2013/11/02 - 2013/11/11
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Salaamさん
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カタール航空のメルマガをチェックしていたら17万円未満と言う激安ビジネスクラスチケットを発見。全くモロッコに行くことを考えていなかったのですが、キャンペーン対象運賃で一番遠い(マイルが多く貯まる)部類がカサブランカかロンドンか。で、ロンドンの空港税が異常に高い事から消去法でカサブランカになった今回の旅行。
実際に行って見ると余りにも見所満載で一週間が短すぎるように感じるモロッコでした。っもう一週間滞在したいですが、帰って会社に席が残っていない事態は回避したいので帰国します。
帰国にはどんなサプライズが待っているでしょうか?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 5.0
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旅を終えてチェックインカウンターへ歩みを進めるのは、自らの力で夢を離れ現実へ戻る気分で決して楽しいものではない。
雑然としたカサブランカ、モハマド5世空港の人混みを掻き分け鉄道駅から見て左、ターミナルビルの南側二階にあるカタール航空チェックインカウンターへたどり着く。
前述の通り帰国便のチェックインカウンターへ向かう心持ちは旅立つ前のそれとはだいぶ違いますが、少なくとも今回はまだチェックインが楽しみ。そう、帰りも激安チケットながらビジネスクラスに乗れるから!ムハンマド5世国際空港 (CMN) 空港
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特筆する事ないスムーズなチェックインを終え、余ったディルハムを使い果たすべく日本で帰りを待つ家族や友達に、そして待っているかどうかは解らない会社の同僚皆々様へお土産を購入。
彼女にはモロッコの特産品であるアルガンオイルを使用した石鹸を購入。詳しいことはよく解りませんが、なんでもアルガンの実から取れるオイルは3%程度の高級品なんだそうな。何か良い効能があるのでしょう。
ビジネスクラスのラウンジは臭国審査を終え、出発エリアに入った後の一つ下の階にありますので降りていきます。そう言えばエレベーターとかは見かけなかったけど、足が悪い方はどうするんでしょ? -
カタール航空はカサブランカ空港に自前のラウンジを設けていないのでロイヤル・エア・モロッコのビジネスクラスラウンジを利用いたします。その名も「Salon Atlas」、フランス語の響きってそれだけでオシャンティーに聞こえてしまうから不思議です。エミレーツ航空含め、カサブランカに就航している主要航空会社がこちらを利用されているようですね。
どうやらラウンジはあの硬く閉ざされた(笑)扉の奥にあるようです。重厚な作りの木製のドアは非常に重たく、中に入るのに敷居を感じます。 -
重い門の向こうには笑顔で迎え入れてくれるモロッコ美人なお姉さん…と思いきや開けた瞬間に退室する所の濃いー中年モロッコジェントルマンとバッティング。
受付はどこかの新興金融企業の受付のような小ざっぱりとしたお洒落なレイアウト。そしてその左にはもっと入りやすい「Welcome」とまで書かれた自動ドアがお待ちかね。 -
内装はいいですね!
シンプルな明るい色使いに、細かいけどゴテゴテしていない控えめなアラベスク模様の装飾がいい感じ。我が家にも取り入れたいですが、まぁ我が家にお洒落な装飾は不釣合いなのは明白なので…残念。
清掃は行き届いており居心地のいいソファーに腰掛けていると眠気が襲います。慣れない早起きに旅の疲れ、座り心地の良いソファーに静かな空間。寝てくれといわんばかり。 -
ここで寝てしまったら間違いなく飛行機に乗り遅れます。
自分「すいません、ちょっと乗り遅れちゃったので遅刻します。」
上司「そうか、今どこにいるんだ?どれくらい遅れる?」
自分「ちょっとアフリカおりまして…24時間程遅れます」
なんて展開は洒落になりません。
睡眠欲を制するは食欲。
とは言え、こちらのラウンジの食べ物のセレクションは少し残念。小さめの菓子パンやドーナッツ、アラビックスイーツ。ちょっとターメイヤかファラフェルくらいあっても良いのになぁ…。
イスラム色が強いからかアルコール類は置いておらず。ひょっとして大っぴらに置いておけないから頼めば出てくるのかな?とも思いましたが、そう言えばこの旅の間あまり酒を飲んでない事を考えたらリベラルながらにあまりお酒には肝要じゃないのかな? -
帰り際にもう一枚。やはりほとんどの会社がここのラウンジを利用している様子。もとい、ここしかラウンジがないのかな?でもブリティッシュ・エアウェイズはここ使ってないし...と思ったらブリティッシュ・エアウェイズはカサブランカから撤退したんですね。意外。
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ターミナルから飛行機まではバスでの移動。「バスなのね、嫌いじゃないけど」と雑談したら「到着から出発までの時間が長いからバスに回されるんです」って。ほほう、なるほど。
