マシュリクからマグレブへ 総集編

2013/11/02 - 2013/11/11

事の発端はカタール航空から来た一通のメール。「今度セールやるんで、皆さん買うたってな！」と。調べてみると値段設定を25%引きにする所、25%にしちゃったのか？と言う程の爆安。

当時は就航直後だった787を体験すべく北欧へ行くか。
オールビジネスクラスの319を体験すべくロンドンへ行くか。
それともマイルもそこそこ溜まる未踏のモロッコへ行くか。

結果モロッコを選ぶのですが、ビジネスクラスで北アフリカ・ヨーロッパが16万円台ってどうゆう事でしょう？完全に一昔前のヨーロッパ周りモロッコ行きエコノミークラス価格に迫る勢いです。

11月2日
http://4travel.jp/travelogue/10915644

http://4travel.jp/travelogue/10915754

11月3日
http://4travel.jp/travelogue/10920873

11月4日
http://4travel.jp/travelogue/10930351

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11月5日
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11月6日
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11月7日
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11月8日
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11月9日
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11月10日
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11日11日
http://4travel.jp/travelogue/11070829

エリア モロッコ

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 飛行機
• 航空会社: ロイヤルエアーモロッコ カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今は昔、当時のカタール航空はワンワールドに加盟したてでまだまだ全日空がチェックインをしていました。

成田国際空港 空港

ANAラウンジでサッとシャワーを浴びた後、妖しげなムーディー照明の機内へレッツゴー。

シャンパン片手にノブ松久氏がプロデュースしたメニューの機内食を堪能しましょう。

ドーハの旧空港には搭乗橋がなく全てバスゲート。飛行機を降りてすぐにその国の空気を味わえるバスゲートは大好きなのですが、どうも世間はそうでない様子。どんどんバスゲートは減る一方ですね。

ドーハ国際空港 (DOH) 空港

出発ターミナル、プレミアムターミナル、到着ターミナルの３ターミナルに別れていた旧空港。到着ターミナルは何のサインもないビル。知らない人が見たら空港には見えないですね(笑)

ドーハ国際空港 (DOH) 空港

ドーハでの乗り継ぎ時間は脅威の22時間10分。でも8時間以上等の条件を満たした乗り継ぎではホテルが提供されます。ビジネスクラスで提供されたのは5星のオリックス・ロタナ。

Hyatt Regency Oryx Doha ホテル

旧空港とロタナホテルは目と鼻の先、徒歩10分もしない距離。ですが高級車で送迎してくれます。

旧空港の3つあるターミナルの一つ、プレミアムターミナル。ビジネスクラス、ファーストクラスを利用の方しか使えないターミナルです。

ドーハ国際空港 (DOH) 空港

私はビジネスクラスでしたのでこちらへ。ターミナルビルが丸々一つラウンジです。

オープン当初はすごいな、と思ったJALのラウンジもここと比べると見劣りしてしまいますね…。

ドーハからカサブランカまではA330。B777に乗った直後だとやはり少々見劣りしてしまいます。世界的に見ても両方運航している会社だとA330が主力になっている会社って少ないですよね。

機内ではイスラム圏からイスラム圏だからかウェルカムドリンクにシャンパンはありません。今日のチョイスはミントライムジュース。

インド人セレブリティシェフViheet Bhatiaa氏監修、スパイスの使用加減が絶妙なインド風コロッケとインド風チリコンカルネ。機内食うまいっす。

おいでませ、ムハマド５世空港。

ムハンマド5世国際空港 (CMN) 空港

カサブランカから更に乗り継いで到着したのはマラケシュ。ロイヤル・エアー・モロッコに乗れると思ったらスペインの聞いた事ない航空会社に運航委託中でがっかり。

マラケシュ・メナラ空港 (RAK) 空港

モロッコに来たら世界的なチェーンよりもリヤドを梯子したい！色使いがアラブ、と言うよりアフリカに来たと感じさせてくれます。でも小物はアラブ。うーん、モロッコええわぁ。

マラケシュに来て外したくても外せないジャマ・エル・フナ広場。朝はカフェ、昼は大道芸、夜は屋台と様々な表情を持つ。広場一角のテラスカフェからのトワイライトは必須。アザーンも同時に聞けたらシビレます！

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

初日は移動と翌日からの砂漠ツアー手配に時間を要したため、フナ広場周辺以外の観光はあまりできず。屋台を巡れば一昔前の誰が教えたのか不明はギャグの洗礼を受けます。それにしてもすごい煙！

イスラムの国なのである程度覚悟はしておりましたが、モロッコは本当に酒を見かけない。レストランにもなかなか置いていない。ひょっとしたら初日に飲んだこの一本が唯一のビールだったかも。乾いた空気の中で飲む特に冷えている訳でもないビール。旅情も相まって最高にうまい。

翌早朝にマラケシュを出たツアー乗り合いバスは一路西へ。澄んだ空気に同化しそうな程青いアトラス山脈を越えます。峠は結構冷える。

カスバ街道を西に進みながら観光して行きます。昔は交易都市として栄えたアイト・ベン・ハッドゥの街。世界遺産にも登録されている昔ながらの町並みを見られるのが嬉しいですね。

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

モロッコの色と言えばベルベル人の青！飛行機意外では青が好き（笑）な私ですが、中でもこの青はダントツ。

あまり上手じゃない演奏を熱心に奏でてくれたおっちゃん。歯抜けの笑顔が素敵でした(笑)

タジン鍋はうまいですよ、マジで。でも和食の鍋みたいにバラエティーに富んでいる訳でもないので、毎日タジンだと流石に飽きます(笑)

