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プリンスエドワード島は、「世界一美しい島」と称された、カナダ東部の小さな島。派手な観光地ではなく、自然と人の営みが溶け合った、どこか懐かしい風景が広がっています。赤毛のアンの舞台として知られるこの島を、今回は車と自転車で巡る旅にしました。結果的に、思いがけずデジタルから切り離される旅になるとは、この時はまだ知る由もなく。<br /><br />1日目|eSIM不調から始まる、まさかの原点回帰<br /><br />カナダに入国した瞬間、カナダ用eSIMがまさかの不調で通信不能。<br />当然ナビも使えず、完全に詰みました。<br /><br />仕方なくビジターセンターで無料の紙地図をゲット。<br />地図をにらめっこしながら、なんとか目的地へ。<br />考えてみれば、昔はこれが当たり前だったんですよね。<br />でも最新の便利さに慣れすぎると、人間ダメになりますね……。<br /><br />プリンスエドワード島は、モンゴメリが「世界一美しい島」と表現しただけあって、本当に景色がきれい。<br /><br />いわゆる「大自然ドーン!」ではなく、自然と人の営みが溶け合った原風景の美しさがあります。分かりやすく言うと、富良野や美瑛を洋風にした感じ?<br /><br />ということで、eSIMの復活は諦めて、今回はデジタルデトックス旅として楽しむことにしました。……と言いつつ、コーヒーショップではWi-Fiつないでますが<br /><br />ちなみに表紙の写真、焼酎のCMに出てきそうじゃないですか??<br />ここはケープ・トライオン灯台です。<br /><br />訪問したところ<br />・ケンシントン駅<br />・フレンチリバー<br />・ケープ・トライオン灯台<br />・キャベンディッシュ<br />・グリーンゲイブルス<br />・モンゴメリの生家<br /><br />2日目|島を走る、サイクリング三昧の一日<br /><br />この日は丸一日サイクリング。<br /><br />廃線跡を利用したコンフェデレーショントレイルが島全体に張り巡らされており、今回はその一部を走りました。<br /><br />走行距離は約50km。<br />5時間かけてのんびり…と言いたいところですが、足は攣りまくりで、運動不足が完全に露呈。それでも、緑の中や海沿いを走るコースは最高で、とても気持ちの良いサイクリングでした。<br />最後は灯台に立ち寄って、夕方の景色を堪能。<br />カナダの灯台って、全体的に可愛らしいんですよね。<br /><br />3日目|予定変更、そして島グルメへ<br /><br />本来は3泊の予定でしたが、天候が悪くなる予報だったことと、十分満喫できたこともあり、急きょ帰路につくことにしました。<br /><br />今回の総走行距離は、なんと2,918km。<br />昨年の縦グランドサークルに迫る走行距離です。さすがに疲れました。<br /><br />ということで、この日は観光写真はほぼなし。<br />代わりにプリンスエドワード島グルメを楽しみました。<br /><br />赤毛のアン探訪|旅の一番の目的<br /><br />今回の一番の目的は、赤毛のアンの世界を巡ること。<br />島全体が赤毛のアン推しなので、どこを走っていても関連スポットやモチーフを目にします。中でも、グリーン・ゲイブルズに行けたのは感動でした。「ああ、ここがあの世界か」と、しみじみ。<br /><br />宿泊施設|なかなかハードなチェックイン体験<br /><br />今回の宿泊施設は、ちょっと変わったタイプ。<br />フロントなし、スタッフ常駐なしで、Airbnbスタイル。(予約はエクスペディアです)<br /><br />チェックイン方法が分からずウロウロしていると、玄関にキーボックスを発見。「たぶんこれやろな…」と思いつつも、ネットは繋がらず、電話も使えず、完全に詰み。<br /><br />Wi-Fiが使える場所で調べても、連絡先は電話番号のみ。<br />今どき電話前提ってどういうこと?<br /><br />結局、エクスペディア経由で連絡を取り、なんとかキーボックスから鍵をゲット。ここまで約2時間。<br /><br />12時間のドライブ+観光後にこれは正直きつい泣。<br /><br />オチとしては、アメリカに戻ってからアメリカの回線が復活し、SMSが1通届き、そこにチェックイン方法が全部書いてあったという…w<br /><br />電話が維持できている前提で連絡してくるの、なかなか恐ろしい。<br />どこかで連絡手段の選択があったのかもしれませんが、今回の旅は地味にトラブル続きでした。まぁ良い経験にはなったけど、この歳でトラブル耐性はいらんかな。<br /><br />宿自体は、若者向け(私以外ほぼ若者)でホステル寄り。<br />ただ、昔の建築様式も楽しめて、これはこれでアリだなと。<br />料金は**1泊約100US$**でした。<br /><br />資金に余裕があれば、有名ホテルの方が無難かもしれません。<br />島には大規模なホテル資本はあまり入っておらず、B&amp;B系の個人経営宿が多い印象でした。<br /><br />プリンスエドワード島、景色・アクティビティ・物語性、どれも揃った良い島でした。<br /><br />次はもう少し余裕のある日程で、またゆっくり来たいですね。

