2013/11/02 - 2013/11/11
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Salaamさん
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一人旅の際は基本「屋根があればどこでもいい」と考えているのですが、せっかくモロッコに来たのだからリアド建築のホテルに泊まりたい欲が出てきました。外国人の方が来日した際に温泉旅館に泊まってみたいと思うのと同じ感覚ではないでしょうか。やはりその国の雰囲気を模した宿に泊まりたいですね。
ほとんど安宿専門の私にしては一泊15000円程する高級ホテルに泊まる事は稀。価格だけではなくインテリアも一流なホテルだったので一日一旅行記から敬意を表して一回分割いて旅行記を書いてみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- ロイヤルエアーモロッコ カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
以前にも書きましたが、リアドはアラビア語で「中庭」を意味する言葉。その名の通り、リアド式建築は通りに面した外壁はほとんど装飾する事なく、内側に面した中庭には贅を尽くした装飾を施しているのが印象的。
チェックイン用のカウンターは別にありましたが、中庭のソファーにかけてお待ちくださいとの事。スムーズとはいえないもの、立ちっ放しではないのでそんなに時間がかかった気はしません。 -
一緒にいた香港人が写真を撮ってくれると言ったので撮って貰ったらスーパーモデル級の激写を受けました。多分1分で20枚位撮られたかも…。
ごらんの通り、装飾品も全てがモロッコ風。未だにあの三角錐の形をした鉄の装飾品の用途は解りませんが…。
ヨーロッパの大聖堂とかで見られるような細かいに物ではありませんが、ステンドグラス風の扉の縁もきれい。言わずもがな、足元のじゅうたんは細かい編み込みで美しい! -
美しい装飾は何も絨毯や置いてある飾りだけではなく、壁に施されている装飾も目を見張るものがあります。細かくタイルがはめ込まれているところやカービングで装飾されたところなど、様々な装飾方法を駆使している中庭は4階立ての吹き抜けを華やかに彩られております。
-
青系、茶系、そしてベースとなっている白。とても細かい装飾に飾られているホテルですが、ギラギラしていないやり過ぎていないあたりがいいですね。
装飾は偶像崇拝を良しとしないイスラム建築に沿ってアラベスク模様がベースですが、モロッコの昔の風景とかの絵画も飾られています。 -
私は利用しませんでしたが、ホテルの最上階には暖炉をそなえたホールもありました。レストラン等に使われているとの事でしたが、実際にはここではなく中庭のテーブルでお食事を召し上がっているようでした。
-
11月のモロッコは砂漠や日向にいないと肌寒いので遠慮しましたが、屋上にあるテラスは回りより少し小高い立地のため展望が素晴らしいです。
こちらでディナーや朝食も頂けるようですが、寒かったのでパス(笑)
ただ、日中一休みをするのには良い雰囲気のテラスですね。 -
テラスの脇にも屋上は広がっていて小綺麗に整えられています。奥には寝そべる事のできるデッキチェアーのような物もあり、暖かく照りつける太陽の下でうたた寝することも可能。もっとも、そんな余裕をもったスケジュールでモロッコを訪れることはなかなか難しいですが…。
-
格子柄のランタンが廊下を柔らかく照らしてくれています。
本当に装飾が細かく施されているのに過度になりすぎていない、嫌らしさを感じない所は見習いたいものです。
我が家はそんなに物がないのにゴチャゴチャ見えてしまう…。違いはなにかな?と所帯染みた目線を持ってしまうのは貧乏人の悪い癖。 -
以前カタール出張の際に気に入って買ってしまいましたが、イスラム圏の格子柄ランタンが醸し出す陰が美しい。
先の地震でテレビの下敷きになり若干潰れてしまいましたが、今でも使っています。イエメンではこれに色ガラスを嵌め込んだ物も見かけましたが、どっちも捨てがたい。 -
夜にはライトアップもされて更に幻想的な雰囲気に。
-
イチオシ
こちらはプール
やはりここでも光と陰を駆使した美しい照明が目を惹きます。間接照明の使い方がまた絶妙。明るすぎず暗すぎず。 -
全室スイート仕様のこのホテルにおっさんが一人で泊まるのはどうも似合わないのは承知。
しかし泊まり慣れた、壁一面に二段ベッドが並ぶドミトリーの部屋と比べると一人辺りの占有空間が20倍位ある部屋だと年甲斐もなくはしゃぎたくなるのもやむを得ません。だいたい20倍ってなんですか?激辛カレーやラーメンの辛さ指数的な数字ですよ!
