2014/09/08 - 2014/09/25
43位(同エリア374件中)
ほいみさん
雨の中、何とか馬に助けてもらって、5合目?のガンガリアに着いた。
翌日は、標高4238mのヘムクンド湖を往復の予定。
ヘムクンドはシーク教の聖地なので、チャールダーム(四大聖地)ではないが、私は仏教徒(たぶん)なので、野次馬根性で行って来る。
表紙写真はヘムクンド湖と、聖なる花「サウスレア」
2016年にアップした日記の再編集版です。写真を大幅に増やしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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昨日、雨の中たどり着いたガンガリアは標高3000m。目指すヘムクンドは標高4328m。3000mから1300mの標高差を一気に登ると、経験的には高山病に陥る可能性が高いが、単純な上りみたいなので、症状が出たら降りれば大丈夫。
と、覚悟を決めて出発するつもりでいたら、ここまで一緒だったインド人のアショカが、「馬で行こう、君の馬も用意しといた」
だよね?・・・馬がいるなら、わざわざ歩いてダルい思いをすることはないよね。歩いて登れば偉いってもんじゃない、どうせ異教徒だし・・・とか言い訳を考える。
馬の左耳の、ちょっと先にガンガリアの集落が見える。 -
小雨の中、インド人も犬も(この表現はイカンか?)一生懸命歩いている。
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この辺りの馬は公定価格が明示されているので、そんなにボラれることは無い様だが、インド人が公定価格で利用するとも思えない。
馬は荷物を運んだりもするので大活躍。
排ガスも出さないので環境には優しいが、ここも道はうんちだらけ。 -
道の補修工事をやっているのは、ネパール人の労働者。
ここに限らず、大都市でもネパール人が重労働している。 -
一瞬、雲が切れた。
凄いところを歩いてるんだ・・・馬が。
ネパール人が復旧工事をしていた。 -
あれ・・・あの青い花は??
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お?・・ブルーポピーじゃん。
青いケシ。
実は初めて見た・・・雨に叩かれて情けない姿だけど。
アショカの話だと、「そんなのいくらでも咲いてるよ」 -
なるほど、この先は普通に咲いてた。
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ハート形の青空が・・・縁起がいいのか?
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ヘムクンド寺院の馬止?
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着いたよ~・・・ヘムクンド湖
3時間半掛かって、聖地ヘムクンド湖に到着。
徒歩だったら、5-6時間ってこと??
馬で良かった! -
ガードマン?
https://youtu.be/MjLNXg9ROIc
ヘムクンド池・・じゃなくて湖の全景。 -
あれれ…手を合わせていいんだっけ?
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内部
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丁度昼時に着いたら、無料ご飯が配られていた。
こういう善意は受けなきゃ、かえって失礼になる・・・腹も減ってたし。 -
キッチンかなぁ
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ここの関係者なんだけど、一緒に食べよ~・・・ってスタッフルームに入れてくれた。
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スマホが楽しいお年ごろ?
20枚は撮られたぞ!
何処に貼られたことやら。 -
作ってるところや片付けているところは、見ない方がいいかもね。
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まだ撮るか~
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昨年の水害以降、ヘムクンドも閑散としてしまったそうな。
寺院のスタッフたちを集めて記念撮影。
https://youtu.be/1GnFXzNXX0k
どんなに派手になってしまうのか、これから先が心配。
寺院の社務所?にも入らせてもらったが・・・
https://youtu.be/oXfp1G2_Qj8 -
せっかくだから、ヘムクンド湖を一周してみましょ。
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シーク教の聖花、サウスレア
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アショカは写真が趣味なんだけど、スマホ?しか持ってない。
日本製の一眼レフは憧れさ・・・というので、私のEOSkiss7を貸して上げたら大喜び。 -
お陰で、とても楽しい写真が撮れた‥・予備のコンデジで撮りました。
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と、思ってたら・・・気を効かせて私も撮ってくれてた。
ところで、私が背負ってるカッコ悪いリュックは、アマゾンで買った通学用4500円。使い易いが背負い難い。この後、2回ほど海外に連れ出したが、歩く旅には不向き。 -
ヘムクンド湖の奥の方かな?
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アショカが撮った写真の1枚・・・
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上手いってわけじゃないんだね。
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写真データは帰国後、CDにコピーして送って上げた。
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聖なる花「サウスレア」とヘムクンド寺院
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サウスレア(Saussurea obvallata)はキク科トウヒレン属
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ちょっと分解してみる?
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中に何を隠してるのかな?
