Kアリーナ横浜に行ってきました。

2025/04/04 - 2025/04/04

遅ればせながらKアリーナ横浜に行ってきました。Kアリーナ横浜は、横浜みなとみらい地区60街区に2023年9月開館した日本最大級の音楽ライブ専用アリーナです。

音楽好きで建築好きでもある私は、自分の住む街 横浜に新しい音楽ホールができたのを知って、かねがね訪れたいと思っていました。しかしながら、客席数20,033席の巨大ホールを埋めることのできるアーティストは、こけら落としを務めた地元の「ゆず」をはじめどれも大物アーティストばかり。チケットはすべてSOLD OUT状態で、なかなかその機会が訪れませんでした。

そういう大物ばかりになると逆に公演回数が制限され、ホールの稼働率が上がらないまま最初の１年が過ぎたように思います。それがあってか今年から新しい音楽フェスがスタートしたのをきっかけに、念願のKアリーナ横浜を訪れる機会が生まれました。

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずおさらいから。

Kアリーナ横浜はみなとみらい２１地区の北の端、帷子川沿いにあります。横浜駅から1.0km、徒歩14分の絶妙な立地です。このような場所に集客力のある施設を設けるのは都市計画上も意義深いと思います。

60街区は不動産ディベロッパーのケン・コーポレーションが主体となって2020年から開発を手がけ、一帯はヒルトン横浜やKタワー横浜なども擁するミュジックテラスと総称されています。

Kアリーナ横浜は、高さ約45メートル、９階建てに相当する建物で、座席数は20,033席。アリーナ席に加え、３階のロアースタンド、5階に位置するミドルスタンド、7階部分のアッパースタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の構造をしています。

日本最大のアリーナは、さいたまスーパーアリーナの22,500人ですがそれに次ぐ規模。日本武道館の14,471席、横浜アリーナの17,000人より大きい。

フルモード（２万人収容）以外にも、ミドルモード1.3万人、アリーナモード5,400人収容での開催も可能です。

音楽に特化したアリーナで、ハイスペックなスピーカー200台を設置、大型モニター２台も常設されているので、公演の主催者にしてみれば、会場設営の手間が省けるのが魅力です。

セントラル ミュージック & エンターテインメント フェスティバルは、今年からスタートする音楽フェスで、４月４日～６日の３日間、メイン会場のセントラル・ステージ（＝Kアリーナ横浜）には９組のアーティストが登場します。

初日のこの日（４日）は、緑黄色社会と乃木坂46の２組。どちらも熱心なファンというわけではありませんが、今回はKアリーナ横浜見学が目的なので、ネット予約して参戦です。

４月４日（金）曇り
４時前に自宅を出て市営地下鉄高島町駅。Kアリーナ横浜へは横浜駅を利用するのが一般的ですが、この辺りは多少土地勘のある場所なので高島町駅を選択。

高島町駅 駅

公演前の腹ごしらえに「カレーとハンバーグの店 バーグ 戸部店」。横浜を代表するB級グルメの人気店。『秘密のケンミンショー 極』などテレビでも度々紹介されています。

カレーとハンバーグの店 バーグ 戸部店 グルメ・レストラン

スタミナカレー（生玉子）950円
ボリュームたっぷり、腹一杯。

５時過ぎ、高島町交差点をみなとみらい方面へ。

この歩道橋を渡ります。

下は国道１号、正月の箱根駅伝でいつも映る場所。上は首都高神奈川１号横羽線。

みなとみらいの開発もあと３街区を残し、ほぼ終わっています。

みなとみらい大通り

とちのき通り西交差点には案内人が立っているので初めての人でも迷いません。

帷子川の対岸は横浜ベイクォーター。

高島水際線が３月２７日に開通しました。昨年５月に橋台の不具合が見つかりニュースになりましたが、対策工事が終わったようです。

Kアリーナ横浜が見えてきました。

Kアリーナ横浜 名所・史跡

さすがに大きい！！

高島中央公園方面の眺め。右は横浜アンパンマンこどもミュージアム。

5:30開場直後に入館。お約束のスタンド花がいくつも並んでいます。

上階へのエスカレーターはこれともう一つ反対側の２つだけ。トイレも２万人収容のアリーナとは思えないほど狭い（若い観客が多いから需要が少ない？）。収容人数では10分の1のサントリーホールより小さいくらい。意外に安普請です。

レベル５のラウンジからの眺め。物販会場の人は少なめ。

ホール内に入ってみます。なるほどデカイ。NHKホールのキャパが3,800人なので、その5倍以上。これでもレベル７のアッパースタンドがスクリーンで塞がれている、ミドルモードです。

アリーナとステージ前方の大型スクリーン。

館内を探索。開演の１時間以上前なので売店はまだこんな状態。

ミドルスタンドのフロアマップ。

アッパースタンドは閉鎖されていますが、アリーナバーだけは営業中。

Arena Bar 7 グルメ・レストラン

空いていてミドルモードの日は穴場です。

サントリー生 700円をオーダー。開演までシートに座って優雅に過ごします。

ミュージックテラスには続々と観客が集まってきます。

眼下の帷子川にシーバスも行き来しています。

ゴールデンアワーの横浜駅方面。

高島線（横浜臨港貨物線）を走行する貨物列車なんてそうそう見られません。

開演が近づいたので席に戻ります。

このあと続々とオーディエンスが来場し、満席。

普通のコンサートホールでは考えられませんが、水分補給のためのペットボトル、水筒類の持ち込み可能です。

緑黄色社会、乃木坂46の順に演奏。観客は８割が乃木坂ファン。その半分以上がペンライト持参。こんなコンサートに参戦するのは私は初めて。緑黄色社会のボーカル長屋晴子さんも「これまで見たことない」と言っており、バンドメンバーにとっても珍しい光景のようです。フェスならでは。

後期高齢者の私は間違いなく最長老。ミドルスタンドの前から４列目でしたが、全員スタンディング（ライブあるある）だったのでほぼステージは見えません。大型モニターを眺めながらライブを楽しみました（後半の乃木坂は申し訳ないけど、半分ほどシートでうたた寝）。

ライブが終わり、混雑を起こさないよう順番に規制退場。いわゆるオタクと呼ばれる人たちは従順です。ご覧の通り７割以上が男性客。

会場の外で余韻に浸るオーディエンス。

三々五々、家路に着きます。

４月とはいえ海沿いのみなとみらいは冷え込みます。

市営地下鉄高島町駅から帰宅しました。