ベルリンから初めての東欧の国ポーランドへ、そしてトランジット中にアムステルダムヘ　①ベルリン

2015/08/17 - 2015/08/24

　　今回のメインはポーランドです。ポーランドは親日国と言われます。何故なんでしょうか？ポーランドの人々が　日本に好意を抱いて下さっているのには理由があります。
　　ポーランドは国をドイツ・ロシア・オーストラリアに分割され、国自体が消滅した時期がありました。この支配　国ロシアに東洋の小国日本が勝ったことは衝撃的な出来事でした。そしてもう１つ、祖国独立のため立ちあがった人々はシベリアに流刑されました。さらに第一次世界大戦で難民となり多くのポーランド人がシベリアに逃れてきました。さらにロシア革命後の内戦で赤軍に追われ、シベリアの地で多くの人々が飢餓、疾病、凍死に見舞われました。
この窮状を見かねてせめて酷寒のシベリアに残されている子供だけでも救い出してほしいとポーランドは欧米の大国に救助を要請したのですが、どの国もポーランドの願いに答えることはありませんでした。その中で唯一ポーランドの願いに答えたのが東洋の小国日本だったのです。。
直ちに赤十字を中心とした救援隊をシベリアに派遣し、陸軍の協力を得て酷寒のシベリア奥地に分け入り合計７６５人の子供達を救い出しました。
救助された子供たちは日本に運ばれて、献身的な看護と温かいもてなしを受けました。
そして健康を回復した子供たちは全員ポーランドに帰国しました。この事が帰国した子供達からポーランドの人々に伝えられたのでした。
元ポーランド大使の兵頭長雄さんは「この国の人々の日本への好意が、他の国とは違うものであることを随所で実感し、思わず胸打たれることになるはずだ」と「善意の架け橋」と言う著書の中で述べていらっしゃいます。
そんなポーランドを訪れこの身で実感したいと思い、阪急トラピックスのモニターツアーに一人参加しました。

　8月17日 福岡～アムステルダム～ベルリン（泊）
　8月18日　ベルリン～ポーランド、ヴロツワフ（泊）
　8月19日　ヴロツワフ～ヴィエリチカ～クラクフ（泊）
　8月20日　クラクフ～アウシュビッツ・ビルケナウ～クラクフ（泊）
　8月21日　クラクフ～チェンストフォーヴァ～ワルシャワ（泊）
　8月22日　ワルシャワ（泊）
　8月23日　ワルシャワ～アムステルダム(機中泊）
　8月24日　（機中泊）～福岡

（写真はワルシャワの王宮広場）

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

10時25分発福岡空港発ＫＬＭオランダ航空で一路アムステルダムへ向け出発。

アムステルダムスキポール空港でベルリン行きに乗り換えます。

スキポール空港 (AMS) 空港

ＫＬＭオランダ航空でベルリンへ到着しました。

ベルリン テーゲル国際空港 (TXL) 空港

今晩の宿泊先です。一見ビジネスホテル風でした。

Victor's Residenz-Hotel Berlin Tegel ホテル

客室です。テレビがありましたがブラウン管テレビです。映りは良くありませんでした。元共産圏のホテルはブラウン管テレビなんですね。クロアチアでもブラウン管テレビでした。
机の上にはサービスのミネラルウオーターが置いてありましたがガス入りでした。

Victor's Residenz-Hotel Berlin Tegel ホテル

戸棚を開けると、冷蔵庫、流し台、ＩＨヒーター（２口）、オーブンレンジがありました。ＩＨヒーターが少し暖かい。え、スイッチは切ってあるのに？
これでは部屋が暑いはずです。窓は全開にしました。
この後明日朝には悲劇が起こるとはつゆ知らず窓を開けたまま床につきました。

朝食の後悲劇が起こりました。
一晩中開けた窓を閉め、それから上部だけ少し開けてカーテンを閉めた時に悲劇が起こりました。右手親指の先に一瞬針で刺したような激痛が走ったのです。「あっ、痛っ」見るとハチに刺されていました。
夜窓を開けていた間にハチが部屋の中に入り込んでいたのです。何と間が悪いことでしょう。今日から観光が始まるその朝にハチに刺されるとは。欧州旅行のため虫さされの薬は用意していません。
まずはとりあえず毒が回らないように水で冷やします。
添乗員さんに薬の持ち合わせを聞いたところ、持っていないしホテルのフロントにも置いていないとの事でした。
いやはや、旅行でハチに刺されたのは初めてです。こうして暗雲漂う旅行がいよいよスタートしました。

この旅行記へのコメント （1）

• しょうちゃんさん 2015/08/29 00:02:23

  RE: 善意の架け橋

  　ポポポさん　今日は
  　私も、兵頭さん（元ポーランド大使）の本を読みました。
  　日本では、日露戦役の世界史的意義を伝えておりません。世界の多くの人達、例マハトマ・ガンジーなどのその後の人生に多くのインパクト、を与えました。ポーランド人にロシア帝国からの独立運動、フィンランド人のソ連の侵攻（「ソ・フィンランド」戦争）に対する抵抗、などがあります。
  　現在地球の迷い方に書いてあることについて、歴史的事実でないことを指摘し、訂正を求めています。ポーランド３ヶ所、チェコ1ヵ所あります。　歴史を知らないで、担当も、その上司も、原稿を書いています。数年前から指摘しているのですが。
  　では