ネパール二人旅７　世にも恐ろしい事故（カトマンズ）

2017/04/08 - 2017/04/16

起きてはならない事故が起きました。
事故…というか、まあ、不注意だった私本人が100％悪いのですが。
ちょっとカッコ悪いけど、同じようなことが起きないように、注意喚起の意味で、書いておこうと思います。

4月8日(土)　関空→香港→カトマンズ
9日(日) カトマンズ→パナウティ→ドゥリケル
　10日(月) ドゥリケル→カトマンズ
☆11日(火)　ダクシンカリ、カトマンズ
　12日(水)　カトマンズ→ナガルコット
　13日(木)　ナガルコット→バクタプル
　14日(金)　バクタプル→カトマンズ
　15日(土)　カトマンズ→機内泊
　16日(日)　→香港→関空

エリア カトマンズ(ネパール)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

ダクシンカリから中心部へ戻って、あらためて、ボダナート方面行きのバスに乗った。
ダクシンカリは往復満席で立っている人もいっぱいだったが、今回は空いている。

ああ、見える、見える。
ここから入っていくと、ストゥーパ（仏塔）を囲むようにお土産物、仏具などのお店、カフェなどがぐるりと一周している。

ボーダナート 寺院・教会

美しい姿が見られて良かった。

少し遅めのお昼には、いったんボダナートの周りを出て、ラピンを食べに行くことに。
私たちは、土地の食べ物が大好きだ。
このあたり特有の食べ物があると聞くと、行かずにはいられない。

ということで、ラピン。
チベットのストリートフードだそうな。
ボダナートの北東方面へ行くとたくさんお店があるのだが、適当に一件選んで入ってみる。

何やら妖しげな色合いのお店だが、特に意味はないようだ。
水槽が私好みの色合いなだけ…。

ラピン。
ピリ辛で、もちもちしている。
２つでRs.100。

お借りしたトイレ。
バケツの水で流す方式…。
こういうのがＯＫでないと、普通のお店で用を足すのは難しいだろう。

あれだけでは満腹にならないので、はしごすることに。

これもラピンのようだが、ここのは白い。
少し食感が違った。
こちらはやや寒天に近いか？
２つでRs.120。

満足してボダナートに戻った。
そして、事故が起きる。

ストゥーパの前に、小さな建物があって、そこいっぱいに、大きなマニ車があった。
一度回すと一回お経を唱えたことになるマニ車だ。
左はＴちゃん。
いかに大きいかがわかってもらえるだろう。

このマニ車の下の方に、バターランプが並べられていた。
きれいだなと一瞬思っただけで、特に気にも留めなかったのだが…

…私がこの建物を出た時、出口付近に居た現地の男性が、物凄い声を出して走り寄ってきた。
ネパール語なのだろう、意味はわからなかったが早口で何か叫び、私のことを後ろからバシバシ叩く！

な、何!?

物盗り!?

声も出ずにされるがままになっていると、状況がわかってきた。

私のパンジャビの背中が、燃えていたのだ！！

バターランプの炎が、裾から燃え移って！！

炎は、パンジャビの裾を舐め、もう少しで頭というところまで一直線に這い上っていた。

現地男性が気づいて叩いてくれなかったら、私は火だるまになっていたかもしれない！

感謝してもしきれないが、その時は、茫然として、あまりお礼が言えなかった…。
信じられない出来事に見舞われると、人は、無反応になるようだ。

いろいろな偶然も重なって、私は助かった。

この日着ていたパンジャビは、布地に織りが入ったもので、少し燃えにくかったことが一つ。
どちらを着ようか迷ったもう一枚の方を選んでいたら、テロテロした化繊だったので、間違いなくパッと燃え広がっただろう。
しかもこれは２枚仕立てで、燃えたのは上の１枚だけ。
体に近い１枚には、火は燃え移っていなかった。
ちなみに、私が持っているパンジャビで、２枚仕立てはこれだけだ。

