2015/04/29 - 2015/04/29
8位(同エリア457件中)
こあひるさん
今日は、サプンツァ村にある「陽気な墓Cimitirul Vesel」と、ほかの2つの村の木造教会を訪れる予定。
3年ほど前、ハンガリー在住のトラベラー*JY*さんの旅行記で、陽気な墓を見て・・・なんという常識外れの面白い墓地があるんだろう~~!と驚き、また、そのエリアの木造教会の素朴な美しさに心惹かれた。
しかしながら・・・わが家ではとてもじゃないけど行けそうにない辺鄙なところにあり・・・しかも、それらがルーマニアだったとは・・・ほとんど記憶の外(ハンガリーのどこかと思っていたかも・・・)。
まさか・・・その辺鄙な田舎・・・木造教会や・・・そして実際に見たら面白いだろうな~と憧れていた(笑)墓地に・・・自分が行く日が来るとは・・・人生ってわからないものである(←大げさ)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9時頃にペンシウネを出発。相変わらず雨は降り続いているし、この空のどんより具合・・・まだまだ止みそうもないかなぁ・・・。
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まもなく大きな街に入りました。
シィゲトゥ・マルマツィエイSighetu Marumatieiという町です。
古くから交通の要所として栄えて来た町で、ウクライナとの国境がマラムレシュを分断し、県庁所在地がバイア・マーレに移される以前には、名実ともにマラムレシュの中心地でした。
国境が近いせいか、ハンガリー人やウクライナ人も多いようです。 -
こういう長屋風の旧市街っぽい家並みは、ルーマニアというより、ハンガリーやドイツ系の香りが感じられます。
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雨のせいもあるのか・・・道路の脇は、駐車車両で満杯。
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雨でもお買い物〜〜。街なかには結構人出が多かったです。あんまり傘を差さないのかな・・・?
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町を抜けると、また田園風景に戻ります。
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今までいくつも見てきた、ルーマニアらしい田舎の小さな村を通り過ぎ・・・。
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集落と、緑美しい広大な農耕地帯が交互に・・・。
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葺き替えたばかりの屋根がやけにカラフル〜。ここの家並みは、お家の向きが揃って斜めになっていて面白かった〜。
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今度は、いっせいにこっちを向いている〜。
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そしてまた農耕地帯・・・。
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ペンシウネを出てから30分あまりで・・・いよいよサプンツァ村に入ったようです。左手に見えてきた尖塔が・・・目的地の教会のようです。
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美しい模様が描かれた尖塔を持つ教会は・・・目下修復の真っ最中のよう・・・。
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陽気な墓の前の民家は、ずらりとおみやげ屋さんになっています。この墓地が、超有名な観光地になったおかげで、村人たちの生活にも随分いい影響があったんだろうな〜。
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トラクターなんかも走っちゃって・・・普通の農村なんですがね。
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ここが今や有名な観光地である「陽気な墓Cimitirul Vesel」。
塀やベンチに至るまで・・・凝っていますね〜。 -
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門柱にもポップな絵柄がはめ込まれています。
そして・・・わ〜ぁ!出た〜〜ぁ!明るい青色を基調とした、陽気なお墓たちが見えた〜! -
門扉に掲げられた看板。
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門を入るとすぐに窓口。
ここで(おそらく)パンフレット等を売っていたんだと思いますが、墓地の景色にすっかり心奪われて・・・買うのを忘れちゃいました。
入場料5レイ(約150円)。 -
墓標の基本的なパターンは決まっていて、トタンかブリキのような金属の三角屋根、その下に十字架、そして故人を表す絵、そして故人について語られている文章。
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故人を表す絵は、その人の職業、好きだったこと、生活する姿、死ぬこととなった(事故の)原因・・・などのシーンが描かれています。
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この時には雨がひどく、傘を差しながらのカメラ操作がとっても大変で・・・写すだけで精いっぱい・・・。気づかなかったけど、いくつかの墓標には、黄色い札に番号と題名がついていたようですね〜。
パンフレットに、もしかして説明があるのかもしれません。この墓標には、トラクターという題名がつけれらています。 -
