2016/02/01 - 2016/02/01
210位(同エリア900件中)
ポポポさん
いよいよ息子と2人のイタリア旅行最終日です。最終日は自由行動だったので念願のバチカン博物館に行くことにして、ネットで事前予約しておきました。
当日はたまたま同じツアーの中にバチカンに行かれる予定のご夫婦がいらっしゃったので、タクシーに相乗して一緒に行きました。
博物館には朝9時過ぎに着きましたが、すでに当日券を購入する観光客の入場が始まっていました。
急いで係員にバウチャーを見せて入場。手荷物検査を受けてチケット売り場でチケットを受け取り、博物館に入場してまずピナコテカ(絵画館)から見学をはじめました。
入り口の階段を上がってすぐ右にピナコテカは有りますが、大多数の人は左に進んで行きます。
思ったとおり観光客が少ないです。ラファエロの部屋には観光客はおらず私たちの2人だけでした。
写真を撮るのも邪魔をされることが無く、ストレスを感じることなく絵画の鑑賞ができました。
この博物館の一番の目的は「ラファエロの間」を観賞することと新回廊にある「アウグストゥス初代皇帝の像」にあいに行くことです。
後は順路にしたがって進んで行きましょう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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イタリア最後の朝食です。今日はかなり歩く事になるのでしっかり食べておきましょう。
昨日添乗員さんにタクシーの手配をお願いしたので、タクシーは今朝8時30分にホテルに迎えに来てくれることになっています。
ホテルの目の前にバチカン行きのバス停があるのですが、バスは時間通りに来ないし朝はローマ方面に向かう車で渋滞が予想されるので、タクシーの方がいいだろうとの事でした。
但しタクシーに送迎を依頼した場合はホテルに迎えに来るまでの料金を加算されるし、人数が多いと(4人だと)追加料金を取られるかも知れないと言われていました。
時間通りにホテルを出発しましたが、渋滞はホテルの前からすでに始まっていました。
幸いなことに車の流れはノロノロながらも停車してしまうことは無く、途中からは普通どおりに走り始めバチカンに向かって行きました。
入場時間を10時に予約しているので、渋滞しても十分に間に合います。
バチカン博物館に到着した時は9時をすでに過ぎていました。
タクシーの料金メーターは21ユーロでしたが、運転手から要求されたのは25ユーロでした。理由をイタリア語でしゃべっていましたが、イタリア語はチンプンカンプンで分かりません。
私は分らないので首をかしげるジェスチャーをすると息子が「父さん、人数が多いので追加分を取られたんじゃないの。添乗員さんが追加を取られるかもしれないって言っていたよ。」
「おおそうじゃった。チップと一緒で4ユーロの追加か。」即理解して支払いが終了。
博物館の入り口を見ると、城壁沿いに列を作っていた当日券を購入する一般客が続々と入場しています。
博物館の城壁も、博物館の入り口も、博物館の出口で有名なミケランジェロの門も写真に撮ることを忘れ、一目散に予約者用の入り口へ向かっていました。
振り返るとご一緒したご夫婦も私たちのすぐ後に付いて来られていました。
予約者用の入り口にいた警備員にバウチャーを見せるとすぐに中に入れてもらえました。 -
入り口から入るとすぐに手荷物検査がありました。財布はじめズボンのポケットに入れていたものは全てバッグに入れ替えてチェックを受けます。
昨日、サンピエトロ大聖堂の手荷物検査では外せと言われたベルトは、ここではハ外さなくてもすみました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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手荷物監査を終えて2階に上がるところで係員にバウチャーを見せると1階のチケット売り場でチケットに交換するように言われました。
旅行記では2階でチケットをもらうと書いてありましたがどうやら1階のようです。
そこで写真の売り場窓口でバウチャーを見せてチケットをゲットしました。
ちなみに10時の時間予約でしたが、バウチャーを見せた黒服の係員も売り場窓口のお姉さんも、何も言わずすんなり通してくれました。
なおネットの予約料金は大人一人20ユーロ(入場料金16ユーロ+予約料4ユーロ)でした。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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バチカン博物館のチケットです。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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チケットをもらい、階段を上がって2階の入場口でチケットを見せていよいよ入場です。
この階にはショップがあり日本語のガイドブックをあるそうですが、私を含めて観光客はその時間も惜しいように急いで入り口に殺到します。
朝一番だったのでまだ人数が少なく、殺到は少しオーバーだったかもしれません。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入場すると螺旋階段を上がっていくか、それともエスカレーターを利用するかここで分かれます。
「さあ、どっちにしようか?螺旋階段は去年歩いて上がったんだよね。階段は壁に色々な所蔵品が展示してあってこっちもいいんだけど楽な方がいいかな。」なんて考えていたら息子が「父さん、昨日のガイドさんがいらっしゃるよ。」と声を掛けてきました。
見ると確かに昨日のガイドさんです。今日は別の日本人客のバチカン博物館ツアーのガイドをされるんですね。
「昨日はお世話になりました。ありがとうございました。」と、挨拶しました。
