2017/02/06 - 2017/02/06
187位(同エリア822件中)
solさん
セビリアまで来たんだから、メスキッタも見てみたい!と思い、思い切ってコルドバまでも足を伸ばしてみました。セヴィリアからわずか1時間半の距離なのに、ずいぶん雰囲気が違います。
大都会、大観光地のにぎやか且つ華やかなセヴィリアと違い、
流れの緩やかなグアルダキビル川の向こうにうす黄色く存在する、こじんまりとした印象のコルドバ。
懐かしいような暖かいような・・・
*コルドバについて
コルドバは 古代ローマ時代、属州ヒスパーニア・バエティカの首都だった。
のちに西ゴート王国に支配され、6世紀には東ローマ帝国の領土となったこともある。
711年、イスラム教徒に西ゴート王国が征服された。
756年に成立した後ウマイヤ朝はコルドバを首都とした。
10世紀にアブド・アッラフマーン3世とハカム2世の治世下で繁栄をとげ、大図書館が建てられて多くの学者が輩出され、10世紀には世界最大の人口を持つ都市となった。
1236年6月29日、キリスト勢力のカスティーリャ王国のフェルナンド3世に征服された。
15世紀末、レコンキスタが完了するとイスラム勢力がイベリア半島から追われ、メスキータにはカトリック教会部分が増築された。
*ポルトからスペインをぐるっと南下してリスボン旅*
旅行記です。よろしければ、ご覧になってください。
→のーんびりポルト
Porto
https://4travel.jp/travelogue/11215506
→大学の町コインブラ
https://4travel.jp/travelogue/11215574
→ここからポルトガルが始まったギマラエスラ&祈りの町ブラガ
http://4travel.jp/travelogue/11215598
→宗教色がここちよいサンチアゴでコンポステーラ
Santiago de Compostela
https://4travel.jp/travelogue/11215616
→大学と歴史の古くて若い街サラマンカ
Salamanca
https://4travel.jp/travelogue/11215651
→中世どっぷりアヴィラ&セゴヴィア
Avila & Segovia
https://4travel.jp/travelogue/11215831
→中世のままとりのこされたようなカセレス
Caceres
https://4travel.jp/travelogue/11216050
→オレンジとアラブのとにかく陽気なセヴィリア
Sevilla
http://4travel.jp/travelogue/11216060
→白い小路とメスキッタのコルドバ
Cordoba
https://4travel.jp/travelogue/11216643
→コウノトリとローマのメリダ
Merida
https://4travel.jp/travelogue/11217434
→白い旧市街と食のエヴォラ
Evora
https://4travel.jp/travelogue/11217835
Sintra
製作中
奇跡と祈りのファッチマ
Fatima
https://4travel.jp/travelogue/11217888
ポルトガル唯一の都会リスボン
Lisboa
https://4travel.jp/travelogue/11218084
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
PR
-
今回のドライブ旅行ではホテルの朝食プランを利用しませんでした。
というのがポルトガルやスペインのホテルの朝食の時間は遅く、8、9時にスタート。
それからトイレを済ませて出発となると、すべてが遅くなってしまいます。
で、高速道路のサービスエリアで朝食をとる、というパターンになったのですが、それが最高!!
街が変われば習慣も変わり、パンの種類も変わるのです。
値段も安く、普通の人の食生活が体験できます。
ホテルだと朝食は立派ですが、どこへ行っても大体同じようなメニュー。
スペインのサービスエリアの朝食は ほんっとおもしろかった!!
