2015/04/29 - 2015/04/29
22位(同エリア457件中)
こあひるさん
念願だった「陽気な墓」を見て・・・パトラシュ氏のお弟子さんとお会いした後、ランチに向かう。
今日のランチは・・・名物料理のひとつである鱒料理のレストランに連れて行ってくれるという。
その前に、面白い街並みがある・・・と、菅原さんが寄ってくれたのは、ルーマニアらしからぬ・・・大きな立派な家が立ち並ぶ住宅地。
近所同士が競い合うように並んだ豪邸は、これまで見てきたルーマニアの家並みのイメージとはかなり異なっていた。EU諸国に出稼ぎに行き、稼いだお金で家を建てて(建て替えて)いるという。ルーマニアらしくないようで・・・一方で、現在のルーマニアの一面をよく表しているようだ。
日本人観光客の私たちは、あ〜、そうなんだ、出稼ぎでこんなお家が建てられるほど稼げるのかぁ・・・と驚くだけだが、ルーマニアに住んで生活している菅原さんには、こういうルーマニアの一面には複雑な思いがあるようだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ランチのレストランに行く前に、菅原さんが、面白い家並みの町があるので、寄ってみましょうと言いました。
雨でしっとりと・・・輝く新緑の森の中を・・・走り抜けます。晴れていたらもっとキレイなんだけど・・・と菅原さんはちょっと残念そう・・・。
朝よりも、空が・・・ちょっぴり明るくなってきたような感じがします。 -
見どころに移動しようとすると・・・山越えになるのよね〜(笑)。道路がくねくねと先に続いているのが見えます。私は、毎日酔い止め薬を飲んでいます。
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遠くに見える山々は・・・雲を被っています。
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わ〜ぁ!なんて可愛い壁〜〜!これ木製?それともタイル・・・?
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びゅんと通りすぎちゃうので、素材までよくわからない。
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どっから歩いてきたの・・・?
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30分ほど走りました。
いつもと変わらず馬車は走ってますが・・・このあたり、お家がかなり小ぎれいだなぁ・・・と思っていたら・・・どうやらここが・・・菅原さんの目的地だったようです。 -
これら大きくて立派な家々は、出稼ぎで稼いだお金で建てて(建て替えて)いるそうです。
マラムレシュ県の東隣にあるサトゥ・マーレ県Satu MareにあるチェルテゼCertezeという町です。
ほんとにびっくり・・・ルーマニアの田舎では見たことのない・・・豪邸が並んでいますね〜。 -
雨が降っているし、車から出て歩いて見て周るほどではないでしょう・・・ということで・・・ゆっくりめに走る車の中からの撮影なので・・・かなりめちゃくちゃですが・・・。
確かに・・・観光地でもない普通の住宅街なので・・・写真を撮ってウロウロしてる外国人はかなり怪しいかも。
こんな住宅街・・・ルーマニアの田舎に来てからは見かけたことなかったし、こんだけ揃って豪邸が並んでいる家並みは・・・ちょっと想像外のものです。 -
こういうガラス張りの張り出し付きスタイルも多かったけど・・・これって最新のスタイルなのかしら?
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豪邸と言うと・・・広いお庭に隠れて鬱蒼と・・・ってイメージだけど、ここでは、お庭は建物の後ろ側なのかな。とにかくどの家も、家屋を前面に出して建ってるんだね〜。
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あんまりほかの国で見ないデザインではありますね。
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カーブした屋根が重なり合うスタイルが面白いです。この形の屋根も多かったです。前面の、塔のようになったガラス張りのところは階段なのかしら・・・?