ガイドさんは笑っていらっしゃいましたが特に返事はありませんでした。毎日多くの団体客をガイドされているので、よほどのインパクトがない限り個々の客の顔までは憶えていらっしゃらないのかもしれません。
さて、私達はエスカレーターでア上がることにしました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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この階段を上って右がピナコテカ(絵画館)です。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ピナコテカ(絵画館)の入り口です。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ピナコテカに入りました。
入り口を入ってすぐミケランジェロの「ピエタ」のレピリカがあるはずですが、何処を見渡してもありません。
聖母マリア様の襟元に入れられているミケランジェロの署名を見たかったんですが像が無いのであれば仕方ありません。
諦めて中に入りました。中には韓国の団体ツアー客が韓国人のガイドさんから説明を受けていました。
韓国のツアーではバチカン博物館のツアーは細かく各部屋を巡るようです。
というのも、博物館のあちこちで沢山の韓国の団体ツアー客に出会いましたが、いずれも日本の団体ツアー客がいかないような部屋まで入って詳しく説明していました。
韓国語が分かればその後を付いて行きたいくらいでした。(笑)
高い料金を支払っているのに、日本のツアーだったらタペストリーと地図のギャラリーを見てシスティーナ礼拝堂を見て終わりです。
しかもシスティーナ礼拝堂はものの5〜6分の見学で終わりです「皆さん、立ち止まらないで真っ直ぐ前に進んで下さい。引き返してはいけませんよ。はい、私の側に集まってください。」ガイドさんが事前にシスティーナ礼拝堂の観光の仕方をレクチャーしてくれます。これでバチカン博物館の見学は終了。
前回のツアー旅行のバチカン博物館の観光はこんな具合でした。
それに比べるとなんと韓国のツアーは丁寧なことでしょうか。このピナコテカの説明をされているガイドさんも一つ一つ詳しく説明されていました。
日本のツアー会社は胡坐をかかずにお客様第一に手抜きのツアーをしないよう肝に銘じてほしいです。
いろいろと御託を並べましたが、この絵はジェットとその弟子による「ステファネスキの祭壇画」です。
サン・ピエトロ大聖堂の前身、コンスタンティヌスのバジリカの主祭壇を飾っていた絵です。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ステファネスキの祭壇画」の裏側です。両面に渡って祭壇がが描かれているんですね。
このあたりはルネサンス以前の祭壇画が展示されていました。
フィリッポ・リッピやアンジェリコの作品があったのですがなぜか写真に撮っていませんでした。
祭壇画の秀作はスペインのプラド美術館が沢山所蔵していて、どうしてもプラド美術館の祭壇画と比較してしまうんですね。
そうするとどうしてもこちらの祭壇画の方が劣ってしまう。
だから有名な画家の作品とはいえ写真に撮らなかったんだと思います。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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メロッツォ・ダ・フォルリ作「奏楽の天使」
アポストリ教会の後陣を改築した際にはがされたフレスコ画の断片なんだそうですがとても印象に残っています。
ブルーの色使いが美しい。天使たちが活き活きしています。
1840年頃の作らしいのですが、古くは感じません。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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天使はそれぞれ色々な楽器を奏でています。
実物は本当に美しいです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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楽奏の天使たち。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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打楽器もありますよ。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「受胎告知」です。大天使ガブリエルとマリア様。
この受胎告知の絵、マリア様がどこか変だと思いませんか?マリア様の衣装の色がモスグリーンで描かれているからです。
宗教絵画ではマリア様をブルーの衣装で表現するというのが決まり事なんですが、この絵はその決まり事に反して描かれているんです。
それで珍しいので写真に撮ったんですがこの絵の作者が分かりません。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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聖母子です。ラファエロが好んで描いていたモチーフですが、この絵のマリア様はブルーの衣装をまとっていますね。ですから真ん中の婦人はマリア様、そして赤ちゃんはイエス様と分かるんですが、この絵の不思議さは聖母子に向かって右下の人物です。だれなんでしょうか。右手に書物を持って左手に鍵を待っています。
宗教画では鍵(イエス様から授けられた天国の鍵)を持っているのはペテロ、本をもっているのはパウロなんですがこの人両方持っていますよ。
オーディオガイドをレンタルしていたら説明があったのかな?