カウンターにはハムのパテ、肝臓のパテ
トマトソースのパテなど、いろんな変わったものが置かれていて、自由にパンにつけて食べます。
コーヒーもガラスのコップ入り。
これはブラジルと同じです。
ブラジルの朝ごはんにコーヒーがガラスのコップに入れられてくる習慣はここら辺からきたのかな? -
コルドバに着き、ホテルにチェックイン後、すぐにメスキータへ。
コルドバではメスキータ横のホテルに滞在。
大きいホテルチェーンなのか、メスキータの反対側にも同じチェーンのホテルがある。
駐車場がついていて、確か料金がいらなかったか、いっても2ユーロ程度、24時間何度でも出入りが出来、とても便利だった。
この辺は道が狭く、特にメスキータの隣の道は許可のある車しか出入りできない。
宿泊客は受付に車のナンバー情報を伝えておくと、この辺に車で乗り入れても罰金は科せられない。
部屋も広くきれいで、バスタブもついていて、お勧めです。
Eurostars Conquistador
Calle Magistral González Francés, 15-17, 14003 Córdoba, Spainユーロスターズ コンキスタドール ホテル
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メスキータ内部。「円柱の森」
携帯のカメラで撮ったので、色味が少し変わってしまうことが残念。
実際は幻想的な色でとても雰囲気があるのですが。メスキータ 寺院・教会
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メスキータ (Mezquita) は「モスク」(ひざまずく場所)、ムスリム(回教徒)の礼拝堂の意。
スペインに現存する唯一の大モスク。
アブドールラフマン1世によって建設が始められた。
この地には以前ローマ神殿、西ゴート王国時代にはカトリックの聖ヴィアンテ教会があった神聖な場所だった。 -
ウマイヤ朝のころは この聖ビセンテ教会はイスラム教のモスクとしても使用されるようになり、のち8世紀末にはイスラム教徒がキリスト教徒から聖ビセンテ教会を完全に買い取り、新たにモスクの建造を開始。
10世紀末に拡張工事が行われ、数万人を収容することが出来る巨大モスクが完成。
13世紀にレコンキスタによってカスティージャ王国がコルドバを再征服すると、コルドバの巨大モスクはカトリック教会の教会堂に転用される。
という訳で、最初はローマ神殿~>カトリック教会~>カトリックとイスラム教の併用~>モスク~>モスク拡大工事~>カトリック教会 -
ここを見ると、モスク
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ここもイスラム建築
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でも、カトリック教会として機能。
すごーーく不思議な寺院です。 -
天井はカトリック、
下はイスラム。 -
中央を見るとイスラム
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内部壁側を見ると 各聖人を祭る小部屋がぎっしり!
ここへ行けば、必ずお目当ての聖人、及び 複数の聖人にお祈りできる・・・。
信者にも教会側にもホクホクの巨大教会 -
最後の晩餐の絵を いろんな国バージョンで見るのが好きです。
また違うのに出会えた。 -
最終的には16世紀、スペイン王カルロス1世(神聖ローマ皇帝としてはカール5世)の治世にモスク中央部にゴシック様式とルネサンス様式の折衷の教会堂が建設された。
この写真ですね。 -
オレンジの木の中庭
あの塔には・・・登りませんでした。無料で登れるようですが、前日 セビリアのヒラルダの塔で散々な思いをしたので(エッフェル塔が出来るまで一番高かった。途中でやめたくなった)、登りたくなかった(笑 -
メスキータの周りはにぎやかなお土産屋どおりになっていて、こんなお店がいっぱい。
中にはトルコのみやげ物を売ってる店もあって、それは違うだろと思った。
数年前にトルコに行ったので、トルコ土産は一発でわかった。 -
レストランの入り口。私は行きませんでしたが。
候補の一つではあったのですが、まだ開いていなかったので。 -
モスク裏はユダヤ人街なので、こんな小路が。
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建物は入り口の奥に 大抵中庭があるようです。
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お昼は ここにしました!!
お店の雰囲気が良かったのと、メスキータから少しはなれているので値段も良心的でした。
内装もこんなに素敵です。
Restaurante El Churrasco
Calle Romero, 16, 14003 Córdoba, Spainエル チュラスコ 地元の料理
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入り口に大きなショーケースがあり、きれいな肉の塊が並べられています。
奥のパティオに案内されました。
こんなに素敵。
開店の13時すぐに入店したので、お客はまばら。エル チュラスコ 地元の料理
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パヒジャーダ(ミックスグリル)を頼みました。
こんな風にお皿に盛り付けられていました。
二種類のソースも一緒に。
これがうまいのなんのって!!