お墓だということを忘れてしまいそうなほど・・・明るくポップな墓標が並んでいるのは圧巻ですが・・・故人が墓標の土の下に埋められているのかと思うと、ちょっと神妙〜。
新しくて色鮮やかなものや、年月を経て色褪せてきたものなど・・・色々あります。 -
シンプルに、肖像画だけのものもあります。
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右の墓標は、故人の職業を表していそうですね。レンガ職人かしら??絵の上には、ご本人の写真も埋め込まれています。
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お料理が得意なお母さん・・・お隣には・・・羊飼いだった人。
墓標には1人称で、私は○○(名前)といいます・・・から始まり・・・その人がどういう人生を送ったのかということ・・・子供が○○人いました・・・とか・・・○○が好きでした・・・とか・・・時には、家族間の問題なども・・・愛情や皮肉をこめて、ユーモラスに書かれているものもあります。 -
墓標の前の土が・・・花壇みたいになってる。
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交通事故で亡くなった女の子。3歳で亡くなったようです・・・。
死んだ時の姿を、なにも墓標に描かなくてもいいのに・・・と、普通なら思っちゃいますが・・・不慮の事故で亡くなった方の墓標には、亡くなった原因を表すシーンがけっこう多いんです。
一応、絵柄とか文章は、遺族と相談しながら決める・・・って言ってましたけど。 -
仲睦まじそうな家族の絵に見えます・・・。
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傘を差しているので、連れ合いがくっついてると邪魔になるし、連れ合いも濡れちゃうだけなので・・・連れ合いは菅原さんにお任せして(笑)、ひとりでずんずん進みます。
墓標に書かれた文章の意味が全くわからないのがちょっと残念ですが、だからといって、いちいち聞きながら周るほど余裕のある天気ではなかったなぁ。
なので・・・文字部分より、絵の部分をメインに撮りまくりました。
これは・・・お母さんと小さな息子だけど・・・誰のお墓なのかな〜。 -
農作業する女性。
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雷に打たれて亡くなったようです。
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たくさんの子供を育てたお母さん・・・かな。
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これはちょっと色褪せてます。墓標は木製なので、雨風や雪に晒されて・・・けっこうすぐに傷むようです。
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肖像画だけの絵もけっこうありました。
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切りがないですね〜、まだまだ奥へと続いています。
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ひとりひとり同じ人生がないのと同様に・・・墓標も・・・ひとつとして同じものはありません。
あら?石製の普通っぽいお墓も混じっていますね。 -
ナースだったのかな。
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伝統的な民族衣装姿も多いです。
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やっぱり花壇になってるよね〜(笑)。お花がいっぱいでいいんだけど、土葬だとしたら、植物に命を与えてるのかもね。
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これも少女のようですね。絵の上に本人の写真が埋め込まれていると、この人がここに眠っているお墓なんだなぁ〜・・・と実感がわきます。
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向こうの建物は、トイレなどになっています。
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そもそもこのカラフルな墓標は・・・1935年に、村人であるスタン・イオン・パトラシュ氏が、故人の生前の職業や生活を、ユーモラスな彫刻として墓標に彫り、彩色したことが始まりです。
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だいぶ傷んできていますが・・・こちらも少女のお墓のようです。
立体的な彫刻が施されています。 -
女性にも、伝統的な民族衣装姿がけっこうあります。
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赤、黒、緑、黄色などのカラフルな色彩を使っていますが、ベースとなっている青色は、死後に魂が昇っていく空を象徴しているんだそうです。
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女性の多くは、家庭を守る主婦だった人が多いようです。
糸を紡いだり機を織ったり・・・手仕事をしているシーンがかなり多かったです。昔ながらの手仕事は、家庭にいる女性のお仕事だったのですね。 -
こちらも手仕事。
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左は肖像画風です・・・隣は・・・信仰厚き女性だったのでしょう。
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こんな雨降りですが、観光客はけっこうきています。
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警官かしら?