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貴重な花かと思ってたら・・
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やたら咲いてた。
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天気が良ければヒマラヤも見えるらしいが、回復の見込みは無さそう。
午後からは雨になり易いというので、どんどん降りよう。 -
写真はアショカ。
私はもう少し細い。 -
下りは2時間も掛からないという。
そうなると、私の「急ぎ虫」が暴れ出す。
このまま行けば、15時にはガンガリアに着く。
そのままバス路線が走ってるゴビンダガードまで下りちゃえば、お湯が出るホテルに泊まれる! -
ガンガリアまで降りて来た。
本来なら、ここから世界遺産「花の谷」に行くべきなのだが、やはり道が崩落しているところもあって問題がありそう。天気も悪いし・・・とか自分なりに理屈を付けて、麓まで下ってしまうことにした。
アショカ曰く「まったく、日本人はせっかちだ!」
馬子に20円カッパを買って上げた。 -
例の20円カッパは究極の使い捨て。
ショルダーバッグを掛けたまま着ようと思ったが、どうにも上手く行かない。
着直すと破れてしまいそうなので、このまま出発。
下は防寒を兼ねて薄いレインパンツを持っていて助かった。
下りもずっと雨。
写真を撮れなくて退屈だった。
ところで、この時代(10年前)のデジカメって、雨に濡らすと直ぐに壊れたよね。 -
ゴビンダガードの馬小屋には17時半に着いた。
ホテルを捜すにしても、ここから幹線道路までは馬のウンチでぐじゅぐじゅになった坂道を登らなければならない。馬子にチップを渡して、ポーターになってもらい先を急いだ。 -
公定料金プラスαを貰ってご機嫌な馬子。
水害の後、お客さんは4分の1以下に減ってしまったんだそうだ。
そういえば、馬で往復している間、野次馬(観光客)は一人も見掛けなかったし、中心地のガンガリアにも誰も泊まっていなかった。 -
かなり疲れていたし、もう18時。
このままゴビンダガードで泊まろうと思ったが、なんとジョシマート行きのバスが停まってるじゃん。この辺りの大都会?ジョシマートまでは、バスで1時間も掛からないはず・・・下りだし!! -
トロピカル風バスで、ジョシマート着。
1000円くらいのホテルに泊まった。
今日は9月13日。
来るときに、スリナガールのホテルの親父が言ってた、「ケダルナートは14日に解禁」という話を信じるならば、明日、このままケダルナートに向かえばピッタシだ。
ケダルナートが14日に解禁になるという話は、途中で何人かに尋ねてみたが、知らないという人と「そうだ」という人が半々だった。インド経験者なら分かると思うが、どっちもアテにならない。自分で行ってみないと本当のことは分からない・・・ってことが、インドを旅行して得られる「有り難い人生教訓」だ。 -
ジョシマートの朝。
昨日は繁華街?でバスを降りてしまったので、バスターミナルが分からない。 -
オジさん? オバさん?に聞いたら、あっち!
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直ぐに、ケダルナートへの分岐点ルドラプラヤグ行きのバスをキャッチ!
運転席の隣を確保。 -
ルドラプラヤグまでは意外と遠くて、途中パンクはするしで、12時30分着。
昼ご飯を食べたら、ケダルナート方面行の乗り合いタクシー。
ウキマート14時30分到着。
ここから先の乗り合いジープが、なかなか出発しない。
乗客に女性が多い場合には、しっかり男女が分かれる。
ただ乗りのヤツもいる。
https://youtu.be/BCwOgNCOunE
ケダルナートへの登り口は、ガウリクンドという村だ。
ガウリクンドへの道は崩れたままだ、回復の見込みは無い・・・と、ほぼ全員一致の答え。え?・・14日に解禁じゃないの??
とりあえず、ガウリクンド方面に出発。
インドはどんな田舎に行っても、ホテルと食堂はあるから安心。
1時間半ほど走って、ソンパルヤグとかいう村に着いて、やっと全体像が掴めた。
洪水の前は、登り口のガウリクンドまでクルマで行けたのだが、洪水で道路が崩落したままなので、今は10km手前のソンプラヤグまでしかクルマは入れない。そこから先の巡礼路(徒歩のみ)が14日(今日)から解禁になる…ということの様だ。
本来の登り口のガウリクンドからケダルナートまでは、片道14kmの山道。往復28km。まぁ、1日で歩けない距離ではない。と思っていたが、それに行きかえり10㎞プラスだと、往復48km??? そりゃ無理。途中1泊だな。
と計画したが、昨年の洪水の破壊力は、何処に行っても日本人感覚の私をあざ笑った。 -
ソンパルヤグで乗り合いタクシーを降りると、ケダルナートに行くなら許可証が必要・・と言われる。そんなの聞いたことないぞ。
警官に言われたんじゃぁしょうがない。
後について、建物に入っていくと・・・・
なに・・この和やかな雰囲気は??