「幸せ、幸せ」となんども言いながら食べてました。
ブラジルに住んでいるので、美味しい肉を食べるチャンスも多い私ですが、程よくやわらかく、肉がジューシー。
スペインは肉とワインが とても美味しいです。ブラジルの肉よりも好きです。
この日はビールを注文しましたが、ビールもおいしかった。
このお店は 超超超お勧めです!!!!エル チュラスコ 地元の料理
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レストランの店構え。
普通の家っぽいのがまたいい。
中に入ると、雰囲気が違うのに。エル チュラスコ 地元の料理
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写真を撮ったときはまだ開店前
隣に素敵な地元ワインやオリーブなどを売る素敵なセレクトショップもありますよ。エル チュラスコ 地元の料理
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そのレストラン横のセレクトショップ。
地元ワインとパテを購入しました。
コルドバの辺の白ワインが有名だそうです。 -
昼食に舌鼓を打ったあと、小路を散策。
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どの建物も 中庭があります。
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狭い道がつづきます。
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こんな明るくかわいいイメージが私の中であります。コルドバ
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Murallas y Puertas de Almodovar
Puerta de Almodóvar の 壁の外へ出ました。
散歩道になっています。 -
「ユダヤ人の道」という名の道を歩きます。
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保護色のねこちゃん
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「ユダヤ人の道」を通っていたら、アクセサリーを売っているという建物があったので入ってみることに。
特にめぼしいものはなかったのですが、雰囲気が素敵。
ちょっとここで写真を撮りたかったのですが、若いお嬢さんたちが独占状態。
あまりにもかわいいので、こっちのほうがいいか!と こっそり彼女たちの写真を撮らせてもらいました(笑
自分・・・すっかりおばはんになったなあと思う瞬間・・・(汗ソコ 専門店
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土産屋。
娘になんちゃってフラメンコ衣装を購入したのみで、自分へのお土産はもっぱら原地ワインですわ!(照 -
どうしても撮っちゃう、素敵な門や中庭
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シエスタ時間は 絶好の写真タイム
シエスタ時間は無料の路駐タイム
と、シエスタのいいとこ探し。
そうでもしなきゃ、シエスタ時間に急にチュロスが食べたくなっても、食べられないという憤りが収拾できない・・・・
シエスタ時間さえなけりゃ、旅行中もっとチュロス食べれてたはず。ふん!!
コルドバでも食べられなかった・・・ -
アルカサルへ向かうが月曜は閉館。がーん。
残念だったけど、ちょっとほっとした。
・・・というのも、かなり疲れていたから。
コルドバにいるのはこの日一日だけだったので、行かないわけには行かなかった。
やりのこしたことがあれば 次回ここへ来る楽しみができる。
最近はそういう風に考えるようになりました。アルカサル (コルドバ) 城・宮殿
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イスラム時代の宮殿のあとにアルフォンソ11世により建てられた城。
アルカサルはイスラーム建築の影響がつよいが、じつはキリスト教の支配下に入ってから建設された。
初めここには、西ゴート王国の要塞が存在していた。
ウマイヤ朝の攻撃により、西ゴート王国が滅亡すると、ウマイヤ朝によって要塞が再建された。
アッバース朝の攻撃により、ウマイヤ朝が滅亡すると、ウマイヤ朝の一族であるアブド・アッラフマーン1世はコルドバに逃れた。
アブド・アッラフマーン1世の後継者たちは、コルドバでカリフ権を宣言し、西ゴート時代の要塞を自らの王宮として用いた。コルドバは、国際的、政治的、文化的中心となり、繁栄を極めた。ムーア人は、浴場、庭園、当時の西欧世界では最大規模の図書館を王宮に併設、拡張した。グアダルキビール川には水車群が建設され、庭園に水を供給した。
1236年、レコンキスタが本格化し、コルドバがキリスト教勢力の手によって陥落した。アルフォンソ11世は今日に残るアルカサルの建設をかつての要塞跡に開始した。ムーア人のアルカサルは一部しか保存されていない。
1489年、ボアブディルが再度、スペインに対して反旗を翻
すと、スペイン軍はグラナダに兵を進め、1492年、レコンキスタが完了した。
イザベル女王とフェルナンド2世の時代になると異端審問の場、グラナダに首都を置くナスル朝の攻撃拠点、その後、要塞、刑務所として使われたりした。アルカサル (コルドバ) 城・宮殿
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ローマ橋。美しい