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よき主婦だったのでしょうね。わりと若くして亡くなっている方もいますねぇ。
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林業に携わっていたのかな。
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果物を摘み取っている女性。この方は、82歳まで長生きされたようです。
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羊飼いの男性が、銃で殺され・・・首を切られたようで・・・。首のないまま埋葬されたようです。
陽気なお墓は1935年から・・・なので、戦争や社会主義時代・・・民族運動・・・こんな辺鄙な田舎においても、色々なことが起こってきたのでしょうね。 -
女性の姿は、家庭内でお仕事か、農作業・・・が圧倒的に多いですね。
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そして・・・教会の前にあるのが、陽気なお墓を作り始めたスタン・イオン・パトラシュ氏のお墓。69歳で亡くなられていて・・・割と早死だったのですね。
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パトラシュさん、立派な民族衣装スタイルで決めてます。
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機織りをする女性。
今でもこうして、糸を紡いで、布を織って、刺繍をして・・・手作りしているんです(特にお年寄りが・・・)。 -
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ひとつずつ墓碑銘を読みながらゆっくり・・・なんてしていたら・・・時間がいくらあっても足りないかもね〜。
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フルーツを使った蒸留酒、ツイカかパリンカ(←ツイカを倍くらい強くしたもの)を作る女性。どこの農家でも、自家製で作っているお酒のようです。
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軍人さんかな。
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絵を見ているだけで・・・マラムレシュ地方の伝統的な暮らしぶりが伝わってくるようです。
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さて・・・修復真っ最中の教会に入ってみます。
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外壁の様子、ちょっとうかがえます。
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尖塔に吊るされていた鐘を降ろしてあるのでしょうか。
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内部も修復中〜〜!!
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天井部分のフレスコ画は、色彩がわりとキレイに残っています。
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内陣のイコン。
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出入口に近い辺りの内壁のフレスコ画はかなり傷んでいました。フレスコ画も修復されるのかなぁ。
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雨で写真を撮るのも大変だったけど・・・30分ほど墓地を見て周りました。
日中、晴れていればけっこう暖かいのですが、こんなお天気だと肌寒く・・・今日は、薄手のコートを着ていても寒いくらい。冷え切っちゃいました。
陽気なお墓の前にあるおみやげ屋さんに寄ってみようかな。 -
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手作りのアクセサリーや、陽気な墓を模ったマグネットなどがあります。連れ合いは、会社の人たちのお土産にマグネットを購入しました。でも、墓標だってことをちゃんと説明しないと、なんなのかわからないよ〜。
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墓標のミニチュアも売っています。かなり安いです(それなりの作りですが)。私、ひとつ買っちゃいました(笑)。
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マラムレシュ地方の男性が被っている麦わら帽子も、飾り(まさかほんとに被るため・・・?)として、お土産用に、色々な大きさのものが売られています。
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車に乗り込み・・・陽気な墓の脇にある、舗装されていない道を進みます。
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こんなところもブラついてみたい〜。
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その通りにあるのは・・・亡くなったパトラシュ氏が住んでいたお家を、記念館として公開しているもの。彼の跡を継いだお弟子さんのアトリエにもなっています。
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パトラシュさんの記念碑と・・・お弟子さんの住居かな。可愛らしいお家ですね。
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こちらの大きな主屋が、記念館になっているようです。
可愛らしいペインティングが施されていますね。写真に写っているのは、お弟子さんと菅原さん。 -
バルコニーの柱も、すっごく可愛い〜〜!!!
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小さな木板を重ね合わせた外壁をもつ、伝統的な家屋です。窓枠のペインティングもカラフルです。
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私は、記念館や墓標のことよりも・・・お家の中を見ることができる・・・ってことに気が向いてしまい・・・パトラシュ氏のお話はわりとそっちのけ・・・(笑)。
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彫刻像も作っていたのですね。