ここでも利用するバスはロイヤル・エアー・マロックのバス。先程のラウンジも然りですが、どうもカサブランカではロイヤル・エアー・マロックが地上業務をモノポリしてるみたいですね。 -
西から東へ…。地中海沿北岸に沿ってアフリカ大陸のアラブ文化圏を望む、いつの日か陸路でじっくり2ヶ月くらい掛けて辿りたいルートですね。
カタール航空 QR1396
12:10 カサブランカ発
22:05 ドーハ着 -
帰りの便です。エアバス330。カタール航空の機材の中では決して新しい部類に入りませんが、だからと言ってボロい訳ではありません(笑)
アメリカ嫌いながら全体的に飛行機はエアバスよりボーイングの方が好みなので、「330かぁ...」とならざるを得ません。 -
とは言え、ピッカピカの飛行機で、航空機を問わず乗る時はウキウキしてしまいます。どんな短距離路線でも。
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ウェルカムドリンクは確かオレンジジュースとミントライムジュースの2択でシャンパンはなし。
飲酒に対しての寛容さで言えばモロッコの方がカタールより緩いはず。それなのにシャンパンがなかったのはどうゆう事かな?イスラム圏とイスラム圏を結ぶ路線だからかな?
肝心のミントライムのお味はさっぱりしていて乾燥した北アフリカの大地で飲むには最適。さっぱり留まりで酸っぱくなく、甘さも激甘好きアラブ人からは遠く離れた控えめさ。ミントはガムとかのスーっとする感じではなくハーブ的な香り重視なので、好き嫌いは別れるかも? -
窓の外に目をやると遠くにロイヤル・エア・マロックのB767が駐機しています。グリーンとレッドのチートラインがレトロな雰囲気を醸し出し、社名はアラビア語のみの怪しさ満点。
今回カサブランカからマラケシュまで乗るはずだったのに運航を他社に委託していて結局乗れなかったエアライン。今後乗る機会って来るのでしょうか? -
イチオシ
ビジネスクラスの搭乗率はだいたい9割程。ほとんどの席が埋まっておりますが、幸いにも私の隣は空席。
A330はカタール航空の中でも一番いい部類のシートではないのですが、この機材は改修済みのA330の中では新型のシート。どことなく直線的なデザインのシートですね。 -
A330のビジネスクラスはB777のビジネスクラスよりは小さめです。とは言え、身長的には平均的な私ですが、伸ばしても前の座席に足が届きません。性格には前の座席のテレビには届くけど、その下の足が入るスペースの奥には届きません。
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さらばアフリカ!
この国を知るにはあまりにも短すぎる滞在。
もっと見て回りたい、あの町に言っていない、あの料理を食べてない等々思いを馳せるこちらの気持ちとは裏腹にどんどんと高度を上げる飛行機。 -
赤茶けた大地、一般的にイメージするサハラとは異なる砂漠を上空からゆっくりと眺めながら、西方を離れて東方へ戻ります。
アフリカ上空とは言えジェット機が飛ぶ高度の外気温はマイナス数十度、しかし窓に顔を近づけると太陽の熱がジリジリと伝わってくる。機内の空気も乾燥しているけどモロッコの大地も乾いていたから、同じ肌感触。うーん、すぐにでも飛行機を飛び降りてモロッコに戻りたくなってきた…。 -
私の気持ちとは間逆に、順調に飛行機は帰路を急ぎ、飛行機が巡航高度に移って一時間経たない位で機内食サービス開始されます。
アミューズ・ブーシュ、カタール航空ではTempting your Plateと表記しておりますが、こちらは「Cheese briouat」。最初に見た際はサモサでしたが実はモロッコ料理のBriouatだとの事。横についているハーブトマトソースがサクサクとした触感の中からあふれるチーズとよく合って、さっぱりとしたシャンパンが進みます。
幼少の頃、母親が春巻きを作り終え余った皮でチーズを巻いて揚げた物を作っていましたが、父親が気に入っていた理由が今になって解ります。酒に合うんだよ(笑) -
お約束の写真を(笑)
カタール航空のビジネスクラスではロゼと普通の白の2種類から選べますが、私はここでは「Lanson, Brut 1999」を選択。 -
「Individual Selection of Poached Merou and Gravlax」をスターターに頂きます。
湯がいて味付けをしたハタにグラブラックスをグリーンサラダの上に乗せた、まさに具沢山シーフードサラダ。オリーブとさっぱりとしたレモン、そしてグラブラックスの各種ハーブの香りが混じって美味。スモークサーモンも好きですが、西洋ハーブや西洋スパイスを多用したグラブラックスのほうが好きかも知れません。 -
あっさりとしたシーフードサラダの後は打って変わってガツンと味付けされた「Moroccan Lamb Stew」を。
散々モロッコ料理を食べてきたのですが、やはり名残惜しいのでしょう。かと言って「Vegetable Tagine」を選ぶにはちょっとタジン疲れも。何よりもラム好きの血が騒いだのかな?
