(3)2016秋・かしまし５人娘の珍道中13日・ハジメマシテの黒い聖母様にお願い事★Day2-1Montserrat探訪

2016/10/04 - 2016/10/16

★写真はMontserrat

姉＋姉ママ友2人＋姉元同級生の大阪在住かしまし4娘は8泊9日。
欧州かしましひとり娘の私は早めに現地に乗り込み3泊、居残り１泊の12泊13日の個人手配の周遊旅。

最初、１人で色々先に見て回り、姉達は放置プレーに使用と持ってたけど、姉からStopが出た。せっかく一緒に旅行するんやから、メインの場所は一緒に見たいと。
それもそうだと納得して、じゃあ１人で火曜～金曜日までの実質4日間はどうする？７日間も滞在するBarcelona。ちょっと郊外に行ってみようかな。

お天気が良さそうなので、山地方にあるMontserrat(モンセラット)に行く事に。午後、帰路にあるLaIglesia de La Colonia Guell
(コロ二アグエル教会)にも寄って、あわよくばどっちも制覇する目論見で出かけるも。。。

エリア モンセラット(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行２日目(水曜日)の朝

きゃーっ！早起きするつもりが、すっかり寝過ごしてしまった。

大慌てで朝ご飯食べて、おやつとお弁当持って出かけるも、予定より１時間遅れ・・別にひとりだし、個人旅行だから良いんだけど、焦る。

Montserratに行くには、Pl.Catalunya駅に行き、FGCカタルーニャ鉄道(Ferrocarrils de la Generalitat de Catalunya)のマンレザ< Manresa >行きのR5に乗車。その後は，ロープウェイもしくは登山鉄道の2通りのルートあり。

ロープウェイ< Aeri >で行く場合は，Aeri de Montserratで乗換。
登山鉄道（クレマジェラ< Cremallera >）で行く場合は，Monistrol de Montserratで乗換なので、下車駅が違うので注意が必要。
私は帰りの乗り継ぎが簡単そうな登山電車でGo！

FGCの時刻表はこちら
http://www.fgc.cat/eng/index.asp

地下鉄からFGCカタルーニャ鉄道への乗り換えは簡単で、自動販売機の前にたつと、どこからか係りのおばさんがどこ行くの？と。取り合えず登山電車利用の往復チケットを難なくゲット。

それにしても何かすごい人？平日の朝なのに、ラッシュ波の人ごみで、ありえない。
どうやら途中駅で大きなイベント(持ってる紙袋から化粧品関係？)があるらしく、臨時列車もバンバン出てるみたい。途中駅までぎゅうぎゅうの電車で辛うじて私は座れてよかった。５つ目ぐらいの駅でサラリーマン？風の人は全て下車。本来ののんびりした郊外行きの電車に戻ったみたい。

電車待ちの間に、オランダから来たお姉さんと知り合い、楽しくお喋りしてたらあっという間に登山鉄道の駅に到着。

オランダのお姉さん。
麓から登るそう。登山にしても靴はペラペラのスニーカー、ナップサップだけで、食料も持ってないって言うし。いやいや、大丈夫？子供でもがっちりとした登山靴を履く国から来た私には衝撃的。

ま、くねくね道は見えるし、３時間ぐらいで登れるわ、上で会いましょう、って言ってしまった。えーと、会えないって思うけど、気をつけて行ってらっしゃい。

FGCの車内はこんな赤い椅子でした。

登山電車でピューとやって来た私は取り合えずInfoで地図をもらい、作戦会議(ひとりやないか、のつっこみはなしで。)

Montserratとはこのギザギザの山(のこぎり山)の意味で、太古の昔に地殻変動で大陸が隆起して出来た岩山の山脈だとか。

Gaudeiがこの山からインスピレーションを受けて、Sagrada Familiaを建てたとかいう話もあるそう。

海抜720メートルののこぎり山に囲まれて、ベネディクト会修道院(El Monasterio de Santa María de Montserrat) は、有名な黒い聖母(Nuestra-Señora de Montserrat）を安置されています。

この修道院はカタロニアで最も有名な巡礼地のひとつであり、フランスのルルドの聖地、サラゴサのエル・ピラル聖堂、及びホセマリア・エスクリバ (San Josemaría Escrivá de Balaguer, 1902 - 1975) が建てたトレシウダ（Torreciudad　アラゴン州ウエスカ県）の聖堂とともに、いわゆる「ルタ・マリアナ」（La Ruta Mariana　マリアの道）を構成。