ここに置かれていた墓標は、おみやげ品のミニチュアにもなっている、代表的な名碑文(?)で・・・義母のお墓なのでしょうが・・・お義母さんが、あと3日長生きしていたら、自分(娘婿)がここに眠っていたでしょう・・・どうぞお義母さんの眠りを邪魔しないでください・・・みたいなことが書かれているそうです。 -
パトラシュ氏やそのご家族たちの写真もたくさん。
パトラシュ氏がお墓作りを始めたのも、亡くなったのも、ルーマニアがまだ社会主義の独裁政権だったころ・・・。そんな時代、辺境な田舎の村で・・・こんなに突き抜けたような明るい墓標を作り始め、それが周囲にも支持された・・・ってあたりに、ルーマニア人の死生観や気質を見るような気がします。 -
日本のテレビ「世界ゴリッパですね!!」の取材でもらったようです(全く知らない番組ですが)。
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お部屋のひとつには、パトラシュ氏の作品がずらり・・・。
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絵皿やマグカップの飾りつけもキュートです。
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パトラシュ氏によるポートレートがたくさん。
まさか墓標は家の中に飾っておけないけど、こんな椅子なら、お部屋のデザインによっては使えそうだな〜。 -
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墓標以外にも、色々な生活雑貨も作っていたようです。
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こちらがパトラシュ氏の跡を継いだお弟子さん。
現在では、この方にもお弟子さんがいるそうで・・・陽気な墓にも、後継者がいて安心しました。 -
このお部屋が暗いので・・・ボケちゃったけど・・・こんな可愛いカップボードもありました。
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主屋(記念館)から中庭に出ると・・・猫ちゃんのお通りです。
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主屋に隣り合った棟が、墓標作製の現在のアトリエになっているみたい。
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出来たてのものや、修復中のものなど・・・。
墓標は木製なので、傷みやすく・・・何十年か経って傷んだら、作り直すそうです(もちろん、遺族の希望で)。なので、後継者がいなくなっちゃうと、お墓が荒れ果ててしまいますね。 -
ただ今、作成中のものです。まずはベースの青から塗るんですね〜。
日本じゃ、こんな墓標を立てるのを許してもらえそうもないけれど(実際のところ、わかりませんが・・・)、もしこれが日本の墓地にあったら、目立つだろうな〜ぁ。っていうか、浮きまくり〜〜。
何をふざけてる!って思われてしまうのが落ちかもしれませんね〜(ルーマニアでは、そんな気持ちはみじんもないのですが)。自分のお墓に、ちょっといいな〜・・・なんて思わなくもなかったです(笑)。
でも、誰とは教えられないそうですが・・・日本人で注文した人がいたそうですよ。 -
こちらは修復中のようです。
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黒い双頭の鳩がついているものは・・・どうやら生前に悪いことをした人のようです。
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古くなったものを展示しています。
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敷地の奥は、農地になっています。
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おわ〜〜っ!!??中庭に孔雀のつがいが〜〜!?
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堂々としてます。不思議な光景・・・(笑)。
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まもなく11時になります。雨は、朝よりは弱くなりましたが・・・まだ止むことはありません。
次の目的地は・・・ランチに向かうようです。
続きます。
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この旅行記へのコメント (14)
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- ガブリエラさん 2015/10/20 08:33:05
- テレビで見ました♪
- こあひるさん☆
こんにちは♪
母の目の方も、一段落ついて、ようやく4トラ再開できそうです(*^_^*)
ルーマニアのこの楽しいお墓、以前テレビで見て、おもしろい!って思ったんですよヽ(^o^)丿
生前の出来事が、お墓に描かれてるって、おもしろいですよね!!!
日本のお墓は、とても静かにたたずんでる感じですが、ルーマニアはさすがラテンの国ですね♪
基本的に、お墓は写真に撮らないようにしてるのですが、ここでは撮っちゃうかも♪
なんだか、私の綺麗なお墓を撮って!って、語りかけられてる気がしますね(^_-)-☆
ガブ(^_^)v
- こあひるさん からの返信 2015/10/22 12:46:31
- RE: テレビで見ました♪
- ガブちゃん、こんにちは!
陽気な墓、テレビでやってたのですね〜。ほんとに面白いですよね〜。
カラフルな色彩も、似顔絵も楽しい雰囲気ですが、自虐気味の文章が面白いから・・・っていうのも、ここまで人気が出た理由のひとつのように思います。
ほかの墓地は、静かにたたずんでいました(笑)。ここの墓地だけは、そうも言ってられない雰囲気ですね。お墓に眠っている人はどう思っているのかなぁ。見知らぬ沢山の人が自分を悼んでくれて、喜んでいそうな気もしますね。
こあひる
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- yume-chanさん 2015/10/19 01:43:17
- はじめまして
- ルーマニアだったんですね〜カラフルな墓標。
写真や説明が細かくて分かりやすかったです。
ひとりひとりのお墓なんですね〜日本と違って、一家が一緒ではないんですね。
以前、TVで見ました。
その時は、まだご存命のおばあちゃんが、自分の為に注文していました。
実際行かれて、沢山の墓標を見られたなんて凄い。
世界の中でもお墓自体が観光地になっている所は、そう無いでしょうね。
私ももし行ったら、全て見て周りたいです。
手作りで、素朴な感じが素敵なので、私も自分の分を作ってもらいたくなりました。
yume-
- こあひるさん からの返信 2015/10/22 12:41:36
- RE: はじめまして
- yume-chanさん、こんにちは。
初めまして!書き込みありがとうございます(´▽`*)。
楽しくてカラフルで・・・そして見れば見るほど奥が深い墓標だと思いました!
