今回の旅の目的は、もちろん「赤毛のアン」を感じること！<br /><br />でもそれは、私だけのお楽しみだもんね。<br />「アン」には特に思い入れのない夫の為にも何か楽しんでもらえるもの、と言う事で考えたのはやっぱりP.E.I.の美しい風景！<br />そしてプラスすることの、P.E.I.と言えば、島中に点在する灯台巡りも楽しいんじゃないかと勝手に理由付けして（笑）、灯台巡りも楽しむことに。<br /><br />中でも、東の端の「イーストポイント灯台」と北の端の「ノースケープポイント灯台」の二つを回れば訪問証明書がもらえると言う事で、俄然回る気満々。<br />長距離ドライブも楽しみながら、灯台巡りをしてきました。<br /><br />と、言いつつまたまたトップの写真は全然関係ない菜の花の写真。^^;<br />だって、灯台の写真、どれを選んでいいのかわからないし、印象に残ったのはこの青い空と黄色い菜の花畑だったんですもの～。<br />やっぱりP.E.I..の景色はどこを撮っても素晴らしい！<br /><br />今日立ち寄ったところ<br />　・ノースケープポイント灯台<br />　・ウエストポイント灯台<br />　・ポテト博物館<br />　・プリザーブカンパニー<br />　・グリンゲイブルス博物館<br /><br />＊＊＊＊＊＊＊＊★　日　程　★＊＊＊＊＊＊＊＊<br /><br />　　７／１３（木）　千歳⇒成田⇒Ｂｏｓｔｏｎ（ＪＡＬ００８便）<br />　７／１４（金）　Ｂｏｓｔｏｎ⇒Ｈａｌｉｆａｘ（ＡＣ８８９４便）<br />　　　　　　　　　　Ｈａｌｉｆａｘ⇒レンタカーにてシャーロットタウン<br />　　７／１５（土）　イーストポイント灯台等東海岸　<br />　　７／１６（日）　キャベンディッシュへ　<br />　★７／１７（月）　ノースポイント灯台等北海岸<br />　　７／１８（火）　ＰＥＩを離れルーネンバーグへ　<br />　　７／１９（水）　ルーネンバーグ⇒Ｈａｌｉｆａｘ　ペギーズコープ<br />　　７／２０（木）　Ｈａｌｉｆａｘ⇒ボストン（ＡＣ８８９３便）<br />　　　　　　　　　　Ｂｏｓｔｏｎ市内観光＆レッドソックス試合観戦<br />　　７／２１（金）　Ｂｏｓｔｏｎ⇒成田（ＪＡＬ００７便）<br />　　７／２２（土）　成田⇒千歳

2017.7 還暦記念旅行で半世紀をかけた夢、「赤毛のアン」の島でアンになる！…⑨東・北・西の灯台制覇のためP.E.I.縦断

35いいね！

2017/07/13 - 2017/07/22

38位(同エリア261件中)

エリア

プリンスエドワード島(カナダ)

旅行の満足度: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: レンタカー

★７月１７日（月）★

グリーンゲイブルス（キャベンディッシュ）で迎えた朝。
ちょっともやがかかっていて、涼しそうな画像の反面、結構蒸し暑い朝です。＾＾；

こちらのB&Bの朝食は午前８時から。（もうちょっと早い方が…＾＾；）
なので朝の涼しいうち、人がいないうちに、ちょっと「アンのお家」まで朝のお散歩。
母屋と、向かって右のコテージ間が駐車スペース。
真ん中の車が我が家のレンタカー。
歩いて行ってもいいんだけど、朝露で濡れてる？

それに車も少ないだろうから、横着して車で。＾＾；
車通り、日中はかなりの交通量で左折は結構大変。

まだ誰もいない駐車場。
昨日はこんな看板すらあるのがわからなかったくらい、人、人、人でしたね～。
静か～。

もちろん今は建国１５０年のおかげで入場料はかかりませんが、通常でも「グリンゲイブルス」の家の見学に入場料がかかるのであって、家の周りなどはいつでも立ち入り自由なんです。
こちらは裏口。

横の白いフェンスの方から正面に回ります。
イチオシ

やっと、心行くまでグリンゲイブルスを眺めることができます。

右手にあるのが、リンゴの木。
アンが名付けた「スノークイーン」かしらん。
ちっちゃな実がついています。

「赤毛のアン」ファンとしては、リンゴの花が咲く時期がある意味ベストシーズン。
宿のKayoさん曰く、リンゴの花の時期だけじゃないですよ～、と言う事です。（笑）
そりゃそうだ、ルピナスの時期も見たいし、紅葉の時期もいいし、もちろん雪が積もった時期もいいし。
イチオシ