わ〜〜、中を見てみたいわ〜。 -
この町では、家族の誰かしらがEU諸国へ出稼ぎに行って稼いでるんだろう・・・でもこんなに立派な家が建っちゃうなら・・・そして、近所がどんどんそうなっていったら・・・自分も・・・と次々に連鎖しちゃうのでしょうね。
ルーマニアでは、海外に出稼ぎに行って稼ぐ割合が多いらしく・・・国内でも色々な面で問題となっているようです。 -
わが家が泊まっていたマラムレシュ県のあたりは、まだここまで派手な変わりようではなかったし、昔ながらのお家もまだ残っていましたが・・・何年か経ったら、あの素朴な田舎の村々のあちこちが・・・こういう姿に変身しているのかも・・・なんて思うと・・・勝手ながら・・・寂しいような・・・。
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2007年のEU加盟によって・・・国にたくさんのお金が流入し・・・国民は、賃金の高い国へ働きに出て行き・・・就業スタイルや生活スタイルが大きく変化して・・・。生活が便利で豊かになっていく半面・・・それまでのバランスが大きく崩れ・・・昔ながらのままでは生活が成り立たなくなってきてしまう・・・。
EUに加盟すると、加盟国内統一の禁止事項や、守らなければならない決まりがたくさんあって、ルーマニアならではの古い慣習や個性が失われていく面も・・・。
これは・・・どの開発途上国でも避けられないジレンマなのかもしせません。日本でもそういう面があったと思いますし・・・。
そういうことがいいのだとも悪いのだとも言い切れない・・・。バランスよく・・・その国の独自性やよき慣習・文化などを残していければいいですね。 -
門の脇のベンチは置いてあるな〜!とちょっとほっこり・・・。
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このスタイルが・・・一番好まれてるみたい。
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最も目立っていた・・・すごい立派なお家。
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このお家の前では、ちょっと車を停めてもらい、窓を開けて写真撮りました。
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子供や年寄りばかりが、町に残っているのでしょうか。
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この時には全然気づいてなかったけど、このあと行くレストランや木造教会とは、サプンツァを挟んで、反対方向に寄り道してくれたんですね〜。
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鱒料理のレストランへGo!(鱒料理だったと思うのですが・・・岩魚だったかしら・・?)
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山越えの道程だと、ガソリンスタンド(=トイレ)を見かけないので・・・途中で見かけたレストランで(ここで食べるわけじゃないのですが)トイレをお借りしました。
そのレストランの駐車場からの眺めが・・・すっごくいい〜〜! -
小さな町や大きな町がよく見渡せます。
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再び山越えの道。
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羊たち。
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くねくね山道を抜けて・・・また集落に。
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そういえば、1日中雨なのかな・・・と思っていたけど、なんだか一応上がってるみたい。
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ミルクを積んだ車が前を走っていく〜。
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この辺の家並みも、隣同士がくっついてる感じ。
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雨が上がったせいか・・・あっちこっちで、外に出て立ち話している人たちを見かけます。
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大きな門はないし、お家同士も比較的くっついているし、マラムレシュ地方の伝統的な家並みとはちょっと違う感じを受けます。
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再びシィゲトゥ・マルマツィエイSighetu Marumatieiに戻ってきました。
先ほど家並みを見て来たチェルテゼから約1時間経っています。やっぱり、どこへ行こうにも移動時間が長いです。ルーマニアの広さを感じます。 -
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菅原さんが、今夜の夕食時に飲むワインを買いたいというので、Kauflandという大きなスーパーに寄ります。
わが家ふたりも、ちょこっと売り場を覗きながらトイレへ。 -
ハムやソーセージも豊富です!