キリスト教だと基本的にはひとりずつのお墓なので・・・好きなデザインを選べて(といっても、本人の好みじゃないことも多いかもしれませんが)いいですよね。最近では、日本でもそういうスタイルもありそうですが。
墓地という、ちょっと湿り気のあるイメージを吹き払うような・・・明るいブルーとカラフルな色彩のお墓・・・こんなに観光名所になるなんて、始めたご本人も予想しなかったでしょうね〜。
こあひる
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- satさん 2015/10/17 01:04:08
- 何日あったらゆっくり見られるのかな
- こあひるさん
お久しぶりです。
ルーマニアのお墓、ほんといろんな物語があるんですね。
有名なのでしたか?知りませんでした。
可愛いおうちなどがある国だって印象はあったのですが、ちょっと興味がわいてきました。
sat
- こあひるさん からの返信 2015/10/18 20:08:01
- RE: 何日あったらゆっくり見られるのかな
- satさん、こんばんは。
お久しぶりに遊びに来ていただいてありがとう〜〜!
あんな田舎で・・・足も不便なところですが、観光バスなんかもやってくるような観光地のようですよ〜。
墓碑銘を読み取れなくても・・・(読み取れた方が、面白いんですが)、絵だけ見ていると、マラムレシュ地方の人々の生活が見えてくるようで、ああいうお墓も興味深いものです。
田舎の風景も美しく・・・丘陵地帯なんて・・・もしかしたら今まで訪れた国の中で最も美しいかもしれない・・・と思いました。
観光にはかなり・・・不便でまだまだですが・・・その代わり、見ることのできる風景は・・・懐かしいような・・・ほっこりするような・・・ステキなものです。
こあひる
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- るなさん 2015/10/16 13:07:24
- 物語性のあるお墓
- お姉ちゃま、こんにちは。
雨の撮影お疲れさま〜曇り空でいいから雨は勘弁して下さいって思うよね。
ヨーロッパの人、いや日本人以外はほとんど傘ってものはさしてないかもね。
私達にとっては結構すごい雨でも、そう感じないみたいで?多少の雨じゃさす気ないみたいよ。パーカー的な物で終わり。
それにしても陽気なお墓、やっぱすんごいなぁ〜(笑)
行ってみたいわ♪
私がこの前行った十字架の丘並みにフォトジェニックだね。イメージは全く違うけど、十字架ってだけでホントに異空間文化を感じるし。
もちろん全てを現しているわけじゃないだろうけど、一つ一つがまるで絵本のように物語があって、その人の生きた証みたいなお墓だね。
木造だからすぐ傷んじゃって、その後は修復とかはしないのかな?
日本は墓石だから傷むってことはそうないし、考えたこともなかった。
ルーマニアの教会や修道院系はこんなフレスコ画が多い気がするね。
やっぱさここへ来るには車がないとダメかね?
なんか菅原さん、私が以前テレビで観た時より随分お年を召されたような?
古い番組だったのかしらぁ????
パトラッシュさんの記念館の建物もすごいねぇ〜@@;
あぁ、ポーランドの田舎を思い出しましたわ。
るなっちょ
- こあひるさん からの返信 2015/10/18 20:02:05
- RE: 物語性のあるお墓
- るなっちょ、こんばんは〜!
