愛犬と共に～温根湯温泉・大江本家～

2017/01/10 - 2017/01/11

　年末、東京へ紅白歌合戦をみに行こうと往復はがきを25枚くらい送りましたが、当選ならず。さすがに倍率が1000倍では当たりません。この結果、東京行きは消えました。かわりに「愛犬と泊まれる宿」とインターネットで検索したところ、北見市にある温根湯温泉の大江本家が愛犬同伴可とのこと。そこで、年明けに愛犬と共に大江本家に泊まりに行きました。その様子をご覧ください。

エリア 温根湯(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

　生後6カ月の愛犬、マルチーズのあわわです。昨年8月25日、家に来た時は体重が800gでしたが、今では2.1kgになりました。好きな物は、焼き魚、肉、粉ミルクです。散歩は烏が怖くて恐る恐る行きます。鹿児島生まれのせいか、寒さは苦手で、散歩の途中、パパ（私）やママ（妻）の足に抱きついてきます。「薩摩おごじょ」というよりは、甘えん坊の性格です。
　最初は訳が分からずそわそわしていましたが、朝と晩に役場からの防災無線放送が楽しみの一つになりました。

　十勝の足寄に用事があったため、道東道を通って温根湯に向かいました。ちょうど足寄で昼食時の時間帯になりました。あしょろ庵というレストランに入りました。

　十勝といえば、やはり豚丼でしょう。脂がのった豚肉がたまりません。これで800円。いい店を見つけました。

　用事を済ませ、道の駅あしょろ21銀河ホールへ。ここは廃線になったふるさと銀河線の足寄駅を拡幅した施設です。私は、JR池北線の時代に足寄駅に来たことがあります。
　時間はちょうど3時。松山千春の「長い夜」のメロディーが鐘から街に流れました。足寄といえば、松山千春、鈴木宗男の出身地です。

　道の駅でママ（妻）とあわわは散歩しました。あわわ、階段の昇り降りができるようになりました。

　松山千春の家に行ってみました。国道に看板が出ていますが、足寄小学校をめざすといいでしょう。
　余談ですが、私のカラオケの十八番は、「大空と大地の中で」なんです。

　足寄町から国道242号を北見方面に北上し、陸別町にやって来ました。道の駅オーロラタウン93りくべつです。気温は-6℃で、車を降りた瞬間、しばれを感じました。
　そうそう、陸別町は寒いことで有名な街ですが、道内で最も海から遠い自治体でもあるようです。

　陸別の道の駅は、かつての陸別駅跡です。ふるさと銀河線で使われていた車両が展示されています。

　明るいうちに大江本家に入りたかったのですが、寄り道が過ぎたため、暗くなっての到着でした。
　大江本家では、ペットの入館料が2,160円かかります。食事で部屋を不在にする時、職員が布団を敷くため、愛犬をハウスに入れなければなりません。それ以外であれば、部屋の中では自由にさせてよいとのことです。

　さあ、夕餉です。写真中央の白花豆が北見らしいです。白花豆はピクルスでした。ちなみに白花豆の生産は、北見が日本一とのこと。

　刺身。

　和風ポトフ。温泉ホテルの夕食にポトフとは珍しい気がします。

　鱈の甘酢餡かけ。

　陶板焼きは牛肉でした。ゆっくり夕食を楽しみました。そして、牛肉や鶏肉を少しあわわのためによっこしました。

　昨年9月、「鮭捕り物語」にあわわが登場していますが、紋別に行く車中、あわわはずっと大騒ぎしました。今思うと、あの頃、あわわにとって車に乗るということは、どこかに連れていかれ、引き離される恐怖だったのかと思います。生後間もなく親から離され、鹿児島から北海道まで売られてきました。そんなトラウマがあったのかもしれません。
　今は、一緒に連れて行ってもらえるとわかったようで、助手席の妻の膝の上で景色を眺めたりして寛いでいます。

　ごっっおをもらい、すっかり部屋でも寛いでいます。いや、おだっています。
　愛犬と泊まれる宿、道内でも結構あるようです。北湯沢温泉のホロホロ山荘もそんな一つです。この旅行記の意図の一つに、ペット連れで温泉に行くための参考になればとの願いがあります。あわわが粗相をしないように、室内や車内ではずっとおむつをしています。

　あわわのことばかりになってしまいましたが、温根湯温泉の紹介です。泉質は単純硫黄泉でpH9.1です。大浴場に入ると硫黄のにおいがしてきます。オホーツク地方の奥座敷的存在かと思います。

