2015/08/17 - 2015/08/24
256位(同エリア1012件中)
ポポポさん
4日目です。ハチに刺された右手の親指はもう余り気にならなくなりました。
そして、今日はいよいよ憧れの古都クラクフです。シグムント3世により首都がワルシャワに移されるまでポーランド王国の首都として約550年間栄えた都です。特にヤギェウォ王朝時代は黄金期といわれます。
幸運にもここは第2次世界大戦の戦災を免れました。その都を観光したいと思います。期待に胸が膨らむと自然と足の運びが速くなり、昨日の疲れが嘘のようです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ホテル(ノボテルクラクフ・シティウエスト)の朝食です。種類は豊富でした。野菜は沢山あり、魚もあります。日本人には嬉しいですね。
今日は午前、午後ともかなりの歩きです。栄養付けて頑張って歩くぞ!ノボテル クラクフ シティ ウエスト ホテル
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ヤナ マテイキ広場
バルバカンの向かいにある広場でグルンヴァルト戦勝500年を記念した記念碑が建っています。馬にまたがっているのはポーランド王ヴワディスワフ2世、ポーランド・リトアニア連合軍がグルンヴァルトでドイツ騎士団を破った時の王様です。(グルンヴァルトの戦い)ヤナ マテイキ広場 広場・公園
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バルバカン。クラクフ旧市街の北方に建つ要塞です。
今日の現地ガイドさんは、学生時代お茶の水大学に1年留学されていたそうで、日本語がとても上手でした。名前は忘れてしまいました。バルバカン 建造物
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フロリアンスカ門(聖フロリアン門)
同じく旧市街北方の門です。14世紀初めにトルコから町を守るために城壁が築かれました。その要所要所に塔が建てられたのですが、その塔の一つがフロリアンスカ門です。フロリアンスカ門 (聖フロリアン門) 建造物
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フロリアンスカ門(聖フロリアン門)。
門の左右は城壁です。門はポーランドの守護聖人フロリアン(聖フロリアヌス)にちなんで命名されたもので、門の中央に聖フロリアンのレリーフがあります。フロリアンスカ門 (聖フロリアン門) 建造物
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フロリアンスカ門の中に安置されている聖母子の祭壇です。
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フロリアンスカ門とそれに連なる城壁です。
現在門と城壁が残っているのはこの北口のみです。他は取り壊されました。中世の風情を今に残します。フロリアンスカ門 (聖フロリアン門) 建造物
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同じく左の城壁です。
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中央広場です。
織物会館、アダム・ミツキヴィッチ像、旧市庁舎の塔が望めます。
この広場は沢山の花屋などの出店やカフェで賑わっていました。中央広場 広場・公園
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織物会館です。
外観が優美な建物です。昔は衣服や布地の交易所でした。1階は土産物店が左右にズラリと並んでいます。2階はクラクフ国立美術館、地下にも博物館があります。
手前のご婦人をもっとアップで撮ってあげれば良かったですね。織物会館 (織物取引所) 市場
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織物会館を別角度から。
手前の黄色のテントが花屋さんの出店です。ポーランドではどこの町でも多くの花屋さんを目にします。それだけ花の需要が多いと言う事ですが、お家に飾るんでしょうか、それとも墓前に手向けるんでしょうか。織物会館 (織物取引所) 市場
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アダム・ミツキエヴィッチ像です。
ポーランドの国民的詩人だそうです。この人の像はワルシャワにもあります。中央広場に建つ銅像です by ポポポさんアダム ミツキエヴィッチ像 モニュメント・記念碑
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旧市庁舎の塔
中央広場を広げるために市庁舎は1820年に取り壊されましたが、その時この塔だけ残されて今に至っています。
塔には登れるそうですが、ツアーのため時間に縛られて登れませんでした。再訪した時は今度こそ登るぞ!旧市庁舎の塔 建造物
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聖マリア教会です。1時間毎に塔の上からラッパが吹き鳴らされます。この教会の主祭壇はファイト・シュトースと言う人が作成した聖母被昇天の祭壇で、ポーランドの国宝だそうです。
自由行動の時に見学しました。
これからは、当日私が教会の中で経験した不思議な出来事をお伝えします。まるで奇跡のようなひと時でした。
それは私が教会に入った時から始まりました。まず静寂で何か神々しいような、そんな空気に包まれました。最初に目に飛び込んで来たのが写真撮影禁止の表示板です。(写真は取れないのか、残念だな。最初はそう思いました。)
それから教会の中に入って行きました。ブルーの美しい天井、まるで星のような彩色、説教壇、ステンドグラス、金色の祭壇と扉などなど、兎に角繊細で豪華絢爛な内装や装具等に見入ってしまいました。その日は残念ながら主祭壇の扉は閉じられていましたが、それでも金箔で覆われた祭壇は著しい光を放っていました。
祭壇の前で両手を合わせ仏教的に祈りをささげた後、不思議な事に気が付きました。教会内には沢山の信者さんや観光客が来ているのに話声一つ聞こえません。ましてや写真を撮る人もいません。シャッターを切る音はもちろん無く、写真を撮る姿も見えません。この時は写真撮影禁止だからと思っていましたが、観光客のなかには撮影料金を支払って写真撮影の権利がある人が少なからずいたはずです。なのにだれも写真を撮らなかったんです。