でも絵の下にオーディオガイドのマークがないのでこの絵は説明無しですね。
なんとも不思議な絵です。誰を描いたんでしょうか?たぶん架空の人物でしょうがペテロとパウロを合体させて二人の上を行く人っていませんよね。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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このコーナーは教会の祭壇画。たぶん主祭壇か側廊の祭壇に飾られていた祭壇画だと思われます。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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そしてピナコテカで最も有名なラファエロの部屋。部屋の真ん中にはラファエロの三部作「キリストの変容」「フォリーニョの聖母」「聖母戴冠」が、そしてこの絵はその真ん中に飾ってあった「キリストの変容」です。
ラファエロ37歳の時の絶筆。ラファエロはこの作品で最後にイエス様の顔を描き「やるべきことは全てやり終えた」と筆を下ろし、二度と筆を持つことはなかったそうです。
「キリストの変容」は新約聖書の福音書に書かれた場面です。
弟子(ペテロ、ヨハネ、ヤコブ)を連れて山に登った時のこと、キリストが丘の上に立った時、その体が輝きを発して上空に浮かび旧約聖書の預言者モーゼとエリアがキリストの両脇に現れてともに語り合いながら白く輝くその姿を弟子たちに示したもので、その下には自分が神であると示したキリストを目の当たりにしてひれ伏す3人の弟子の姿が描かれています。
さらにこの絵は2部構成で、下半分には悪魔に散りつかれた少年の治癒物語が描かれています。
そして下に描かれた民衆が神としてのキリストを指し示すことによってこの奇跡の場面を(上部のキリストの変容部分)1枚の絵として結びつけているんだそうです。下部の部分はラファエロの弟子ジュリオ・ロマーノによって完成されたと考えられていましたが、この絵の修復過程でほぼラファエロの直筆であることが判明しました。
これこそまさにバチカンの至宝です。私は食い入る様にこの絵を見詰めていました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「キリストの変容」の左には「フォリーニョの聖母」です。
ラファエロが20代後半の1511年頃の制作されたといわれています。
注文主はフォリーニョの貴族シジスモンド・デ・コンティで教皇ユリウス2世の秘書を務めた人です。
フォリーニョの町が雷や火の玉(隕石だといわれています。)に襲われたのにもかかわらず無事であったことを神に感謝するため寄進したのがこの絵画でした。
この絵は、イエス様が生誕された時にその姿が丸いオーラと天使たちに囲まれてローマ皇帝の前に現れたという黄金伝説(聖人の伝記集)に書かれている記述を引用しているそうです。
中央に描かれた聖母子は雲に乗り、オーラに包まれその周りを天使たちが取り囲んでいます。
画面左には洗礼者ヨハネと聖フランチェスコ、右にはこの絵を発注したシジスモンド・デ・コンテ(赤い服の男性)と聖ヒエロニムスが描かれています。
この絵はシジスモンドが葬られたサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会に保管されていました。
その後シジスモンドの孫娘でフォリーニョのサンタンナ教会の修道院長であったアンナ・コンティによって同教会に移されました。
そして1797年、イタリアに進行したナポレオン軍によってフランスに持ち去られたこの絵は、1816年ウィーン会議によってサンタンナ教会に返還されましたが、時の教皇ピオ7世によって買い上げられ現在はバチカンに所蔵されています。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「キリスト変容」の右の絵は「聖母戴冠」です。
ラファエロ20歳の時描いた作品です。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ラファエロの部屋にあるタペストリー。
ラファエロの下絵に基づきベルギーで制作されたものです。
この部屋には壁掛けや家具のカバーがありますが、全てラファエロの下絵に基づいて制作されたものです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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これもラファエロの下絵によるもの。
そう、ここはラファエロ・ワールドです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖ヒエロニムス」。
荒野で苦行を続ける姿がリアルで生々しいこの作品は、残念ながら未完の作品です。
そしてバチカンが唯一所蔵するダ・ヴィンチの作品でもあります。
この作品は19世紀にダ・ヴィンチの作品と鑑定されますがその後行方不明になります。
それをナポレオンの叔父がローマで見つけ出しましたが、ライオンの部分は家具の扉にヒエロニムスの描かれている部分は靴屋の足のせ台になっていたそうです。
それを繋ぎあわせて1枚の絵画にしているという数奇な運命の絵なんです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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作品名、作者名不明です。
ピナコテカのホームページにも解説がありませんでした。 -
テイツィアーノの「フラーリの聖母」。
1533年〜1535年にかけて制作された作品です。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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作品名、作者名不明です。
ピナコテカのホームページにも解説がありません。
ですけど気にいった作品です。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ラファエロの弟子ジュリオ・ロマーノの聖母戴冠(絵の上半分)。
ラファエロの「聖母戴冠」に構図が似ています。
