2017/02/03 - 2017/02/03
120位(同エリア350件中)
solさん
サラマンカから 日帰りでレンタカーで アビラとセゴビアへ行ってきました。
***アビラ
***セゴビア
*セゴビアには古くから人が住んでいて、ケルト人の城があった。
*ローマ時代には「セゴウィア」、イスラム支配期には「砦」を意味する「シクビヤー」と呼ばれた。
*11世紀、カスティーリャ王アルフォンソ6世がトレドを征服。
アルフォンソ6世の娘婿がセゴビアに司教座を創建し、キリスト教徒を植民させた。
*中世の終わりにセゴビアは最盛期を迎えた。ゴシック様式の建築物が建てられ、アルフォンソ10世はアルカサルを王室の宮殿に変えた。
*1474年、イサベル1世はセゴビアでカスティーリャ王位に就いた。
*セゴビアは毛織物産業が盛んだったが、カスティーリャの諸都市と同様に衰退していき、カルロス3世の時代に王立羊毛工場が建てられたが失敗に終わった。
*ポルトからスペインをぐるっと南下してリスボン旅*
旅行記です。よろしければ、ご覧になってください。
→のーんびりポルト
Porto
https://4travel.jp/travelogue/11215506
→大学の町コインブラ
https://4travel.jp/travelogue/11215574
→ここからポルトガルが始まったギマラエスラ&祈りの町ブラガ
http://4travel.jp/travelogue/11215598
→宗教色がここちよいサンチアゴでコンポステーラ
Santiago de Compostela
https://4travel.jp/travelogue/11215616
→大学と歴史の古くて若い街サラマンカ
Salamanca
https://4travel.jp/travelogue/11215651
→中世どっぷりアヴィラ&セゴヴィア
Avila & Segovia
https://4travel.jp/travelogue/11215831
→中世のままとりのこされたようなカセレス
Caceres
https://4travel.jp/travelogue/11216050
→オレンジとアラブのとにかく陽気なセヴィリア
Sevilla
http://4travel.jp/travelogue/11216060
→白い小路とメスキッタのコルドバ
Cordoba
https://4travel.jp/travelogue/11216643
→コウノトリとローマのメリダ
Merida
https://4travel.jp/travelogue/11217434
→白い旧市街と食のエヴォラ
Evora
https://4travel.jp/travelogue/11217835
Sintra
製作中
奇跡と祈りのファッチマ
Fatima
https://4travel.jp/travelogue/11217888
ポルトガル唯一の都会リスボン
Lisboa
https://4travel.jp/travelogue/11218084
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
サラマンカからアビラへ。サラマンカは小雨の中出発、112キロ、1時間弱のドライブ。
道中こんな曇り空。 -
見えてきました!アビラの城壁。
興奮して、車を降りて眺めます。 -
が、もう少し行くと、ちゃんと眺望ポイントがあって車が止められるところがありました。
-
町の起源は ローマ帝国の植民都市アベラ。
714年にイスラム教徒の占領下に置かれる。
1085年にカスティーリャ=レオン王アルフォンソ6世によって奪還。
アルフォンソ6世の娘婿ラモン・デ・ボルゴーニャの命令によって市街地を取り囲む城壁が建設されました。 -
天気予報どおり、ついたころには雨が止み、こんなきれいな天気に。
城の周りにいくつかパーキングがあります。
我々は 屋根つきのパーキング Aparcamiento El Rastro(
Plaza Beata Mª Teresa Jesús de Jornet s/n, 05002 Ávila, Spain)二車を止めました。自動支払機があります。分ごとの計算方法で、とても安いです。
そこから、城の周りを歩いて、正門から城壁内に入りました。 -
ここから町のはてが簡単に見えます。小さな町です。
17世紀初めに町に住むモリスコ(カトリックに改宗したイスラム教徒)が追放された後、経済活動が衰退。
1807年に大学が廃止されると、町の衰退は決定的になったとのこと。 -