さて、大聖堂に行きましょう。

修道院付属聖堂は単身廊で、14世紀から1810年代にかけて建設され、1881年、教皇レオ12世によってバシリカの称号が与えられました。そしてファサードが完成したのは 1901年のことです。

黒い聖母（モンセラートの聖母）は、聖堂内陣の主祭壇上に安置されています。素晴らしく豪華な聖堂正面です。

伝承によると、880年、モンセラートの岩山に光を見て近づいた羊飼いの子供たちが、洞の中に聖母子像を見つけました。知らせを受けた司教は、見つかった聖母子像をモンセラートの北十数キロメートルにある都市マンレザ（Manresa　カタルニャ州バルセロナ県）に運ばせようとしましたが、重すぎて運ぶことができなかったので、司教は聖母子像を発見された場所に留め置くべきであると悟りました。

こうして聖母に捧げた隠修士の庵がこの地に設けられ、修道院となったそうです。

聖堂内に入りたい気持ちを抑え、まずは聖母さまに礼拝せねば、と向かって右側の聖母様ご対面列に並びましょう。写真は出てから撮ったもので、私が並んだ午前中はここまで並んでいませんでした。

うーむ、ありがたいお言葉。

並んでる横には豪華な飾りが。

だいたい20人位をまとめてドアの中に入れてくれます。

主祭壇の右手の区切られた道を進んでいきます。

左手は柵で囲われているので、ここに設置されてる物は聖母様へ礼拝する人しか見れないのですね。ありがたい。

素晴らしい聖人の方たちに見守れながら、進んでいきます・・・

黒目の絵が気になります。殉死された方？

主祭壇の右手に差し掛かったら。

神々しい階段をの登り。

お清め？の水があり。

いよいよ聖母様に対面。ここまで30分ぐらい。

ちなみに道院において崇敬を受ける黒い聖母様は、高さ約95ｃｍのポプラの木像で、顔と手足を除いて金箔が施されています。聖母子像は、伝承によると初代教会時代にエルサレムで制作されたとされますが、実際には12世紀の作品で、ロマネスクの聖母子像に特徴的な正面向きの姿です。

天井の飾りも綺麗。いよいよ対面待ちに入ります。

「ラ・モレネタ」または「ラ・モレニタ」（La Moreneta/Morenita　黒い乙女）の愛称で呼ばれる聖母は、幼子イエズスを膝に乗せ、世界（全宇宙）を象徴する球体を右手に持っています。幼子イエズスは右手を挙げて祝福の仕草をし、左手には多数の突起で覆われた球体を載せています。