ダデス渓谷 山・渓谷

アルファルファを栽培している地元農家さんの畑を散策したり…

モロッコ絨毯を手編みしているご家族の家にお邪魔してみたり…

駱駝に跨がり砂漠へ入っていったりと予想以上にエンターテイメント要素高い事に驚き！

メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野

ベルベル人の御者さんに牽かれて。砂漠好きとしてはたまりません！

このシルエットは何百年も前と同じなんでしょうね。ドバイの砂漠ツアーで半径50mをちょこっと乗るのとは程度が違います。

陽がどんどん暮れてシルエットが益々様になります。写真の腕はなくとも勝手に素敵な写真になってくれる！

お尻が大変な事になって久しい頃にキャンプ到着。空は満点の星空！

同じタジンでも砂漠で食べるとひと味違う。食事に続いてはベルベル人による民族舞踊。

テントの中からは煌々と光が漏れているように見えますが、実際にはかなり暗くてよく見えません。

30秒露出で星空を撮ります。私が構えているカメラは旅で知り合った香港人の方に借りた小道具(笑)
もともと砂漠好きで来たモロッコの砂漠ですが、砂より星ばかり見ていた滞在。

翌朝もまたベースキャンプまで駱駝に乗って帰ります。ベルベル・ブルーと朝陽に焼けるオレンジの砂が美しすぎるコントラスト！

砂漠の夜と早朝は凍えるくらい寒いです。寒すぎて目覚めた程。事前に聞いていたのでわざわざコート持って行ったのにコートをバスの中に忘れてしもうた…(苦笑)

再びアトラス山脈を、今度は北側へ抜けます。こんな所でもたくましく植物が生えているんですね。

途中他のツアー参加者とは別れマラケシュには戻らずフェズへと北上。
昼御飯はやはりタジン。隣の肉屋から曲芸のようにケバブ肉が飛び交います。

途中イフレンの町で小休憩兼観光。モロッコのスイスとも呼ばれる名の通り、モロッコの他の町とは雰囲気が違います。ワイフと長電話してしまったので撮れませんでしたが、ここらに来る前後の風景も中々。

イフレンの街並み 旧市街・古い町並み

フェズに限った事ではありませんが、モロッコに来たら是非、チェーンホテルではなくリヤドに宿泊する事をお薦めします！
ここではムハンマドさんがモロッカン・ティーを入れてくれました。

頼めばいつでも快くチャイを入れてくれるリヤド。訪日外国人の方に一回は温泉旅館を薦めたいのと同じで、モロッコはリヤドのはしごをお薦めします。

リアッド ボウスタン ホテル

夜遅いけど少し迷宮散策へ。まだかろうじてお店もやっているようです。

観光客がいなくなった夜の街並みもまた乙なもの。蛍光灯ではなくオレンジ色掛かった電球色が似合います。

革製品のお店から染革場タンネリを見学。店のおっちゃん、何も買わなくてゴメンよ。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

フェズ陶器のお店を冷やかしで見学してみたり…

タジン鍋を眺めてみたり。

ブージェルードへ戻ってきました。

今晩の夕食は鳩料理。エジプトでも食べたけどイスラム圏では一般的なのかな？

モロッコのリヤド巡りは二泊目に突入。

リヤド サラム フェス ホテル

おっさん一人で泊まるには若干シャレオツすぎますかね。

リヤドの朝食。モロッコの朝食はパンとジャムだけでシンプル。ちょっと物足りないけど、豪華に盛られるだけでおなか一杯。

イスラム圏にやってきたら蒸気風呂先頭、ハマムは必須ですね！朝一番に入浴してさっぱり。

ブー ジュルード門 建造物

迷宮都市との異名を持つフェズ。散歩好きとしては迷子になってみるより他ありません。

写実的な絵画を禁止しているイスラム教、結果生まれたのが美しいアラベスク美術。芸術品が散りばめられた迷宮ですね。

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

どこからともなくトンカン音がすると思えば昔ながらの鍛冶屋が。

名残惜しいけどそろそろ迷宮を離れます。

フェズ駅 駅

モロッコの鉄道はかなり信頼できる鉄道網を持っています。アラビア語とフランス語のみのおばちゃんとずっとお話し。

ラバトビル駅 駅

実はモロッコの首都はラバトでカサブランカではありません。これは国会議事堂前のモニュメント。

ラバト, 現代首都と歴史都市: 分担する遺産 旧市街・古い町並み

旧市街からモロッコ建国の父であるムハンマド5世の霊廟まで歩いて帰ります。

ムハンマド5世の霊廟 モニュメント・記念碑

メディナの奥まった一角のホテルでお休みなさい。明日は帰国だ…。

残念ながら時間の関係で中を見学できませんでしたが、圧倒的な建築美。いつかは中も見てみたいっす。

ハッサン2世モスク 寺院・教会

ロイヤル・エアー・マロックのお膝元。さすがメインラウンジ、中々しゃれてます。

ムハンマド5世国際空港 (CMN) 空港

そして泣く泣くですが帰ります。

最後の最後までモロッコ尽くし、機内食もモロッコ料理で頂きます。

爺ちゃんの訃報を聞いてそれどころではなかったドーハのラウンジ…

ドーハ国際空港 (DOH) 空港

を後にして本当に最後の最後です。

人工的に「作られた」町、ドーハの摩天楼を眼下に見ながら

朝シャン、しかもロゼと洒落込んでみます。

それではまたお出かけする日まで〜！