私はこの時、料金を支払えば写真が撮れる事を知りませんでした。
信者さん達が十字を切って一心に祈りをささげています。静寂な空間に祈りの温かい思いが満ち、その思いに聖堂内が包み込まれたような感じでした。写真を撮る権利のある人もとても写真を撮る気にはならなかったんでしょう。いや、写真は撮らない、撮ってはいけないと思っていたのかもしれません。
主祭壇は黄金の光を煌々と放っています。天井には無数の星が瞬いています。ここにいる全ての人が同じ光景を見ていたのではないでしょうか。何か大きな温かい物に包まれたような、心が癒されるような、喜びで満ち溢れるような、マリア様に抱かれるような。不思議な、不思議な、言葉では表現できないようなひと時でした。
感動は教会を出てからもしばらく治まりませんでした。
私は今まで数々の教会を訪れましたが、聖マリア教会が一番感動しました。二番目はドイツのヴィース巡礼教会です。ここでも素晴らしい事があったからです。
聖アンナ教会では料金を支払えば写真が撮れることを知ったのは後日のことでした。これを知った時あの時マリア教会で起こった事、見た事はやはり事実だったのだと再度確信することが出来ました。聖マリア教会 寺院・教会
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織物会館と旧市庁舎の塔です。
人出が増えてきました。中央広場 広場・公園
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聖ペテロ聖パウロ教会
17世紀に建てられたイエズス会の建築様式を忠実に写したバロック様式の教会です。聖ペテロ聖パウロ教会 寺院・教会
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門の前の柵には12使徒の像があり、道行く人の眼を引きます。
聖ペテロ聖パウロ教会 寺院・教会
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聖イジー教会です。ヴァヴェル城の向かい側にあります。
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イチオシ
ヴァヴェル城です。
ヴィスワ川に面したクラクフの歴代の王城です。内部にはヴァヴェル大聖堂、旧王宮があります。
これは旧王宮です。ヴァヴェル城 旧王宮 城・宮殿
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城の入り口へ向かいます。
ヴァヴェル城 城・宮殿
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旧王宮です。
ヴァヴェル城 城・宮殿
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ヴァヴェル城入り口です。(南口)
坂道を登り入場門に向かいます。ヴァヴェル城 城・宮殿
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イチオシ
ヴァヴェル大聖堂
城内にあるカトリック教会の大聖堂です。歴代国王の戴冠式がここで行われており、地下にはポーランド歴代の国王や英雄が埋葬されています。
増改築を繰り返したため外から色々な建築様式が見られます。高い塔はジグムントの塔です。ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会
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旧王宮です。
ヴァヴェル城 旧王宮 城・宮殿
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左の赤い屋根は大聖堂博物館です。
ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会
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ヴァヴェル城内
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ヴァヴェル大聖堂
各時代のドームが見れます。金色のドームが綺麗ですね。ジグムント・チャペルです。ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会
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これから旧王宮の中庭に入ります。
ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会
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中庭と旧王宮です。
ゴジックとルネサンスの建物です。こちらは博物館になっています。ヴァヴェル城 旧王宮 城・宮殿
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階段で上に登って撮りました。
回廊が素敵ですね。ヴァヴェル城 旧王宮 城・宮殿
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レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画「白貂を抱く貴婦人」の印刷です。この右隣の部屋で公開されていました。
実物は撮影禁止で入場の人数制限があり、大人数では鑑賞できませんでした。
右の部屋で鑑賞できたのはこの絵のみです。城内の博物館の鑑賞とは別料金でした。ツアーでは城は入場観光となっていましたが、この絵を見るためだけの入場でした。階段を下りる時博物館になっている展示物がチラっと見えましたが、博物館も見たかったです。
こういう事があるのでフリーで来て自由な時間のなかで好きなように観光したいですよね。 -
ダヴィンチの絵を鑑賞したら城をでます。ここは大聖堂の前で、右の建物が大聖堂の入り口です。正面は大聖堂博物館。
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大聖堂入り口ほ向かい側に「ヨハネ・パウロ2世」の銅像が建っていました。
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同じく「ヨハネ・パウロ2世」です。
