2015/04/29 - 2015/04/29
23位(同エリア456件中)
こあひるさん
デセシュティの木造教会を見学し・・・再び車に乗り込み・・・牧歌的で美しすぎる丘陵地帯を走り抜け・・・今日訪れる予定になっている、もうひとつの木造教会のあるブデシュティBudestiという村へ・・・。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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15時半頃・・・デセシュティ村Desestiから、次の目的地であるブデシュティ村Budestiへと向かいます。
道路とかあちこち、工事しているところが多いなぁ。
基本的には変わらないながらも(田舎であることに変わりはないので)・・・牧歌的な風景にも・・・現代風な風景が入り込んできているんだろうなぁ。
農作業から帰ってきた女性の逞しさは変わらないようです。 -
こちらも、農作業から帰ってきたのかな〜。
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マラムレシュの人々の日常生活においては、木はとっても身近で、当たり前に最も使われる材料なのでしょうね。
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集落を抜けると・・・田園風景。木々の白いお花と、黄色いタンポポが・・・のどかな田園を春らしい色彩に染めています。
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まだ春が始まったばかりなのに、もう冬に備えた準備。冬の間家畜の餌になる干し草作りも真っ盛り。(上下に)移動式の屋根を持つ干し草置き場。
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このお家、なかなか豪壮な木造建築ですが、太い蔓を編んだような塀もなかなか面白いです。鍋ツリーもちょこっと見えてます。
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小さな集落に入りました。
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お花の並木道、キレイだなぁ〜〜〜!!
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丘陵地帯の間の道を走ります。
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なんとまぁ〜〜〜〜美しすぎて・・・なんといえばいいのか・・・。
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私の中では、イギリスの丘陵地帯や湖水地方が一番美しい・・・と思っていましたが、ルーマニアも負けてないよ・・・こんなに美しい国だったとは・・・実際に来るまで予想していませんでした。
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白いお花をつけた木々が、緑の中の綿毛のように・・・ほんわりと優しい風景を作りだしています。
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丘の斜面に並ぶ、帽子の串刺しのような形の干し草もマラムレシュらしい風景です。
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突然車が止まりました。こんなところで渋滞のわけないし何だ?・・・と思ったら、道路が工事中のようです。
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日本ならば、片道一車線分を空けておいて、交互に車を通しますが、ルーマニアではそんな細かいことしないようで・・・道路いっぱい工事車両がふさいでしまい、土を掘り返しています。
こんな光景は日常なのか・・・菅原さんはエンジンを切って待ってます。・・・ってことは、しばらく待たされんだね〜。 -
日本人としては・・・いったいいつになったら通してもらえるのかよくわからず・・・暇なのですが・・・この美しい景色をいつまでも眺めていたいので・・・ま、いいか。
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10分ほど待たされて・・・ひと段落したらしく・・・青サインが出ました〜。
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アスファルトの質が悪いのか・・・道路がすぐにボコボコになったり、ドロドロになったりするようです。
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わ〜!羊飼いのおじさんだ〜!絵になるな〜〜ぁ。
農家で羊を飼っている人は、羊飼いさんに預けて、世話してもらうようです。 -
羊に気軽に近づくと・・・見張りの犬が本気で追っかけてくるので(本気で攻撃してくるそうです)、羊を見かけたからって、喜んで近づくととっても危険なんだそうです。
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また集落に入りました。
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目的地のブデシュティの木造教会に到着したようです!塀の向こう・・・墓地の奥に建っているのが、世界遺産の木造教会。
デセシュティ村から、ブデシュティ村まで約30分ほどでした。 -
こちらが教会(墓地)への入口。
2012年のストリートビューを見たら、この門や塀は、最近になって新しくキレイなものに造り替えられたようです。木製のものは、何年かであっという間に真っ黒になって傷んで(腐って)きちゃうそうです。門の脇に立っている十字架みたいなものも、最近になって建てられたものみたい・・・。 -
ブデシュティの教会の鍵は、村の役場が管理しているそうで、菅原さんが役場に声をかけに行っている間・・・教会前の通りで、周りののどかな村の様子を拝見〜。
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排水溝もベンチも井戸も、マラムレシュしてる〜〜。
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おっ!荷馬車が前を通っていきます。荷馬車の前を歩くお兄さんは、携帯でお話中〜。荷馬車に乗った男の子が・・・なんだよ〜?って感じでこっちを見てます(笑)。
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お互いが、もの珍しい感じなのかな。
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まだ16時なのに・・・役場の人が・・・誰もいないって(笑)言いながら・・・菅原さんが戻ってきました。たぶん帰っちゃったんじゃないか?って???