赤毛のアンの島へ|プリンスエドワード島ロードトリップ

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2024/07/04 - 2024/07/06

146位(同エリア267件中)

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azushu

azushuさん

プリンスエドワード島は、「世界一美しい島」と称された、カナダ東部の小さな島。派手な観光地ではなく、自然と人の営みが溶け合った、どこか懐かしい風景が広がっています。赤毛のアンの舞台として知られるこの島を、今回は車と自転車で巡る旅にしました。結果的に、思いがけずデジタルから切り離される旅になるとは、この時はまだ知る由もなく。

1日目|eSIM不調から始まる、まさかの原点回帰

カナダに入国した瞬間、カナダ用eSIMがまさかの不調で通信不能。
当然ナビも使えず、完全に詰みました。

仕方なくビジターセンターで無料の紙地図をゲット。
地図をにらめっこしながら、なんとか目的地へ。
考えてみれば、昔はこれが当たり前だったんですよね。
でも最新の便利さに慣れすぎると、人間ダメになりますね……。

プリンスエドワード島は、モンゴメリが「世界一美しい島」と表現しただけあって、本当に景色がきれい。

いわゆる「大自然ドーン!」ではなく、自然と人の営みが溶け合った原風景の美しさがあります。分かりやすく言うと、富良野や美瑛を洋風にした感じ?

ということで、eSIMの復活は諦めて、今回はデジタルデトックス旅として楽しむことにしました。……と言いつつ、コーヒーショップではWi-Fiつないでますが

ちなみに表紙の写真、焼酎のCMに出てきそうじゃないですか??
ここはケープ・トライオン灯台です。

訪問したところ
・ケンシントン駅
・フレンチリバー
・ケープ・トライオン灯台
・キャベンディッシュ
・グリーンゲイブルス
・モンゴメリの生家

2日目|島を走る、サイクリング三昧の一日

この日は丸一日サイクリング。

廃線跡を利用したコンフェデレーショントレイルが島全体に張り巡らされており、今回はその一部を走りました。

走行距離は約50km。
5時間かけてのんびり…と言いたいところですが、足は攣りまくりで、運動不足が完全に露呈。それでも、緑の中や海沿いを走るコースは最高で、とても気持ちの良いサイクリングでした。
最後は灯台に立ち寄って、夕方の景色を堪能。
カナダの灯台って、全体的に可愛らしいんですよね。

3日目|予定変更、そして島グルメへ

本来は3泊の予定でしたが、天候が悪くなる予報だったことと、十分満喫できたこともあり、急きょ帰路につくことにしました。

今回の総走行距離は、なんと2,918km。
昨年の縦グランドサークルに迫る走行距離です。さすがに疲れました。

ということで、この日は観光写真はほぼなし。
代わりにプリンスエドワード島グルメを楽しみました。

赤毛のアン探訪|旅の一番の目的

今回の一番の目的は、赤毛のアンの世界を巡ること。
島全体が赤毛のアン推しなので、どこを走っていても関連スポットやモチーフを目にします。中でも、グリーン・ゲイブルズに行けたのは感動でした。「ああ、ここがあの世界か」と、しみじみ。

宿泊施設|なかなかハードなチェックイン体験

今回の宿泊施設は、ちょっと変わったタイプ。
フロントなし、スタッフ常駐なしで、Airbnbスタイル。(予約はエクスペディアです)

チェックイン方法が分からずウロウロしていると、玄関にキーボックスを発見。「たぶんこれやろな…」と思いつつも、ネットは繋がらず、電話も使えず、完全に詰み。

Wi-Fiが使える場所で調べても、連絡先は電話番号のみ。
今どき電話前提ってどういうこと?

結局、エクスペディア経由で連絡を取り、なんとかキーボックスから鍵をゲット。ここまで約2時間。

12時間のドライブ+観光後にこれは正直きつい泣。

オチとしては、アメリカに戻ってからアメリカの回線が復活し、SMSが1通届き、そこにチェックイン方法が全部書いてあったという…w

電話が維持できている前提で連絡してくるの、なかなか恐ろしい。
どこかで連絡手段の選択があったのかもしれませんが、今回の旅は地味にトラブル続きでした。まぁ良い経験にはなったけど、この歳でトラブル耐性はいらんかな。

宿自体は、若者向け(私以外ほぼ若者)でホステル寄り。
ただ、昔の建築様式も楽しめて、これはこれでアリだなと。
料金は**1泊約100US$**でした。

資金に余裕があれば、有名ホテルの方が無難かもしれません。
島には大規模なホテル資本はあまり入っておらず、B&B系の個人経営宿が多い印象でした。

プリンスエドワード島、景色・アクティビティ・物語性、どれも揃った良い島でした。

次はもう少し余裕のある日程で、またゆっくり来たいですね。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
4.5
ショッピング
3.5
交通
3.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
旅行の手配内容
個別手配
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