お花の間越しに見るグリーンゲイブルスもいいですね。
グリーンゲイブルスの家の前には、味わいのある花壇。

奥に見えるのは、昨日歩いた「お化けの森」
アンの部屋にはランプの明かりがともったまま。

粋な演出ですね。
「お化けの森」に続くアプローチ。

う～ん、誰も歩いていない道はやっぱりちょっと不気味かな。（笑）
このリンゴの木、１７年前に訪れた方の旅行記では、本当に小さな木でした。

そんな年月の過ぎ方を見るのもちょっと感慨深い。
ゴミ箱ひとつとっても馴染んでる。

３０分ほどの短い朝のお散歩でしたが、心行くまで「赤毛のアン」の空気を感じてきました。
もう、グリンゲイブルスに思い残すことはありません。
そうそう、昨日宿に入る道を見落としてちょっと通り過ぎてしまったけど、ちゃんとこんな大きな看板があったんですよね。

細い小路だけど、「CavendIsh Breeze Inn」と「Kindred SpiritS」という二つのB&Bへと続く道です。
朝食の時間までの時間つぶしに。（笑）

なかなかこんなゆっくりとした時間は日中は取れませんからね。
お待ちかね～、午前８時、朝ご飯です。

朝から動いてるからもうお腹ペコペコ。
コーヒー、紅茶、ジュース。

コーヒーはいつでも飲めるみたいだけど、もちろんそんな暇ないし。^^;
パンも思ったより種類があります。

朝から菓子パン、いつもなら菓子パンなんてそんなに食べないんですが、こういうところに来たらついつい手が出てしまいますね。
これだけは大好きなシナモンロールと、バナナパン？

Kayoさんの手作り？
昨日３時過ぎについた時パンの焼けるにおいがしてたもん。
卵料理は日替わりメニューの様です。

今日はチーズ入りオムレツと、フルーツ。
オムレツは、ご主人のMickeyさんが作っているとか？（笑）
エプロン姿でサーブしてくれました～。
さ～、それでは今日は長丁場のドライブ、早速出発しますよ～。
９時前には出発です。

朝と同じくガスってる。
でも、朝早くMickeyさんがシャーロットタウンの方まで行ったときには晴れていたとか。
いつもこんな感じだからじき晴れるよと言う事です。
車を走らせていると、真っ白い花を付けたジャガイモ畑があったり…
と、思ったら一面の菜の花畑！
（P.E.I.では名の花が咲くのは７月中旬すぎなんだそうです。我が北海道でも６月中旬位なのにこんなに遅いんですね）

先を急ぐので、走る車の中からあちこち景色を撮るのに忙しい。^^;
おまけに、あちこち工事中。
あれ？

なんかちょっと違和感、と思ったらアスファルトが赤っぽい！
P.E.I.の赤土を使ってるから？
ほら、これが普通の舗装道路。

ところどころ赤っぽい舗装道路が楽しめます。（笑）
宿を出発して、約１３０キロ走って着いたのは「ノースケープポイント灯台」
この地図でいえば、左手上の方のとんがった先っぽ。（笑）
宿やグリーンゲイブルスはちょうど真ん中あたり？

そして、一昨日行った「East Point　灯台」は地図右手端の先っぽ。
実は、この二つの灯台を制覇すると、制覇証明書？がもらえるとか。
そんなこと聞けば行かざるを得ないでしょう！と、頑張ったわけで。^^;
で、まず先に行った「East Point　灯台」でリボンをもらい…

そして、この「ノースポイント灯台」でリボンを見せたらこの証明書がもらえるんです！
ま、ただこれだけですけどね。^^;

でも、この島の端と端に行ったんだ～、という自分の記念ですね。
まずは、展示コーナーがあったので見学します。
きれいな灯台ですね～。
と、外に出たらその灯台がありました。