何をお願いしようか、色々考えてると前の男性がガラスから出てる聖母様の右手にブチュと熱烈なキス！そしてながーいお祈りを。

やっぱり聖母様を前にしたら、煩悩は消え去り、宝くじが当たります様にとか、美人になれますようにとか、下世話な願いは消え去り。

と、言いながら男性のキスの場所を微妙に避けながら、右手にそっと触れさせて頂きながら、頭をたれて願う事はただひとつ。

家族の皆が健康で過ごせます様に・・・

聖母様に対面した後も綺麗な場所を通ります。

因みに聖母様のボディガード？に、若い修道女の方が近くにおられました。
ご苦労様です。

願いを叶えて下さるという聖母様。

私欲に満ちた私の心も洗われた気がして、お会いできて良かった。
長年、信仰されていた方たちの思いも感じました。

出たところにある不思議像。

ここで蝋燭に灯を灯し、今日の日に感謝しました。

聖母対面後は教会の外に出る事になります。

そろそろ少年合唱団の歌が始まるので、バジリカの中に入ります。

13時からの予定で、まだ30分以上前なのに結構席は埋まっています。

あ、聖母様をズームで。

少年合唱団が歌ってくれるのは、日によって違います。
ＨＰで確認を。

http://www.escolania.cat/ca/noticies-i-concerts/quan-cantem/

9歳～14歳までの少年で結成されています。
天使の声、まさに。

あっという間に終わってしまいました。
たぶん10分ぐらい？もう2曲ぐらい聴きたかった。

名残惜しい。
聖母様に会って捨て去った煩悩が、速攻で再び私に戻って来てしまった・・・生きるって事は、煩悩との戦いですね！

写真がたくさんあるので、続きます。

この旅行記へのコメント （4）

• ぶどう畑さん 2017/02/08 21:19:55

  バルセロナからそう遠くない？

  ユリアさん
  
  ぶどう畑です。
  風邪で１週間寝込んで、旅行記を拝見するのが遅くなりました…。
  
  いらっしゃった修道院、モンセラットといういうのですか？
  それとも地名がモンセラット？
  
  ほかのトラベラーさんの旅行記で見て、世の中にはすごい場所もあるんだなぁと思った場所でした。
  バルセロナからそう遠くない場所にあるというのに驚き！
  
  ひとり旅、そう、気楽さがたまらないですよね。
  友達と南仏を旅行した後、初めて、パリに２泊したのが、私の最初のひとり旅。
  計画している時は、大丈夫かな？と心細かったけれど、いざ現地に着いたら、こんなにひとりが楽しいなんて！とウキウキしまくりでした。（笑）
  自分の都合だけで、日程を決められるし、以来、すっかりひとり旅が気に入っていま〜す。

  ユリアさん からの返信 2017/02/09 02:04:49

  RE: バルセロナからそう遠くない？

  ぶどう畑さん。
  
  お風邪、大丈夫ですか？
  今一番寒くて、乾燥してる時期なので、気をつけて下さいね。
  ちなみに欧州？では風邪の引き始めは、喉を暖める為にスカーフをまいて、とにかくハーブティを飲むんですよ。試してみてください。
  
  Montserratは、バルセロナのEspanya駅から郊外行きの電車、FGCで1時間ぐらいの場所に麓の駅があって、登山電車でMontserratの街？まで登ったら行けるので、簡単だし、近いですね。Monstserratは地名でもあり、山の名前でもあり、修道院の名前でもあり、って感じです。
  
  修道院の正式名は、ベネディクト会修道院(El Monasterio de Santa María de Montserrat) 黒い聖母様は(Nuestra-Señora de Montserrat）です。
  
  一人旅は本当に気楽で良いですよね。
  食事の時はちょっぴり淋しいぐらいで、あとは気兼ねする事もなく、自由で楽しいですよね。暖かくなったら、また一人旅、計画したくなります。

• akikoさん 2017/02/04 17:58:05

  黒いマリアさま

  ユリアさん、こんにちは〜
  
  モンセラットを訪れてこられたそうですね。
  モンセラットのあのような山腹によく修道院などができたと
  思いませんでしたか？本当に驚きですよね！！
  
  それに、なんと黒いマリアさまの前まで行かたのだとか・・・　
  よかったですね〜〜　私もたくさんの奇跡を起こしたという黒い
  マリアさまをこの目で見たいと思い訪れましたが、長い列ができ
  ていて断念。大聖堂の後ろから望遠レンズを覗いただけに終わり
  ました。
  
  黒いマリアさまのところに行き、お願いをするのはもちろんですが
  そこへ行くまでの煌びやかな階段やマリアさまがおられる場所も
  ぐるりと見てみたかったです。きっと素晴らしかったでしょうね？
  
  お願い事は私も何にしようといろいろ考えていました。でもやはり
  ユリアさんがそうであったように、結局、一番の願いは自分も含め
  家族の健康ですよね。わかります！！
  
  少年合唱団の天使の歌声も聞かれたのですね。とても良い思い出に
  なりましたねー☆☆
  
  akiko

  ユリアさん からの返信 2017/02/07 05:44:19

  RE: 黒いマリアさま

  akikoさん。こんにちは。
  
  黒いマリア様は、やはりありがたい感じで、長い間、深い信仰を受けてる方？って本当に神聖な気持ちになりました。
  そうなんです。ガイド本にはないですけど、たどり着くまでの聖堂の中も素晴らしくて、これは行って見ないと分からないですね。
  
  お願いは、やはり自分と家族の健康ですよね。
  お金があっても、美人でも心も体も健康でなければね。
  しっかりお願いしてきました。
  
  akikoさんは長い列で残念でしたね。
  でも、きっと遠くからでも願いは聞いていただけると思います。
  心の広いお方ですし。
  
  朝早めか、午後遅めだと待たなくて良いみたいですね。帰りの電車で一緒になったドイツ人女性は3時過ぎで全然待たなかったそうです。
  
  私は1人だとついつい色んな場所で長居をしてしまったり、疲れてもう良いか、と根性なしになってしまうので、皆さんの様に沢山観光できないんです。でも、それでも良いかなぁ、などと開き直ってます。
  
  ユリア