長い髪を三つ編みにして左右から前に垂らしていたことも幸いした。
まとめずにいたら、髪が燃えていたはずだ。
いつものポニーテールでも、毛先が危なかった。

背後だったので、私も、何がどうなっているのかよくわからず、燃えたところがうまく写せなかったのだが、これよりもずっと上まで炎は上がっていた。

本当に、恐ろしい出来事だった。

が、焦げて左右に分かれたパンジャビのままで、観光を続けることに。
下に1枚あるので、実用的な問題は特に無かったのだ。
もともとひらひらした服なので、左右に分かれていても、そんなにわからないかと思って（←そうか？）。

写真は、震災で被害に遭ったものの塗り直しだろうか。

本当に天気が良く、タルチョがよく映える。

そんな光景を眺めつつ歩いていたら、Ｔちゃんに、直撃！

何が？

…鳥さんの落し物が…。

なんと、今回の旅行で二度目。
そんなにたくさんの人がやられているようには見えないが。
私もやられてないし。
ダブルで運がついてるね～。

と笑ってはいられない。
今回は目元に近かったので、念のために目をＴちゃんは目を洗いに行った。

ぐるぐる回って、足が疲れたので、ストゥーパの向かい側の建物２階の喫茶店に入った。
ブラウニーとマサラティー（各Rs.90）。

炎事件も鳥事件も忘れて、しばし、落ち着く。

そして、良い具合に日が落ちた。

今日は満月だからか、たくさんのバターランプが。

お金を出すと、いくつかに火をつけてくれる。
これがあなたの火ですよ、ということだろうか。

でも、今日はもう、火はたくさん。
自分に火がついちゃったからね…。

さて、今度はパシュパティナートへ。
結構距離があったが、道が簡単なので歩いて行った。
この旅は、本当によく歩いている。
まあ、アスリートＴちゃんと一緒だと、こんなものか。

ようやくたどりついたパシュパティナート寺院へは、入るのにRs1,000必要だった。
物価を思うと高いが、維持のためには仕方がないのだろう。
外国人料金というものか。

ちょっと不気味なような、お茶目なような、建物。

バグマティ川を挟んで対岸の階段に座って、寺院側を見る。
寺院には、ヒンドゥー教徒以外、入れない。

パシュパティナート寺院 寺院・教会

こちら側では、インドのバラナシで見たような、祈りの儀式が執り行われた。

そして、そうこうする間にも、火葬場となっているガートでは、ご遺体が焼かれていく。

私がさっき燃えていたなら、ここで焼かれることになったのか？
…いや、二度焼きすることもないか。

暗くなってしまった。
これはもう、タクシーで帰る他ない。

最初のタクシーには、Rs.700と言われた。
Ｔちゃんが言うには、某ガイドブックではRs.300だったと。
次の車は、Rs.500と言ってきたので、交渉して400に。
乗車した。

実際、タクシーから見た道に、バスの姿は無かった。
バスを探してウロウロしていたら、良くないことになったかもしれない。
タクシーも、パッと見たところ２台しかいなかったし、400で決めて良かったと思う。

わかりやすかろうと、ウッツェホテルを指定した。
泊まってもいないのに(笑)

最初に合意したのと違う料金を言われることもなく、無事、降車。

ウッツェ レストラン 地元の料理

そして、自分たちのホテルまで歩いた。
昨日１日別なホテルに移ることを了承したからと、部屋はアップグレードされていた。
バスタブもある。

…そんなことより。

今日も無事、生きて帰って来られた。
人間、一瞬一瞬、分かれ道に立っているのだなと思う。
どちらを選ぶか、どちらに選ばれるか。

今日も一日、有難う。

この旅行記へのコメント （11）

• リリーさん 2017/07/21 09:06:47

  ラムさん、こんにちは(^O^)。

  恐い目にあわれましたね(･_･;。本当に無事でよかった！
  私が気になるのは当地の安全管理です。ラムさんは何も特別なこと、かがんだり下を覗きこんだりしていないのに、そこを通っただけで服に火がついたのなら、そこの管理面に問題があったのではないかしら？
  日本だったら必ずニュースになり、なぜ火がついたのか、徹底して調べて再発防止に全力を注ぎますよね。そこまでちゃんとやってくれているのかなぁ、と。
  世界中から大勢の人が来るのですから、そこまでちゃんとやって欲しいと思います。