ちょっと後ろの小屋が邪魔だけど。^^;
仕方ありません、現役でお仕事されているんですからね。
灯台と言えば、海、だけど今ひとつ。

いいアングル求めて歩き回ります。
と、海岸線まで来てみれば、あら、ライオン？猫？に見える？
こっちからは犬っぽい？（笑）

それにしてもここも赤土！
だんだんと見慣れてきましたが。（笑）
向こうに見える海岸線もなかなかいい感じ。
わざわざ下に降りて記念写真。
イチオシ

うん、ここから見る感じが一番いいかも。
これは何？飛行機の胴体？部品？

いえいえ、これは風力発電の上で回っているものの実物、風車の羽根。
ひぇ～、こんなに大きいんだ。

この辺は風が強くて、ここまで来る途中でも何基もの風力発電が見えていたものね。
ちょうどおじさんが記念撮影していたから、比較するのにちょうどいいわ。（笑）

では、２０分ほどの滞在でしたが、あとにして次へ向けて出発です。
本当はこの辺にもトレイルがあるという情報だけど、見た限り平坦な地形であまり面白くはなさそうなのでパスします。
車を走らせていると、昨日道路わきが紫に染まっていたのと同じピンクの花がびっしりと咲いている一帯がありました。

この辺はこの花が多いですね～。
せっかくだからと島の外周を走る、あまり車が通らなさそうな道を走ったのに、何か所かで工事通行止め。

まぁ、いいっか～、のんびり行こうか。
カナダでよく見かける工事の作業員、このストップの標識持っているのはたいてい女性、それもがっしりとした、ね。^^;
ほら、ここにも風力発電の風車がたくさん。
またガスってきた～。

朝からずっとこんな感じ、晴れたりガスったり。
でも車から降りると晴れるから、ま、いいっか。
「ノースケープポイント灯台」から約７０キロ、１時間余りで「West Point　灯台」へ到着。
ここは、今まで見たのとは全然違う白黒の横縞模様の個性的な灯台。

ここは、宿泊施設も併設している珍しい灯台です。
どこの灯台も、近くで見ると結構傷んでる。^^;
海岸では、どこかの学校の課外授業？かな。
駐車場にスクールバスも止まってたし。
個性的な灯台だけど、あまり好きではない。

やっぱりP.E.I.の灯台と言えば赤白だべさ！＼(^o^)／
さ～、おなかが空いたよ～。

と言う事でちゃんとルート上の予定に入れておいたのは「ポテト博物館」
このインパクトのある写真、あちこちのブログで見たっけ。
で、お約束の写真です～。（笑）

プリンスエドワード島と言えばジャガイモ、ジャガイモと言えばプリンスエドワード島。
実にカナダ全土の３割はプリンスエドワード島のジャガイモを使っているとか。

車で走っていてもあちこちジャガイモ畑だらけだったもんね。
ポテト博物館というくらいですから、ちゃんと展示施設もあります。
が、もちろん有料、古いデータでもCA＄８とちょっと高い。

ま、ジャガイモは、北海道の人間の我が家には身近なものだし我が家の畑でも植えてたし別にみる必要もないかと。^^;
おなかも空いたしね～。

ここで食べるポテトが美味しい、と言う事でここでお昼ごはんにしようと立ち寄ったけどどうかな～。
レストランとしては小さい？
そのせいか混んでる、空いている席いや半分は予約席だから余計にね。
メニューはそんなに多くないけど。

レストラン入り口で先に注文して待ちます。
ショップも併設しているようです。

これは、ジャガイモの皮むき用グローブ。
私はごぼうの皮むき用のグローブがあるからそれで間に合っているわ。
２８番の番号札渡されて、待ってるんだけどな～
我が家の後から入った人、もう頼んだもの来てるんだけどな～
忘れられてるのかな～^^;
でも、英語で伝えられないもどかしさ。（笑）

結局席について３０分以上待ちました～。
目の前にこのポスターが貼って会って、あ～このポスターほしいな、なんて思いながら。

この旅に出る前は、そんなに思い入れのなかった灯台だけど、すっかり灯台好きになりました。
来た～！

ビシソワーズ好きの私、メニューで見つけたら頼まないわけはありません。
が、頼まなければよかった、これはビシソワーズ？ただのごろごろジャガイモスープだけど。

ま、お味は薄味でまぁまぁ美味しかったけど、待ちくたびれた分評価は低くなる～。^^;
ベイクドポテト。

ジャガイモ丸々１個がデカい！
ゆうに１０センチ以上はある！
中に野菜サラダみたいなものが詰まっていて、サワークリームがかかっている。
ジャガイモはホクホクでいい感じ。

でも何より付け合わせのポテトチップスが美味しかった。（笑）
街の通りには、こんなカラフルな旗の飾りつけ。
別にお祭りと言うわけでもなさそうだけど。
ここも朝通りました。
帰りに寄るつもりで。
この辺ではなかなか大きな街「ケンジントン」