アップで撮ってみました。 -
大聖堂博物館
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大聖堂の入り口です。
添乗員さ〜ん。ちょっとここ見たいんですけど。ダメ、少しの時間でいいんですけど。ダメですか。今度一人で見にこよ〜っと。ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会
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城内から聖マリア教会を望みます。
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同じ場所を広角で。
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北入り口から大聖堂ジグムントの塔を仰ぎます。
ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会
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北入り口の門です。
ヴァヴェル城 城・宮殿
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大聖堂が望めます。
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Dom Dlugoszaという建物だそうですが何の建物か分かりません。ただ立派な建物です。
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ヴァヴェル城からグロツカ通りへと続くカノニカ通りです。
昔の佇まいがそのまま残っている通りで素敵な通りです。
故ヨハネ・パウロ2世もこの通り沿いの建物にお住まいでした。 -
カノニカ通りから見たヴァヴェル城旧王宮です。
ヴァヴェル城 旧王宮 城・宮殿
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大司教区博物館です。
ここが故ヨハネ・パウロ2世がお住まいだった建物で、現在は博物館になっています。
写真はお若い頃の元教皇様です。大司教区博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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5つ星ホテルコペルニクスです。
カノニカ通り沿いにありました。ホテル コペルニクス ホテル
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ホテルコペルニクスの入り口です。
ホテル コペルニクス ホテル
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グロツカ通りに向かいます。聖ペテロ聖パウロ教会に戻ってきました。右の銅像はその教会に埋葬されているビヨトル・スカルガという人だそうです。
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聖マリア教会の横です。今自由行動中です。限られた時間を有効に使わないといけません。織物会館の土産物店を見にいきます。
聖マリア教会 寺院・教会
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日が高くなると人出が多くなりますね、いまから織物会館です。買い物に気が移って織物会館の中の写真を撮ることをすっかり忘れていました。私達が自由行動で観光や買い物をしている間、添乗員さんは私達への記念品を現地ガイドさんと買いに行ってらしたそうです。記念品はボレスワヴエツの陶器でした。個数が多いのでさぞかし重かったでしょう。買付けの店も、品定めも、値引き交渉も、梱包も全てガイドさんが交渉して下さったので、大変助かったと添乗員さんが話していらっしゃいました。
欧州のガイドさんは皆ドライです。ガイドが終わればすぐ帰ります。
でもこのガイドさんはガイドが終了しても添乗員さんの手助けをして下さいました。
ここにもポーランド人の日本人に対する好意が表れていると思いました。中央広場 広場・公園
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通りに並んで出番を待っている観光馬車です。それぞれ頭に飾り羽根を付けてお客様を待っています。昨日会った真っ赤な飾り羽根を付けた白馬はいませんね。今お仕事中のようです。綺麗な馬でした。また会いたいな〜。
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アップにしてみました。
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街中を走る観光馬車群です。
この前がレストランで食事だったんですが、魚レストランも食事の内容も写真に撮り忘れました。たぶん疲れていたんだとおもいます。
料理はジューレック(発酵ライ麦を使ったスープ・・これは美味しかったです。)と魚料理でした。デザートはアイスクリーム?
こうして麗しの古都クラクフの観光は終わりました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 尚美さん 2015/09/03 23:08:32
- ポポポさんのクラクフの写真、きれいです。
- ポポポ様
クラクフ旅行記拝読しました。
同じ所を見ても写真の撮り方が全然違いますし、行っていないところもたくさんありました。
ヤナマテイキ広場、行きたかったけど行けなかった。
フロリアンスカ門の中央に聖フロリアンのレリーフなんてあったっけ。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」観られたのですね、羨ましいです。
そしてやはり、聖マリア教会の奇跡の体験ですね!
神秘的と言いますか…その瞬間に私も立ち会いたかったです。
体験を旅行記にして下さり、お礼を言いたいです。
考えてみれば、私が奇跡と言っているのは「いい出会い」なので、次元が違うと、なんだか恥ずかしいです。
ポポポさんのポーランドの旅行記、続きますね。
楽しみです。
尚美より
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