お台場でライブに行ってきました

2016/06/21 - 2016/06/21

楽しみにしていたザ・ストーン・ローゼズの武道館公演が中止になったので、代わりにと言っては身も蓋もありませんが、予てから行ってみたかった Zepp ダイバーシティ東京のライブ・チケットを購入しました。Cocco、plenty、ヒトリエのスリーマンイベント『CまでNight ワンツースリー』です。
すでに現役引退の身ですが、３年前から非常勤の仕事で月１回程度はお台場に通っています。
仕事の合間にお台場を探索することもあります。大型商業施設に興味はありませんが、Zepp ダイバーシティ東京（あるいは Zepp 東京）には、機会があれば訪れてみたいと思っていました。

エリア お台場(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

武道館ライブが中止となりライブへの渇望感が高まる中、見つけたのがこの『CまでNight ワンツースリー』です。さっそくローソンチケットで入場券を手配しました。スタンディングで1人3,900円、値段も手頃です。
Coccoは昔からファンですが、生で見るのは今回が初めてとなります。

邦楽ロックはあまり聴きませんので、plentyは全く知りませんでした。
なので、当日午前中は Apple Music での予習に当てます。

ヒトリエは名前くらいは知っています。スペース・シャワーTVか何かで聴いたこともあると思いますが、こちらも改めて予習しておきます。

６月２１日午後、自宅からバスで最寄駅に向かいます。

たまプラーザ駅 駅

たまプラーザ駅は、2009年に再開発工事が完了し、当時、鉄道建築協会の『最優秀協会賞』を受賞しました。
ホームの大半が人工地盤で覆われ、その上は万博会場かと思わせる壮大な吹き抜け空間が広がり、大規模な屋根が設置されています。個人的には私鉄駅の最高傑作ではないかと思うくらい気に入っています。

溝の口で大井町線に乗り換えます。

溝の口駅 駅

二子玉川周辺も再開発され、様相を一変しています。

二子玉川駅 駅

終点・大井町駅に到着です。

大井町駅 駅

りんかい線に乗り換えるには、長いエスカレーターを何度も乗り継がなければなりません。

時刻は午後３時過ぎ、乗降客はまばらです。

ようやく、りんかい線プラットホームに到着しました。

車内も空いています。真ん中の３人は大陸の方々と思われます。この路線では当たり前の光景です。
荷物にスタアラのプライオリティタグが付いているので、ゴールドメンバーのようです。