次回は、ついに最後まで残っていたケダルナートを制覇!
しかし、そこで見たものは・・・・
ほいみのチャールダーム最終回は、涙なしでは見られない感動巨編・・・かな?
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この旅行記へのコメント (6)
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- お気楽母娘二人旅さん 2016/07/08 17:26:40
- 涙?
- 馬が大活躍ですネェ〜!ありがたや〜〜!
うんP踏まなくて済むしィ〜!(笑)
昔、1時間乗ったら(歩いただけ)、馬から降りたら足ガタガタになりましたデスぅ(凹)
にしても寺院の天井は、星も降るんですなぁ!(笑)
涙の巨編、楽しみデスっ!
馬は食べないよね〜〜?(笑)
- ほいみさん からの返信 2016/07/08 21:53:47
- RE: 涙?
- インドは基本ベジタリアンです・・・酒もNG。
馬は食べません。
そういえば、馬ってに日本以外で食べたことないかも・・・馬刺しね。
シマウマは食ったぞ・・不味かった。
次回、馬に乗り過ぎて?お尻がどうにもならないほど痛くなったインドオヤジが登場します…参考までに。
次回、涙するのは正直者だけですから、お気楽娘さんは期待しないで下さい。
-
- 猫大好きさん 2016/07/07 21:18:50
- ブルーポピー!
- 山奥へ見に行かなきゃ〜と思っていたけど
そうだったね〜〜植物園に行けば良いのだった
インドの山奥はどう考えても無理
馬に乗ってあんな坂下れません
谷底へ落ちてしまうわ
多分私には胴回りの太い馬がくるし。。。
くろねこだりゅんさん 植物園何処か教えてくださいませ!
アショカさん 親切ね
ほいみさんの馬まで準備してくれて
ついでに値段交渉済みでしたか?
次回の涙無しには見られない編は
キチンと正座してハンカチ片手に拝見しますから!(◎_◎;)
- ほいみさん からの返信 2016/07/07 21:32:56
- RE: ブルーポピー!
- 馬は無理して乗らなくても「歩く」っていう手もあります。
ほとんどの方が歩いてるんですけどね。
この時の旅は、ほんと、インド人に助けられました。
若いころインドを旅してると、毎日「インド人のバカヤロー」って思ってました。それが何時の頃からか、「インド人ってイイヤツが多いじゃん」 って思えるようになったのは、インド人が変わったのではなく、私に心の余裕が出来たのだと思ってます。
あなたはインドに試される・・・!
アショカは本当に真面目でいいヤツでした。
なのに、初日、ガンガリアに着くまでは「怪しいヤツ」って疑っていました・・・ちょっと恥ずかしい。
四大聖地、最後に訪れたケルダナート。
神様?が、なぜ最後に訪れる様に仕組んだのかが分かりました。
-
- くろねこだりゅんさん 2016/07/07 17:35:40
- 青いポピー
- このお花、今年見に行こうと思っていました!
時期を逸してしまったので来年見に行きます〜もちろん国内で植物園です(笑)
日本に咲いている花よりも色が濃いような?
ヘムクンド湖の手前に咲いているお花はサウスレアだと思います。
綺麗な花が咲く理由…
排ガスは無いし、馬さんの落し物で栄養があるからか♪
花を夢中で撮っている姿、自分と重なって思わず吹き出しちゃいました。
今度から周りを気にして撮影することに致します<(_ _)>
- ほいみさん からの返信 2016/07/07 21:19:42
- RE: 青いポピー
- え〜・・ブルーポピーは四川省の四姑娘スークーニャン辺りで見られますから、ぜひ「現地」で見て下さいよ。
写真のブルーポピーは冷たい雨に打たれていたので、あんな風なんでしょうね。サウスレア、了解です。
ヘムクンドの隣、世界遺産「花の谷」は凄いらしいですよ。
同じ様な花が、やたら大きくて背が高く、不思議な世界に迷い込んだみたいだ・・・って、誰かが言ってました。
この時の旅は、連日の雨と、道路崩落でメゲました。
ガンガリアは、花の谷への入り口でもあったんですよね。
今思い出すと、残念です。
あの辺りって、飛行場が無いから、デリーからずっと陸路で行かなきゃならないので、もう行くことないかなぁ。
花の写真を撮る姿って、ヒトそれぞれ面白いです。
私は長時間?屈むのが苦痛なんで、年々、花からは遠ざかっています。
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