下半分はこの絵を依頼したキジー家の画家が描き、異なった時代の絵をつなぎ合わせて完成させた作品だそうです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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カラヴァッジョの「キリスト降架」。
元サンタ・マリア・イン・ヴァロチェッラ聖堂内礼拝堂のために描かれた祭壇画です。
描写が実にリアルです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ニコラ・プッサン作「聖エラスムスの殉教」です。
日本人にはあまり聞き慣れない名前だと思いますが、ニコラ・プッサンは17世紀のフランスを代表する画家です。主にローマで過ごしました。
17世紀のバロック全盛期にあって、古典主義的で深い思想的背景をもった歴史画や宗教画が多いそうです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ヴェンツェル・ピーター作「エデンの園のアダムとエヴァ」。
聞いたこと無い名前の画家でしたが、綺麗な絵でした。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ケファロニア島(イオニア海に所在するギリシア領の島)のイコノスタシス。
イコノスタシス(聖障)とはギリシア正教や東方教会の聖堂で用いられる聖所(内陣)と至誠所を区別するイコンで覆われた壁のことです。
細工が精緻ですばらしく、絵も丁寧に描かれていました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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イコノスタシスです。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の2階にある広場です。ここからサンピエトロ大聖堂のクーポラを見ることができました。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ピナコテカから眺めたクーポラです。
クーポラ (円屋根) 建造物
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2階の広場です。回廊を左に行くとピナコテカがあります。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらはビーニャの中庭。
正面の建物はエジプト美術館です。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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中央にビーニャ(松かさ)が飾られているのでビーニャの中庭と呼ばれています。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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イタリア人彫刻家アルナルド・ポモドーロ作「球体のある球体」
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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球体は手で回すことができます。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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エジプト博物館。
ミイラを収めた棺。実際にミイラを収めたままの棺もいくつか展示してあり、足の骨が見えているものもありました。リアルでちょっとドッキリ。
楔形文字の石板や神殿を飾っていた彫像、ミイラの副葬品など大きいもや細かい物など、多種多様の展示品がありました。
まともに見ていたらこの美術館だけで、見学時間が終わってしましそうなので、基本的にここは細かく見ずにスルーしました。
でもあとで考えたら楔形文字の石板は写真を撮っておけばよかったな。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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これはミイラの副葬品?でしょうか。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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神殿を再現したようなエジプトの神々の彫像です。
これらの彫像は保存状態が良く秀作でした。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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エジプト美術館から眺めたビーニャの中庭と新回廊。奥にシスティーナ礼拝堂とサンピエトロ大聖堂のクーポラ。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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エジプト美術館から次にピオ・ックレメンティーノ美術館にやって来ました。
まず最初に訪れたのが八角形の中庭。ベルヴェデーレの中庭とも呼ばれています。
中庭を取り囲んでいる回廊に有名な彫像が展示されています。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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回廊と奥には「ベルヴェデーレのアポロ」があります。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「チグリス川の像」です。
この像はチクリス川の神が横たわるところを表現したそうでが、右手に持った壺を見てください。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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壺の中にライオンは入っているんですよ。これは何の比喩なんでしょうか?