  ラムロールちゃんさん からの返信 2017/07/21 12:48:16

  リリーさん、こんにちは(^o^)丿

  書き込みありがとうございます☆
  
  その時はピンとこなかったんですが、後からじわじわ怖くなりました…。
  
  特に、かがんだり下を覗きこんだりはしていないんです。
  ただ、すーっと通り過ぎず、写真撮影のためにちょっと立ち止まりました。
  それがいけなかったみたいで…(-_-;)
  
  確かに、日本だったら、ニュースになったでしょうね〜！
  ネパールとかインドとかで、再発防止策が取られるとは、あまり思いませんが…（いえ、全然…）←小さい声
  一つ間違えると…っていう怖い場所って結構あって、
  インドの塔の柵なんかも、おもいっきりぐらぐらしてましたから、
  自分で気を付けていないと、ヤバさ満点です(*_*)
  私なんかぼーっとしているので、ほんと、今回のことを教訓に、気を付けます。
  
  ラムロール

• fuzzさん 2017/07/02 00:20:07

  神様に救われたかも！

  ラムちゃん、あぶなかったね(^0^;)
  
  でも、神様が救ってくれたのかも！
  
  ドピンクはシルクだったのね。
  
  化繊じゃなくて良かった～。
  
  鳥のふん。
  
  二度も。
  
  怖い怖い(T_T)

  ラムロールちゃんさん からの返信 2017/07/02 18:08:57

  本当に！

  fuzzさん、こんにちは☆
  
  ほんと、危なかったです((+_+))
  
  シルクじゃないというか、素材ははっきりわからないんですが…、パッと燃えそうな感じではなかったんですよね。
  この翌日着ていたのは、かなり危なそうな素材でした。
  
  鳩の落し物も、危ないと言えば危なかったんですよ。
  もう少しで目だったので(*_*)
  
  海外旅行も、何度もしていると、怖いことがありますね。
  とりあえず、転ぶのはもうやめたいです…( ;∀;)←次ぐらいに頭割れたり骨折したりしそうで…
  
  ラムロール

• てくてくさん 2017/07/01 07:24:27

  これは災難でしたね

  ラムロールちゃんさま
  
  おはようございます。
  前回の旅行記のコメントで意味深なこと書かれていましたが、
  ちょっと大げさに言っちゃってははは・・・と思っていました。
  でも、旅行記を拝見して想定以上の災難でしたね。
  しかし、何が奏功するのか人生分かりませんね。
  生地が燃えにくかった上、三つ編みの髪型、近くに居た親切な地元民
  災難を振り払うことができるツキがありましたね。
  そんな焼け焦げた衣装で街を引き続き練り歩く日本人女性が歩いている、
  それを目撃したらと想像するとちょっと笑えますね。
  それにしても火除け目的に、大坂なら火防陶器神社辺りに参拝されるのをお勧めしますｗ
  関東や中部ならば秋葉神社でしょうけど。
  お友達は宝くじをご購入されたほうがよさそうですね。
  鳥の糞を相次いで２回も爆撃されるとは、運が向いている僥倖でしょうから。
  　　　　　　　　　　　　　　　てくてく
  
  
  

