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梅の花咲く白鳥庭園紹介の締め括りです。池泉回遊式庭園には、御嶽山を模した山あり、長良川を擬えた川あり、そして伊勢湾を意図した海もありました。それを理解したのか、野鳥の姿も多彩でした。

2017春、梅の花咲く白鳥庭園(5/5):清羽亭、寒菖蒲、蹲踞、カルガモ、ユリカモメ、ドバト

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2017/03/05 - 2017/03/05

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

梅の花咲く白鳥庭園紹介の締め括りです。池泉回遊式庭園には、御嶽山を模した山あり、長良川を擬えた川あり、そして伊勢湾を意図した海もありました。それを理解したのか、野鳥の姿も多彩でした。

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  • 白鳥庭園の中心に位置する茶席、『清羽亭』の入口付近の光景です。残念ながら、『本日は茶席利用のため、一般の方の入場はご遠慮ください』の表示がありました。

    白鳥庭園の中心に位置する茶席、『清羽亭』の入口付近の光景です。残念ながら、『本日は茶席利用のため、一般の方の入場はご遠慮ください』の表示がありました。

  • 破風の部分に掲示してあった、『清羽亭』の扁額の光景です。『白鳥八景』には、『清羽亭の景』も選ばれていました。詫び茶を大成した千利休は、露地のしつらいについて、『樫の葉の もみぢぬからに ちりつもる 奥山寺の道のさびしさ』の一首に心得を籠めたとされます。それを踏まえた『清羽亭』の路地の造りとされます。

    破風の部分に掲示してあった、『清羽亭』の扁額の光景です。『白鳥八景』には、『清羽亭の景』も選ばれていました。詫び茶を大成した千利休は、露地のしつらいについて、『樫の葉の もみぢぬからに ちりつもる 奥山寺の道のさびしさ』の一首に心得を籠めたとされます。それを踏まえた『清羽亭』の路地の造りとされます。

  • 『清羽亭』の露地の入口光景です。白鳥庭園の公式HPには、『梅見門を境に景色を持たない外露地と、幽玄の趣がある内露地とに区別された、二重露地の構成になっています』、と紹介されていました。  

    イチオシ

    『清羽亭』の露地の入口光景です。白鳥庭園の公式HPには、『梅見門を境に景色を持たない外露地と、幽玄の趣がある内露地とに区別された、二重露地の構成になっています』、と紹介されていました。  

  • 『清羽亭』の露地の入口横で咲いていた、『カンアヤメ(寒菖蒲)』の光景です。地中海沿岸地域を原産地とする、アヤメ科アヤメ属の多年草です。花茎はほとんどなく、花筒が長いのが特徴とされます。

    『清羽亭』の露地の入口横で咲いていた、『カンアヤメ(寒菖蒲)』の光景です。地中海沿岸地域を原産地とする、アヤメ科アヤメ属の多年草です。花茎はほとんどなく、花筒が長いのが特徴とされます。

  • 地面すれすれに手水鉢が置かれた、『蹲踞(つくばい)』の光景です。柄杓には、茶席らしい青竹の枝を残した長い柄が拵えられていました。前石、手燭石、湯桶石なども置かれているようでした。

    地面すれすれに手水鉢が置かれた、『蹲踞(つくばい)』の光景です。柄杓には、茶席らしい青竹の枝を残した長い柄が拵えられていました。前石、手燭石、湯桶石なども置かれているようでした。

  • 『清羽亭』の周りの庭木の光景です。日本の高い樹は、幹の色から見て『アカマツ(赤松)』のようでした。複維管束亜属と呼ばれる、いわゆる『二葉松』に分類される常緑樹です。『メマツ(女松)』の別名を持ちます。

    『清羽亭』の周りの庭木の光景です。日本の高い樹は、幹の色から見て『アカマツ(赤松)』のようでした。複維管束亜属と呼ばれる、いわゆる『二葉松』に分類される常緑樹です。『メマツ(女松)』の別名を持ちます。

  • 汐入亭の南に隣接した芝生広場から眺めた、東方面の光景です。樹々が生い茂った築山がありましたが、名前は付けられていないようです。

    汐入亭の南に隣接した芝生広場から眺めた、東方面の光景です。樹々が生い茂った築山がありましたが、名前は付けられていないようです。

  • 汐入亭の南に隣接した芝生広場からの東南方面の眺めです。白鳥庭園の中では目立たない場所になります。『下の池』と呼ばれています。

    汐入亭の南に隣接した芝生広場からの東南方面の眺めです。白鳥庭園の中では目立たない場所になります。『下の池』と呼ばれています。

  • 寒い時期の害虫対策の菰がまかれた松林の光景です。菰に潜り込んだ害虫が動き出す前に、菰ごと焼いてしまうようです。雪吊りと違って、こちらは実効性のある措置のようですが、景観アップにも役立っています。