調べてみましたが分かりませんでした。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アントニオ・カノーヴァ作「メドゥーサの頭を持つペルセウス」。
ギリシア神話に出てくる英雄です。神々から授かった武具でメドューサを退治し、その後も多くの困難を克服してミケーネの初代の支配者になりました。
死後は女神アテナによって天に上げられ、星座(ペルセウス座)になりました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ベルヴェデーレのアポロ」
同じくカノーヴァ作です。アテネのアゴラを飾っていた青銅の彫刻をローマ時代に模造したものです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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八角形の中庭はベルヴェデーレの中庭とも呼ばれています。
この向こうに動物の間があります。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ラオコーン」です。
1506年にティトス帝の宮殿跡(ネロの宮殿跡の近く)で発見されました。その素晴らしさから教皇ユリウス2世が直ちに購入してバチカン博物館の庭に置いたそうです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ラオコーンの像」はギリシア神話のトロイの神官ラオコーンと2人の息子が海蛇に巻き付かれている様子を彫刻したものです。ラオコーンは苦悶の表情を浮かべています。
ラオコーンは槍を投げつける事によって、トロイの木馬がギリシア軍の計略であることを暴露しようとしましたが、女神アテナによって遣わされた2匹の海蛇に襲われて2人の息子とともに殺されてしまいました。
その物語の場面を彫刻したものです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ペルセウス」側の中庭の様子。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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エジプト美術館からピノ・クレメンティーノ美術館への入り口。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ヘルメス像」は貸出されているようです。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ヴィーナスと天使像」です。
背景の赤色に像が映えて美しく見えます。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ぐるっと回ってまた「チグリス川の像」に戻ってきました。今度は別の角度から。
像の前にあるのは水槽でしょうか?それともお風呂?
お風呂にしては小さすぎると思いますが・・・。
このような水槽のような物がこの中庭には沢山展示されていました。これらの水槽の表面を飾る彫刻が素晴らしかったんです。
今思うともっと写真を撮っておけばよかった。どうしても有名な大きな彫像に目が行ってしまいますが、この広場には素敵な彫刻があちこちにありました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「チグリス川の像」の前に展示されている水槽。
この彫刻も緻密で素敵でした。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ベルヴェデーレの中庭から動物の間、ミューズの間を通り地図の間に向かうのですが、新回廊に行きたかったので先にキアラモンティ美術館に行きました。
新回廊には有名な「プリマ・ポルタのアウグストゥス帝」の像があります。
この像の写真、高校時代勉強した山川出版の教科書「世界史」に載っていたんです。
右手を上げて何かを指し示す姿は均整が取れていて、今もはっきりと覚えています。私はこの像に合いに来ました。
さて、キアラモンティ美術館はピウス7世のコレクション、ギリシア彫刻のオリジナルとローマ時代に複製された彫像が約1000体展示されています。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ガイドブックにはキアラモンティ美術館から新回廊に入ると書いてあったんですが、美術館の突き当たりは鉄格子が施錠されていて通り抜けられませんでした。
窓ガラスからは隣の部屋が見え、その部屋には観光客が何人もいて作品を鑑賞しているんです。
博物館の見取り図ではこの隣の部屋もキアラモンティ美術館になっていて、この美術館から新回廊に入れるようになっています。
「げっ、鉄格子があって隣の部屋にいけない。皆何処から入っているんだろうか?ビーニャの中庭から入るんだろうか?」
ビーニャの中庭から入れるのかなと思い、一旦引き返してビーニャの中庭へ。
そこから新回廊に行きましたが扉が閉まっていて中に入れません。
頭がパニックになってしまいました。
兎も角何処からか入れるには違いないので、進行表示に従って進んで見る事にしました。
ここで息子に異変が。ビーニャの中庭に引き返した頃から体調が悪くなったようです。
昨日、風邪はほ完治したと言って元気にしていたし、今朝も元気だったのですが急に体調が悪くなったようです。風邪がぶり返したんでしょうか?
