2016/03/30 - 2016/03/30
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世界文化遺産の醍醐寺の枝垂れ桜などの紹介です。醍醐山(笠取山)に200万坪以上の広大な境内をもつ寺院の下醍醐の三宝院を見学しました。
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庭園全体を見渡せる表書院は、寝殿造りの様式を伝える桃山時代を代表する建造物として、国宝に指定されています。その表書院から眺めた庭園の紹介です。その庭園は、国の特別史跡、特別名勝に指定されています。右に見えている建物は、表書院の南西隅に位置する『泉殿』のようです。
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イチオシ
『亀島』の光景です。幹の太い立派な五葉松が島全体を覆っていて、亀の甲羅のように見える島からの命名です。この松は樹齢六百年以上といわれる天下の名木で、亀の『静寂』を表しています。
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イチオシ
『鶴島』の光景です。亀島の西隣にある島が『鶴島で』す。この松は五葉松で、向かって右側の石橋が鶴の首にあたり、今にも鶴が飛び立とうとしている『躍動感』を表わすとされます。
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『鶴島』の蔓の首に見立てられている石橋のようですが、あまりはっきりとしたイメージが湧きませんでした。
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表書院の縁側と、その前に広がる庭園の光景です。縁側では、暫し留まって、庭を鑑賞する人達がいました。
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奥に見えるのは、趣向を凝らした橋の光景です。橋の上に芝生のような草が生やしてありました。土台は木橋のようです。同じような趣向の橋は2箇所にありました。
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この庭園には、『賀茂の三石』と呼ばれる名石がありますが、どうやら写真を撮り損なったようです。秀吉死後、座主の義演は秀吉の基本設計をもとにさらに構想を発展させ、また当時一流の庭師を作庭に参画させました。庭師の中には『天下一の石組の名手』と称された賢庭もいました。この作庭は、義演が亡くなる元和10年(1624年)までの27年間に亘りました。
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中央やや右奥に見える縦長の石が、『藤戸石』です。庭の中心に位置するこの石は、阿弥陀三尊を表しています。歴代の武将に引き継がれたことから『天下の名石』と呼ばれています。細川氏、織田信長の手を経て、秀吉の聚楽第に据えられた経歴を持ちます。
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池に架かった石橋のズームアップ光景です。勝手に名前を付けるなら、架けられた石橋の形から連想して、『琴橋』です。
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湾曲して、中央が低くなった石橋の光景です。これも勝手に命名するなら、内側に曲がったところを強調して、『箆橋(ヘラバシ)』か、、あるいは『杓文字橋(シャモジバシ)』です。
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イチオシ
中央奥に見えるのは、『三段の滝』の光景です。三宝院庭園の東南隅に位置する滝です。深山の趣を加え、滝山を高くし、立石などの作庭がされ、各々の滝の音が、さらにこの庭園を引き立てています。
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池の周りの石組と、池に映った周りの光景です。太閤秀吉が自ら縄張りをして作庭した庭園です。池庭は東西に長く、岬と入り江の多い曲折した汀線は、華麗な護岸石組みを持ちます。池の南東隅には巨石を組んで3段に構えた滝口があり、北西隅が池尻となります。
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国宝の表書院の縁側に座って庭を眺める人達です。ゆっくりする時間があれば、最高のひと時です。何しろ、表書院が国宝、その庭が特別史跡で特別名勝です。
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三宝院の平面図を参照しますと、非公開の重要文化財の建物、『純浄観(じゅんじょうかん)』のようです。今日は有料での拝観ができるようでした。太閤秀吉が槍山で花見をしたときの建物を移築したものと言われています。
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時間の都合で、重要文化財の建物の『純浄観』の見学は諦めて、三宝院の中のほかの建物の見学です。建物に囲まれた中庭の光景です。
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同じく、建物に囲まれた中庭の光景です。高くなり過ぎないよう、心を止めて剪定された庭木がありました。
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中庭を囲む建物の屋根越しに見えた、別の建物の見張り台のような建物です。鐘の
ようなものが吊り下げられているようですから、鐘楼かもしれません。 -
自然石をくりぬいて作られた手水鉢の光景です。使い勝手を考えて、細長い形でした。現在も現役らしい雰囲気がありました。
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苔と石が主役の小さな枯山水の庭の光景です。平らな石を使った、飛び石が主体の石の配置でした。
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見学を終えて、表玄関に向かう途中の光景が続きます。廊下から眺めた中庭の光景です。ここでは、背を高く剪定された庭木が揃っていました。
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中庭の光景が続きます。池を配した池泉回遊式の庭園が表なら、中庭の庭園は、内向きに作られた裏の庭園のような雰囲気があります。頭が平になった、踏み台のような庭石です。
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少し不自然な建物配置に見える、中庭の周りの建物光景です。後年、増築された部分のように見えました。大規模修繕の場合、取り払う必要がある部分もあるかもしれません。
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廊下を通過した時や、一部の座敷に足を踏み入れた時の印象です。畳が不自然に凹んだり、床板が軋みました。建物に痛みが出ているような印象でした。世界遺産の建物ですから、早く補修の手を入れないと、禍根を残しそうです。
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春落ち葉の光景です。苔の上に、新芽が育って落下した常緑樹の葉が散り敷いていました。落葉樹の多くは秋にに落葉しますが、常緑樹の多くは春に落葉します。
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横から眺めた、大屋根の上に置かれた、鐘楼のような建物の光景です。後ほど、この建物を正面から外観だけを見学しましたが、非公開のプライベート・エリアでした。
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苔生した石灯篭の脇の椿の落花です。椿は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹で、日本庭園には欠かせない樹木の一つです。
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同じく中庭の光景です。写真を撮影してる側の廊下の背後には、公開されている『葵の間』、『秋草の間』や『勅使の間』がある場所のようでした。
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三宝院の建物案内には記載されていない、プライベート・エリアになるようです。和風庭園の造りの手水鉢などです。
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気になる大屋根の上の鐘楼か、見張り台のような建物部分です。非公開部分の建物ですから、ネット情報でも詳しいことは分かりませんでした。
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一通り見学して、大玄関に戻ってきました。玄関脇にあった五七の桐の紅白の幔幕です。中間部で上下の紅白が反転した意匠でした。
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