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道路の工事中も多かったなぁ。こういうのは、排水溝を暗渠にする工事のように見えました。
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マラムレシュらしい家並みに戻ってきました。
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干し草も雨でじっとり濡れてるんだろうな〜。
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たくさん干し草を積んだ馬車が前をゴトゴト走っています。反対車線に車がいなければ、追い抜いていくのも日常風景。
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あ!素晴らしい尖塔を持つ木造教会が車窓から見えました。
観光名所になっていない、わりと新しいものまで含めると、こういう木造教会はあちこちにあるようです。 -
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13:40頃です。やっとランチのレストランに到着したようです。
でも・・・胃腸の弱い私は・・・朝・昼・晩にこちらの食事を(残しながらも)毎日とっているので、だんだん食欲が落ちてきていて・・・あんまり食べられないかな〜ぁと思っていました。
敷地に入っていくと・・・伝統的な木造建築が見えました。 -
レストランの位置は、いったんデセシュティを通り過ぎ、バヤ・マレBaia Mare方向に車で5〜6分ほど走ったマラMaraという村の端にあります。
Pastravaria Alexというレストランです。ペンシウネとして宿泊もできるようです。
http://www.pastravaria-alex.ro/ -
今日は、雨のせいで池が濁っていて見えませんが、この池で鱒を養殖しているんだそうです。
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どうやらレストランは、橋の向こうに見える、別の建物のようです。
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広い庭でも、食事を楽しめるようですね。さすがにさっきまで雨だったから・・・。
今日は、レストランもガラガラですが・・・週末には結構賑わっているそうです。 -
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ちょっと小高いところにあるこの建物が、レストランのようです。まだ新しそうな建物ですね。
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小高い場所から見た池。ちょっとした庭園にも見えます。
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レストランの中へ・・・。
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カーペットのようなものを幾重にも折りたたんだ壁のディスプレイが凄いです。
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フライの鱒(鱒だったと思いますけど・・・笑)。好みで、ニンニク入りの(と言うより・・・ニンニク摺ってそのまんま・・・)ソースも付いてきました。ちょっと舐めてみたら、生ニンニクすぎて・・・苦かったです。
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こっちはグリル。
すっごく美味しいとも思えないけど(見たまんま・・・普通の鱒です)、ルーマニアの山地エリアでは・・・養殖とはいえ・・・お魚料理は、お肉に比べると貴重なんだと思います。
14:40頃・・・デセシュティDesestiの木造教会へ向けて出発で〜す。
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この旅行記へのコメント (4)
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- るなさん 2015/10/18 09:24:55
- 複雑な思い
- お姉ちゃま、おはようさんです。
「最も目立っていた・・・すごい立派なお家」こりゃすごい!
アールヌーヴォとでも言うべき彫刻で彩られてるね。
そんなにルーマニアの賃金は低いのかしら?
まぁルーマニアに限らず、EUに加盟していない東欧圏は物価も安いしね。旅をしていても複雑な思いを感じますよね。
この前のバルトもユーロ圏になったばかりで、物価はすごく安かったけど、そのうち染まってしまうんだろうか?って感じました。
住人さんたちはよりそれを感じるだろうね。時代の流れには乗るべきなのか?でも、今までの空気感は失いたくない...だろうしね。ホントに複雑な思いだとお察ししますわ。
こちらの女性たちはみんなスカーフとか被り物してるの?年配の方たちだけかな?
レストラン素敵だねぇ〜♪
内装も可愛いし、欧州らしさを感じます^0^
イタリア計画は進んでる?
まだホテル取れないでしょ?私たちも泊まりたいところがあるんだけど、まだ予約が入らなくてさぁ(-。-)y-゜゜゜部屋数が少ないから予約入れないと落ち着かない(笑)
もう半年前なんだからそろそろいいべ?なんて思ってるのだが、さすがイタリアはファジーだわぁ(;'∀')
るなっちょ
- こあひるさん からの返信 2015/10/19 12:40:20
- RE: 複雑な思い
- るなっちょ、こんちは!
あのお家だけ、かなり好みが違っている感じでした〜。
ルーマニアの賃金、低いみたいですよ〜。菅原さんが言うには、5万円くらいとか言ってたかな・・・。まぁ、物価は安いけどねぇ。
そんなに色々な国には行ってませんが、わが家が感じるのは、EU加盟していても、通貨がユーロでない国のほうが物価が安い・・・。チェコとかルーマニアとか・・・。ユーロに対して円の価値の変動もありますが、ユーロ通貨の国は物価が高い・・・と感じます(あ、イギリスも高いけどねぇ)。なので、バルトあたりも、ユーロにならないでほしい〜〜!