ここの教会の場合は、鍵を一人で管理しているわけではないようなので、誰かが鍵を持ってきてくれる・・・はず・・・になったようです。
マラムレシュの木造教会は、世界遺産とはいえ・・・修道会のようにきちんとした組織が運営・管理しているわけではないので、鍵を管理している人が出かけちゃって不在の時もあるし、教会も、たまたま開いていたり閉まっていたり・・・全く気まぐれなようで・・・。
菅原さんは、この教会ならば、役場が鍵を管理しているので、いつでも開けてもらえる・・・という理由もあって、この木造教会を選んでくれたようです。
門をくぐって・・・墓地を通り抜けて・・・教会の前で待つことに・・・。 -
先ほど見て来たデセシュティの木造教会とは、アプローチもちょっと違う雰囲気です。
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デセシュティより、教会のある丘は低めです。墓地の向こうに村の家々が見えます。
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この教会の正式名は「Biserica de Lemn Sfantul Nicolae」(聖ニコラエ木造教会)といいます。
出入り口側から眺めた姿です。 -
出入口の扉の周りには、美しい彫刻が施されています。
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周りを1周してみよう〜。屋根の庇は二重になっています。2階部分にも小さな窓があるようです。
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後陣側。壁に宗教画が飾られています。
1643年に建てられた、奥行18m、幅8mの大きな教会です。
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鐘のある尖塔には、中央のとんがり屋根の周りに、小さなとんがり屋根が4個くっついています。
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屋根の尾根にある丸っこいものは何なのだろう?木でできているように見えるけど・・・飾りなのか、何か役目があるのか・・・?
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デセシュティの教会よりも低い位置にあるので、塀越しに村の家並みも間近に見えます。
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墓地には東屋もあります。
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ちょっと小高い場所があったので、全景を撮ることができました。菅原さんと連れ合いは、毎度ベンチに腰掛けて談笑中。
ブコヴィナ地方の修道院は、整えられた庭園の中に教会堂がある・・・といったスタイルでしたが、マラムレシュの木造教会は、普通の教会なので・・・墓地に囲まれていました。 -
確かに、意外と大きいです。
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物置・・・?
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う〜ん、まだ鍵もってこないね〜。
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こんな図面も貼ってありました。
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デセシュティ村は小高くなった位置にあったように思ったけど、ブデシュティ村は、丘陵地帯の合間にあるって感じですね。
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主屋をキレイに建て替えても、納屋などは、まだ昔ながらの木造のままってことも多いようです。
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お墓ばっかですみません・・・。
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10分ほど経った頃・・・若いママが、こんなに可愛い息子ちゃん連れで、鍵をもってやってきました。
役所の人じゃないのかな・・・鍵を管理している人から預かってきたのかな?よくわかりませんが・・・まぁ、やっと開けてもらえそうです。 -
こちらの教会も、入ってすぐのスペース、拝廊(pronaos)の天井はフラットです。
デセシュティの木造教会では、天井にまで絵が描かれていましたが、こちらの教会では、天井の絵はないように見えます(もともとは描かれていたのじゃないかなぁ・・・とも思いますが)。
壁画も、だいぶ剥げ落ちていて・・・木の壁があらわになっている部分が多いようです。もともと、どれほどの密度で絵が描かれていたのか・・・よくわからないです。
ブルーの紐は、尖塔にある鐘に繋がっています。 -
こちらの窓側の壁には、四角い枠で区切って描かれた宗教画がうっすらと残っています。
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壁に残る宗教画の下のベンチや床は・・・手作りの敷物や布で愛情たっぷり。
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こちら側の壁には、最後の審判のシーンが、わりと色鮮やかなまま残っています。
やはり・・・もともとは壁面や天井一面に、鮮やかな絵がめいっぱい描かれていたのでしょうね。 -