　大江本家の前には、無加川が流れており、鴨が泳いでいました。

　朝食です。北見のB級グルメである塩焼きそばがありました。味噌汁の海藻はあおさ。最近、道内でもよく見られるようになりました。

　大江本家の外観です。かつて留辺蘂町温根湯でしたが、市町村合併で留辺蘂は北見市の一部になりました。

　北見ハッカ記念館に来ました。北見といえば、昔はハッカの産地で有名だったそうです。
　昭和初期、北見地方に住んでいた祖母は、大事にハッカの苗を持ち歩き、転居先で植えたそうです。どれほど北見地区の人たちにとって大事だったかがわかります。

　記念館の隣の蒸留館では、ハッカからハッカ油を取り出す作業が見られます。北見のハッカですが、今は化学合成のメンソール等に押され、商業として栽培する農家は皆無で、玉葱栽培が盛んな地域になりました。

　ピアソン記念館行きました。大正時代、北見に入ってきたアメリカ人宣教師の館です。

　北見から遠軽を通り、紋別道を通って上川町へ。白滝付近では、強風と地吹雪で運転が怖かったです。
　上川町も強風で、沙羅ちゃんの幟の揺れから、風の強さが想像できるでしょう。

　きよしというラーメン店で私は左の正油味の野菜ラーメン、妻は右の味噌バターラーメンをいただきました。さすが上川町はラーメン日本一を謳う街です。しょっぱからず脂っこすぎず、美味しくいただき、自宅に帰って来ました。

この旅行記へのコメント （4）

• S...t...e...Pha...n...i...Eさん 2017/01/13 19:16:00

  あわわちゃん♪

  マプトさん、こんばんはー！
  
  あわわちゃんとの温泉旅行、いいですね！
  すごく大切にされてるんやなぁって感じました^^
  あわわちゃん可愛いですねー(*´∀｀)
  メロメロですね(笑)
  うちのワンコも元気な時は一緒にお泊まりも行きました。車が大好きで、外を歩くのが嫌いな変な子で、ちょっと大変でしたがw
  
  温根湯温泉、すごく良さそうですね～
  留辺蘂、北見は通過しかしてないので、また途中下車しなくては。。。
  
  最後のラーメンもめっちゃ美味しそう(*^^*)
  ますます北海道行きたくなっちゃいました！
  
  ステファニー

  マプトさん からの返信 2017/01/13 21:50:01

  RE: あわわちゃん♪

  おばんでございます。
  今朝、石勝線が通る占冠は、マイナス29℃。明日の予報では、名寄の最低気温はマイナス29度となっています。
  
  伝言、ありがとうございました。去年8月末にあわわが家に来てから、賑やかになりました。ペットショップに行って他の犬を見ても、「うちのが一番美人だな」と妻と2人で言い、親バカになってしまっています。
  
  温根湯良かったですよ。留辺蘂駅からバスが出ています。ただ、留辺蘂、美幌は石北線の主要駅でありながら、無人化されてしまいました。
  
  道内はこれから札幌や旭川の雪まつり、層雲峡では氷瀑祭りといった冬のイベントが目白押し。またいらしてください。

• あおぞらさん 2017/01/12 22:35:55

  今年もよろしくお願いします

  マプトさん こんばんは
  
  ２０１７年 第一弾の旅行記、楽しく拝見しました
  
  北見にある素晴らしい温根湯温泉・大江本家へのご滞在記録と
  あわわちゃんのご成長報告の二本立てで、読み応えありました！
  
  何と言っても、あわわちゃん可愛い〜
  
  マプトさんのご家族として迎えられた今では、
  とっても大きくなられたし
  階段の上り下りも出来るようになったなんて、すご〜い♪
  
  寒さが苦手との事ですが、おしゃれなウエア〜で乗り越えてね
  そして お散歩で出会う鳥さんも苦手ですか、そうね怖いですよね〜空飛ぶし。。
  
  でもでも大好きなパパ（マプトさん）とママ（奥様）に愛され支えられて
  素敵な温泉旅行に行けて、もう皆さまが お幸せな一年のスタートですネ
  
  雪がたくさん積っていて 寒そうな景色もありましたが
  ご家族揃って楽しいご旅行の様子を拝見して、すっかり温かい気持ちになりました
  
  あおぞら
  
  
  
  

  マプトさん からの返信 2017/01/12 22:54:14

  RE: 今年もよろしくお願いします

  おばんでございました。
  温根湯編、読んでいただいてありがとうございます。
  あわわが来てから、生活が変わりました。早く帰宅したくなりました。
  車の音で分かるのでしょうか、家の中に入ったらあわわが尻尾をフリフリして駆け寄ってくるんです。すっかり家族になりました。温泉ではおむつをさせました。実はあのおむつに細工がありまして、妻が女性用生理用品を半分に切って入れています。おむつ事態をを汚さずナプキンだけ取り換えればよいように。極小型犬のおむつはなかなかないものでして。
  
  犬にも感情があるんですね。怒られたら涙を浮かべますし、怒った表情をしますし。時には唸ることもあります。どうやらこれからの旅は、あわわも同行になりそうです。