ヨーロッパで雨の時って・・・カッパの人多いよね・・・。私なんかは、メガネかけてるので、カッパだとダメなんだよね〜。まぁ、傘さしてても、写真撮ってると邪魔になり、けっきょく傘も全く役に立っていないことがほとんどだから・・・あろうことかカメラもびしょ濡れになるし・・・雨は嫌だわ〜、ほんと。
キリスト教的なものが・・・日本人にとっては、とってもエキゾチックなんだろうね〜。デザイン的なものだけで・・・フォトジェニックっていうか・・・。欧米人が、日本の神社仏閣などの和のものに感じるのと同じ気持ちなんだろうね。
墓碑銘の意味が分かるともっと面白いのでしょうが・・・絵だけを見ていても、マラムレシュの生活ぶりが見えてくるようで、なかなか興味深かったです。晴れてれば、菅原さんにいくつか読んでもらったりしたのですが・・・。
この墓標もそうだけど、木造教会ですら・・・木製だと何十年かで傷んでくる・・・というか腐ってくるみたいよ。家族の希望があれば、修復したり作りなおしたりするんですって。だから、けっこう定期的にお仕事ありそうだよね(笑)。
陽気な墓だけなら、シィゲトゥ・マルマツィエイから、バス便があるみたいよ。私は、最初からプライベートツアーに決めちゃったから、詳しく調べていないけど、車がなくてもいけないことはないみたい。ただし・・・きっと便数が少ないだろうから・・・陽気な墓だけになっちゃう可能性も・・・。ほかにもどっか周る効率を考えると、タクシーのチャーターがいいと思う。バスでのんびり往復して・・・サプンツァの村をブラブラってのもいいかもしれないけど・・・。
菅原さん、テレビ用にオシャレして出たのかな〜〜(笑)。その番組、ぜひ観たかったわ〜〜。
こあひる
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- aoitomoさん 2015/10/12 11:35:29
- いつまでも記憶にとどめてもらえそうな墓標です。
- こあひるさん
『陽気な墓』
立派な観光地だったのですね。
テレビの旅行やバラエティ番組でも取り上げられたりで見たことがあります。
雨の中で撮影も大変だったことでしょう。
墓標のベースの青色が死後に魂が昇っていく空を象徴しているというのは初めて知りました。
墓標に書かれるエピソードがユーモアなのがいいですね〜
なんか無くなっても何時までも記憶にとどめてもらえるような気がします。
日本では到底真似出来ないでしょうね。
日本だったらやたら業績やら、いい人柄やらが当たり前のように書かれるだけの、記憶に残りにくいもので終わってしまいそう〜
そんな意味では『陽気な墓』が羨ましくもあります。
生前に悪いことをした人は黒い双頭の鳩がつくというのは、当人にとっては辛いというか悲劇ですが〜
『教会内部』
教会内部も見事なフレスコ画に驚きます。
内壁のフレスコ画も修復されるといいですね〜
パトラシュ氏の記念館やアトリエも面白そうです。
アトリエにも入れてしまうのですね〜
『陽気な墓』楽しませていただきました〜
昨日だったかテレビで弘前城の天守大移動の紹介番組があって、
こあひるさんの旅行記で知っていたので、
相方に自慢げに説明しました〜(爆)
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2015/10/15 11:54:21
- RE: いつまでも記憶にとどめてもらえそうな墓標です。
- aoitomoさん、こんにちは〜!
サプンツァ村は、あんな田舎なのですが、陽気な墓は、かなり有名な観光地となっているようですよ〜。私も、*JY*さんの旅行記で初めて見た時に、これは行ってみたい〜〜!って思いました。
雨の中の撮影・・・わが家ではポピュラーな環境となっているので(笑)、このくらいの規模の場所なら・・・まぁ・・・マシなほうでした。連れ合いもくっついてこなかったし。
墓標に書かれている墓碑銘は、1人称で淡々としているものが多いと思うのですが、たまに、自虐ネタのような面白いものがあるので、自分で読めたらどんなにいいかと・・・思いました。写真を撮っていると時には、撮るので精一杯でしたが、お家でゆっくり拡大してみることができるので、読めないのがもったいないです。
ルーマニア人のルーツである古代ダキア人の死生観の影響が大きいらしいです。死後の世界を信じていたので、生も死も、一時のことだし恐れるものではない・・といった、古代にはよくあるような死生観をもっていたようです。
教会は修復の真っ最中で・・・やや残念でしたが、まぁ、ここは墓地のほうがメインなので・・・でも、中に入って見ることはできたのでよかったです。
パトラシュ氏のお弟子さんのアトリエ・・・といっても・・・納屋というか・・・小屋というか・・・単に屋根だけあるオープンスペースって感じの場所でした。でも、現地のお家の敷地内に入って見学できる・・・ってのは興味津々で嬉しいことです。
弘前城の曳屋、そちらでも紹介番組をやってましたか〜〜。あともうちょっとで終わるのかなぁ〜〜〜。
こあひる
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- ももであさん 2015/10/12 10:01:57
- 賑やか vs 静か
- 日本人でも注文すれば、25万円程で制作してくれるそうですよ。
墓標というよりアートとして、部屋の中に飾りたい!?
