2011/07/12 - 2011/07/26
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motogenさん
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10年ほど一人旅を続けてきましたが、女房ともども退職して自由な時間ができました。
それを記念し、これまででかけたアジア田舎の中で、女房にも楽しめるであろうコースを選んで二人で旅することにしました。
場所はタイの北部。
チェンマイを基点にメーサリアン、クンアユム、メーホンソン、パイとローカルバスに乗って一周する2週間の旅です。
買物旅行ではなく、グルメ旅行でもなく、ましてや優雅なリゾート旅行でもありません。
現地の人たちと一緒にローカルな乗り物に乗り、格安なゲストハウスに泊まり、現地の人たちが愛用する食堂に入り、みやげ物は無視する。
そし炎天下を歩き回り、土ぼこりを浴び、田舎の風の匂いを満喫し、人との出会いを期待する。
そんな旅行をめざしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
中部国際空港で出発を待つ。
女房は10年前に台北旅行した後は海外とは無縁で、パスポートにある入国スタンプは唯一この台湾のみ。
-
バンコク・スワナ空港の地下でエアポートリンクの電車を待つ。
電車の中では韓国のいかした若者に話しかけられ、韓流ブームにのっかっていた女房はご機嫌。 -
タクシーなどの贅沢な乗り物は極力使わないことに決め、バンコク市内はもっぱら庶民の足である赤バスとする。
エアポートリンクの各駅停車でマッカサン駅で降りると、屋台のおばさんにバス停の場所を聞くと100メートルほど先。
騒音と排気ガスと人ごみの中を、荷物を引きずりながら歩くだけで、汗がしたたり落ちる。
どうだ、これぞバンコクだ。
きょろきょろ、おどおどする女房を見ながら、やってきた136番バスに飛び乗る。
時刻は夕方の5時近くで、通勤ラッシュなのか車内は相当混んでいる。
道路も渋滞していて、バスは進んだり止まったりの繰り返し。
バスが止まると窓からの風はとだえ、車内は蒸し風呂状態だ。
バンコク庶民の生活は大変だろう。
と女房を見ると、運良く近くの席の人が降りたため、ちゃっかり椅子に座っていた。
やっとのことでバスを降りると降りる場所が早過ぎて、めざす『ワタナ・マンション』までには相当な距離があった。
予約なしでも『ワタナ・マンション』はいつも部屋があって、ツインルームを申し込むと、10階のキーを手渡された。
エアコン、TV、冷蔵庫、セキュリティーボックスにバスタブまであって、私にとってはちょっと贅沢。
これで600バーツ。 -
ワタナマンションの窓から見える景色。
今回ここに泊まったのは、マッカサン駅やモチッチのバスターミナルへ行くバスが近くを走っているいることが理由。
そして、不要な部屋までの案内や荷物運びがないのも気楽でよい。 -
到着早々モーチットのバスターミナルに、明日の深夜バスのチケットを買いに出掛けた。
136番バスを待って乗り込むと、ラッシュタイムを過ぎたのかバスは順調に北に向かって走っていき、西にカーブする。
おお、調べておいた予定のコースだ。
と、のほほんとしていたのはここまでだった。
先方に立体交差のある大きな交差点が見えた所で、バスは急にUターンすると反対車線の停留所に止まってしまった。
「ねえねえ、みんな降りるよ。ここ、終点じゃないの?」
女房が席を立つ。
「そんな馬鹿な!」
一緒に乗ってきた乗客が、誰もいなくなった車内を見た私は、パニック同然となって、後先も考えずに降りてしまった。
茫然と立ちつくす私たちを残して、バスは走り去っていく。
ここは、どこだ??
「ティニー・ティナイ?」(ここ、どこ?)
「ヤーク・パイ・モチッソン・・ロッメイ・パイ・モチットソン・アライ?・・」
(モチットに行きたいんだ。モチットまで行けるバスはどれ?)
