ルーマニア・ブルガリア旅行記１０　カザンラク・トラキア人の墓

2016/04/29 - 2016/04/29

少し早めのゴールデンウイークに突入！ということで、
ルーマニア・ブルガリア２ヵ国周遊１０日間のツアーに
参加しました。
２１名の参加者のうち、夫婦が３組、あとは皆さん一人
参加という珍しいメンバー構成。しかも男性一人旅の方が
多くてビックリ！
スペインやイタリア、ドイツ、フランス等メジャーな
旅行先に比べると、まだまだ情報も少ないけど、それだけに
期待にワクワクして参加しました。

ブルガリア２日目はバラの谷カザンクラ。
世界遺産のトラキア人の墓にも足を運ぶ予定です。

エリア カザンラク(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

は〜い。今はここ、ベリコ・タルノボにいますが、
これからこのバルカン山脈を越えて、バラの谷
カザンラクに向かいますよ〜。

共産主義時代を感じさせるアパート。
ところどころに人が住んでいないと思わせる
窓ガラスが割れているところもありました。

壁に描かれた大きな絵。

のどかな風景が続くブルガリアですが、
途中、廃墟になっている工場跡や、アパート等もあり、
取り壊して整備する余裕がないのかなあ〜と
思ってしまうこともありました。

バスを待つ人たち。

かなり寒そうだなあ〜という事がわかると思います。

バスの車窓から

バスの車窓から

バルカン山脈を超える途中、
シブカ峠で休憩。
かなりの寒さです・・・。

たぶん４〜５℃くらい。

カフェやお土産物屋さんが何軒もあります。

シブカ峠で有名なのが水牛のヨーグルト。

ヨーグルトで有名なブルガリアですが、
水牛のヨーグルトが食べられるのはこのあたり
だけとのこと。

中段のガラス瓶に入っているものや、すぐに
食べられるようにプラスチックの入れ物に
はちみつもセットされているものもあります。

購入しているメンバーもいらっしゃいました。

せっかくなので、お店で食べてみることに。
ツアーメンバーの半数以上が並んだので、
お店のお姉さんたちは大忙し。

ねっとり感が普通のヨーグルトより強いですが
酸味は少なく、食べやすく感じました。

美味しかったです(*^o^)v

トルコ・ローマ戦争で犠牲になったローマ兵を
慰霊するために建てられたローマ正教の教会が
見えました。

カザンラクに到着。
最初に訪れたのはバラ博物館。

以前はこのような籠でバラの花を摘んでいたそうです。
真ん中の小さ目な籠で摘み、右の大きな籠に集めて。
今は、ビニール袋に詰めているそうです。合理的なんでしょうが
風情が・・・

ガイドさんの説明だと、
バラの季節にブルガリアを訪れても、みなさんが想像するような
バラ畑は見られません。香水にするバラの花は観賞用のものとは
種類が違いますし、バラは朝４時〜１０時頃、蕾のうちに摘み取る
んです。それが一番香りが高い。１０００本のバラから１ｇ程度しか
バラのエキスは採取できません。
とのことでした。

バラの花を蒸して（？）蒸留する器具

成分等を研究していたのかな？

歴代バラの女王。

横浜市の保土ヶ谷区はソフィアと姉妹都市関係にあり
（どんな共通点があるんだろう？）、バラの花の女王も
何度か訪れているようです。
ちなみに、保土ヶ谷区には横浜国立大学があるので、
ブルガリアからの留学生もいて、バラの女王が訪問した
時には、交流に参加しているようです。

あっ！昨日、ベリコ・タルノボのお土産物屋さんで
買ったバラの香水の入れ物だ。
この形は、昔から使われていたんですね。

蜂が蜜を集めています。

バラの博物館を後にランチに向かいます。

今日のレストランの紙ナプキンには
ブルガリア語が書かれていました。
（日本でも時々、その土地の方言を説明しているのを
見たりしますよね！）

スープ

キュフテと呼ばれるハンバーグのようなお料理

デザートは果物。
美味しかったけど、量が多い・・

たくさん食べた後なので、こんなには食べられないですよね。

レストランの前には、かわいい子供服のお店が。
本当にかわいいドレス！
こんなドレス、いつ着るんだろう。

並んでおもちゃ屋さん。

でも、両方ともお店は閉まっているようでした。

ランチの後でやってきたのは世界遺産のトラキア人の墓

水飲み場？

トラキア人の墳墓の本物は、この建物の奥に
大切に保管されていて、見ることができません。

隣に立つ遺跡は本物かな。

見学できるのは近くにあるとっても良くできた
レプリカだそうで・・・

レプリカであっても、墳墓の中を撮影するには
５レヴァが必要です。

５レヴァ支払って中に入ります。

発見されたフレスコ画が忠実に再現されているとのこと。

墳墓の内部

墳墓の天井画

天井画のアップ

（本物は）紀元前４世紀後半から３世紀の頃のものと
されているそうですが、馬とか、とても
生き生きと描かれています。

女性たちも素敵ですね。

これは結構小さな壺です。
手のひらサイズ。

こっちは水差しのような壺

発掘の際掘り出されたもの。

こちらは両手で支えられるようなデザイン

発見された当時の写真
１９４４年に防空壕を作っているときに
偶然発見されたそうです。

墳墓の見取り図。

日本の前方後円墳に形が似ていますね。

トラキア人の墓を後にバラのお土産物屋
さんに向かいます。

お店の入り口では民族衣装のマネキン人形が
お出迎え。

エプロンやバッグの刺繍が素敵です。

この棚にも年季の入った香水入れが置いてあります。

昔から使っていたものと同じ形なんだ〜と思うと
なんだかお土産に買った甲斐があるように思います。
友達に渡すときに「この形は、むかしから使われて
いたものと同じなんだよ〜」って渡すことができますからね。

こっちは何につかったものでしょう。

隣のお店にはかわいい焼き物が置いてありました。