１時間弱で東京テレポートに到着です。

東京テレポート駅 駅

乗降客数の割に無駄に大きいので、東京オリンピックまでは無用の長物と思っていましたが、最近は外国人観光客が増えたのでそこそこ賑わっています。

ここも長いエスカレーターに乗って地上に出ます。

目的地のダイバーシティ東京が見えてきました。

向かいは、ご存知フジテレビです。最近ちょっと元気がないみたいです。

フジテレビ本社ビル 名所・史跡

コンサートの開場までまだだいぶ時間がありますが、とりあえず様子を見ておきます。
お仕事の時間調整でいつも利用していますので、勝手は良く知っていますが。

ダイバーシティ東京 プラザ ショッピングモール

入口を入るとすぐ２階に上るエスカレーターがあります。

階段の脇に外貨両替店があります。
実は、海外旅行の際はいつもここで両替をしています。

いつも利用しているスターバックス。

たまに利用するフードコート。

東京グルメスタジアム グルメ・レストラン

平日の午後３時ですが、結構賑わっています。

大半が外国人観光客だと思います。でも、わざわざ日本まで来て、こんなところで食事するなんてもったいない。上海でも、台北でもこんなフードコートはざらにあります。

フードコートの奥に Zepp ダイバーシティ東京があります。開場までまだ３時間ありますが、すでに人が並んでいます。物販の行列でしょうか？

せっかくお台場まで来たので、映画を観ておこうと、お台場シネマメディアージュに向かいます。
首都高湾岸線を跨ぐ、巨大な歩道橋です。

逆光で見えにくいですが、左がお台場シネマメディアージュ、右が東京ジョイポリスです。

ゆりかもめ下のお台場中央交差点を渡ります。

シネマメディアージュまで直線距離で500mほどです。

シネマメディアージュ グルメ・レストラン

平日午後なのでこんなものでしょうか？

シネマメディアージュも仕事の合間にちょくちょく立ち寄ります。シニア料金1,100円は魅力です。

この映画は、まだ公開されていません。
観るのはこの「X-MEN」シリーズのスピンオフ作品です。

「デッドプール」。アメコミのマーベル原作、上映中の洋画の中では評判が高いので選びました。内容は、エロ・グロ・ナンセンス。ギャグは日本人の感覚にちょっとマッチしません。ただし、アクション・バイオレンスは好きなジャンルなので、それなりに楽しめました。

映画を見終わるとちょうど６時、開場時間です。
お台場から見るレインボーブリッジの夕景です。

レインボーブリッジ 名所・史跡

会場に入る前に腹ごしらえ。先ほどの東京グルメスタジアムに戻ります。
ここで食べるのは、いつも決まって博多長浜らーめんの田中商店です。

中華そば専門 田中そば店 ダイバーシティ東京プラザ店 グルメ・レストラン

すみません。少し食べてから写真を撮ってないのに気付きました。
ラーメン820円。
両隣も正面も大陸からの観光客家族でした。日本のラーメンや餃子より、地元の方が美味しいのではないでしょうか。少なくとも私はそう思います。

ダイバーシティでトイレを済ませます。
荷物はボディバッグだけなので利用するつもりはありませんが、念のためコインロッカーをチェックしておきます。300円の小型ロッカーは満杯です。

開場時刻をとうに過ぎているので長い行列はありません。

ZEPP ダイバーシティ 東京 名所・史跡

入り口は切符もぎりで少し行列。Cocco、plenty、ヒトリエのうち、誰が目当てか尋ねられます。
ここでドリンク代500円の徴収も行われます。ライブ会場の収入源の一つです。

ドリンクコインをさっそくビール1杯と交換。

片隅で物販も行われています。今回は購入を見送ります。

会場内のコインロッカー。こちらは大半が空いていました。やはりみなさん軽装で来ているようです。
会場内は撮影禁止です。

開演15分前。通路から会場内を撮影しました。ギリギリセーフかな？
スタンディング時の収容人数は2,473人ですが、この日はソールドアウトだったようです。
その中にあって、もうすぐ66歳の私は、群を抜いた高齢者です。

演奏の個人的印象です。
トップバッターのヒトリエは、予想以上にしっかりしたバンド。曲も緻密だし、演奏も力強く真っ当。ボカロのプロデューサーを中心に結成されたそうで、なるほどと納得。期待できます。
2番手のplentyは、静かな立ち上がりで、初めはどうなるかと思いましたが、ドラムスがしっかり全体を引き締めて、後半大いに盛り上がりました。
ヒトリエといい、plentyといい、Coccoの音楽性と違和感のないバンドをうまく揃えたという感じでした。

ヘッドライナーのCoccoはさすがの歌唱、圧巻でした。私が天才と認める数少ないアーティスト。左手の甲で口元を拭ういつもの仕草は、時にシャーマンの狂気を漂わせ、観客を圧倒します。
それでも、コスモロジーのイントロで何か感じるところがあったのか、演奏を中断、「でも、いい大人なんだから、ちゃんとやります」と再開、Coccoワールドも炸裂です。
全体で３時間弱のコンサートに大満足です。

３時間のスタンディングは、年寄りにはさすがにきつかったけど、ライブの感動がそれを上回りました。
ダイバーシティの2階を駅に向けて急ぎます。

遠くに見えるヴィーナスフォートはまだ営業中のようですが、パレットタウンの大観覧車の照明は落ちていました。