ローマ橋 建造物
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「プエンテ」アラブの城壁の一部だった。
ローマ橋 建造物
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奥に見えるのが カラオーラの塔 (Torre de la Calahorra)
このローマ橋を守るために12世紀末に建てられました。
奥に 街の守護聖人であるラファエルの石像が佇んでいます。 -
メスキータの辺に戻ってきました。
外の門 -
ユダヤ人街を通って、コルドバの繁華街に向かう予定。
途中で通った、お花の多い小路。 -
セヴィリアではフラメンコは有料のところばかりですが、ここコルドバでは食事をすればフラメンコが無料で見られるところが多くあります。
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街中に出ました。
テンディーリャス広場 広場・公園
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Templo Romano
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遺跡にお決まりの猫
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必ず猫がいるんだよな、遺跡には
守り神かな -
こんな道に出ました。
どこかで見たことがあるような懐かしい雰囲気の道。
アルゼンチンっぽい -
どこの国にも駄菓子屋ってあるんだなあ。
いいな。 -
Plaza de la Corredera
マヨール広場的なここ。
お店もちょっと廃れているような雰囲気。
庶民的な雰囲気。 -
Plaza de la Corredera
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Plaza de la Corredera
レトロでいいですね。コルドバのタバコ屋さん。 -
plaza del porto
ポルト広場に出ました。
噴水と小さなオベリスクのある広場です。
この建物は美術館です。
Museo de Bellas Artes de Córdoba
コルドバ美術館
滞在日数がもう少しあれば、行ってみたかったな。 -
ポルト広場のオベリスク
月が見えます -
まっすぐ行って、川まで出ました。
この川岸に生えた木にぎっしりと野鳥がとまっています。
水の流れがとてもゆっくりで、やすらぐ雰囲気をかもし出しています。
この川のゆったりとした雰囲気もコルドバの旅情をかき立てます。 -
川の道の前のカフェ。
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街角のカフェ
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夕食は地元の人気レストラン サリナスへ。
ここへくれば地元の名産が安く食べられます。
これはフラメンキーネス。
どこのレストランのメニューでも この料理の写真をよく見ます。
ハムと肉とチーズを巻いて、フライしたもの。タベルナ サリナス 地元の料理
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セビリャで食べて虜になった 冷製スープサルモレジョ。
トマトスープにパンを入れてミキサーにかけたものらしいけど、ほんの少し酸味のあるスープとハムの食感との絶妙な組み合わせがいいです。タベルナ サリナス 地元の料理
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ここの名物ケーキらしいですが、ちょっとしつこくて好きじゃないです。
タベルナ サリナス 地元の料理
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帰国後 コルドバで購入した特産白ワインとパテ三種を賞味。
キリッと冷やしたさっぱりフルーティな白ワインに 鳩やうずらなどのパテがよく合いましたよ!!
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この旅行記へのコメント (2)
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- churros さん 2017/02/20 11:09:00
- 残念、まだ開いてませんでしたか!
- !Hola!Solさん、?Que tal?。
EL CABALLO ROJOは残念でしたね、コルドバに行くと必ず寄る店なんですよ
ラボ・デ・トロが美味しくてポステレの種類も多いんですよ、次回は是非
開店まで待って召し上がってください、待つだけの価値ありですよ。
コルドバの続きお待ちしています。
churros
- solさん からの返信 2017/02/21 01:17:56
- RE: 残念、まだ開いてませんでしたか!
- そうなんですかあ!
いろんな人がレストランの前を通りながらレストラン名をつぶやいていたり、知られたレストランなのだなとは思いました。
次回は寄る事にしましょう!
でも、私の行ったレストランも スペインで食べたものの中でダントツ一位の美味しさでした!
コルドバは美味しいものだらけなのですね。
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