Cocco 20周年ライブ ＠日本武道館 2days に行ってきました

2017/07/12 - 2017/07/14

Cocco 20周年記念 Special Live at 日本武道館 ～一の巻×二の巻～ に二夜とも行ってきました。Coccoは大好きなミュージシャン、彼女のライブは３回目と４回目になります。
意外なことに武道館ライブは初めてです。丸の内勤務時代の数年間、通勤時に本来は大手町乗り換えで二重橋前まで乗るところを、デスクワークの運動不足解消のため九段下で下車、北の丸公園を抜けてお濠端を丸の内まで3.3km歩いて通っていました。武道館は雨の日以外、毎朝眺めてきた場所です。もっとも当時は忙しくてライブに行く余裕などなかったのですが‥。
ともあれ、二日間のライブは期待をはるかに上回る素晴らしい体験でした。そんな様子を懐かしい北の丸公園の散策を含め、ご報告したいと思います。
なお、二日間とも行動パターンにさほど変わりがありませんので、旅行記としてはやや変則的ですが、時間に比較的余裕のあった２日目をベースとし、１日目の様子を適宜折り込むこととしました。

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

九段下周辺の食事処はよく知らないので、最寄駅のラーメン店で早めの夕食。

定番・白丸元味に小玉の替え玉、計870円。安くはありません。

4時過ぎの田園都市/半蔵門線で九段下へ。

たまプラーザ駅 駅

九段下駅。何年振りかなぁ。

九段下駅 駅

A2出口へ。通い慣れた駅ですが、かなり整備されています。

武道館方面へ長いエスカレーター。昔はありませんでした。楽チン！

田安門に向かう緩やかな坂道。

清水濠には蓮が密生。

竹橋方面の眺めです。

田安門に向かう坂道。１日目は開場の5時30分を過ぎていましたので、この人混みです。

こちらも。

北の丸公園 公園・植物園

逆光で見えにくいですが、高燈篭（常燈明台）。

高燈篭 名所・史跡

田安門です。

北の丸公園 公園・植物園

歩いている人は全て武道館に向かう人たち。

田安門を入ると武道館の屋根が見えます。

武道館と櫓門。

１日目の物販はほとんど売り切れ。２日目もあるのでTシャツかタオルでも買おうかと思っていましたが、手に入りませんでした。

お決まりの撮影スポット。

日本武道館 名所・史跡

２日目は余裕があったので、衣装展示を覗くことにしました。

Coccoがこれまで様々な機会で着用した衣装が展示してあります。

赤いドレスは、2006年「音速パンチ」のミュージックビデオで着用。

これは2009年「絹ずれ」のミュージックビデオで着用。

左は2016年「沖縄のウタ拝」で着用、右は「Cocco Live Tour 2016 "Adan Ballet"」にて着用。
女性なら垂涎のドレスなんでしょう、きっと。

大勢のファンが撮影に余念ありません。

時間が少しあるので、懐かしい北の丸公園をちょこっと散策。

北の丸公園 公園・植物園

吉田茂像が静かに佇んでいます。

北の丸公園 公園・植物園

名前とは裏腹に、今やバーゲン会場と化した科学技術館。

科学技術館 美術館・博物館

首都高を跨ぐ陸橋からの眺め。北池袋方面は渋滞中。

皇居一周マラソンでおなじみの平川濠沿いの歩道、竹橋方面。

昔は、この歩道橋を渡ってお濠端を歩きました。朝早かったためか、今ほどランナーの姿はありませんでした。

もう少し北の丸公園を散策します。

皇居乾門。警備が厳しく普段は近づくことすらできません。

乾門 名所・史跡

同じく正面から。

乾門 名所・史跡

北の丸公園もさりげなくパトカーが警戒しています。この辺が普通の公園とは違います。

公園内の池。名前は特にないみたい。ザ・池です。

ビオトープのようなもの。

都心とは思えない閑静な佇まい。

静かです。

自然がふんだんにあります。

公園で遊ぶ女子高生はやっぱり都会的。お嬢様？

こんな渓流もあります。

ここは千鳥ヶ淵を裏側から見たところ。桜の季節はさぞかし‥。

名前は知りませんが、野草も花を咲かせています。

散策を終えて、そろそろ武道館に戻ります。

ちょうど開場が始まったばかりのようです。
周辺には大勢のファンたちが屯っています。

武道館の対面に駐車場があったなんて気づきませんでした。

しかも安い。都心でこの料金は信じられません。

場内整理の方に尋ねると、武道館利用者のための駐車場だそうです。今日は女性客が多いので空いていますが、アーティストによって混み具合が全く違うそうです。
これなら自宅から車で来るのも一法ですが、「帰りが大変だから、やめといた方がいいよ」とは整理係のアドバイス。