肉料理と合うとの事で「Cuvelier, Los Andes, 2009, Mendoza Argentina」と共に頂きます。 -
イチオシ
ギリギリまでラム好きで上記のモロッコ料理にするか、キノコ好きとしてキノコベースのチキンにするか迷っていたので乗務員さんがこちらもどうぞ、と「Baked Chicken Breast Stuffed with Mushrooms」も頂きました。
確かハニーマスタードソースが掛かっており、チキンもぱさつかず美味でしたが、期待したほどキノコキノコしていなかったのでちょっと残念。
添えてあるLyonnaise Potatoがさすが元仏領と唸らせる味でした。 -
デザートはフルーツかティラミスのチョイス。
大好物なので「Tiramisu」を選びます。メニューにはCoffee Sauceと書いてありましたが、出てきたのはベリー系のソース。ティラミスも思っていた物よりチーズケーキ寄り。まぁティラミスも広い意味でチーズケーキの一種なのでしょうが…。
後ろに控えているのはゴディバのトラッフル2個入りにカプチーノ。うーん、贅沢。 -
順番が逆になってしまいましたが、チビチビとワインをやりながらチーズと洒落込みたい私からしてみればこんな事もおあつらえ向き。
「Emmental, Blue Cheese and Camambert」に添えてある胡桃にドライフルーツ。いつからだろう、チーズにこの添え物のコンビネーションが合うと気付いてしまったのは…。でも粋がってチーズにポートワイン「Kopke, Colheita, 1974」を頼んでみたけど、どうもポートワインの甘さは慣れぬ。 -
イチオシ
写真が食事食事と続いてまた食事。
一応最後に食べてから一眠りした後、数時間経っております(笑)
食って食ってではなく、食ったちゃ寝、食っちゃ寝です。
外は真っ暗ですがAfternoon Teaサービスです。
左から「Roasted Eggplant and Bell Pepper Canape」「Marinater Prawns and Asparagus Canape」「Mushroom Quiche」「Strawberry Macaroon」「Fruit Tartlet」。
全部一口サイズで一気に食べ終わってしまうのが口惜しい。マカロンは彼女の好物だから持って帰ろうと思ったけど貧乏臭くておビジネスクラスには似合わないので自粛。 -
せっかくなのでビジネスクラスの座席の写真を。A330は約2窓半。2-2-2の配列です。肘掛の下には500mlのミネラルウォーターにノイズキャングヘッドホンがセッティングされております。
ちなみに肘掛の上には搭乗時にアメニティーのポーチがセッティング。 -
最大限ベッドに近い状態にしてみましたが、これが限界。
フルフラットにはならないライフラットです。常日頃エコノミストな私からしてみればこれでも大満足なのですが、B777からの乗り継ぎだと手狭感は否めません。
でもでっかい枕に頭を沈めて寝てしまえば全部一緒です。 -
航路を見るとカイロ上空を通過するようでしたのでタイミングを見計らっておりましたが、生憎ピラミッドやスフィンクスは認められず。ふてくされてしまいその後の写真はドーハへの降下直前までなし。
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ドーハに定刻より若干送れてドーハ空港に到着。
2013年のこの段階でまもなくハマド新空港への移転を予定していたドーハ。旧空港に来るのもあと何回かと思いながら運航再開して間もなかったB787の横の駐機場へ到着。ドーハ国際空港 (DOH) 空港
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