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ブリヂストン美術館は、ブリヂストンの創業者である実業家石橋正二郎の収集した美術品を展示するため、1952年にブリヂストンビル内に開館した美術館ですが、印象派の作品など日本有数の西洋美術コレクションを有しています。2015年5月からビルの建替えにともない長期休館中です。今回、オランジュリー美術館を訪問するまで全く知らなかったのですが、現在休館中の日本のブリヂストン美術館所蔵の作品が『ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展』として開催されていました。<br />休館になる前の2015年『ベスト・オブ・ザ・ベスト』で見た作品をまさかパリで見ることになるとは!!

オランジュリー美術館【5】Tokyo-Paris. Masterpieces from the Bridgestone Museum of Art in Tokyo

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2017/08/10 - 2017/08/10

392位(同エリア16385件中)

旅行記グループ オランジュリー美術館

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+mo2

+mo2さん

ブリヂストン美術館は、ブリヂストンの創業者である実業家石橋正二郎の収集した美術品を展示するため、1952年にブリヂストンビル内に開館した美術館ですが、印象派の作品など日本有数の西洋美術コレクションを有しています。2015年5月からビルの建替えにともない長期休館中です。今回、オランジュリー美術館を訪問するまで全く知らなかったのですが、現在休館中の日本のブリヂストン美術館所蔵の作品が『ブリヂストン美術館の名品ー石橋財団コレクション展』として開催されていました。
休館になる前の2015年『ベスト・オブ・ザ・ベスト』で見た作品をまさかパリで見ることになるとは!!

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道

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  • 青木繁「海の幸」1904年<br />この絵は1904年夏に東京美術学校を卒業したばかりの青木繁が、友人たちと千葉県館山市の布良海岸に旅行した際に制作したもので、この年秋の白馬会第9回展に出品されています。

    青木繁「海の幸」1904年
    この絵は1904年夏に東京美術学校を卒業したばかりの青木繁が、友人たちと千葉県館山市の布良海岸に旅行した際に制作したもので、この年秋の白馬会第9回展に出品されています。

    アーティゾン美術館 美術館・博物館

  • 青木繁「海景(布良の海)」1904年<br />青木 繁は明治期の日本絵画のロマン主義的傾向を代表する画家ですが、若くして日本美術史上に残る有名作を次々と描き上げた一方で、名声を得ることなく放浪の末に胸を患い、28歳で早世しています。<br />

    青木繁「海景(布良の海)」1904年
    青木 繁は明治期の日本絵画のロマン主義的傾向を代表する画家ですが、若くして日本美術史上に残る有名作を次々と描き上げた一方で、名声を得ることなく放浪の末に胸を患い、28歳で早世しています。

    オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 青木繁「わだつみのいろこの宮」1907年<br />『古事記』上巻にある海幸彦、山幸彦の物語の、綿津見(わだつみ)の宮の場面を題材にしています。

    青木繁「わだつみのいろこの宮」1907年
    『古事記』上巻にある海幸彦、山幸彦の物語の、綿津見(わだつみ)の宮の場面を題材にしています。

  • 藤島武二「天平の面影」1902年<br />藤島武二は、明治から昭和前半まで、日本の洋画壇において長らく指導的役割を果たしてきた重鎮ですが、本作品は重要文化財にも指定されている代表作の1つ。

    藤島武二「天平の面影」1902年
    藤島武二は、明治から昭和前半まで、日本の洋画壇において長らく指導的役割を果たしてきた重鎮ですが、本作品は重要文化財にも指定されている代表作の1つ。

  • 安井曾太郎「F夫人像」1939年

    安井曾太郎「F夫人像」1939年

  • カミーユ・コロー「森の中の若い女」1865年<br />コローはイタリアを3度訪れており、本作はイタリアの農婦を題材としています。

    カミーユ・コロー「森の中の若い女」1865年
    コローはイタリアを3度訪れており、本作はイタリアの農婦を題材としています。

  • ジャン=フランソワ・ミレー「乳しぼりの女」1854-60年

    ジャン=フランソワ・ミレー「乳しぼりの女」1854-60年

  • ギュスターヴ・クールベ「雪の中を駆ける鹿」1856-57年頃<br />狩猟を好んだクールベの作品。

    ギュスターヴ・クールベ「雪の中を駆ける鹿」1856-57年頃
    狩猟を好んだクールベの作品。

  • カミーユ・ピサロ「菜園」1878年<br />ここからコレクションの中心、印象派の画家の作品です(モネ、ルノワールの作品はオランジュリー美術館【1】【2】旅行記で紹介)。<br />またこちらは、松方コレクション由来の作品。松方コレクションの多くは現在、国立西洋美術館に所蔵されていますが、それはパリのロダン美術館に預けられ、戦後フランス政府から返還されたもの。日本にあった数千点のコレクションは1927年に世界恐慌の影響で川崎造船所の経営が破綻した際に散在しています。

    カミーユ・ピサロ「菜園」1878年
    ここからコレクションの中心、印象派の画家の作品です(モネ、ルノワールの作品はオランジュリー美術館【1】【2】旅行記で紹介)。
    またこちらは、松方コレクション由来の作品。松方コレクションの多くは現在、国立西洋美術館に所蔵されていますが、それはパリのロダン美術館に預けられ、戦後フランス政府から返還されたもの。日本にあった数千点のコレクションは1927年に世界恐慌の影響で川崎造船所の経営が破綻した際に散在しています。

  • アルフレッド・シスレー「サン=マメス六月の朝」1884年<br />ブリヂストン美術館には松方コレクション由来の作品が16点ありそのうちの1点。

    アルフレッド・シスレー「サン=マメス六月の朝」1884年
    ブリヂストン美術館には松方コレクション由来の作品が16点ありそのうちの1点。

  • ウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィル近郊の浜」1865年頃<br />国立西洋美術館にもブーダンの「トルーヴィルの浜」という名作があります。

    ウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィル近郊の浜」1865年頃
    国立西洋美術館にもブーダンの「トルーヴィルの浜」という名作があります。

  • エドガー・ドガ「レオポール・ルヴェールの肖像」1874年頃

    エドガー・ドガ「レオポール・ルヴェールの肖像」1874年頃

  • エドガー・ドガ「踊りの稽古場にて」1895-98年

    エドガー・ドガ「踊りの稽古場にて」1895-98年

  • エドガー・ドガ「浴後」1900年頃

    エドガー・ドガ「浴後」1900年頃

  • ギュスターヴ・カイユボット「ピアノを弾く若い男」1876年<br />モデルは画家の弟で音楽家のマルシャル。

    ギュスターヴ・カイユボット「ピアノを弾く若い男」1876年
    モデルは画家の弟で音楽家のマルシャル。

  • エドゥアール・マネ「オペラ座の仮装舞踏会」1873年<br />こちらも松方コレクション由来の作品。

    エドゥアール・マネ「オペラ座の仮装舞踏会」1873年
    こちらも松方コレクション由来の作品。

  • エドゥアール・マネ「自画像」1878-79年頃<br />マネは2点しか自画像が確認されていませんが、そのうちの1点。<br />こちらも松方コレクション由来の作品。

    エドゥアール・マネ「自画像」1878-79年頃
    マネは2点しか自画像が確認されていませんが、そのうちの1点。
    こちらも松方コレクション由来の作品。

  • ギュスターヴ・モロー「化粧」1885-90年頃<br />ギュスターヴ・モローは、印象派の画家たちとほぼ同時代に活動していますが、聖書や神話に題材をとった幻想的な作風で知られています。<br />

    ギュスターヴ・モロー「化粧」1885-90年頃
    ギュスターヴ・モローは、印象派の画家たちとほぼ同時代に活動していますが、聖書や神話に題材をとった幻想的な作風で知られています。

  • ポール・ゴーギャン「馬の頭部のある静物」1886年<br />この絵の馬の像は、古代ギリシアのパルテノン神殿に由来し、大英博物館が所蔵する《月神セレーネーの馬の頭部》の石膏複製、壁には日本の団扇が5、6本掛かっています。この絵はゴーギャンとしてはきわめて珍しく、新印象派の点描技法で描かれています。

    ポール・ゴーギャン「馬の頭部のある静物」1886年
    この絵の馬の像は、古代ギリシアのパルテノン神殿に由来し、大英博物館が所蔵する《月神セレーネーの馬の頭部》の石膏複製、壁には日本の団扇が5、6本掛かっています。この絵はゴーギャンとしてはきわめて珍しく、新印象派の点描技法で描かれています。

  • ポール・ゴーギャン「ポン=タヴェン付近の風景」1888年<br />こちらも松方コレクション由来の作品。

    ポール・ゴーギャン「ポン=タヴェン付近の風景」1888年
    こちらも松方コレクション由来の作品。

  • ポール・ゴーギャン「乾草」1889年

    ポール・ゴーギャン「乾草」1889年

  • フィンセント・ファン・ゴッホ「モンマルトルの風車」1886年<br />ゴッホがアントワープを去ってパリに着いたのは1886年の春ですが、これはパリの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の裏手から見た光景です

    フィンセント・ファン・ゴッホ「モンマルトルの風車」1886年
    ゴッホがアントワープを去ってパリに着いたのは1886年の春ですが、これはパリの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の裏手から見た光景です

  • エミール=アントワーヌ・ブールデル「ペネロープ」1909年<br />ペネロープは、ギリシアの詩人ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公オデュッセウスの美しい妻です。このペネロープは、夫の無事を信じ、ひたすら夫を待つ女性として表現されています。

    エミール=アントワーヌ・ブールデル「ペネロープ」1909年
    ペネロープは、ギリシアの詩人ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公オデュッセウスの美しい妻です。このペネロープは、夫の無事を信じ、ひたすら夫を待つ女性として表現されています。

  • シャイム・スーティン「大きな樹のある南仏風景」1924年<br />シャイム・スーティンは、ロシア生まれのフランスの画家。おもにパリで活動し、エコール・ド・パリの画家の一人に数えられています。<br />

    シャイム・スーティン「大きな樹のある南仏風景」1924年
    シャイム・スーティンは、ロシア生まれのフランスの画家。おもにパリで活動し、エコール・ド・パリの画家の一人に数えられています。

  • ラウル・デュフィ「静物」1915-20年頃<br />モダン・アート・コレクションです。(マティス、ピカソ、モディリアーニの作品はオランジュリー美術館【3】【4】旅行記で紹介)。<br />ラウル・デュフィは、アンリ・マティスに感銘を受け彼らとともに野獣派(フォーヴィスム)に分類されるフランスの画家。

    ラウル・デュフィ「静物」1915-20年頃
    モダン・アート・コレクションです。(マティス、ピカソ、モディリアーニの作品はオランジュリー美術館【3】【4】旅行記で紹介)。
    ラウル・デュフィは、アンリ・マティスに感銘を受け彼らとともに野獣派(フォーヴィスム)に分類されるフランスの画家。

  • パウル・クレー「島」1932年<br />パウル・クレーはスイスの画家。その作風は表現主義、超現実主義などのいずれにも属さない、独特のものです。<br /><br />

    パウル・クレー「島」1932年
    パウル・クレーはスイスの画家。その作風は表現主義、超現実主義などのいずれにも属さない、独特のものです。

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