女性はスカーフ、男性は帽子・・・率がかなり高いと見えました〜。スカーフは・・・都会と田舎でも違うような気がするけれど、田舎では、中年以上は大概被ってましたね〜。
イタリア計画・・・るなっちに色々アドバイスをもらっていたあの頃に、ホテルは・・・Booking comでまだ・・・のところは、直接メールして、予約してしまいました〜。るなっちょが泊まったプロチダ島のホテルだけは、1月ころに・・・って返信もらってたんだけど、その後も時々Bookingcomをチェックしてたら、8月のある日、予約できる部屋が出ていたので、即予約入れました(大丈夫か〜???)。
なのでとっくにすっかり落ち着いちゃって・・・(笑)あとは来年の3月ころから、細かいプランを立てていこうかな〜と、いつもながら今は放置状態。今からプランしても、忘れちゃうしね〜。
るなっちょの方は、まだ予約入れられないかぁ・・・。そろそろできそうだけどねぇ。直接予約でもダメなの??落ち着かないよねぇ、わかる〜〜(笑)。
こあひる
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- aoitomoさん 2015/10/17 01:18:33
- ルーマニアの豪邸の連なりにびっくり!
- こあひるさん
『ルーマニアの豪邸』
EU諸国へ出稼ぎに行って誰もが豪邸を建てられるわけではないではないでしょうが、
多くの成功者をみたら海外に出稼ぎに魅力を感じでしまうのでしょうね。
確かに、ルーマニア国内のみならず出稼ぎ国ですら、色々な問題を抱えていることでしょう。
素朴な田舎の村々にも豪邸がニョキニョキ建ってきたら、観光にも問題が発生しそうです。
こあひるさんの仰るように上手にバランスをとって観光にも支障がないようにしてほしいものです。
しかし、このようなルーマニアの一面を知ることができるのも個人旅行の強みですね。
『CASA ALEX RESTAURANT CAZARE』
グーグルマップを見るのは好きですから探しましたが、わかりませんでした。
それらしい鱒を養殖している池すら見つかりません。
もし、わかったらマップURLを入れてほしいです。
しかし、ルーマニアらしい建物のレストランですね。
鱒のフライは好きです。
フィッシュ&チップスで食べる鱒のフライが大好きです。
Desestiもいい被写体が多そうですね〜
期待してます。
ついでにグーグルマップでうろつきました。(爆)
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2015/10/19 12:17:48
- RE: ルーマニアの豪邸の連なりにびっくり!
- aoitomoさん、こんにちは!
そうでしょうね〜。皆が皆、出稼ぎに行って、思ったように仕事を得られるわけではないと思いますが、あの集落だけ見ていたら、集団出稼ぎでもしてるのかと思うほど、どのお家もそろって豪邸で・・・。実際のところ、どの国へ何をしにいけばそんなに稼げるのか知りたくなっちゃいます。
ルーマニアでも、やや都会にいけば、いかにもヨーロッパといったハンガリーやドイツ系の古い石造りの建物が残っていて、旧市街の街並みを作っていますが・・・木造って、日本でもそうだと思いますが、古いものを残すよりも、新しいものに建て替える・・・というスタイルになりがちで・・・。ルーマニアの田舎の木造家屋が、今後もどんどん新しい家並みに変わっていき・・・日本の都会のように、気づいたら古き良き建物がなくなって・・・街並みも変わってしまった・・・ってことになりそうな気もします。
特にフォトジェニックとは言えない普通の住宅街に、わざわざ行こうと思いつかないでしょうし、存在を知らないので・・・連れて行ってもらってなかなか面白かったです。ほかの集落でも、こぎれいなお家はたくさんありましたが、この町の豪邸ぞろいは格別でした。
鱈料理のレストラン、ついに見つかりましたよ〜〜!troutのレストランで検索したら当たりました!アドレスも追加しておきましたので・・・興味あったらご覧くださいね(笑)!
こあひる
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