あの世で静かに過ごしたい…
そう思っている人も多いのでしょうが、観光客だらけでの墓って
どうなのでしょうね。
それで、ここから500mほど離れたところに、無料♪で見られる、
“第二 陽気な墓”をGoogleで見つけていたので行ってみました。
とっても静かだけど寂しい。誰も来てくれないって感じです。
やっぱり賑やかな方がいいかな。
サプンツァに入るちょっと手前を走行中に、おじいさんが
倒れるのを目撃し、起こして応急手当する出来事があったので
ぼくの陽気な墓の記憶は、結構薄いです。
ただサプンツァに限らず、ルーマニア全土の墓はどこも素朴ながら
驚くほど美しいと思えました。
- こあひるさん からの返信 2015/10/15 11:35:53
- RE: 賑やか vs 静か
- ももねこさま、こんにちは〜!
そうなんですよね〜。思っていたほど高くないので(現地の人にしてみればけっこう高価だと思いますが)ちょっと驚きました。
注文した日本人がいた・・・というのも、墓標ではなく、飾りとして買ったのかもしれないな〜なんて思うくらい、可愛いですよね。でもさすがに・・・わが家にはデカすぎるので・・・肖像画みたいなものとか小物なら作ってほしいかも・・・って思いました。
もうひとつの陽気な墓の存在は、旅行記を作りながら、ネットで色々見ているときに知りました〜。墓標の数、同じくらい立ってましたか?う〜〜!もし旅行記を作ることがあったら・・・ぜひ写真見せてくださいね!
ももねこさまは、陽気な墓よりも、おじいちゃんの手当てのインパクトが強かったんですね〜。でも、そっちのほうがいい思い出になっていそう〜!
確かに、ほかの教会の墓地も、素朴ながら花輪が飾られてキレイでしたね〜。
こあひる
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- ウェンディさん 2015/10/12 09:35:45
- ルーマニア
- こあひるさん こんにちは。
しっとりと雨を纏うマラムレシュ地方の明るいお墓の光景。
ルーマニアの田舎町にはこんな墓標の村があるのですね。
亡くなられた方の生前の職業や生活など色々な場面を一つの絵に込め、その魂を追悼する。
素敵な考え方だと思います。
でも、事故で亡くなられた女の子の墓標がその事故のシーンだったのには驚きました。
なんだか相手を恨んで成仏できない気もするのですが…。(キリスト教なので成仏ではなく昇天になるのかな?)
欧州についてはあまり詳しく歴史も政治的背景も知らないので、私の中のルーマニアのイメージはドラキュラ伯爵が一番強いのですが、串刺し公と呼ばれたヴラド3世も実際はそんなに残虐な支配者ではなく、あの串刺し行為はオスマンの侵略勢力に対しての止む無くの処置だったとのこと。
世間に広く行きわたっている噂の様な情報と実際の史実やその地域の背景はかなり異なるのですよね。
こあひるさんの一連のルーマニア旅行記を拝見して、トルコとの関係(教会の壁画)や北欧のヴァイキングに共通する文様装飾等、非常に興味深かったです。
ウェンディ
- こあひるさん からの返信 2015/10/12 14:21:14
- RE: ルーマニア
- ウェンディさん、こんにちは〜。
4トラで、初めてこの墓地の旅行記を見た時には、かなりビックリして・・・笑っちゃいまいたが、かなりの観光地になっているってことにも驚きました。
不慮の事故で亡くなった方の絵は、交通事故が一番多かったかもしれません。電車事故や地下鉄事故など様々ありました。ほかの種類の絵柄なら理解できますが、亡くなった時の状況の絵柄には、やっぱり・・・いまだに違和感というか・・・なんでそんな絵を?って思わざるを得ませんが・・・。
私は、ウェンディさんみたいに勉強をして知識を得てから訪れるってことをなかなかしないので(笑)・・・具体的に詳しい情報はないのですが、どうやらあの死生観は、ルーマニア人のルーツであるダキア人の死生観の影響があるようです。来世を信じていて、死は1つの通過点にすぎないため、恐れるものではない・・・といったような・・・古代にはしばしば見かける考え方をしていたようです。
生も死も、同じひとつの通過点にすぎない・・・死を悼みながらも・・・明るく捉える・・・って感じなのでしょうか。
墓碑銘が理解できるともっと面白いのでしょうが・・・そこまで余裕はありませんでした。でも、村人たちひとりひとりの、最もシンボリックな姿を描いた絵を眺めているだけで・・・村人たちの生活ぶりが見えてくるようで、なかなか興味深いものでした。
こあひる
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