家のポール・ギヨームとその妻、そして彼女の二度目の夫ジャン・ヴァルテールによります。 -
ポール・セザンヌ「赤い屋根のある風景あるいはレスタックの松の木」1876年頃
おそらくはエクサン・プロヴァンス近郊の南仏の風景を描いたもの。 -
ポール・セザンヌ「草上の昼食」1873-78年
ポール・セザンヌは、当初クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールらとともに印象派のグループの一員として活動していましたが、1880年代からグループを離れ、独自の絵画様式を探求しています。 -
ポール・セザンヌ「りんごとビスケット」1879-80年
セザンヌの描いた静物画の中でも極めてシンプルな構造を持っているといえる作品。 -
ポール・セザンヌ
左側「花と果物」1880年
右側「青い花瓶の花」1880年 -
ポール・セザンヌ「果物、ナプキン、ミルク入れ」1880-81年
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ポール・セザンヌ「樹木と家」1885-86年
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ポール・セザンヌ「静物-洋梨と青リンゴ」1873-77年頃
ボストン美術館に、ミレーが描いたこれと同じ構図の絵があるそうです。 -
ポール・セザンヌ「赤い岩のある風景」1895年頃
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ポール・セザンヌ「シャトー・ノワールの公園の中」1898-1900年頃
故郷エクサン・プロヴァンス周辺の自然を描いたもの。 -
ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」1904-06年頃
この作品は「TOKYO-PARIS ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展」として展示されていた石橋財団コレクションです。
サント=ヴィクトワール山はセザンヌの生まれ故郷の町エクス=アン=プロヴァンスの東側にそびえる山でプロヴァンス地方の象徴的な存在。セザンヌは若い頃からこの山を繰り返し描いています。
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