ここは、アンツアーでは必ずルートに入る「ケンジントン駅舎」があるところ。
約３０年くらい前まで、島中を走っていた鉄道ですが、１９８９年に廃止され、残された駅はわずか。
線路あとは、コンフェデレーショントレイルとして、ハイキングやサイクリングロード専用の道として活用されているとのこと。
ここケンジントン駅は、「赤毛のアン」の中に出てくる「ブライトリバー駅」のモデルかもという話もあり、ツアールートに入っているようだけど…

私としてはイメージ違うな～、こんなに大きい駅じゃないし。
おととい行った「ELMIRA駅」の方がイメージにぴったり！
今はおしゃれなカフェなどになっているようです。
いかに日本人が多いか！（笑）
それでも鉄道が敷かれていたころの様子をちょっとは感じられるかな。
ずっと続く線路あと。

これは機関車？こんなに大きなのが走っていたのかな～。
今は、こんなミニ列車が走っています。（笑）
イチオシ

お天気もすっかり回復！

青空に菜の花畑が映える～。

灯台巡りなのに、お気に入りのこの写真をトップに使ってしまった。^^;
イチオシ

あとは、いくつか立ち寄って宿に戻るだけ。

途中の風景がとっても素敵。
こんなところに住みたいと思うような場所。
川沿いをのんびりお散歩、したいね～。

でもきっと「蚊」がすごいんだろうな～。
P.E.I.の「蚊」侮ってはいけませんよ～。
カナダ全般の「蚊」、結構強烈です。
ケンジントン駅から３０分ほどで着いたのは「プリザーブカンパニー」

お土産やさん兼レストランで、ここもツアーの昼食などでよく利用されるようです。
オーガニックのジャムや紅茶などで有名の様です。
おとといも通っていたのですが、特に興味もなかったので通り過ぎてはいたのですが、ばらまき用のメープルシロップがほかのどこにも売ってなくて宿のKayoさんに聞いたら、ここにあるとのことで今日帰りに立ち寄ることに。
店内正面に、ジャムの試食コーナー。

買うつもりがなかったのに、試食をしたらあまりのおいしさに、自宅用にとお世話になっている人へのお土産はこのオーガニックジャムに変更。（笑）
目的のメープルシロップもGETして、お会計は２万円近く。Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
後ろに並んでいたご婦人も「たくさんのお土産ね」と笑ってました。
これでも一部ですが。（笑）

ジャムは、ブルーベリーとラズベリーの２種類。
下の真ん中に見えているのは、ポテト用のスパイス。
これがめちゃくちゃおいしくてもう少し買えばよかったなと。^^;
友達のお土産にも送って喜んでもらえたみたい。
何と！奇跡の一枚。（笑）

スカート部分から下のこれだけでも笑えるテーブルに、たまたま立っている男の子がまさにぴったりはまってる～。
さ～て、昨日入れなかった郵便局にやってきました。

４時前だ～、今日は大丈夫ね。
グリンゲイブルス郵便局は、もともとモンゴメリの祖父母が営んでいて、モンゴメリはそこを手伝っていたそう。
そのおかげで、モンゴメリは誰にも知られず原稿を出版社に送り、ボツになってもだれにも気づかれることなく、挑戦し続けることが出来たということでした。
この郵便局は今も現役で、ここから手紙を出せば特別なスタンプを押してもらえる、と言う事で、友達と自分用にここから絵葉書を送ります。
こんな消印が押してありました。

１０日くらいで届いたかな。
郵便局の中には、モンゴメリや郵便局に関する資料が展示されています。

一方ではちゃんと現在も郵便業務が行われています。
モンゴメリの直筆かな。

「赤毛のアン」の原稿でしょうか。
当時の郵便業務の作業をしていた様子。

なんとなく郵便局っぽい。←だから郵便局です。（笑）
「赤毛のアン」の切手もありますが、あまりかわいくないので買いません。
買っても使い道ないし。^^;
あれ～、宿に帰ってきて以降の写真がない。
午後４時には帰ってきていたはずなのに。

あ～、そういえばテラスで、トロントから来たという老夫婦と話し込んでいたんだっけ。
あとは、明日はいよいよP.E.I.を離れるので、片づけをしていたんだったっけ。

で、今日の夕食は、持参したご飯とカップ麺で。
ちょうど日本食が恋しいころでもあるしね。
それに３晩連続でちょっと贅沢したから、今日は控えます！

さ、明日はいよいよ「アン」とお別れ。
楽しい思い出いっぱいなので、満足です。