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身廊(naos)に入ります。
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身廊はデセシュティと同様、半円形の高いヴォールト天井になっています。
正面には、イコノスタス。聖人が描かれています。フラッシュはダメだと言われたので・・・せめて照明をつけてほしかったけど(頼めばつけてくれたかな・・・)・・・とにかく暗いので・・・写真はキレイには撮れませんでした。
壁画やイコンのいくつかは、1762年ころに、マラムレシュで活躍した画家Alexandru Ponehalskiがここで仕事をしていたころに描かれたものと思われます(デセシュティ木造教会の壁画も、この画家によるもの)。 -
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古いガラス製のイコンや、16世紀の木製イコンがいくつか残っており、17世紀の古い典礼本なども残っているそうです。
この教会でも、植物のモチーフが多く使われていますね。 -
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振り返ると・・・2階のバルコニーが見えます(写真だと暗すぎてわからないですが)。バルコニーの手すりにまで、宗教画や手作りの布が所狭しと飾られています。
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壁の絵は、色褪せ、剥げ落ちてしまっている部分が多いですが、その代わりにたくさんの宗教画や手作りの布で飾りたてられています。
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こちらの壁には・・・大きなお花が描かれています。
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ボケボケですが・・・ここの壁にも大きな花の絵。
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さて・・・出ましょう。
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金属の釘は使われていません。
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数年前までの古く黒ずんだ門と比べても、彫刻など全く同じです。
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教会前のこのがれき石は・・・なんなのでしょ・・・なにか工事中なのかしら?
16時半をまわりました。オンチェスティ村に向かって戻りま〜す。
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この旅行記へのコメント (2)
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- aoitomoさん 2015/10/21 00:52:50
- 貴重な壁画も修復してほしい〜
- こあひるさん
『Pastravaria Alex』
Maraの道路沿いにありましたね。
streetviewでも分かりました。
『ブデシュティ木造教会』
丘陵地帯の合間という感じで、巨大に造ったのでしょうか。
大きく見えます。
『ルーマニア時間』
道路工事の待ち時間といい鍵の待ち時間といい、のんびりとしたルーマニア時間が流れてます。(笑)
鍵が届いてよかったですね〜
『壁画』
剥げ落ちた壁画も味がありますが、壁画は剥げゆく一方ですから、修復もしてほしいです。門のように〜
壁画だけに簡単ではないのでしょうね。
身廊の聖人などの壁画はまだ綺麗に残ってますね。
門の横の新しい十字架は、いままであまり見かけない感じの十字架?です。
以前にあったシンプルな十字架が立派になりすぎてませんか〜(笑)
なかなか見れない木造教会内部も楽しませていただきました〜
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2015/10/23 10:18:26
- RE: 貴重な壁画も修復してほしい〜
- aoitomoさん、おはようございま〜す!
レストランの位置、発見したからって、なんにもならないのですが(笑)・・・、なんであんだけ大きなレストランなのに無いんだろう?ってしつこく突き止めちゃいました。
ブデシュティ木造教会は、ほかの木造教会に比べるとわりと大きいようです。村の人口が多かったのかなぁ。
ルーマニア人の仕事ぶりは、まぁ、こんな感じらしいです。家などを建てる時にも、納期が守られることは全くないそうで・・・。菅原さんによれば、ドイツ系が一番仕事をきちっとする・・・ハンガリー系はまあまあ・・・ルーマニア人だったら、期待しないで(出来上がりを)気長に待つしかない・・・って言ってました。道路いっぱいに車両がしゃしゃり出て、いきなり全体の土を掘り返してるのにはビックリ。まぁ、山の中なんで、そんなに車が通るわけじゃないのですが・・・。でも、集落の中でもそういうところありましたよ。
ブデシュティ教会の壁画は、だいぶ剥げ落ちてしまってよく見えない(暗いし)部分が多かったです。世界遺産なので・・・これ以上消えてしまわないように何とか保存頑張ってほしいです。
ストリートビューで見ると、壁とか門とか屋根を作り替えていたりするのを発見することが多く(ストリートビューの撮影が3年くらい前なので)、面白いです。木で造ったものが多いので、傷んだり腐ったりしやすいので、けっこう新陳代謝が盛んなんだなぁと思いました。
こあひる
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