むちゃくちゃなタイ語でも気にしることなく、停留所にいるおじさんやおばさん、お姉さんに手当たりしだいに聞き回る。
みんな親切に考えてくれるが、人それぞれ違うことを言い、あてにならない。
言葉もよく理解できない。
時計を見ると8時になっている。
ぼんやりたたずんでいると、若い女性が声をかけてくれた。
「あの・・ここで待っていても、モチット行きのバスは来ませんよ。
あの交差点を左に折れた場所で、タクシーを拾うのがいいですよ。
バスも来るかも知れません・・」
私にも理解できるように簡単な言葉を選び、ゆっくりゆっくりと説明してくれる。
なんと親切で優しい女性なんだろう。
女性のアドバイスを受けて、言われた場所に歩くとバス停が見える。
136番バスが目の前を通過していくところだった。
ここで待てばいいんだ・・
しかし次のバスは待てども待てどもやって来なく、辛抱しきれずにタクシーを呼び止めてしまった。
チケットは簡単に変えた。(画像)
遅い夕食をバスターミナル内のクーポン食堂でとり、帰り道もタクシーに頼ることになった。 -
元気を取り戻した翌朝、モーチットのバスターミナルに荷物を預けると(画像の店で預かってくれる)、77番赤バスで「伊勢丹」「BigC」方面に出向き、バンコクの華やかな中心街を女房に見せる。
伊勢丹前のバス停のすごさといったら、何と表現してよいのやら・・
いったい車線は何本あるんだろう。
数えきれないほど車線はあるのに、どれもこれも渋滞していて、ほとんど車は止まっている。
やってくるバスは路肩に近づけず、中央付近の車線で乗客を乗り降りさせている。
王宮行きの2番バスがやってきた。
しかしそのバスは中央近くの車線をのろのろと進んでくる。
一人の女性がそれに向かって、ところせましと並ぶ車の合間をぬって突き進んで行った。
「おい、行くぞ!」
女房を励まし、その女性の後を追う。
日本では信じられないバスの乗り方に、女房はしんから驚いている。
そして、女房の驚きは他にもあった。
「あの車掌さん、お客と一緒に、同じ椅子にどっかと座っている・・・」
「携帯もしているよ。」
「あっ、バナナ食べてる」
その車掌さんが話しかけてきた。
「どこまで行くの?」
「ワット・アルン・・」
「大丈夫、このバス、ワット・アルンの近くに行くから。どこから来たの?」」
「日本から・・」
「日本、津波ね。TVで見たよ・・」
気軽に話しかけてくる車掌さんに、タイののどかさを味わう女房だった。 -
ワットアルンに行くためにチャオプラヤー川を船で渡る。
街中は暑かったのに川の上は涼しい風が吹き渡りしごく快適。
何回来ても、ここは最高だ。 -
ワットアルンの講堂では小学生が仏門の学習中?
暇な私たちはずっとこの様子を眺めていた。 -
塔にも登りましたが、最上段までは足がすくんで登れない。
でも中段でもチャオプラヤー川やその向こう側のワット・ポー、ワット・パケーオが見渡せて満足、満足。 -
次は定番のワットポー。
ここでは壁画や装飾品の修復が行われていて、それが印象に残る。 -
コインを一つ一つ壷に入れてお祈り。
一人旅ではやらないけど、女房にはこういった観光気分を味わわせてあげる。 -
初心者の観光定番、ワット・アルンとワット・ポーで一休みした後、バスターミナルに戻ることにした。
時刻は4時、8時発の夜行バスにはまだまだ余裕がある。
王宮広場まで歩いて9番バスを待つが、次々やって来るのは他のバス。
バス停には9の番号も書いてあるが、不安がつのり始め、女房と顔を見あわせるばかり。
それでも辛抱のかいがあって、何とか9番バスが現れ、喜び勇んで乗り込んだ。
「このバスで、モチットマイに行ける?」
すぐに車掌さんに聞いてみる。
「このバスは、モチットには行かないよ・・」
「えっ? モチットのバスターミナルだよ。」
「このバスは、行かない・・・・」
説明してくれるが、私にはこの後はチンプンカンプンで、大急ぎで降ろしてもらった。
さてさて情けないことになってしまった。
バスマップと、違うじゃないかよ〜・・
おろおろしていると、後ろから声をかけられた。
「3番バスなら、モチットに行けるよ。3番バスの乗り場はね・・」
二人連れの若い女性だ。
後から分かったことは、この二人も今の9番バスに乗り込み、私と車掌さんの話を聞いて、一緒に降りたのだそうだ。 -
天の助けというか、運が見方をしているというのか、この二人(画像)の案内で王宮広場の裏側まで歩き、なんとか無事に3番バスに乗ることができたのだった。
彼女たちはナンまで帰るのだそうで、モーチットのバスターミナルまでは一緒だ。
メールアドレスや電話番号を書いたメモまでくれた。
「タイの女の子って、可愛いね。」
女房も大喜びだ。
こんな人たちと知り合えるのもタイの楽しさなのでしょうか。
道路は大渋滞だった。
せっかく乗ったバスなのに遅々として進まない。
初めは余裕で外を眺めていたが、1時間たってもほとんど進んでいないように見える。
暑苦しいことこのうえない。
ゴーとエンジンが響き、ググッ・ググッ動き始めたと思っても、すぐに停止してしまう。
持参していた水も底をついた。
乗った時にはまだ明るかった後、いつの間にか夜の気配が漂ってきてしまった。
やっと正常に動き出したのは、乗ってから2時間後。
ターミナル到着7時15分。
クーポン食堂で食事をし、預けてあった荷物を受け取り、トイレを済まして発着場所に行くと、バスはもうすぐ発車するところだった。
それにしてもラッキーと言えばラッキーだ。
もう少しでチェンマイ行きバスに乗り遅れるところだった。
今回、不運の中にも大きなラッキーが入り交じり、何はともあれ計画通りにタイ北部に旅立つことができそうだった。
夜行バスの席は、2階席の最前列。
私はこの席に座ると、前方の景色に興奮し、なかなか寝つけない。
その2 につづきます。
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