人生初（最後？）のＪＡＬファーストクラス

2015/12/04 - 2015/12/12

　2015年12月４日（金）から12日（土）シドニー経由でニュージーランドへ行きました。今回はマイルがたまったとのことでのご招待旅行です。最新機種のJAL便で、１機に12席しかないファーストクラス、人生初（そして最後？）のファーストクラス、期待が高まります。成田・シドニーの往復の旅行記です。

エリア シドニー(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: JAL

　12月4日（金）
　人生初のファーストチケットと優先的に手荷物検査場に行けるカード

　今回はシドニーで娘に合流するまでは全くの一人旅。成田空港でのチェックイン時、銀行カード、普段使うJALクレジットカードなど、カード一式全てを忘れてきたことが判明。財布の中の現金には限りがあり、慌ててシドニーで合流予定の娘に
tel。ファーストクラスの受付で「カードがない、現金の持ち合わせも少ない」と電話してる人ってまずいませんよね？娘にそんな所で、そんな電話しないでと言われながらも、何とか助けてもらうことにし、とりあえず、１万円分だけ両替。

　カードもなく、１万円分のオーストラリアドルしか持たない貧乏人、失意のまま、まずは、人生初のJALファーストラウンジへ。すぐ地上係員のお姉さんが「よしめ様お寿司は如何ですか？」と名前を呼びながらにこやかに登場。好きなものだけお願いして他の物をチョイス。

成田空港国際線 JALファーストクラスラウンジ 空港ラウンジ

　海外旅行では、野菜不足になること必至。カードも現金もない貧乏人なので、食べられるものを食べられるうちに頂きます。

成田空港国際線 JALファーストクラスラウンジ 空港ラウンジ

　トイレもお手拭きは使い捨てではありません。
　
　暗くて撮れませんでしたが、マッサージ機もあり、肩と腰をマッサージし、貧乏人気分が少し良くなりました。

成田空港国際線 JALファーストクラスラウンジ 空港ラウンジ

　ファーストは優先搭乗です。エコノミーの皆さんの行列を横目で見て、進みます。
　ファーストは１機に12席しかなく、最前列。他の方たちは来ません。
CAさんが一人ずつにご挨拶に回ります。
　まずはウェルカムドリンク。シャンパンを頂きます。
もっともこれは写真用、アルコールは全くいただけません。
ラウンジでも楽しみが半減してます。飲めれば楽しいでしょうと、特にヨーロッパに行くとそう思います。水よりワインやビールが安いですから。

　個人用テレビ、ヘッドホン、スリッパ、スライド式シートなど、限られた空間で、楽しめる工夫が沢山あります。

　成田空港19：35分発　シドニー行き　JAL771便
まもなく離陸します。

メニューが配られました。アルコール以外で美味しそうなものを発見。

　気分はワインを頂くマダム。絵になるでしょう？

　正体はカードがなく、現金も１万円分のオーストラリアドルしか持たない貧乏人ですから、ワインの瓶入りのアイスティーの味は良くわかりません。
　常温のアイスティーは初めてですが、熱いか、冷たいかのどちらかのほうが好みです。

ソフトドリンクメニュー、アルコールのページはパス。

　食前の突き出し。貧乏人はこんな言い方しか知りません。
見た目も綺麗で美味しかったです。
詳しくはJALページで検索してください。

　やはり、ビジネスよりメニューも豊富。と言っても、以前プレミアムエコノミーに乗った際、ダブルブッキングか何かのために、ご厚意でビジネスにグレードアップしていただいたときに、食べたきりですが。温かければ美味しかっただろうと思った記憶は残っています。
　和食をチョイス。

　お腹が空いていれば洋食メニューも両方制覇できたかも？？？

　スライドテーブルをセッティングし、ナプキンを敷き、一人ひとりお盆に乗せて運んできます。温かいです。しょうゆ味が濃い気がしますが、残さず頂きます。
この鶴の折り方が素敵です。鶴はJALのシンボルマークですしね。

お吸い物は味が薄いような？

マグロは苦手なのでパス。

　汁ものも２つはいりません。和食は入れ物も大事。手間もかかってますね。
高菜ごはんより白ご飯のほうが合ったかな？お料理は、高級料亭のように間を置きながら、運ばれてきました。

　甘いもの大好き。ペロりです。
苦い緑茶が合います。お茶が美味しい。いい茶葉を使っています。

　トイレはもちろんウォシュレット。
　パリ行きのJAL便でも、エコノミーなのにウォシュレットがあり、驚きました。
新しい機種には設置されているのでしょう。嬉しいです。