  ラムロールちゃんさん からの返信 2017/07/01 23:38:07

  ２回も爆撃…！

  てくてくさん、こんばんは☆
  
  ほんと、焼け焦げた衣装で街を練り歩く…って、なんかすごいですね(笑)
  友人が「そんなにわからない」と言うので、そうかな♪って思ってましたが、友人は慰めてくれていただけで、案外、周囲の人は、気づいてギョッとしていたかもしれません。
  変なガイジン…と思われちゃったでしょうか…(^_^;)
  
  火防陶器神社、知りませんでした。
  行ける範囲内のようなので、そのうち行ってみようかな。
  教えてくださって、ありがとうございます♪♪
  
  ２回爆撃された友人は、あれから起きた良いことと言えば、盗まれた自転車が出て来たことぐらいだと思います。
  その前に、憧れの登山家と空港でバッタリ！があったので、あれが先取りだったのか！？
  ２回爆撃でそれということは、じゅうたん爆撃されたら、何が起きるんでしょう(^_-)-☆
  
  ラムロール

• まむーとさん 2017/07/01 00:22:16

  ドキドキして読み、今もドキドキしています。

  ラムちゃん、こんばんは。
  
  今回の旅行記はまたいつもと違うドキドキで本当に良い偶然が重なって奇跡が起きたようですね。
  あの場所に少し長くいてたなら、見つけてもらうのも遅かったりも考えられるし。
  昔、お祭りで蝋燭の火が浴衣に燃え移った痛ましいニュースを見ましたが、瞬く間に燃えると聞いて恐ろしく思いました。
  ラムちゃんが、火傷もなく無事で済んだことに神様仏様、目に見えない不思議な力に感謝です。ほんと良かった。
  人は生かされている。
  また再確認した旅行記でした。
  

  まむーとさん からの返信 2017/07/01 00:25:10

  ４枚目の写真　ストゥーパのお顔。

  あれ？なんか親しみ易い顔だなと。
  ブルゾンちえみに似てる？
  うちの娘にも似てるかも!

  ラムロールちゃんさん からの返信 2017/07/01 00:36:29

  ブルゾンちえみ（笑）

  まむーとさん、こんばんは☆
  
  確かに、言われてみると、そうかもですね〜(^o^)
  お嬢さんにも似てる？
  はっきりしたお顔立ちの美人さんじゃないですか♪
  
  事故は、火傷どころか、一瞬も熱くなかったんですよ。
  焦げ臭い？と遅れて感じたぐらいで。
  自分の背中が燃えてるのに、それってすごいですよね(^_^;)
  鈍感すぎだろう！と…。
  信じられないぐらいの、本当、奇跡でした。
  
  普段はあまりそういうことを考えない方ですけど、今回ばかりは、守ってくれた力に、感謝感謝です。
  
  ラムロール

  まむーとさん からの返信 2017/07/01 11:30:32

  鳥の糞落とされる➡宝くじを買う！

  「鳥の糞を落とされる」ってラッキーだと何処かで読んだかなと調べ直してみました。
  
  中国では「宝くじくじを買いに行け」といわれるらしいよ。
  
  【鳥のフンが頭や身体についてしまったときは、結婚や婚約など、あなたの人生にとって大きな運命が動き出したり、金運が上昇したりする前兆だと言われている。
  かなり大きな幸運が訪れる予兆な。
  鳥は、実は霊界からの幸運の使者】って。
  
  今、Tちゃんに何か変化あるかな。
  なければ、ラムちゃんの無事故に運を使ったよ～ってことかも。
  

  ラムロールちゃんさん からの返信 2017/07/01 23:27:34

  大きな運命の動き…

  友人には、特に変化はないようです、今のところ(^-^;
  私の無事故に使ったんなら申し訳ないことをしましたが。
  
  …って、あっ、１つだけあったか。
  盗まれた自転車が出て来たとか言ってました。
  それがそうかな…？？
  
  鳥は霊界からの幸運の使者♪
  いい感じですね。
  パナウティで見たア○ラックたちもそうだといいな〜。