    寒い時期の害虫対策の菰がまかれた松林の光景です。菰に潜り込んだ害虫が動き出す前に、菰ごと焼いてしまうようです。雪吊りと違って、こちらは実効性のある措置のようですが、景観アップにも役立っています。

  • コイ用の餌を十分に貰ったためでしょうか、のんびりとした仕草に見えたカルガモさん達です。潜って苔や藻を食べる仕草も見受けられませんでした。

    コイ用の餌を十分に貰ったためでしょうか、のんびりとした仕草に見えたカルガモさん達です。潜って苔や藻を食べる仕草も見受けられませんでした。

  • 3月初旬の暖かい日でしたから、ドバトさんも水遊びを始めました。最初は奥に見える一羽だけでしたが、もう一羽が近くにやって来ました。

    3月初旬の暖かい日でしたから、ドバトさんも水遊びを始めました。最初は奥に見える一羽だけでしたが、もう一羽が近くにやって来ました。

  • 『白鳥八景』の一つ、『宮の渡しの景』の光景です。白鳥庭園の公式HPには、『東海道の海路として賑わう宿場町、常夜灯や七里の渡しなどを造景のモチーフ』と紹介されていました。『宮』とは『熱田神宮』のことです。今でも堀川に面した場所に、七里の渡しの光景が残されています。

    イチオシ

    『白鳥八景』の一つ、『宮の渡しの景』の光景です。白鳥庭園の公式HPには、『東海道の海路として賑わう宿場町、常夜灯や七里の渡しなどを造景のモチーフ』と紹介されていました。『宮』とは『熱田神宮』のことです。今でも堀川に面した場所に、七里の渡しの光景が残されています。

  • 白鳥庭園に来援した時には姿が見えませんでしたが、いつの間にか10羽近くのユリカモメさんがやって来ていました。『ユリカモメ(百合鴎)』さんの特徴は、『足と嘴は赤色、夏羽は頭部が黒褐色、冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点』とされますから、まだ冬羽のようです。

    白鳥庭園に来援した時には姿が見えませんでしたが、いつの間にか10羽近くのユリカモメさんがやって来ていました。『ユリカモメ(百合鴎)』さんの特徴は、『足と嘴は赤色、夏羽は頭部が黒褐色、冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点』とされますから、まだ冬羽のようです。

  • 『ユリカモメ(百合鴎)』さんは、『昼間は餌場にいて、夜間はこれとは異なる海上や大きな湖で過ごす』様ですから、白鳥庭園は餌場の一つかも知れません。基本的には魚や甲殻類を食べますが、環境によっては昆虫や雑草の種子などを食べる雑食となるようです。

    イチオシ

    『ユリカモメ(百合鴎)』さんは、『昼間は餌場にいて、夜間はこれとは異なる海上や大きな湖で過ごす』様ですから、白鳥庭園は餌場の一つかも知れません。基本的には魚や甲殻類を食べますが、環境によっては昆虫や雑草の種子などを食べる雑食となるようです。

  • ユリカモメさんのズームアップ光景です。日本では冬鳥として、北海道から南西諸島まで広く渡来するようです。

    ユリカモメさんのズームアップ光景です。日本では冬鳥として、北海道から南西諸島まで広く渡来するようです。

  • 同じく、ユリカモメさんのズームアップ光景です。夏に繁殖するため、日本では営巣しないようです。

    同じく、ユリカモメさんのズームアップ光景です。夏に繁殖するため、日本では営巣しないようです。

  • 最初は、カルガモさんと錦鯉さんのエサ取り合戦でしたが、いつの間にか、ユリカモメさん対錦鯉さんの対決になっていました。

    最初は、カルガモさんと錦鯉さんのエサ取り合戦でしたが、いつの間にか、ユリカモメさん対錦鯉さんの対決になっていました。

  • 水面近くを飛び回っては、錦鯉さんの大群に対抗していたユリカモメさんです。水に浮かんだ小さな餌を食べる速さも見ものでした。

    水面近くを飛び回っては、錦鯉さんの大群に対抗していたユリカモメさんです。水に浮かんだ小さな餌を食べる速さも見ものでした。

  • ユリカモメさんと錦鯉さんのエサ取りバトルを、欄干の上から傍観していたドバトさん達です。ユリカモメさんとの戦いには、参加したくないように見受けました。

    ユリカモメさんと錦鯉さんのエサ取りバトルを、欄干の上から傍観していたドバトさん達です。ユリカモメさんとの戦いには、参加したくないように見受けました。

  • ユリカモメ軍団に、水中から対抗していた錦鯉軍団の光景です。数と、体力では引けを取らないようでした。

    ユリカモメ軍団に、水中から対抗していた錦鯉軍団の光景です。数と、体力では引けを取らないようでした。

  • 白鳥庭園の上空に現れた、黒い鳥の大群です。百羽前後が、上空を旋回していました。カラスさんとは明らかに体系が異なっていました。カワウさんのようでした。<br />