手洗い場には拡大鏡と歯ブラシなど。

　トイレで着替えて戻ると、ベッドがセットされていました。フルフラットで、希望した硬めのマットも敷いてくださってました。
　横になって眠ろうと試みました。揺れが寝台列車と同じ。年が分かりますかね？
同世代の方には納得していただきやすいかと思います。
　エコノミーで、ヨーロッパ便に乗り、座って足だけ少し高くして、目を閉じた方が寝やすいです。心から貧乏人なのでしょうね。
　結局眠れませんでした。

　到着まで約半日と時間はあるので、夜中に頑張ればすべてのメニューを制覇できたかも？？？

　朝５時過ぎに食べられるのは、この程度。美しく盛り付けてくださっています。
すぐ食べてしまうのに、お手数おかけしました。

　朝食用メニュー。
残念ながら映画も見て、週刊誌を読んで、動かないので、お腹には限界があります。

朝焼けが綺麗です。あと２時間でシドニーに着きます。

　主食を食べずに降りるのは心残りなので、お腹には相談せず、貧乏人は鮭といくらごはんを頂きます。

　JALからのお土産はこのチョコ（２口分くらいの大きさです。）と、パックと化粧ポーチ（中にはアイマスク、歯ブラシ、香水など）室内着でした。

往復２枚分頂いた室内着。寝巻にします。

　12月12日（土）朝８時過ぎ。
帰路　シドニー空港のファーストラウンジ
あのJAL機に搭乗します。

シドニー空港 (SNY) 空港

ファーストラウンジのトイレです。

シドニー空港 (SNY) 空港

シャワー室です。

シドニー空港 (SNY) 空港

タオルも置いてあります。

シドニー空港 (SNY) 空港

セルフでほしいものが取れます。

シドニー空港 (SNY) 空港

　オーダーも取りに来てくれましたが、何もいらないというと、残念そうに去って行きました。ファーストクラスのラウンジで、「何もいらない」なんて言えるほど、私はリッチ？いやいや、朝食を済ませてきたので、デザート程度で十分です。

シドニー空港 (SNY) 空港

　ファーストラウンジの、受付からテーブル席に行く間の通路の壁、亜熱帯の雰囲気で、生の植物が植えられています。日は十分当たっていましたが、水やりとか、縦に育っていく植物の習性を考えると手入れはどうするのかと思いました。やはり、しんそこ貧乏人です。本当のお金持ちは、お手伝いさん、庭師さん任せでしょうから、気にしないはず・・・

シドニー空港 (SNY) 空港

　搭乗案内板です。
シドニー発　9：15　JAL772便　成田行き
に搭乗します。

シドニー空港 (SNY) 空港

ウェルカムドリンク、今回はオレンジジュースにします。

　メニューです。
やはり和食をチョイス。

　洋食のフォアグラ、キャビアにもひかれますが。
　頼めばこれだけでも持ってきてくれたのかもしれませんが、小心者の貧乏人は、聞けませんでした。

アイスティーと突き出し。

　同じ和食ですが、行きとは違うメニューです。
早くご飯が欲しいです。

お吸い物は中身だけ頂きます。

　紅白の椿模様の、鮭とイカ。
美しいですが、お腹に限度があり、全部は食べられません。

　貝柱ご飯をチョイスし、白ご飯にすればよかったと後悔。
行きも後悔しました。学習しない人です。

　水仙の和菓子。和食は見た目ですね。美しい。
苦いお茶が合います。

オーストラリアのグレートバリアリーフが下に見えます。

　帰りは日中なので、寝ません。しっかり起きて、食べ続けることにします！
この先ファーストに自腹で乗ることはないだろうし、後悔したくありません。
カード（一式全部自宅に置いてきてしまった！忘れた！）と現金を持ってない、所詮貧乏人の発想です。
　フルーツ美味しい。

　紅茶はイングリッシュブレックファーストをチョイス。ティーパックが自家製？タコ糸で布を縛ってある感じでした。ティーポットでくれたので、じっくり濃い味にします。チョコレートも、これは２度目のチョイス。美味しい。

　みそ汁の味は・・でしたが、ごはんは炊き立てで美味しかったです。

日本の夕焼けです。といってもシドニーの朝焼けとの違いはよくわからないかも？

　17：05成田着の予定でしたが、前日、日本で大風が吹いて、これは折り返し便のため、出発が遅れ、到着も少し遅れました。
　
　CAさんは出発時から、到着まで「遅れまして申し訳ございません」と言い続けていました。あなたのせいじゃないからいいのよ・・・日本人の奥ゆかしさですね。ファーストクラスを十分堪能させていただきましたから、お気になさらずに。
　日頃LCCに乗りなれているので、欠航にならずに飛んでさえくれれば、多少遅れようが、揺れようが、全く気になりません。

　無事帰国しました。

　JALは日本人らしい細やかな心遣いと、味付けは濃いですが、美味しい、美しい和食がお勧めです。

　自腹では今後ファーストに乗ることはないでしょうから、そのつもりでしっかり堪能しました。