正面には数多くのスタンド花。

ヒトリエはZeppダイバーシティで一緒だったもんね。
http://4travel.jp/travelogue/11142887

揃いの法被を着たファンの一団。

当日券があるということは、２日目はソールドアウトではなかったみたい。１日目は見たところソールドアウトでした。

これは１日目のチケット。このチケット入手には一悶着ありました。
ダメ元で２日とも先行予約に申し込んだところ、両日当選。当初は１夜でいいやと二の巻だけ払い込みましたが、サポートメンバーをよくよく見ると、一の巻の方が初期メンバーです。私のようなオールドファンは初期の楽曲の方が馴染みがあります。
ということで、払込期限の4月6日21時の5分前にコンビニに駆け込み、無事払い込みを済ませました。結果的にこの推理は正しく、期待通りのセトリを楽しむことができました。

一の巻（12日）の会場。場内撮影禁止ですが、開演前なので大目に見てもらいましょう。

武道館といえばやはりこの大きな日の丸です。

開演まで少し場内見学。

さすがに随所に古さを感じさせますが、ここをコンサート会場として最初に使用したビートルズ以来、アリーナライブの草分け、ライブの聖地とされています。
収容人数は13,000人ほど、一番遠い席でも肉眼で見ることができ、音響も悪くありません。

まだまだファンの入場が続きます。

右下が先ほど訪れた衣装展示のテントです。

一の巻は2階南東スタンドP列40番です。ステージから少し遠いですが、急な階段シートで、着席のまま見れるのがメリットです。
アリーナ席は良席のように思われますが、実際はステージが見にくく、２時間スタンディングで観るのはきついです。
特に、この日のCoccoのようにじっくりと音楽に浸るアーティストの場合は、そもそもスタンディングの必要もありません。好みの問題ですけど。

満席です。
セトリは、ネットからの拝借ですが、
01. カウントダウン
02. 水鏡
03. けもの道
04. 走る体
05. やわらかな傷跡
06. Drive you crazy
07. Raining
08. しなやかな腕の祈り
09. コーラルリーフ
10. 陽の照りながら雨の降る
11. 手の鳴る方へ
12. ありとあらゆる力の限り
13. ポロメリア
14. 強く儚い者たち
15. 樹海の糸
16. 音速パンチ
17. Rainbow
18. 焼け野が原
19. 風化風葬
20. もくまおう
の20曲でした。
いつものように左足を前に出した斜め45度のスタンスで、上半身を激しく揺さぶりながら、全身全霊、全力投球のステージには圧倒されます。
特に、「ポロメリア」から始まる代表曲４曲は象徴的な照明効果もあって感動しました。
「ポロメリア」のオレンジ、「強く儚い者たち」のコバルトブルー、「樹海の糸」のグリーン、「音速パンチ」の白色。見事な演出です。
一の巻のチケットを買ってよかった！！

二の巻（14日）はステージの様子が少し違います。ファンから贈られたたくさんの花束が並べられています。
開演前の場内音楽も一の巻はケルト音楽（？）でしたが、二の巻はバレエ音楽。最新アルバムの「アダンバレエ」主体のセトリを連想させます。
席は、2階東スタンドD列12番です。ソールドアウトではないものの、座席の95％以上はオーディエンスで占められています。

一の巻で経験済みですが、ステージにはアリーナライブではおなじみの大型モニターすらありません。なので、二の巻ではオペラグラスを持参しました。
両日ともツインギターにベース、ドラムス、キーボード（一の巻では+バイオリン）のシンプルなバックバンド。
Coccoはオーディエンスを煽ることもないし、ステージを左右に動き回ることもありません。ただひたすら全力で楽曲を歌い上げるだけです。MCも最小限、アンコールはありません。これこそ私が理想とするライブの姿です。

両日とも女性客が多く、女性７：男性３の比率でしょうか。

二の巻のセトリは、これもネットからの拝借ですが、
01. 焼け野が原
02. ドロリーナ・ジルゼ
03. 強く儚い者たち
04. 遺書。
05. Raining
06. 箱舟
07. キラ星
08. やわらかな傷跡
09. 樹海の糸
10. Heaven's hell
11. 手の鳴るほうへ
12. オアシス
13. カウントダウン
14. 絹ずれ～島言葉～
15. 音速パンチ
16. BEAUTIFUL DAYS
17. blue bird
18. Never ending journey
19. ジュゴンの見える丘
20. 有終の美
の20曲。一の巻との重複が8曲でした。２日間で合計32曲聴けたことになります。
推測通り、一の巻に比べると新しい曲がやや多め、進化するCoccoを感じさせます。
私がCoccoを好きな理由、それは何より卓越した音楽性にあります。他の追随を許さない素晴らしいメロディーメーカー、そしてRockです。

入場口で観客に配布されたグッズ。
一の巻はペンライト、二の巻はうちわ。やはり一の巻の方が、オーディエンスの盛り上がりが上だったような気がします。

WOWOWのライブは全て見ていると自負する私ですが、Coccoはそのどれをも凌駕する圧巻のライブでした。多くのオーディエンスも同じ気持ちではないでしょうか？
9月10日のWOWOWが今から楽しみです。

ライブが終わって帰路につきます。

一斉に捌け口に向かいます。

階段を降りる人たち。

感動と名残惜しさが溢れています。

田安門を出ます。

九段下駅まで雑踏が続きます。