    白鳥庭園の上空に現れた、黒い鳥の大群です。百羽前後が、上空を旋回していました。カラスさんとは明らかに体系が異なっていました。カワウさんのようでした。

  • 上空にカワウの大群らしい姿が見えた時、すぐに反応したのがユリカモメさんです。カワウさんに誘われるように飛び立ってしまいました。

    上空にカワウの大群らしい姿が見えた時、すぐに反応したのがユリカモメさんです。カワウさんに誘われるように飛び立ってしまいました。

  • 『白鳥八景』の中の、『汐入の景』の光景です。庭園の公式HPには、『この汐入の庭には二つの表情があります。一つは静かに満ち干きを繰り返す海浜の景色。もう一つは岩場に打ち寄せる波しぶきの噴水』、と紹介されていました。

    『白鳥八景』の中の、『汐入の景』の光景です。庭園の公式HPには、『この汐入の庭には二つの表情があります。一つは静かに満ち干きを繰り返す海浜の景色。もう一つは岩場に打ち寄せる波しぶきの噴水』、と紹介されていました。

  • 色違いの半円形の石碑の光景です。嵌め込まれた銅版には、『都市公園コンクール・建設大臣賞』のタイトルがありました。名古屋市白鳥公園が、『管理運営部門』で受賞した、平成10年(1998年)10月に受賞した表彰プレートでした。

    色違いの半円形の石碑の光景です。嵌め込まれた銅版には、『都市公園コンクール・建設大臣賞』のタイトルがありました。名古屋市白鳥公園が、『管理運営部門』で受賞した、平成10年(1998年)10月に受賞した表彰プレートでした。

  • 『カンアヤメ(寒菖蒲)』専用の雪囲いの光景です。竹の柱に、藁葺き風の屋根です。その中で数輪の花が咲いていました。

    『カンアヤメ(寒菖蒲)』専用の雪囲いの光景です。竹の柱に、藁葺き風の屋根です。その中で数輪の花が咲いていました。

  • 『カンアヤメ(寒菖蒲)』の花のズームアップ光景です。『ハナショウブ(花菖蒲)』、『カキツバタ(杜若)』と似たような植物がありますが、この中で、水辺から離れた場所を好むのが、『アヤメ(菖蒲)』です。西洋の『アイリス』もアヤメ科の植物です。

    『カンアヤメ(寒菖蒲)』の花のズームアップ光景です。『ハナショウブ(花菖蒲)』、『カキツバタ(杜若)』と似たような植物がありますが、この中で、水辺から離れた場所を好むのが、『アヤメ(菖蒲)』です。西洋の『アイリス』もアヤメ科の植物です。

  • 鉢植えの飾りの光景です。遊び心でしょうか、雪吊りを模した姿になっていました、その中にあるのは、雪吊りはいらない葉牡丹でした。

    鉢植えの飾りの光景です。遊び心でしょうか、雪吊りを模した姿になっていました、その中にあるのは、雪吊りはいらない葉牡丹でした。

  • これで、白鳥庭園の見学はおしまいです。目的の梅の花を見ることが出来ましたし、庭園の池では、ハクセキレイ、カルガモとユリカモメさん、地上や樹上ではドバトさんやヒヨドリさんの姿も見ることができました。アオモじが咲く横を通って出口に向かいました。

    これで、白鳥庭園の見学はおしまいです。目的の梅の花を見ることが出来ましたし、庭園の池では、ハクセキレイ、カルガモとユリカモメさん、地上や樹上ではドバトさんやヒヨドリさんの姿も見ることができました。アオモじが咲く横を通って出口に向かいました。

  • 堀川の下流方向に向かって、全力で過ぎ去って行ったボートの光景です。監視員らしい人が載った、巡視船のようでした。

    堀川の下流方向に向かって、全力で過ぎ去って行ったボートの光景です。監視員らしい人が載った、巡視船のようでした。

  • 堀川に架かる『白鳥橋』の光景です。往きとは逆のコースで、この橋を渡って最寄りの地下鉄駅の神宮西駅に向かいました。この後は、徳川園に向かう予定です。

    堀川に架かる『白鳥橋』の光景です。往きとは逆のコースで、この橋を渡って最寄りの地下鉄駅の神宮西駅に向かいました。この後は、徳川園に向かう予定です。

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