今にもエマニュエル婦人が腰かけそうな長椅子みたいなのもありますし、床なんてモザイクであしらった綺麗な柄にオシャンティーな絨毯とか敷かれちゃってまぁ! -
ウキウキしてしまいましたが、一人ぼっちです(苦笑)
部屋にいてもウキウキ指数が上がる一方なので中庭に降りて一息つきます。夜の中庭も落ち着いた静寂さが浮き足だったおっさんを落ち着かせてくれます。 -
各部屋にはそれぞれ愛称がついていて、部屋番号プレートに名称も記されています。
日本の旅館とかで各部屋に花の名前とかが付けられているのと同じ感覚ですね。
私の宿泊した部屋はChrifa、女性のお名前ですね。
部屋の扉はステンドグラス風なので、扉を閉めた後に扉についているカーテンを閉めないと中が見えてしまいます。
勿論、誰も私の寝顔なんぞ見たいとは思わないでしょうが、臭いものには蓋を、見苦しいものにはカーテンをって事でちゃんとカーテンを閉めて就寝です。 -
バスタブこそありませんが、シャワールームのエキゾチックさと言ったらありません!
日本ではそこそこのホテルでもユニットバスが常態化してしまい、風情が失われている事を嘆く私にすれば十分すぎる雰囲気。
ここも全面タイル張り装飾できらびやかでありながら下品さのない素晴らしいバスルーム。
無理矢理ネガティブな点を探すなら、シャワーを掛ける場所がないので、両手を使いながらシャワーを浴びる事ができない…。って位ですね。水圧は問題なし。 -
それにしてもオシャンティーなベッドです。
一人で泊まるには大きすぎるしお洒落すぎるし…(苦笑)
ちなみに11月の北アフリカの夜は冷えます。
布団は別な飾りボックスの中に収納されていたのですが、私は気付かず小声ながら薄いベッドシーツ一枚にくるまって寝ていました。
布団は箱の中に。新しいですね! -
イチオシ
朝食は昨夜見たプールサイドの中庭で頂きます。
中庭には陽が差し込まないので、まだ大気が温まりきっていない朝方のリアドは肌寒さが残ります。ほとんどの宿泊カップルはもう一方の暖かい半屋内のリアドで朝食をとっておりますが、何故か私はこっちでとる事にしてしまう。ただでさえ独りで寒々しかったのに、一層寒々しく見えた事でしょう。
これはこれは、私とした事が…。
朝食は他のモロッコ国内ホテルと同様、パンに各種ジャム、卵とコーヒーと質素そのもの。フランスの影響かな?
ちなみにプールは保全修理中で水は抜かれておりました。 -
オジカンニハカギリガアリマス。
長さ5mmの後ろ髪を引かれながら次の目的地へ向かうべくチェックアウトいたします。
訪日する外国人の方にぜひとも日本の温泉旅館滞在を経験して頂きたいのと同様、モロッコへ旅行する方にはぜひ、リアド滞在を経験して頂きたいと思います。
もちろん大手チェーンホテルに滞在する旅もいいとは思いますし、廉価なバックパッカー宿に泊まり歩くのもいいでしょうが、古き良きモロッコを味わうエンタテイメントとしてもオススメです。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ももであさん 2015/07/01 18:05:49
- スーパーモデルになりたい
- Salaamさん
これこそがリヤド何ですね。
名前だけはリヤド(狸宿!?)とつく平均2000円の安宿
ばかり泊まりましたが、雲泥の差です。
600円の宿に至っては、いたたまれず!?
庭で寝ました…
ももであ
- Salaamさん からの返信 2015/07/01 18:28:31
- RE: スーパーモデルになりたい
- ももであ様
こめんとありがとうございます。
私も今までは屋根があって寝れれば良い、が宿の選定基準でしたので安ければ安いほど良い、と思っていました。
でも一旦良い方を見ちゃうと中々戻れないんですよねぇ…。
庭でも寝れる、それはそれで素晴らしい経験!エミレーツの機内じゃないですけど、満天の星空の下で寝るのはそれはそれで贅沢です。
ぜひスーパーモデルを目指す傍ら、私の旅行記もまた覗いて頂ければ幸いです(笑)
Salaam
- ももであさん からの返信 2015/07/01 19:01:05
- 右から見ても左から見てもモロッコ人!?
- え〜っ。モロッコ人のSalaamさんですら、戻れなく
なっちゃうんですか。知るべきか、知らぬが仏か
狸宿の世界
庭で寝たのは、実はメルズーガで部屋の中が40℃を
超え、あまりにも暑かったのです。
たぶん日本人のぼくが寝たら死んでたと思います♪
(Salaamさんなら平気!)
モロッコのモロッコ人によるブログ!
スーパーモデルを目指す傍ら、知らない世界を覗き
たいので、こっそりフォローいたします。
あ、でも「なめし皮」はいりません。
- Salaamさん からの返信 2015/07/07 19:26:08
- RE: 右から見ても左から見てもモロッコ人!?
- ももであ様
いやいやいや、一応こう見えても日本人でございます。
スークで買ったからちゃんと日本のパスポートも持ってます。
流石に40℃の部屋では寝れないですね。
当方は砂漠の夜が寒すぎて目が覚めてしまうほどと間逆でした…。
また日本人による、日本以外の旅行もブログさせて頂きます。
よろしくお願い致します!
Salaam
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