鼻水でぐしゅぐしゅ、ちょっと熱っぽいとおでこに手をあてていました。体もだるそうな感じです。ティッシュがほしいと言うので持っているティッシュを全部息子に渡しました。それでも大丈夫歩けると言うので、ゆっくり見学することにしました。
この博物館は座って休む場所が全然ありません。壁に寄り掛かって休む以外には方法がないんです。お年寄りやお体の不自由な人には利用しにくい博物館だと思いました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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キアラモンティに続く下りの回廊を上がり、ピオ・クレメンティーノ美術館に戻ります。
壁や天井にはエジプト調の装飾が施されています。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ピノ・クレメンティーノ美術館に戻ってきました。
ベルヴェデーレの中庭を通り人の流れに沿ってやって来た、ここはミューズの間です。
新回廊に入れない事に動転して、彫像のギャラリーに行くのをすっかり忘れてしまいました。
また、動物の間は写真を撮っていませんでした。この動物の間も見たがどうか記憶が曖昧なのですが、ここを通らないとミューズの間に来れないので、通ったはずです。
鳥や動物の彫像を見たような気もしますが確かではありません。スルーしたんでしょう。
ここはミューズ(音楽、芸術)の間なので周囲には音楽を奏でる女神たちの彫像がありました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ミューズの間の天井画。
トンマーソ・コシカ作のフレスコ画です。これは美しい。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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そしてミューズの間の中央には「ベルヴェデーレのトルソ」がありました。
背中の盛り上がった筋肉がすごいですね。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ベルヴェデーレのトルソ」。
紀元前1世紀アテネの彫刻家アポロニウスの作品で、彼の署名が彫られているそうです。ローマ時代の彫像はギリシアの模倣品が多いのですが、これこそオリジナルのギリシア彫刻です。
そしてこの作品はミケランジェロが絶賛し、シスイティーナ礼拝堂で裸体のフレスコ画を描く際に、このトルソから着想を得たといわれています。
近年この彫像は自害を思案しているギリシア神話の英雄アイアスの像だと認識されました。
「アイアス」はトロイ戦争でギリシア軍に参加した英雄でアキレウス(アキレス)に次ぐ強さを誇っていました。
アキレウスが戦死したのち、彼の霊を慰めるための競技会が開催されました。その時、アキレウスの鎧をかけた争いにオデュッセウスとともに参加し二人は競いあいましたが、軍配はオデュッセウスの方に上がりました。
この結果に逆上したアイアスは怒りのあまりオデュッセウス他味方の諸将を殺そうとしました。
この時女神アテナがオデュッセウスを救うために「アイアス」を狂わせ、羊を諸将と思わせるようにしました。
その結果アイアスは羊を多数殺しましたが、自分が殺したのが羊であり、ギリシアの神に欺かれた事に気付きました。
彼は神に嫌われ、ギリシアの諸将からも評価を受けていない事に気が付くと、彼らのために戦うことのむなしさから自刃して果ててしまったということです。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ミューズの間。天井の装飾は紋章のようです。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ミューズの間の次は円形の間です。
ここは建物が円形になっています。中央には貴重な赤大理石の一枚岩で作られた巨大は水盤がありました。
この水盤は皇帝ネロの宮殿ドムス・アウレアから出土し、18世紀末にこちらに収蔵されました。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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円形の間の天井です。天井はクーポラになっていました。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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赤大理石の水盤の周りの壁を大理石の彫像が取り囲んでいました。
神々の像や神話の英雄たちです。
床のモザイクが素敵でした。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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床のモザイク画はギリシア風でした。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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水盤を中心にして色々なモザイクが描かれていました。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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