城の前の建物
-
16世紀に聖テレサらの修道院改革の中心地となりました。
聖テレサの活動により、町はカトリック信仰の拠点として知られるようになりました。
かつては司教座もおかれたアビラ。
城壁内は面積が狭いので、城壁の外に多くの修道院や教会が建立されました。 -
城壁にあるカペラ入り口。
Capilla de San Segundo -
城壁内
-
カテドラルは3世紀から14世紀に建てられた模様。
要塞のような外見を持ち、胸壁と2つの頑丈な塔があるカテドラルは、ロマネスク様式とゴシック様式両方の特徴を備えています。 -
こじんまりとした街並み
-
城壁には登ることが出来るようです。
-
アビラをさくっと歩いた後は、セゴビアに向かいます。
距離70キロ1時間強。 -
セゴビアの見どころは アルカサルと水道橋。
まず、アルカサルを見学してから、旧市街を横切って、水道橋へ行き、その前のセゴビア名物豚の丸焼きを食べる予定。
アルカサル近くの無料駐車場(Calle Cuesta de los Hoyos, 40003 Segovia, Spain)にとめる予定でしたが、すでに満車。路駐することに。
自動券売機にコインを入れて、2時間のチケットを購入。ほんっと安い。1ユーロ強。 確かカードでも購入可能だった気がします。シエスタ時間があるので、14時から16時半は料金は発生しません。 -
大通りに路駐したあと、てくてく道を登っていきます。
この旧市街の外はびっくりするほど何もない。
見えるのは自然だけ。 -
着きました。アルカサル。白雪姫の城のモデルとなりました。
なんて美しいのでしょう!!絵に描いたような断崖に建てられた要塞、中世の雰囲気を持ち、一番お気に入りのお城です。アルカサル デ セゴビア 城・宮殿
-
アルカサルは最初要塞として建てられ、王宮、州の刑務所、王立軍事学校などとして使われてきました。
アルカサル デ セゴビア 城・宮殿
-
要塞として完璧な立地で、とても攻めにくい城。
-
カスティーリャ王国のアフォンソ8世のものになるまで、
ローマの築いた土台に木材で作った粗末な要塞だったよう。
彼とその妻が造った石造りの城が 現在見られる姿なのだという。
アルカサルは中世にはカスティリャ王国の贔屓の宮殿だったそう。その時代に今の大体の形が作られました。
トラスタマラ家の支配の時代にもう少し拡大されました。
1258年、アフォンソ10世の時代に老朽化のため再築され、ジョン2世王により、新しい塔が建てられました。 -
ゲルマン式の鉄よろいが数多く展示されています。子どものもの、大人の男性用、女性用。
オブジェのように美しい。
しかし着心地は最悪だっただろうなと予想されます。
木の下駄でさえしばらく履くと、足が痛くなるのに、鉄の中に入って、体を動かすなんて・・・。 -
ゲーム・オブ・スローンスの世界みたい!!
萌えます!! -
ステンドグラスもツボです。
-
1474年,カスティーリャ王国イザベル女王の授冠式が行われ、これがこの城の一番重要な出来事でした。
マドリッドの王エンリケ4世の死が伝えられると、イザベルはすぐに田舎にある要塞のここに逃げました。その翌日、ここで女王として授冠をうけました。後に
アラゴン王国のフェルナンド2世と結婚することとなります。 -
イザベル女王の授冠のようす。
-
イスラム教徒とキリスト教様式が融合したスペイン独特の建築
-
窓の外に見えるのは 何も生えてない乾燥した地
-
城の周り。
-
ムデハル様式(スペインの建築様式で、レコンキスタの後、残留イスラム教徒の建築様式とキリスト教建築様式が融合したスタイル。特徴は建物の壁面に幾何学文様の装飾を施している。)
-
城の前の広場
-
旧市街へと歩いていきます
-
セゴビア大聖堂
Catedral de Segovia -
大聖堂前の広場
-
セゴビアのマヨール広場
-
大聖堂
-
サンマルティン教会
Iglesia de San Martín
12世紀に建てられた。ロマネスク建築。 -
柱の上のレリーフには人の顔をして動物の体をしたものが。
旧約聖書の登場人物だとか。 -
Plaza de Medina del Campo
-
勇敢なフアンJuan Bravoの像
スペイン王カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)の絶対主義支配に対するスペイン都市の反乱(コムネロスの反乱)のときの英雄。捕らえられ斬首刑となった。 -
Casa de los Picos
15世紀後半に建てられたそう。 -
セゴビアのランドマーク、水道橋!!
紀元1世紀ごろに造られ、スペインの水道橋としては最大の規模。全長728m -
17キロ先から水を引いてくるのに使われたらしい。
石を積み上げただけでセメント類などは使われていない。
素晴らしきローマの技術や。 -
水道橋のまん前にある豚の丸焼き(cochinillo)のお店へ。
セゴビア名物らしい。
値段も高いし(30ユーロ近かったか)、中国人観光客ばかりが店に吸い込まれていくのを見て、「ここ大丈夫か?」としばし入店を考えた。
でも、調べておいた他の店はもっと高かったので、ここに決めた。
でも、他の店はもっとサイズが大きかったのかもしれない。
念のために他のお店もここに書いておきます。
Restaurante José María
Calle Cronista Lecea, 11, 40001 Segovia, Spain
地元民の客のいない店もどうかと思って・・・。メソン デ カンディド 地元の料理
-
店内は結構大きくて、5階ぐらいまであるようでした。
メソン デ カンディド 地元の料理
-
中国人ばかり店内に吸い込まれていくをみたけど、ちゃんとエレガントな客もいました。この二人とっても格好良かったです。ワインをボトルで、前菜も頼んでいて、スマートな食事をしていました。
メソン デ カンディド 地元の料理
-
運ばれてきたもの。グロイです。
爪、見たくなかった・・・
ますます食欲が減退していきます・・・。
それにしても、ヨーロッパ人はグリルした肉に汁をかけるのがお好きメソン デ カンディド 地元の料理
-
5ヶ月までミルクのみで育てるので、肉がとても柔らかいんだそうです。
豚肉のずしんとくる濃さがまったくない!!
ひたすらやわらかく、お腹にたまらない。
食べた後もまだ物足りないような、さっぱりとした食感。
これはいいのか、悪いのか?
まあ、ここの文化だということなのだろう。
・・・豚肉の好きな私としては これは豚肉じゃないと言いたかった・・・メソン デ カンディド 地元の料理
-
店を出てら、また水道橋。
ローマファンの夫は 「これこそが芸術だ」と何度も口にしております。 -
高台に上ってパチリ。
-
反対側からもパチリ。
この後、訪れるほぼ全ての町で水道橋を見ることとなります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- churros さん 2017/02/17 11:43:19
- はじめまして。
- !Hola!solさん、初めまして。
アルカサルの改修工事きれいに終わっていますね、昨年6月に訪れた時には足場が組んであって、写真写りが悪くてたくさん撮らなかったのですが、今年5月にちょっくら行ってみましょうかね〜、マドリーに一週間は少もてあましますものね〜。
私は「カンディド」派なのですが、「ホセ・マリア」も良いようですね、中国人が多いのが減点ですが、お味はいかがでした?。
3000キロはきつくなかったですか?、この間パンプローナからレオンまでビシクレタで走ったのですが、スペインはイイですね〜。
続きの旅行記拝見させて頂きます。
churros
- solさん からの返信 2017/02/20 07:19:46
- RE: はじめまして。
- Churrosさん初めまして!
アルカサル素敵ですね!今まで色々なお城を見学しましたが,ここが一番好きでした!!いかにも中世の雰囲気が一番出ていますよね.
スペインは今回3回目で,1度目はマドリッド,2度目はバルセロナでしたが,今回が断然面白かったです.スペインらしさは都会じゃないところにあるのですね.
豚の味は...あの薄い味が豚っぽくなくて,ちょっと躊躇してしまいました.最後に豚臭さもあって,ちょっぴり苦手でした.豚はやっぱり日本で食べるようなしっかりした味が好きです.まあ,食文化ですから,ヨーロッパの人のお好みなのですものね.
実はブラジルに20年以上住んでおりますので,長距離の運転は珍しいことではないんですよ.となりの州に行くのに7,8時間かかる国ですから,ヨーロッパは楽勝です.だって,先進国ですから,道路もきちんと整備されていて完璧でしたよ.ただ,選んだ車が最悪でした(汗
ほんと,スペインはいいですね.虜になってしまいました!また行きたいです.
これからチュロスさんのところにお邪魔させていただきますね!
(ちなみにブラジルではチュロスはシューホスと呼ばれ,町でよく見かけることができます)
sol
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
74